BOSS SD-1 SUPER OverDriveは、1981年に登場したオーバードライブペダルです。

所長が人生で初めて購入した歪みエフェクターもSD-1で、ギターを始めた頃から使ってきました。
DRIVE、TONE、LEVELの3コントロールで、単体のオーバードライブだけでなく、アンプや歪みエフェクターのブースターとしても使えます。

SD-1はザラつきや少し暴れるような歪み方があり、ブースターとして使ってもSD-1らしいキャラクターが残ります。
| サウンド | 中域が前に出るオーバードライブ |
| 歪み量 | 軽い歪みからややハードなオーバードライブまで |
| TONE | 柔らかい音からエッジの効いた音まで調整 |
| 単体 | クランチからオーバードライブまで |
| ブースター | アンプや歪みエフェクターの前段で使用 |
| バイパス | バッファード・バイパス |
| モデル | BOSS SD-1 SUPER OverDrive |
| エフェクト | オーバードライブ |
| コントロール | DRIVE/TONE/LEVEL |
| 規定入力レベル | -20dBu |
| 入力インピーダンス | 1MΩ |
| 規定出力レベル | -20dBu |
| 出力インピーダンス | 1kΩ |
| バイパス | バッファード・バイパス |
| 電源 | 9V電池/ACアダプター |
| 消費電流 | 10mA |
| サイズ | 73 × 129 × 59mm |
| 重量 | 360g(乾電池含む) |
BOSS SD-1は中域が前に出るオーバードライブ
SD-1は中域が前に出て低域がタイトになる特性があり、軽いクランチからオーバードライブまで歪ませられます。
非対称クリッピング回路を採用しており、所長がこれまで弾いてきたSD-1では、ザラつきや少し暴れるようなニュアンスも感じられました。
OD808と比較した時は、OD808が中域にフォーカスしたサウンドなのに対し、SD-1のほうが音域が広く感じられました。
DRIVEを上げて単体で歪ませるだけでなく、DRIVEを抑えて後段のアンプや歪みエフェクターをブーストする使い方もできます。
| DRIVE | 歪み量を調整 |
| TONE | 高域の出方を調整 |
| LEVEL | エフェクトON時の音量を調整 |
DRIVEを上げるとザラつきのある歪みが強くなる
SD-1はDRIVEを0まで下げても少し歪みが残り、右へ回すほど歪み量が増えていきます。
DRIVEを上げるにつれてSD-1のザラつきが分かりやすくなり、MAXではややハードなオーバードライブまで歪ませられます。
単体で使う場合はDRIVEで歪み量を決め、LEVELでエフェクトON時の音量を合わせます。
TONEで高域の出方を調整する
TONEを左へ回すと柔らかい音になり、右へ回すほど高域が出てエッジの効いたサウンドになります。
DRIVEを上げた時のザラつきや使用するアンプの高域に合わせて、TONEで音を追い込めます。
SD-1は長く生産されているため、製造時期によって生産国やオペアンプ、電源仕様が異なります。
所長が弾いた個体では日本製のほうが柔らかくウォームに歪み、日本製の中でもJRC4558、NEC4558、NEC4560による違いを確認しています。
日本製と台湾製の比較やオペアンプ、ACA電源については、BOSS SD-1 日本製のレビューで紹介しています。
BOSS SD-1は単体でもブースターでも使える
SD-1はクリーンアンプに接続して単体で歪ませるだけでなく、アンプや歪みエフェクターの前段に接続してブースターとしても使えます。
単体ではSD-1の歪みそのものを使い、ブースターでは中域を前に出しながら後段の歪み方を変えられます。
同じSD-1でもDRIVEとLEVELの設定によって役割が変わるため、アンプの歪み量や後段のペダルに合わせて設定を変えます。
単体のオーバードライブとして使う
クリーンアンプに接続する場合は、DRIVEで必要な歪み量を作り、LEVELでバイパス時との音量差を調整します。
DRIVEを低めに設定すれば軽いクランチになり、上げていくとザラつきを伴ったオーバードライブへ変化します。
TONEを右へ回すほどエッジが出るため、使用するギターやアンプに合わせて高域を調整します。
ブースターとして使う
ブースターとして使う場合はDRIVEを抑え、LEVELを上げて後段のアンプや歪みエフェクターへ入力する音量を上げます。
SD-1は低域がタイトになるため、すでに歪ませたアンプの前段で使うと、巻き弦のまとまりを確認しやすくなります。
LEVELだけを上げるタイプのクリーンブースターとは異なり、中域や低域の変化を含めて後段のサウンドを変える使い方です。

SD-1は単体で歪ませても使えますが、アンプや歪みエフェクターを押すブースターとしても使ってきました。
ギターボリュームとピッキングへの反応
SD-1はギターボリュームを絞ることで歪み量を下げられますが、所長が試した個体では綺麗なクリーンサウンドまでは戻りませんでした。
ピッキングの強弱による変化は出せますが、ギターボリュームだけでクリーンから歪みまで切り替えるタイプとは使い方が異なります。
Analog.Man BOSS SD-1/808と比較した時は、オリジナルSD-1よりギターボリュームやピッキングへの反応が良くなっていました。
一方、オリジナルSD-1にはAnalog.Man SD-1/808より荒々しくワイルドに歪むサウンドがあり、所長は総合的にオリジナルSD-1で十分だと感じました。
BOSS SD-1Wも通常のSD-1と実際に比較しており、Sモードでもサウンドに違いがありました。
SD-1Wはピッキングへの反応が良かったものの、ギターボリュームを絞った時は通常のSD-1と同じように音がこもり、綺麗なクリーンにはなりませんでした。
現行BOSS SD-1はシンプルに使えるオーバードライブ
SD-1は3つのコントロールだけで、単体のオーバードライブとブースターを使い分けられます。
中域を前に出して低域をタイトにする特性があるため、DRIVEを抑えてブーストした時にもSD-1のサウンドキャラクターが残ります。
日本製やSD-1W、Analog.Man SD-1/808も比較してきましたが、オリジナルSD-1にはザラつきや荒々しさを含んだ独自の歪み方があります。

あらためて弾いても、SD-1は十分に使える正統派のオーバードライブですね。








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