Ibanez TS808とTS9を実機で弾き比べ、歪み量やサウンドの違いをチェックしました。

TS9はTS808よりゲインが高めで、ロックなサウンドが作りやすいモデルです。
TS808はTS9より大人しめで、昔ながらのオーバードライブらしいスムーズなサウンドに感じました。
| 比較項目 | TS808 | TS9 |
|---|---|---|
| ゲイン | 控えめ | TS808より高め |
| 歪み方 | 大人しめでスムーズ | 歪みの主張が分かりやすい |
| サウンド | 昔ながらの落ち着いた鳴り方 | ロックに使いやすい鳴り方 |
| スペック | TS808 | TS9 |
|---|---|---|
| コントロール | OVERDRIVE/TONE/LEVEL | DRIVE/TONE/LEVEL |
| バイパス | バッファードバイパス | バッファードバイパス |
| 電源 | 9V電池/DC9Vセンターマイナス | 9V電池/DC9Vセンターマイナス |
| 消費電流 | 8mA | 8mA |
| サイズ | 幅70×奥行125×高さ52mm | 幅74×奥行124×高さ53mm |
| 電源端子 | 変換コード付属 | 標準DCジャック |
動画では1980年代のTS808とTS9に加え、2020年製のTS808とTS9も同じ環境で比較しています。
| 項目 | 使用機材 |
|---|---|
| ギター | SuzukaGuitarDesign Tierra BD111 EX |
| アンプ | Fender ’63 Vibroverb Reissue |
| TS808 | 1980年代 MALAYSIA Chip/2020年製 |
| TS9 | 1980年代/2020年製 |
TS9はゲインが高めでロックなサウンド
TS9はTS808よりゲインが高めで、ロックに使いやすいサウンドです。
TS808と弾き比べると、TS9の方が歪みの主張が分かりやすく感じました。
TS系らしい中域の出方を持ちながら、ペダル側でもう少しゲインを加えたい時に使いやすいモデルです。
大人しめなTS808に対し、TS9はロックなオーバードライブとして鳴らしやすい違いがあります。
TS808は大人しめでスムーズなサウンド
TS808はTS9よりゲインが控えめで、大人しめなサウンドです。
歪み方もスムーズで、TS9のようなロックな歪みとは少し方向が異なります。
昔ながらのオーバードライブらしい、落ち着いた鳴り方もTS808の特徴です。
TS9ほどゲイン量を求めず、スムーズなTS系サウンドを鳴らしたい場合はTS808が合います。
1980年代の個体は透明感や原音感が残る
1980年代と2020年製を比較すると、ヴィンテージはどこか透明感や原音感のあるサウンドに感じました。
ただし、ヴィンテージというだけで一括りにはできず、同じ年代でも個体によって鳴り方は異なります。
今回使用した1980年代のTS808は、所長がこれまで弾いた中でも好みに合う個体でした。
1980年代と2020年製のTS808を比較
1980年代のTS808は、MALAYSIA Chipを搭載した個体です。
中域にフォーカスしすぎず、カリッとした抜けの良いサウンドが特徴的でした。
TONEはゼロから最大付近まで上げられ、セッティングを変えても使える音が多い個体です。
OVERDRIVEを上げても抜けが残り、ギターボリュームを絞ると素直にゲインダウンしました。
ギターボリュームを絞った時もクリアに鳴り、所長にはアタリ個体と感じられたTS808です。
2020年製のTS808も思いのほか良く、現行品との比較でも十分に使えるサウンドでした。
TS808の詳しいサウンドや年代による違いは、Ibanez TS808のレビュー記事で紹介しています。
1980年代と2020年製のTS9を比較
1980年代と2020年製のTS9も、TS808と同じ環境で弾き比べました。
TS808と比較すると、TS9はゲインが高めで、ロックなサウンドに感じます。
TS808の大人しめでスムーズな鳴り方に対し、TS9は歪みの主張が分かりやすいモデルです。
ヴィンテージと2020年製で細かな違いはありますが、TS9らしいゲイン感はどちらからも確認できました。
現行TS808とTS9をTube Squealerとも比較
Warm Audio Tube Squealerのレビューでは、現行TS808とTS9を各モードと比較しました。
Tube SquealerはTS808、TS9、TS10のサウンドを切り替えられるTS系オーバードライブです。
Tube SquealerのTS808モードとTS9モードは、それぞれ現行品に近いサウンドでした。
ブラインドテストでは分からないと思えるほど似ており、現行TS808とTS9のサウンドを再現しています。
比較結果や追加機能は、Warm Audio Tube Squealerのレビュー記事で紹介しています。
TS808がおすすめの人
- TS9よりゲインを抑えたサウンドを求める人
- 大人しめでスムーズな歪みが好きな人
- 昔ながらのオーバードライブらしい鳴り方が好きな人
- 歪みの主張を抑えたTS系オーバードライブを使いたい人
TS9がおすすめの人
- TS808よりゲイン量が欲しい人
- ロックに使いやすいTS系サウンドを求める人
- ペダル側でもう少し歪みを加えたい人
- 歪みの主張が分かりやすいオーバードライブが好きな人
TS808とTS9は歪ませ方で選ぶ
TS808とTS9は同じTS系ですが、ペダル側でどこまで歪ませたいかによって選び方が変わります。
大人しめでスムーズな歪みならTS808、もう少しゲインが欲しい場合はTS9が選びやすいでしょう。

所長なら、スムーズな歪みでTS808、もう少しゲインが欲しい時はTS9を選びますね。








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