クリーンブースター、ゲインブースターなどブースター・エフェクターはたくさん世にありますが、この記事では「魔法の箱研究所」所長が選ぶ、主にギターにおすすめなブースター・エフェクターを紹介、レビューします!
- ブースター・エフェクターとは?どんな使い方をするの?
- ブースターでおすすめしたいエフェクターはコレ!
- MXR Micro Amp 入門機種としても最適な使いやすい定番ブースターエフェクター
- CAE BOOST/LINE DRVER ハリと艶感を付与できるクリーンブースター
- ORGANIC SOUNDS Organic Booster Poseidon ファズブースター&トレブルブースター的に使える
- BOSS LS-2 Line Selector ブースターとしても使える多機能ラインセレクター
- BOSS CP-1X Compressor コンプペダルでありながらブースターとしても優秀
- Laney Black Country Customs TI-BOOST Pedal コスパ抜群の知られざるシグネチャーモデルブースター
- オーバードライブでブースターとしても使えるおすすめのエフェクター
- こんなギター弾きの方はブースターはいらないかも
- まとめ
ブースター・エフェクターとは?どんな使い方をするの?
ブースター・エフェクターとは原音(電気信号)に対し、増幅(ブースト)させることができるペダルであり、大きく分けると5つのタイプに分けることができます。
ブースター・エフェクターの種類
- トレブルブースター(高域を中心にブースト)
- ミッドブースター(中域を中心にブースト)
- フルレンジブースター(高域〜低域までフルレンジでブースト)
- ゲインブースター(ゲインアップ)
- クリーンブースター(音量アップ)
トレブルブースターやミッドブースターは特定の帯域を強調させるブースターであり、トレブルブースターで言えば「レンジマスター」が有名です。
レンジマスタークローンペダルなら、Organic Sounds Orgamaster、Mythos Pedals CESTUS Treble Boosterは素晴らしかったですね。
ちなみに同ブランドのブースターペダルとして、発売された「Poseidon」もトレブルブースターとして使うことができます。
「Poseidon」については後ほど紹介します!
Mythos Pedals CESTUS Treble Boosterは現行品で販売されている、手に入れやすいおすすめのトレブルブースターです。
CESTUSの嬉しい点として、トレブルブースター以外にもミッドレンジ、フルレンジブースターとしても使えることです。
詳しくはMythos Pedals CESTUSのレビュー記事をご覧ください。
ブースターエフェクターを選ぶコツ
ブースターペダルは種類を分けることができるとはいえ、メーカーやブランド、さらにはオーバードライブやファズでもブースター的に使えるものがあるため、選択肢は非常に多くなります。
タイプ別にざっくりとサウンドをイメージし、音色や用途、使いやすさからチョイスしていくのが良いでしょう。
またどのくらい増幅(ブースト)できるかはペダルによって異なります。
ペダルのメーカー説明などで見かける「◯◯dBのクリーンブーストが可能」といった表記があれば、この「◯◯dB」に入る数値が大きいほうが増幅率は高くなり音量アップが見込めます。
ブースター・エフェクターの使い方
ブースター・エフェクターの使い方はプレイヤーによって多種多様。
- ゲインアップさせたい(ゲインを稼ぎたい)
- ソロを弾く時にガン!っと音量を上げたい
- サウンドキャラクター、ペダルの持つ独特な質感を足したい
- プリアンプ的に使う
- バッファーペダルとして使う
などなど、実に様々です。
ゲインアップしたい場合はブースターペダルをクランチさせたアンプ、歪みエフェクターの前に繋ぐことでゲインアップ、音量をアップさせることができます(場合によってはそこまで音量が上がらないこともあります)。
ゲインを増幅するにはブーストペダルの他、オーバードライブペダルでも可能です。
もしガツンと音量を上げたければ、アンプが歪んでいない状態(クリーン)でブースター・エフェクターを踏む。
もしくは歪ませた状態から音量をアップさせたければ、アンプはクリーンな状態で歪みペダルで歪ませ、歪みペダルの後段にブースター・エフェクターを繋げば、音量アップに期待できます(接続順としてはオーバードライブペダル→ブースターペダル)。
ブーストさせる原音の音色をあまり変えたくない場合は癖の少ないブーストペダルを利用しましょう。
先ほども少し触れましたがレンジマスター(トレブルブースター)他、オーバードライブペダルの他、例えばざらっとした質感を持たせたい場合はファズペダルを利用するのも一つです。
この使い方は人によって音に対する感じ方も違うので一概に言えませんが、ファズペダルを活用するのが一番面白い、楽しめると考えています。
クリーンブースターをかけっぱなしで使うことでプリアンプ的に使う方法もあります。かけっぱなしで使う場合、どこに繋ぐかは人それぞれですが、エフェクターボード最後段に繋いだほうが、ブースターペダルの個性が活きてきます。
例えば、エコープレックスのプリアンプ効果を狙った「XOTIC EP Booster」「MXR EP-101 ECHOPLEX PREAMP」は有名ですが、エフェクターボードの最後に繋ぐことで、ペダルの持つ音色、質感を付加できます。
もちろん、ゲインブースターとして使っちゃダメ!というわけではないので、固定観念に縛られてほしくはありませんが^^;
ざっくり説明しますとゲインアップや音量アップだけでなく、音の信号ラインを強くするバッファーとして使われる場合や機能を兼ね添えたペダルもあります。
当サイトでレビューしたペダルで言うと「Eastern Music Device Buffer/Booster V2」はまさにブースター&バッファーとして機能するペダルですね。
あとエフェクトOFF時にバッファーとして機能、エフェクトONでブースターとして機能するペダルもあります。
以下、紹介していくペダルは僕が実際に試したペダルのみ。サウンドを体感、実際にバンドアンサンブルの中で試して「使える!」と感じたおすすめブースター・エフェクターを紹介していきます!
ブースターでおすすめしたいエフェクターはコレ!
「魔法の箱研究所」所長がブースターでおすすめしたいエフェクターを紹介していきます!
- MXR Micro Amp
- CAE BOOST/LINE DRVER
- ORGANIC SOUNDS Organic Booster Poseidon
- BOSS LS-2 Line Selector
- BOSS CP-1X Compressor
- Laney Black Country Customs TI-BOOST Pedal
では各々のペダルについて、紹介していきます!
MXR Micro Amp 入門機種としても最適な使いやすい定番ブースターエフェクター
誰しもがおすすめする「MXR Micro Amp」ですが、やはり僕もおすすめしたい一台です。
プロの愛用者も多く、有名な方でいえば「ジョン・フルシアンテ」ですよね。
1978年に発売されたペダルであり、僕も1980年製の物と現行品を所有していました。比較すると音は違います。
僕の場合はノイズの少なさ、外部電源にも対応している現行品Micro AMPを愛用しています。
Micro AMPは高域から低域までブーストしてくれるクリーンブースターとして使えます。またバッファーとして利用される方もいらっしゃいます。
歪ませた状態(アンプや歪みペダルで)からゲインブースターとして使えば、ツマミを上げていった時(3時以降)にゲインアップだけでなく、低域もグッと前に出てくるブーストサウンドは病みつきになるかも。
ブースターペダルでまずは体感してほしい、持っておいて欲しいペダルですね!
ちなみにマイクロアンプといえば、MXRカスタムショップから販売されている「micro amp +」もあります。
マイクロアンプにイコライザー(Treble/Bass)が搭載されたモデルですが、マイクロアンプよりもフラットでモダンなサウンドでしたね!
イコライザーを上手に使うことで、前に繋いだ歪みペダルのサウンドにローを足しパンチや迫力を出すことや、手元(ギターボリューム)を絞った時に音がこもらないようにする、などいろいろな使い方もできます!
ブースターとしてサウンド補正も兼ねるなら「micro amp +」もおすすめです!
CAE BOOST/LINE DRVER ハリと艶感を付与できるクリーンブースター
「MXR Micro Amp」と並び、クリーンブースターといえば「CAE BOOST/LINE DRVER」でしょう。
「Micro Amp」よりも輪郭がクリア、低域は飽和せず、抜けは確保されつつもチリつかない高域の出方など、洗練されたサウンドが特徴です。
機材協力:Thanks @ConstipatedBeck
サウンドキャラクターからある程度歪ませた状態でも、ブーストさせた時には音にメリハリを与えることもできます。
またこの「CAE BOOST/LINE DRVER」は18Vでも駆動可能。18Vで駆動させることでよりサウンドキャラクターが際立ち、ハリ、艶感が付与されていきます。
僕はこの「CAE BOOST/LINE DRVER」、18Vで鳴らすのも好きでしたね!
「Micro Amp」がシングルコイルのギターに合うとすれば、この「CAE BOOST/LINE DRVER」はハムバッカーギターと相性が良いでしょうね!
ORGANIC SOUNDS Organic Booster Poseidon ファズブースター&トレブルブースター的に使える
「Organic Booster Poseidon」はトランジスタで構成されたブースターエフェクターであり、2つのツマミを触ることで、ミッドローにパンチの効いたブーストサウンドから、トレブルブースター的にも使えるペダルです。
ブーストさせたいファズやオーバードライブの質感を活かしつつ、ブーストさせたい人は試してほしいのが「Organic Booster Poseidon」です。
動画ではファズやオーバードライブペダルの前段に繋ぎ、ゲインブースターとして使っていますが、後段に繋いでも使えます。
特にファズのサウンドキャラクター、質感を殺さずブーストしたい場合にはもってこいなペダルです!
ちなみにOrganic Soundsのブースターペダルで言いますと「Organic Booster Kerberos」もあります。
ブースターペダルといいつつも実はファズとも呼べるペダル。
ツマミは一つですが音量やゲインを調整するツマミではなく、3つのモード(ローゲイン、ミドルゲイン、ハイゲイン)を切り替るロータリースイッチであり、歪み量、音量は固定されています。
かなりアウトプットレベルが高く、強烈にアンプやペダルをプッシュすることが可能、地獄の番犬の名の如く、凶暴なサウンドをアウトプットしてくれるペダルです!
BOSS LS-2 Line Selector ブースターとしても使える多機能ラインセレクター
ラインセレクターやん!とツッコまれそうですが、実は「LS-2」はブースターとしても使えます。
LS-2はAチャンネルとBチャンネルで個々に音量レベルを調整できるツマミがあります。
- Aチャンネル ↔︎ Bチャンネル
- Aチャンネル ↔︎ Bypass
- Bチャンネル ↔︎ Bypass
いずれかのモードを使用し、LS-2のツマミでブーストレベルを設定。原音よりも音量が大きくなるように設定すれば、クリーンブースター、ボリュームアップさせることができるボリュームブースター的に利用できます。
BOSSのコンパクトエフェクターはバッファードペダル(繋ぐだけでバッファーとして機能する)であるため、バイパス音は繋ぐだけで変わりますが、ブーストさせた時のサウンドは比較的、癖が少ないのも特徴。
もちろん、ラインセレクターとして利用できますし、マニアックな使い方ですがエフェクターの位相をチェックすることもできます。
他にもアンプのチャンネル切り替え、A/Bに繋いだエフェクターをミックスできるミキサーとして使えるなど、多機能なペダルですので、持っておいて損しないペダルですよ!
BOSS CP-1X Compressor コンプペダルでありながらブースターとしても優秀
BOSS CP-1X、コンパクトタイプのコンプレッサーエフェクターですが、ブースターとしても優秀なモデルです。
CP-1Xについては、BOSS公式サイトにこのような説明があります。
コンパクト・ペダルのサイズでスタジオ・クオリティーのマルチバンド・コンプレッサーを実現。さらに最先端のMDP技術により、フレーズの音域や強弱に反応し、常に自然な弾き心地とサウンドが得られます。
引用元:BOSS 公式サイト CP-1X
大袈裟のように思えますが、この説明を裏切らない非常に優秀なコンパクトペダル・コンプレッサーであり、同じような売り文句の高価格帯コンプペダルに負けないサウンドが特徴。
コンプとして非常にナチュラルなサウンドが特徴のCP-1Xですが、その特徴を活かしたブースターペダルとしても活用できます。
4つあるツマミを駆使することで、立体的でダイレクト感のある素直なブーストサウンドから、コンプレッション感を付与した伸びやかなブーストサウンドまでカバー。
まずは全てのツマミを12時にセットした状態で鳴らしても、使えるサウンドが飛び出してくるのはさすがBOSSといったところ。
ブースターとして使う場合はLEVELツマミは12時以上で使い、ピッキングした時のバイト感はAttackツマミ、コンプ感はRatioとCOMPツマミで調整するだです。
コンプレッサーペダルは昔からブースターとして使われてきた歴史がありますが、コンプペダルによくある癖もないため、アンプやエフェクターの個性を殺さずブーストできるのが魅力です。
さらに内部昇圧18Vの恩恵か、バイパス(バッファード)サウンドもBOSSコンパクトペダルにしては、ローミッドの効いたドンッとなるサウンドも印象的でした。
とにかく見た目もカッコいいですし、サウンドクオリティーも高く使いやすさも抜群、非常にコスパが高いモデルでめちゃくちゃおすすめです!
Laney Black Country Customs TI-BOOST Pedal コスパ抜群の知られざるシグネチャーモデルブースター
Laney Black Country Customs TI-BOOST Pedalは、コスパ抜群の知られざるブースターエフェクターといえるでしょう。
このTI-BOOST Pedalはトニー・アイオミシグネチャーブースターであり、フルレンジ〜トレブルブースターまで非常に幅広い音作りが可能です。
なんでも改造レンジマスターをベースに開発されたペダルとのことであり、トレブルブースターとしても使えます。
トレブル、ベースは5の位置でセンタークリックがついているなど、使い勝手の良さも考えられています。
ミニスイッチで以下、3つのミッドブーストサウンドを切り替えできます。
- フラット
- ミッドローブースト
- ハイミッドブースト
単に帯域コントロールではなく、ゲイン量にも影響します。
クリーンブースターとしてはもちろん、お気に入り歪みペダルのゲインブースターとしても使えるなど、幅広いブーストサウンドが可能です。
サウンドハウスであれば、13,800円以下で買えるのも嬉しいところ、おすすめです。
番外編的に紹介しますと、国内に入ってきていませんが「King Tone Guitar」の「RISE」というペダルも面白いかったです!
少し扱いづらさはありますが「Overdrive」「Vintage」「Full/Fat」の3モードをミニスイッチで切り替えできます。
- ゲインブースターとして使うなら「Overdrive」モード
- トレブルブースターとして使うなら「Vintage」モード
- フルレンジ(といっても音も太くなりますが)ブースターなら「Full/Fat」モード
といった感じで幅広いブーストサウンドを得ることができます。
気になる方はチェックされてみてください!
オーバードライブでブースターとしても使えるおすすめのエフェクター
ブースター・エフェクターといった括りではなく、オーバードライブペダルなど歪みエフェクターもブースターとして使うことができます。
オーバードライブでもブースターとして使えるペダルの特徴を挙げてみましょう。
- ゲイン(ドライブ)ツマミを下げた時にクリーンになる
- レベル(アウトプットレベル)が高め
- 色付け感がない
- 色付け感があっても付加される質感が魅力的
元々は歪ませるペダルですから、どうしてもペダルの個性、サウンドキャラクターは出ます。しかしそれを逆手にとってトータル的にサウンドメイクしていきましょう!
音色(サウンドキャラクター)は人それぞれ好みもありますが、ブースターとして利用できるオーバードライブで最も知られているペダルといえば「KLON CENTAUR」でしょう。
クリーンミックス回路を採用しているため、ゲインゼロでは原音に忠実なサウンドを鳴らすことができます。ただしバッファード仕様(バイパス時でもバッファーとして機能する)であるため、繋いでいない時とは音は変わりますが、「CENTAUR」特有のバッファーサウンドを好む方も多く、繋ぐだけで音が良くなるマジカルなペダルです。
そのため「KLON CENTAUR」のクローンモデルをはじめ、回路をベースにしたエフェクターが多く存在いたします。
またトーン(トレブル)をMAX、ゲインをゼロにすれば、トレブルブースターとしても使えるなど用途も様々です。
僕が「CENTAUR」系ペダルで好印象だったペダルをピックアップしてみます。
Bondi Effects Sick As Overdrive
トレブル、ベース調整、さらに2種類のモードを選べるペダルで音作りの幅も広いのが魅力。手元(ギターボリューム)を絞った時も音がこもりにくく、コンプレスなサウンドも作れます。
僕はハムバッカーが乗ったギターと組みわせるのが好きで使っていました。
生産されていた時期によってはトゥルーバイパス仕様ですが、現行品はバッファード仕様。
CENTAUR」と比べると煌びやかで元気なバッファーサウンドといえ、複数台のエフェクターを繋がれる方やメリハリの効いたサウンドを好まれる方には向いているでしょう。
Mythos Pedals Mjolnir
CENTAUR同様にシンプルなコントロール、クリーンブースターとしてはもちろん、ゲインを上げた時もカッコいいサウンドが作れる独自のチューニングが施されたバッファード仕様のモデルです。
バッファーサウンドは「CENTAUR」と比べると音の輪郭がしっかりとした力強さを感じられ、国内に入荷している金色筐体のモデルは耳馴染みの良いサウンドで嫌いな方は少ないかと。
トーンをMAXでも耳に痛くない、トレブルブースターとして使うことも可能です。
「CENTAUR」系ペダルでは僕もよくおすすめしているペダルです。
「CENTAUR」系以外、他にもまだまだあります。
手に入れやすいペダルでいえば「BOSS BD-2」「IBANEZ TS-9」などもプロ愛用者が多いブースターとしても使えるオーバードライブです。
他のレビュアーの方々も紹介していますので今更、僕が紹介するまではないペダルですね…
とはいえ、やはりロングセラーモデルということもあり、おすすめせずにはいられないペダルです。
BOSS BD-2
僕は音色も好きで購入依頼所有し続けている「BOSS BD-2」。クランチサウンドからファズを彷彿させるサウンドはもちろん、GAINを下げた時にはクリーンブースター、ゲインブースターとしても活躍してくれます。
歪みペダル一台でスタジオに入る!といった時もJC-120との相性も含め、必ず候補に挙がるペダルです。
FULLTONE OCD
定番ペダルでもう一つピックアップ、フルトーンのOCDです。OCDもゲインゼロ、LPモードで使えばブースターとして使うことができます。
ヘッドルームにも余裕があるためか、前段に他の歪みペダルを繋いでも変に干渉することもありません。もちろんオーバードライブペダルとして使っても優秀であるため、様々なシーンで活躍してくれます。
またOCDにはいろいろなバージョンがありますが、手に入れやすいOCDであればカスタムショップ製の「OCD-Ge」をプッシュしたいですね。
スタンダードなOCDから回路変更、クリッピングにゲルマニウムダイオードを採用するなどカスタムショップ製ならではのモデルで、荒っぽいサウンドがカッコいいペダルです。
台数限定ではなさそうですが、使用しているパーツが無くなればディスコンになるかもしれないため、あるうちに買っておきたいペダルですね!
King Tone Guitar The Soloist
「King Tone Guitar The Soloist」はプロの愛用者も多い「THE DUELLIST」のシングルチャンネル(サイドA)を抜き出したTS系オーバードライブペダルです。
「The Soloist」は製作者の所有するヴィンテージTS808をベースに作られたそうですが、TS系の枠を良い意味で超え、昇華させたペダルですね。
オーバードライブとしてはもちろん、ブースターとして使用した時も非常に優秀で、僕自身、気に入っているオーバードライブペダルのゲインブースターとしても愛用しています。
僕がお気に入りのオーバードライブペダルのゲインブースターとして、サウンドチェックした時の動画を紹介します!
トーン(高域調整)、BODY(低域調整)の効きも秀逸、3モード切り替えができ、ウォームなサウンドからエッジの効いたサウンドまでカバーしてくれます。
安価なペダルではありませんがブースターとして、さらにはメインのオーバードライブペダルとして使えるので、一台で二役以上!持っておくと何かと重宝するペダルです。
オーバードライブとして使った時も、手元(ギターボリュームやピッキング)への反応性も良く、ゲインコントロールも可能、ギターボリュームを絞った時もこもりにくいなど、本当によくできたペダルです!
Nobels ODR-1 Classic Overdrive
あまり知られていないかもしれませんが「Nobels ODR-1 Classic Overdrive」は名機と呼べるオーバードライブ&ブースターペダルでしょう。
「Rockett Pedals Chicken Soup Overdrive」の元ネタにもなったペダルで海外では非常に評価の高いペダルです。
この「Nobels ODR-1 Classic Overdrive」はローエンドがしっかりでるタイプですので、低域をプッシュしたい方におすすめ。ベース用のブースターとしても使えそうですね。
また今ではミニサイズ版の「ODR-mini」も販売されています。
出音の帯域(低域側)に違いは感じますが、サウンドキャラクターは似ているので、気になっている方はこの「ODR-mini」から試してみるのも一つですね!
Lazy j Cruiser
国内ではほとんど見かけなくなってしまったペダル。フェンダー系サウンドで定評がありましたがクリーンブースターとしても優秀なペダルです。
こんなギター弾きの方はブースターはいらないかも
ギターでブースターがいらないプレイヤー、例えば、ゲインと音量を上げたい!といった場合、ゲインコントロールの利くエフェクターで、ギターボリュームを触れば解決しちゃいます。
ゲインコントロールが利くエフェクターといえば、代表的なペダルは先ほど紹介した「BOSS BD-2」「FULLTONE OCD」があります。
ギターボリュームの位置でゲインコントロールすれば、わざわざブースターを踏まなくても、シームレスに歪みをコントロールできます。
ギターボリュームの位置 | サウンド |
---|---|
10(MAX) | ファジーなオーバードライブサウンド |
6〜8 | バッキングでも使えそうなオーバードライブサウンド |
3〜5 | クランチサウンド |
1〜2 | クリーンサウンド |
つまり、狙っているサウンド次第では、ペダル一台で済むかもしれません。
ギターボリュームを触って弾く、初めは難しいかもしませんが、慣れれば誰でもできます(笑)
僕が好んで使うオーバードライブペダルは、手元でゲインコントロールができる物が多いですね!
まとめ
まとめますと、やはり「Micro Amp」や「BD-2」など定番なペダルは定番である理由があるということ。もしまだ試したことがなければ一度は体感しておかれることをおすすめします!
他にもまだまだたくさん紹介したいペダルはありますが挙げるとキリがないのでこのぐらいにしておきます。
ブースター・エフェクター!というよりも、オーバードライブでブースターとして使えるペダルの方が汎用性も高いのもあり、おすすめするモデルが増えてしまいましたね…
最後に今はもう販売していない物でもおすすめしたいペダルはあります。過去にレビューしたペダルを紹介しておきます!
ブースターとして使えるエフェクター(生産完了品)
弾いたもののレビューはしていないペダルもありますので…何か気になるペダルがあれば、お問い合わせいただければお答えできるペダルもあるかも。お気軽にお問い合わせいただければと思います!
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