歪みだけでなく多彩なサウンドが鳴らせるペダル、Poly EffectsのJosh Smith Flat Vをレビューします。

Josh Smith Flat Vは、つまみを使わず、LEDタッチパネルで各パラメーターを操作するペダルです。
Aチャンネルの4種類のクリッピング、Bチャンネルのゲインとフィルター、モーフィング機能までチェックしました。

歪みペダルとしてだけでなく、フィルターやトレモロ系のサウンドまで作れる、かなり個性的な1台です。
| どんなペダルか | 100%アナログの信号経路をデジタル制御する2チャンネル・ドライブペダル |
| 音の傾向 | 手元のボリュームでクリーン寄りまで歪みを落とせ、ショットキーはローを残しやすい |
| 使い方の軸 | AとBの接続順、4種類のクリッピング、HPFとLPFを組み合わせて音を作る |
| 意外な使い方 | 2つのサイドをモーフィングし、トレモロやオートワウ系のサウンドを作れる |
| 気になるところ | タッチ領域が近いため、演奏中の細かな調整は操作に慣れが必要 |
| ブランド | Poly Effects |
| モデル名 | Josh Smith Flat V |
| タイプ | 2チャンネル・ドライブペダル |
| 操作方式 | LEDタッチパネル |
| 信号経路 | 100%アナログ、デジタル制御 |
| Aチャンネル | 4種類のダイオードクリッピングを切り替えるドライブ回路 |
| Aチャンネルのクリッピング | ショットキー、ゲルマニウム、シリコン、LED |
| Bチャンネル | カスケード接続したJFETによるアンプスタイルのゲイン回路 |
| フィルター | レゾナンス付きハイパスフィルター、ローパスフィルター |
| ルーティング | A、B、A→B、B→A |
| モーフィング | サイン波、三角波、矩形波LFO、エンベロープフォロワー |
| プリセット | 6プリセット×6バンク、最大36パッチ |
| MIDI | MIDI In/Out、TRS Type A |
| 電源 | DC9Vセンターマイナス、ACアダプター別売 |
| サイズ | 幅102mm × 奥行112mm × 高さ60mm |
| 重量 | 333g |
| ギター | Fender CS 59 Telecaster |
| アンプ | Fender Vibroverb EVA MOD. |
| 録音環境 | AMP → OX Amp Top BOX 212 Alnico 50 → VOLT476 → DJI Osmo Pocket 3 |
| 使用エフェクト | UAD Lexicon 224 Digital Reverb、LA-2 Compressor |
- Josh Smith Flat Vはタッチパネルで操作する多機能ペダル
- 手元のボリュームでクリーンからドライブまで変化する
- AとBの接続順でブーストの役割が変わる
- HPFとLPFは一般的なBASSやTREBLEとは効き方が違う
- Aチャンネルは4種類のクリッピングを切り替えられる
- 2つのサイドをモーフィングしてトレモロやフィルター系の音も作れる
- 歪みはアナログ回路でデジタル制御されている
- 本体プリセットとMIDIで音色を呼び出せる
- 足元で細かく触る場合は操作に慣れがいる
- Poly Effects Josh Smith Flat Vがおすすめの人
- Poly Effects Josh Smith Flat Vをおすすめしない人
- Josh Smith Flat Vは2チャンネルの歪みとモーフィングを1台で扱える
Josh Smith Flat Vはタッチパネルで操作する多機能ペダル
Josh Smith Flat Vは、LEDタッチパネルで操作する2チャンネル・ドライブペダルです。
一般的な歪みペダルのようなつまみはなく、ゲインやフィルターの値をパネル上で変更します。
音声信号は100%アナログ経路を通り、パラメーターの設定と保存はデジタルで制御されます。
| チャンネル | 主な役割 |
|---|---|
| Aチャンネル | 4種類のダイオードクリッピングを切り替えるドライブ回路 |
| Bチャンネル | カスケード接続したJFETと2種類のレゾナントフィルターを使うゲイン回路 |
AとBは個別にオンにでき、A→BとB→Aの接続順も切り替えられます。
手元のボリュームでクリーンからドライブまで変化する
Josh Smith Flat Vは、ギター側のボリューム操作に対する反応も良いペダルです。
歪ませた状態から手元のボリュームを絞ると、クリーン寄りのサウンドまでスムーズに落とせます。
ゲインを上げたセッティングでも、手元の操作でクランチまで戻せるため、弾きながら歪み量を変えやすいです。
タッチパネル操作のペダルですが、歪みの反応はアナログらしい生々しさがあります。
AとBの接続順でブーストの役割が変わる
Josh Smith Flat Vは、AチャンネルとBチャンネルの接続順を切り替えられます。
画面中央をタッチすると、A→BまたはB→Aのルーティングに変更できます。
| 接続順 | 使い方 |
|---|---|
| A→B | AでBへの入力を上げ、Bチャンネルの歪み量を増やす |
| B→A | Bの後段でAを使い、設定に応じて音量や歪みを加える |
AをBの前に置くと、Bチャンネルへ入る音量を上げて歪みを深くできます。
Bの後ろにAを置くと、Aの設定に応じて後段の音量や歪みを調整できます。
HPFとLPFは一般的なBASSやTREBLEとは効き方が違う
Josh Smith Flat Vのフィルターは、一般的なBASSやTREBLEとは違う効き方です。
ハイパスフィルターとローパスフィルターをタッチパネル上で動かし、歪みの帯域を変えていきます。
HPFとLPFにはレゾナンスのQ設定があり、カットオフ周波数付近の強調量も調整できます。
ローパスフィルターは、全部点灯に近い状態が標準的に使いやすい位置でした。
ハイパスフィルターは上げすぎるとシャラシャラした方向に寄るため、上げすぎない方が扱いやすいですね。
HPFとLPFを組み合わせると通過帯域を絞れ、ワウ系のフィルターサウンドも作れます。
Aチャンネルは4種類のクリッピングを切り替えられる
Aチャンネルは、4種類のクリッピング回路を切り替えられます。
Bチャンネルをオンにした状態でAチャンネルのクリッピングを変えると、歪みの質感やピッキングへの反応が変わります。
| クリッピング | 音の変化 |
|---|---|
| ショットキー | ローが削られにくく、適度なコンプレッション感が出る |
| ゲルマニウム | トレブルブースターのようなカリッとしたエッジが出る |
| シリコン | 音の太さやピッキングへの反応が変わる |
| LED | シリコンと大きな差はないが、バイト感に違いが出る |
所長的には、ショットキーが一押しでした。
ローが削られすぎず、コンプレッション感も適度に加わるため、扱いやすいサウンドです。
ゲルマニウムは変化が分かりやすく、トレブルブースター寄りのカリッとした質感になります。
2つのサイドをモーフィングしてトレモロやフィルター系の音も作れる
Bチャンネルにはゲインとレベルに加え、HPFとLPFを個別に設定できる2つのサイドがあります。
LFOまたはエンベロープフォロワーを使い、2つのサイドの設定を連続的に変化させられます。
レベルを変化させるとトレモロとなり、フィルターを動かすとオートワウ系の効果を作れます。
動画で画面が青く光るモードでは、変化の速さとピッキングに対する感度をタッチ操作で調整しました。
操作領域が隣接しているため、調整中に別のパラメーターへ触れる可能性があります。
歪みはアナログ回路でデジタル制御されている
Josh Smith Flat Vは、音声信号が100%アナログ経路を通るペダルです。
タッチパネルやプリセットはデジタル制御ですが、歪みとフィルターはアナログ回路で構成されています。
デジタルマルチのようなタッチの遅れや、ピッキング時のぬるさは気になりませんでした。

レスポンスは良く、ピッキングに対する反応も生々しいですね。
本体プリセットとMIDIで音色を呼び出せる
Josh Smith Flat Vは、6プリセット×6バンクの最大36パッチを本体へ保存できます。
パネル上部の1〜6をタッチするか、フットスイッチを使って保存したパッチを呼び出せます。
6つのバンクを切り替えることで、各番号へ保存した設定を最大36パッチまで管理できます。
MIDIにも対応し、外部コントローラーからパッチや各パラメーターをコントロールできます。
足元で細かく触る場合は操作に慣れがいる
Josh Smith Flat Vは多機能ですが、足元で細かく調整する場合は操作に慣れが必要です。
タッチパネルは操作領域が近く、足元で触ると別のパネル部分を押す可能性があります。

演奏中に細かく調整するよりも、あらかじめプリセットを作って呼び出す使い方が向いているでしょうね。
Poly Effects Josh Smith Flat Vがおすすめの人
- アナログの歪みをプリセットで管理したい人
- ブースターとオーバードライブの接続順を切り替えたい人
- クリッピングやフィルターで歪みの質感を細かく変えたい人
- トレモロやフィルター系の飛び道具サウンドも使いたい人
Poly Effects Josh Smith Flat Vをおすすめしない人
- つまみで直感的に操作したい人
- 歪みだけをシンプルに使いたい人
- 演奏中に足元で細かく数値を変えたい人
Josh Smith Flat Vは2チャンネルの歪みとモーフィングを1台で扱える
Poly Effects Josh Smith Flat Vは、2つのドライブ回路とレゾナントフィルターを組み合わせたペダルです。
作成した設定は最大36パッチまで保存でき、フットスイッチやMIDIから呼び出せます。
手元のボリュームで歪み量を変える使い方に加え、モーフィングによるトレモロやオートワウも作れます。

つまみのある歪みペダルとは操作感が大きく違いますが、歪みだけでなく多彩なサウンドを作りたいギタリストに試してほしいですね。









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