BOSS BD-2 Blues Driverをファズの後段に置き、スタックペダルとして使えるのかをチェックしました。
今回の検証では、BOSSコンパクト・ペダル50周年記念モデルのBD-2-B50Aを使用しています。
初期型のBD-2も所有していますが、価格が上がっており参考にしにくいため、今回はBD-2-B50Aを選びました。

BD-2-B50Aは、ノイズも少ない印象で、バイパス音を含めてメリハリのある音が鳴りました。
手前にはOrganic Sounds Orga Faceを繋ぎ、スタックペダルのの比較用として、他社の2機種も用意しました。
- BOSS BD-2-B50A
- King Tone Guitar Blues Power
- Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitch
| 項目 | 使用機材 |
|---|---|
| ギター | Fender Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator |
| 前段のファズ | Organic Sounds Orga Face |
ファズのスタックペダルとしてチェックする時に重視したこと
ファズの後段にスタックペダルを繋ぐ場合、後段のペダルをオンにした時の変化が重要です。
手前のファズの質感が大きく変わらなければ、ファズ本来の良さを活かせます。
検証で使用したOrganic Sounds Orga Faceは、ヴィンテージの質感が感じられるシリコンファズフェイス系のペダルです。
スタックさせる3台は、オン/オフ時の音量差が少ない位置に設定し、以下の項目をチェックしました。
| チェック項目 | チェックしたポイント |
|---|---|
| ファズの質感 | ザラッとした粗さやバサバサした感じが残るか |
| 巻弦側の鳴り方 | ローが丸くなるか、締まるか |
| ゲインを上げた時 | ファズの質感やローの出方がどう変わるか |
試した3台では、それぞれ異なる結果になりました。
Orga Faceの後段に繋ぎ、スタックさせた時の印象を表にまとめました。
| スタックペダル | 試した印象 |
|---|---|
| BOSS BD-2-B50A | ファズの粗さやバサバサした感じが丸くなる |
| King Tone Guitar Blues Power | ファズの質感や巻弦側の鳴り方が比較的残るが、ゲインを上げると粗さが少し丸くなる |
| Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitch | ローはやや締まるものの、ファズの質感を残しながら出音が前に出る |

では、各ペダルで感じたスタックペダルとしての有用性を紹介します。
BD-2を後段に置くとファズの粗さが丸くなる
Orga Faceの後段でBD-2をオンにすると、少し音が丸くなって引っ込む感じがありました。
Orga Face特有のザラッとした粗さやバサバサした感じも、BD-2を通すと少し飛んでしまいます。
BD-2のDRIVEを上げると、ファズの粗さやバサバサした感じが、さらに丸くなりました。
ファズフェイス系の粗さやローの出方を残したい場合、BD-2だと難しい印象を受けました。

今回比べた3台では、BD-2を通した時が一番ファズの粗さやバサバサした感じが飛びましたね。
Blues Powerはファズの質感が比較的残る
Blues Powerは、BD-2よりもOrga Faceの質感が変わりにくいペダルでした。

オン/オフで音量が大きく変わらない位置に設定し、Orga Faceの後段でチェックしました。
巻弦側に変な丸みがつかず、BD-2よりもオンにした時の差が少なく感じます。
DRIVEを上げると、ファズの粗さは少し丸くなりますが、設定次第では質感を損なわずに鳴らせました。
Broadcast Dual Footswitchはファズの質感を残しながらローが締まる
Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitchは、ファズの質感を大きく変えず、ローが少し締まる感じがありました。

Broadcast Dual Footswitchの場合、ファズフェイスの後ろにUni-Vibeのプリアンプを通した時のように、ローが扱いやすくなる傾向にあります。
アンプがクリーンな状態でBroadcastのゲインを足すことで、ファズの質感を残しながら、足りないゲイン感も補えます。
ゲインを上げていくと、ローの出方は変わりますが、出音がグッと前に出てきます。
今回試したペダルの中では、Orga Faceの質感を大きく変えない印象で、所長もBroadcast Dual Footswitchを愛用しています。
ゴツゴツした感じやザラザラした感じが残り、スムーズになりすぎないため、よく持ち出すペダルボードにBroadcastを入れています。

Blues Powerは、スムーズなサウンドを作りたい時や、幅広い歪みをカバーしたい時に使っています。

所長の場合、Blues PowerとBroadcastがあれば、基本のサウンドは作れますね。
ファズの受け側以外でBD-2を活かす2つの使い方
BD-2は、ファズの受け側としてスタックペダルとして使うより、メインの歪みにした使い方が合いました。
動画では、以下の2つの使い方をチェックしました。
- BD-2単体でファジーな歪みまで作る
- BD-2を常時オンにしてOrga Faceをブースターとして使う
BD-2単体でファジーな歪みまで作る
昔のBOSSの取扱説明書では、GAINとTONEを最大にするセッティングも紹介されていました。
実際に試すと、ファジーで暴れるピーキーなサウンドになります。
所長の場合は、GAINを3時付近、TONEを2時半付近まで下げた方が使いやすく感じました。
ギターボリュームを絞ると、クリーンやクランチになり、上げるにつれてオーバードライブへ変化します。
ギターボリュームをさらに上げると、ファズに近い歪みまで、手元でコントロールできました。
BD-2は単体で鳴らしても、十分に完成されたサウンドを作れます。
BD-2を常時オンにしてファズフェイスをブースターとして使う
BD-2は、DRIVEを上げすぎず、軽くクランチする程度に設定して常時オンにします。
手前のOrga Faceをオン/オフすることで、ブースターとして使う方法です。
ギターボリュームとOrga Faceを使い分けることで、幅広いゲインレンジをカバーできます。
ギターボリュームを5〜6付近まで絞ると、Orga Faceをクリーンブースターのように使えます。
Orga Faceをオンにすると、高域が少しキラッと出て、音量も少し上がって聞こえました。
ギターボリュームを6から8へ上げるにつれて、少しずつゲインが加わります。
10に近づけると、ファズフェイスらしいローを残しつつ、図太いリードサウンドを鳴らせます。

上記の使い方であれば、BD-2を使いつつ、幅広い歪みサウンドをコントロールできます。
別動画ですが、ファズフェイス系ペダルであるSIB! NICK NITROを利用した解説動画も併せてどうぞ。
BD-2とファズを組み合わせるなら
所長の場合、ファズフェイス系の粗さを残す受け側には、BD-2よりBlues PowerやBroadcastの方が合いました。
BD-2は、後段でファズを受けるより、軽いクランチで常時オンにして使う方がはまりました。
手前のファズをブースターとして使うことで、BD-2を活かしながら、幅広い歪みを作れます。

BD-2は、ファズ受けにこだわらず、メインの歪みにした方が使いやすかったですね。









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