LEVELノブだけで音量とゲインを持ち上げるブースターペダル、T-Rex Luxury Driveをレビューします。

T-RexはLuxury Driveを、シンプルさと耐久性を備えたトーン重視のブースターとして発売しました。
Gary Mooreの2010年ツアーボードでも、T-Rex Luxury Driveの使用を確認できます。
| 項目 | チェックした内容 |
|---|---|
| コントロール | LEVELのみ |
| LEVEL最小 | 音量はゼロにならず、踏むと音量が上がる |
| LEVELを上げた時 | 徐々にゲインも上がり、フルでは音が割れる |
| サウンド | 低域が出すぎず、ハイミッドを中心に持ち上げる印象 |
| 使い方 | 歪みペダルやアンプをプッシュする使い方が合う |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | ブースター |
| コントロール | LEVEL |
| 入力インピーダンス | 1MΩ以上 |
| 出力インピーダンス | 10kΩ以下 |
| 電源 | 9V DC |
| 消費電流 | 7mA |
参照元:Effects Database「T-Rex Luxury Drive」/r246c’s room for GARY MOORE「2010年 最後のペダルボード」
LEVELだけで音量とゲインを持ち上げるブースター
Luxury DriveのコントロールはLEVELだけですが、ノブを回すことで音量だけでなくゲインも変化します。
LEVELをゼロまで下げても音量はゼロにならず、エフェクトをONにするとグッと音量が上がりました。
LEVELを上げていくと徐々にゲインも増え、フルまで上げると音が割れてきます。
この音量とゲインの上がり方が、またなかなか良い感じなんですよ。
歪みペダルの前でも音量を持ち上げやすい
特に印象に残ったのが、音量の持ち上がり方です。
ブースターを歪みペダルの前へつなぐと、思ったほど音量が上がらないことがあります。
Luxury Driveの場合は、歪みペダルの前でも音量がしっかり上がりました。
Luxury Driveは歪みペダルやアンプをプッシュする用途を想定したブースターです。
低域が出すぎずハイミッドを中心に持ち上げる
音質はクリーンブースター系ですが、原音に素直なピュア系とは少し違うアグレッシブなサウンドです。
フルレンジブースターっぽさもありますが、低域が出すぎずハイミッドを中心に持ち上げます。
コンプレッション感もそれほど付加されず、弦を弾いた時のニュアンスはよく出ました。
音も太くしてくれるため、所長には音質やサウンドの方向性も好みのペダルでした。
シンプルな仕様で手軽に音を決められ、音の方向性も好みだったのでバンドリハで使いたくなりました。
早速エフェクターボードにも組んでみました(笑)

良い感じに納まりました。
Luxury DriveはTim Jauernigが2004年に製作した
Luxury DriveはT-Rexが最初に作ったペダルではなく、Tim Jauernigが2004年に製作したモデルが始まりです。
Tim Jauernigは自分用に最初のLuxury Driveを製作し、その後Dave’s Guitar Shopから10台の注文を受けました。
Luxury DriveやDGTMなどは後にT-Rexへライセンスされ、T-RexのGristleシリーズとして発売されています。
参照元:Effects Database「T. Jauernig Electronics」
T-Rex版とT.C. Jauernig版の比較
T-Rexで発売される前のLuxury Driveは、T.C. Jauernig名義でハンドメイドされていました。
T-Rex Luxury Driveの内部を確認すると、表面実装のチップ基板になっています。

比較動画を見ても、所長にはそこまで大きな音の違いは感じませんでした。
実際に2機種を比較した人にも聞きましたが、答えは大差ないというものでした(笑)
表面実装チップのペダルでは、Seymour Duncan Pickup Booster SFX-01も良い音でした。
気分的にチップ基板だとゲンナリする人もいるかもしれませんが、音には関係ないですね(笑)
Luxury Overdriveは機能を追加した発展モデル
T. Jauernig Electronicsからは、Luxury DriveをベースにしたLuxury Overdriveも発売されました。
Luxury Overdriveは3モードのクリッピング切替を追加し、別のフットスイッチで低域とゲインを加えられます。
1ノブのLuxury Driveから機能を増やし、オーバードライブとして使える範囲を広げたモデルです。
Luxury Overdriveも、現在は生産を終了しています。
参照元:ギタセレ「T. JAUERNIG ELECTRONICS」/Effects Database「T. Jauernig Luxury Overdrive」
Luxury DriveはMythos Pedalsから復活している
Luxury Driveは、2023年にMythos PedalsとTim Jauernigのコラボレーションで復活しました。
Mythos版もLEVELだけの1ノブ仕様で、単一トランジスターのゲインを調整して出力をブーストします。
最大出力は約14dBで、アンプやペダルをプッシュするLuxury Drive本来の使い方を引き継いでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コントロール | LEVEL |
| 出力 | 約14dB |
| 入力インピーダンス | 約1MΩ |
| 出力インピーダンス | 約10kΩ |
| 消費電流 | 約15mA |
| バイパス | True Bypass |
所長もMythos版を実際にチェックしています。
参照元:Mythos Pedals「Luxury Drive Boost」
T-Rex Luxury Driveは音量の持ち上がり方が印象に残るブースター
T-Rex Luxury DriveはLEVELだけのシンプルな仕様ですが、音量とゲインの上がり方が印象に残るブースターでした。
低域が出すぎずハイミッドを中心に持ち上がり、ピッキングのニュアンスもよく出ます。
歪みペダルの前でも音量を持ち上げやすく、所長には音質やサウンドの方向性も好みでした。
T-Rex版は生産を終えていますが、Luxury Driveの系譜はMythos Pedalsへ引き継がれています。









コメント