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SONICAKE Pocket Masterレビュー!8,800円の小型マルチエフェクターを検証

レビュー時の販売価格が8,800円だった小型マルチエフェクター、SONICAKE Pocket Masterをレビューします。

SONICAKE Pocket Master

メーカーからお借りし、ライン接続やアンプ接続など、実際の使い方をチェックしました。

ライン接続では普通に使える音を鳴らせましたが、アンプ接続では遅延やノイズが気になりました。

アプリ操作や外部IRにも対応し、レビュー時の価格を考えると、できることが多いモデルです。

所長
所長

値段から考えると、練習や手軽な録音に使いどころのあるモデルでした。

SONICAKE Pocket Master ざっくり特徴
どんなモデルかスマホアプリと連携できる小型マルチエフェクター
レビュー時の価格8,800円
主な使い方練習/ライン録音/オーディオインターフェース
音作りアンプモデル/IR/ドライブ/空間系を組み合わせられる
アプリ操作Bluetooth接続でモデル選択や各つまみを操作できる
外部データユーザーIRを5つまで追加でき、NAMデータにも対応
良かった点ライン接続の音/アプリ操作/空間系/ギターボリュームへの反応
気になった点アンプ接続時の遅延とノイズ/ヘッドホン直の平坦さ/10秒のルーパー
SONICAKE Pocket Master スペック
ブランドSONICAKE
モデル名Pocket Master
種類小型マルチエフェクター
価格レビュー時8,800円
主な機能アンプモデル/IR/エフェクト/チューナー/ルーパー
ファクトリープリセット50個
アプリ連携スマホアプリで編集可能
外部IRユーザーIRを5つまで追加可能
外部データNAMデータの取り込みに対応
USB端子USB Type-C
レビュー時のファームウェアVer 1.1からVer 1.22へ更新
魔法の箱研究所 レビュー動画
話題の小型マルチエフェクターを魔法の箱研究所 所長が忖度なしにレビュー
レビュー時のチェック内容
接続方法ライン接続/アンプ接続/ヘッドホン直
操作アプリ編集/プリセット切り替え/物理ボタン
外部データElectro-Voice SROのIR/NAM
内蔵機能アンプモデル/空間系/グレイファズ/チューナー/ルーパー
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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Pocket Masterはライン接続や手軽な録音に使いやすかった

Pocket Masterから直接録音する使い方では、価格を考えると、普通に使える音を鳴らせました。

USB Type-Cを備えており、新しいiPhoneなら、Pocket Masterから直接録音できます。

一方でギターアンプへ接続すると、ピッキング時の遅れや、ノイズが気になりました。

ファクトリープリセット1番は手を加えなくても使いやすかった

ファクトリープリセット1番は、届いた状態で鳴らしても、なかなか良い印象でした。

ハイゲイン系のアンプモデルに、グリーンバック4発のキャビネットIRなど、複数のエフェクトが組み合わされています。

  • チューブスクリーマー系ドライブ
  • イコライザー
  • アナログディレイ
  • プレートリバーブ

音を作り込まなくても、50個のプリセットから、好みに合う音を探せます。

ヘッドホン直はVOLT 476経由より平坦に感じた

Pocket Masterのヘッドホン出力は、悪くはありませんが、少し平坦で物足りなく感じました。

VOLT 476を通した音では、コンプレッサーの影響もあり、立体感が出る印象です。

使用したヘッドホンの影響も考えられるため、Pocket Masterだけが原因とは、断定していません。

アンプ接続では遅延とノイズが気になった

ギターアンプのインプットとリターンでは、ピッキングした音が、少し遅れて聞こえる感覚がありました。

イコライザーやコンプレッサーを使うと、遅れの感覚は、少し和らぐ印象です。

アンプモデルをオンにしたままインプットへ接続すると、今回の環境では、ノイズも多くなりました。

アンプモデルとIRを切り、ディレイやグレイファズなどを使う方が、アンプ接続では使いやすく感じました。

Ver 1.22ではノイズゲートの不自然さが軽減された

ノイズゲートをオンにすると、音が減衰する部分に、不自然さを感じました。

届いた時のVer 1.1からVer 1.22へ更新すると、不自然さは、少し軽減されています。

Ver 1.22でも不自然さは残るため、ノイズゲートのかけ方には、調整が必要です。

アプリ操作と外部IRで音作りを広げられる

Pocket Masterは本体でも操作できますが、スマホアプリを使う方が、音作りしやすく感じました。

Bluetooth接続やエフェクト編集も分かりやすく、内蔵IRだけでなく、外部IRも読み込めます。

Bluetoothは一度で接続できた

Bluetooth接続は、今回試した環境では、一度で接続できました。

スマホ画面でモデルを選び、つまみを操作できるため、本体だけで触るより分かりやすいです。

音作りに慣れていない場合は、ファクトリープリセットを選び、好みに近い音から調整できます。

空間系は奥行きがあり自然に聞こえた

ディレイとリバーブは、効果があからさまに聞こえにくく、自然なかかり方でした。

録音した音には、奥行きも感じられ、空間系は良い印象です。

アナログディレイやプレートリバーブも、アプリ画面を見ながら、設定を変更できます。

ユーザーIRを5つまで追加できる

Pocket Masterには複数のIRが入り、1発から4発まで、異なるキャビネットを選べます。

ユーザーIRは5つまで追加でき、購入していたElectro-Voice SROのIRも、読み込んで使えました。

SROのIRよりグリーンバック4発の方が好みに合いましたが、外部IRを取り込む機能は、問題なく使えています。

NAMは読み込むデータを選ぶ必要がある

Pocket Masterは、NAMデータを取り込める機能も、備えています。

NAMを使う場合は、IRがキャンセルされるため、フルリグデータを選ぶ方がよいと聞きました。

実際に試した範囲では、読み込むNAMデータを、選ぶ必要があると感じました。

一部のエフェクトは接続順を変更できる

接続順を変更できるブロックは、以下のとおりです。

  • ノイズサプレッサー
  • FX1
  • FX2
  • ディレイ
  • リバーブ

ドライブとアンプモデルに加え、IRとイコライザーは、位置が固定されています。

コーラスやフェイザーなども入り、アプリ上で組み合わせながら、プリセットを作れます。

物理ボタンとルーパーは手元での練習に向く

本体の物理ボタンでもエフェクトを操作できますが、足元で頻繁に踏むより、手元で使う方が扱いやすいです。

プリセット切り替えやルーパーも備えており、短いフレーズを使った、練習に利用できます。

物理ボタンは足元より手元で操作しやすい

本体の物理ボタンでは、選択したエフェクトを、個別にオン/オフできます。

足で押すこともできますが、ボタンがゴム製のため、耐久性に不安を感じました。

プリセット切り替えでは、音色が大きく変わっても、気になる音切れはほとんどありませんでした。

ルーパーは10秒なので短いリフの練習向け

ルーパーは、スイッチを同時に長押しすると、起動できます。

録音時間は10秒のため、コード進行を録音するには、少し短く感じました。

短いリフを繰り返して練習する用途なら、操作も分かりやすく、問題なく使えます。

ギターボリュームを絞ってもクリーンやクランチへ追従した

JCM800系のアンプモデルでは、ギターボリュームを絞ると、クリーンやクランチへ変化しました。

ノイズゲートによる減衰の不自然さはありますが、音が極端に弱くなる感じはなく、許容範囲で鳴りました。

グレイファズでは、アンプモデルの歪みを下げ、ファズ側のゲインを調整しています。

ギターボリュームを絞ると、グレイファズをオンにした状態でも、クリーンまで落とせました。

SONICAKE Pocket Masterがおすすめの人

  • 1万円以下で使える小型マルチを探している人
  • 練習や手軽な録音に使いたい人
  • スマホアプリで音を作りたい人
  • 外部IRを読み込んで使いたい人
  • これからギターを始める人

SONICAKE Pocket Masterをおすすめしない人

  • アンプのインプットやリターンを主な接続先にする人
  • ライブで物理ボタンを頻繁に踏みたい人
  • 本体のヘッドホン出力だけで立体感のある音を求める人
  • 10秒を超えるフレーズをループしたい人

Pocket Masterはライン接続とアプリ操作を軸に使いたい小型マルチ

SONICAKE Pocket Masterは、レビュー時に1万円を切る価格で、練習や手軽な録音に使えるモデルです。

アンプ接続では音作りを詰める必要がありますが、ライン接続では普通に使える音を鳴らせました。

アプリ操作や外部IRにも対応し、音を選ぶだけでなく、自分で作り込む使い方もできます。

所長
所長

値段を考えると、これから始める人にも、音作りを試したい人にも使いやすいモデルです。

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