SONICAKE T&Tは、TS系のオーバードライブをA/Bの両チャンネルに搭載したデュアルオーバードライブです。

Aチャンネルはクリーンミックス、BチャンネルはCLIPを切り替えられ、両チャンネルにEQモードも搭載されています。
A/Bの接続順も入れ替えながら、各チャンネルのサウンドと2台を同時にオンにした時の変化をチェックしました。

最初はAチャンネルを基本にするつもりでしたが、実際に鳴らすとBチャンネルを基本にしてAでブーストする方が好きでした。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| サウンド | 両チャンネルともTS系 |
| Aチャンネル | DRYノブでクリーンミックスを調整できる |
| Bチャンネル | CLIP 1/2で歪み方を切り替えられる |
| 接続順 | A→BとB→Aを切り替えられる |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | デュアルオーバードライブ |
| Aチャンネル | VOL、GAIN、TONE、DRY(クリーンMIX) |
| Bチャンネル | TONE、VOL、GAIN、CLIP |
| EQモード | 高域ブースト/フラット/低域ブースト |
| 動画収録時価格 | 8,800円 |
| 機材 | 内容 |
|---|---|
| ギター | Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| プリアンプ | 使用 |
AチャンネルはDRYノブで原音感を加えられる
Aチャンネルは、DRYノブを上げると歪みの成分が減り、クリアさと原音感を加えられます。

DRYが0の状態ではTS系の歪みで、現行のIbanez TS808と比べると、T&Tの方が少しファットなサウンドに感じました。
DRYを右へ回すほど歪みの成分が減り、100%まで上げると、ほぼ歪まない状態になります。
所長の環境では、DRYを9時付近まで上げると出音が変わり、歪みの中にクリアさと原音感を少し足せました。
さらに上げると、歪みの成分と原音が混じるより、分離するような感じが強くなります。
Warm Audio Tube Squealerにも同じようにクリーンミックスがあり、使っている時の感触は近く感じました。
所長の場合は、DRYを9時付近に設定するぐらいが使いやすかったですね。
DRYを上げるとゲインが減るため、歪み量を残したい場合はGAINも上げて調整します。
DRYを上げて歪みが減った分だけGAINを足しても、音の輪郭や芯は残ってくれました。
ギターボリュームを絞った時も、DRYを上げると分離感が出て、もっさりしない音になります。

DRYとGAINだけでなく、ギターボリュームを絞った時の音まで含めてセッティングするとよいでしょうね。
EQモードでハイとローの出方を変えられる
A/Bの両チャンネルにはEQモードがあり、スイッチの位置で高域や低域の出方を変えられます。
スイッチを上へ倒すとハイが強調される高域ブースト、中央がフラット、下へ倒すとローが強調される低域ブーストです。
| モード | 鳴らした時の変化 |
|---|---|
| ハイ | ジャリッとした音になる |
| 通常 | 通常のTS系サウンド |
| ロー | ローからローミッドにかけて図太くなる |
ローを選ぶとTSらしさが少し弱くなり、DRYを上げると中域にフォーカスした感じも少し弱くなります。
所長はローを選び、DRYも少し上げたセッティングが好みでした。
BチャンネルはCLIP 1とCLIP 2で歪み方を変えられる
Bチャンネルは、CLIP 1ではマイルド、CLIP 2では高域側が立ったサウンドになります。

| CLIP | 音の特徴 |
|---|---|
| CLIP 1 | マイルドなサウンド |
| CLIP 2 | 高域が立ち、ジャキッとしたエッジが加わるサウンド |
CLIP 1とCLIP 2の違いは、GAINを少し上げた状態のほうが分かりやすくなります。

所長はBチャンネルのEQをローにして、CLIP 2を選んだサウンドが好みでした。
A/Bの接続順を入れ替えるとブーストの仕方が変わる
Bチャンネルを基本にした場合、Aチャンネルを前段に置くとゲインブースターとして機能し、後段に置くと少し音量が上がります。
T&Tは、AチャンネルとBチャンネルの接続順を切り替えることが可能です。
| 接続順 | 試した結果 |
|---|---|
| A→B | GAIN感とマイルドな感じが強くなる |
| B→A | GAINの増加は控えめで、音量が持ち上がる |
ブーストサウンドは各チャンネルのノブの設定でも変わるため、A/Bを入れ替えながら使いたいサウンドを探すと良いでしょう。
所長はBチャンネルを基本にしてAチャンネルでブースト
所長はBチャンネルを基本のサウンドにして、Aチャンネルをゲインブーストとして使う設定を選びました。
最初はAチャンネルで基本のサウンドを作り、Bチャンネルでブーストする使い方を考えていました。
実際に鳴らすと、所長の環境ではBチャンネルの方がバイパスサウンドに対して、しっかりした音が鳴るように感じました。
| 設定項目 | Aチャンネル | Bチャンネル |
|---|---|---|
| 役割 | ゲインブースト | 基本の歪み |
| 主な設定 | DRYノブは9時 | EQは低域ブースト/CLIP 2 |
| 接続順 | 前段 | 後段 |

上記のセッティングはあくまで所長の好みですが、個々のプレイヤーが狙いたい音は作ることができるでしょうね。
EQモードとTONEの設定次第でトレブルブースター的な音も作れる
T&TはEQモードを高域ブースト、TONEを上げ目にすることでトレブルブースター的な音になります。
高域に食いつきのあるサウンドも作れます。
TS系のモデルなので、いわゆるトレブルブースターと比べると少しスムーズな感じですが、設定次第でさまざまな音を作れます。
コスパと気になった点
T&Tは8,800円でコストパフォーマンスは良いと感じましたが、所長の環境では音の広がり方に少し気になる部分もありました。
各ツマミやスイッチは触った時の変化が分かりやすく、サウンド自体もTS系です。
現行のTS808やFulltone Full-Driveと比べると、音の広がり方にやや縮こまる感じが気になりました。
所長が気になるだけで、まったく気にならない人もいると思います。
アンプの音量をさらに上げれば気にならない可能性もありますが、試した環境では感じたのが正直なところです。
異なる2つのTS系サウンドが鳴らせて音作りの幅も広いペダル
SONICAKE T&Tは、AとBに違う機能を持たせ、接続順まで入れ替えられるデュアルオーバードライブです。
DRYとCLIPの設定次第で、好みのサウンドも見つけられると感じたペダルでした。

8,800円という価格ですが軽量なアルミ合金製ボディ筐体でちゃんとしていますので、TS系を試してみたい人に最適なモデルでしょうね。








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