BOSS BD-2をレビュー!95年製初期型と現行品の比較やモディファイモデルも紹介

BOSS-BD-2

BOSS BD-2 Blues Driverが発売されたのは1995年であり、いまだに評価が高く人気の高いエフェクターです。

ブルースドライバーはオーバードライブ、ブースター、プリアンプと実に幅広いサウンドをカバーしてくれるモデルです。

鋭くピッキングした際に響く美しい倍音やアタック感はもちろん、オーバードライブ・サウンドから軽やかなクリーン・トーンまで、手元でコントロールすることができます。ドライブ・サウンドの可変域も広く、クリーン・ブーストから激しいオーバードライブまで幅広いサウンド・メイクが可能です。

引用元:BOSS BD-2 – BOSS公式サイト

所長も使う使わないは別にして、手放さずに持っている数少ないペダルの一つであり、初期型と呼ばれる1995年6月に生産された個体を愛用しています。

サウンドレビュー

オーバードライブとしてはもちろん、クリーンブースター、さらにはファズっぽい歪みまでカバーしてくれます。

ツマミはLevel、Tone、Gainとシンプルに3つですが多彩なサウンドメイクが可能です。

例えば、GainとToneをMAXにすると、ファジーなドライブサウンドも作れます。

所長
所長

所長の場合、GAINツマミを2時程度まで上げた状態でギターボリュームを触り、ハードなオーバードライブ、クランチ~クリーントーンとゲインコントロールして鳴らすのも好きでした。

基本的に高域にフォーカスされたサウンドが特徴ですが、トーンの効きも良いので暖かみのある音も作れます。

歪み自体は粗い感じはありますがその分、バイト感はしっかりありピッキングニュアンスもきちんとでます。

名前からすると、ブルース用と思われそうですが、ロックでもポップスにも使えます。

所長としてはBD-2を使うなら、ローゲイン〜クランチサウンドを鳴らすのが好きです。

BD-2(ブルースドライバー)はクランチサウンドが絶品!

所長の使い方としては、クランチで使うのが一番好きでポテンシャルを最大限に引き出せると考えています。

クランチサウンドはフェンダー系やマッチレスともいわれていますが、プリアンプとしても使えます。

またギターボリュームを絞った時でも高域が劣化しにくい、こもりにくいのも特徴です。

逆にシャリシャリする印象を持たれる人もいますが、所長の場合は音がぼやける、こもるよりは断然良い派なので気になりません。

所長
所長

巷で言われる不満点として、低域のボヤけ…ですが、確かにあります。その点を改善された「RE-J」や「keeley」が出しているモディファイ「BD-2」があるわけですね^^

BD-2の95年製初期型と現行品は音が違うのか?検証してみた

生産初年度のBOSS BD-2、いわゆる初期型は音が違うと聞き、1995年製のBD-2もゲットしました。

以下の比較較動画では右が1995年製、左は2013年製で一般的に後期型といわれている個体です。

「BOSS BD-2」は初期モノは音が違うのか?1995年製と2013年製で検証してみた【魔法の箱研究所】
所長
所長

BOSS JB-2が発売される前後ぐらいに基板が変わっているので、後期型はそれ以前のバージョンと考えてもらうとよいかも。

BD-2はBD-2であり、別物なペダルではなかったです(笑)

ただし違いとして感じたのは、一般的に後期型は高域のジャリつく感じが強いといわれますが、たしかにその通りに感じました。

所長としては初期型は原音感を感じる、手元のギターボリュームを絞った時でも、音の芯がきちんと出る印象も持ちました。

どちらを選ぶかと聞かれれば、

所長
所長

ギター側のトーンを駆使するプレイヤーだと、初期型のBD-2は弾く楽しさが増すでしょうね!

BOSS BD-2のモディファイモデルについて

BOSS BD-2はモディファイされたモデルが多数、存在します。

それだけ使い手がBD-2に対し、「もっとこうあってほしい!」といった要望もあるからでしょうね。

十数年前であれば、KeeleyやRe-J(アナログマン)のモディファイは人気がありましたし、他社のモディファイモデルもありました。

所長
所長

では、所長が弾いたことがあるBD-2モディファイペダルを紹介します。

RE-J BD-2 Super
BOSS BD-2/Superの画像
BOSS BD-2/Super

所長も気に入っていて、一時期はよく使っていました。

バイパス(バッファー)音も改善されているなど、オリジナルBD-2の良さを残しつつもピーキーに感じる粗さが軽減され、反応性はさらに良くなっておりプリアンプ的な使い方もできます。

Gainをゼロにすると、クリーンブースターとしても使えるなど、汎用性も高くなっているモデルです。

keeley Phat Tube

Keeleyのモディファイはオリジナルよりもジャリつく感じが弱くなりモダンな歪みに感じる他、追加されたPhatスイッチオフ時でも音も太いです。

トーンの効きも滑らかになっており、よりアンプを選びにくく使いやすいなった印象がありました。

2023年にはBD-2のPhat Tubeを洗練、アンディ・ティモンズと共同開発されたペダルがSuper AT MODとして販売されています。

WEED BD-2

WEEDのモディファイペダルはハイファイなサウンド傾向でした。

所長としては音がちょっと硬い印象であまり好きではなかったです…

所長
所長

他にもまだまだあります。管理人が所有していて、動画に撮ったものを紹介しておきます。

ROOT20 Mod1 Premium Note2
BOSS BD-2 vs ROOT20 Mod1 Premium Note2
JHS Pedals Blu Drive
BOSS BD-2 vs JHS Pedals Blu Drive – Crunch Sound Check

他にも当研究所でレビューしているモデルも紹介しておきます。

所長
所長

まだまだBD-2のモディファイペダルは存在しますし、気になるモデルもあります…困ったものです(笑)

今ではBOSSからもモディファイペダルの影響からか、WAZAシリーズとしてBD-2Wも販売されています。

いかに影響力のあるペダルであるか、うかがい知れますね。

まとめ

モディファイBD-2もいろいろ試しましたが、オリジナルのブルースドライバーでも十分に使えます。

逆にこの価格帯でこれだけ守備範囲が広く使えるのは、名機と呼ぶにふさわしいエフェクターです。

あとペダル自体で必要以上に出音がスポイルしないため、弾き手の力量がモロにでます。

弾き手次第で、めちゃくちゃ良い音が出せるペダルでもあります。

BOSSペダルは耐久性も高く壊れにくいので、末長く使えるのも魅力です。

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この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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