BOSS BD-2 Blues Driverを、ファズの後段に置くスタックペダルとして使えるのかチェックしました。

Organic Sounds Orga Faceの後段に以下のペダルをスタックさせ、ファズの質感や巻弦の鳴り方を比較してみました。
- BOSS BD-2-B50A
- King Tone Guitar Blues Power
- Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitch
| 項目 | 使用機材 |
|---|---|
| ギター | Fender Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator |
| 前段のファズ | Organic Sounds Orga Face |
BD-2をファズのスタックペダルとして試す
ファズのスタックペダルとして使う場合、後段のペダルをオンにした時の変化が重要です。
手前のファズの質感が大きく変わらなければ、ファズ本来の良さを活かせます。
Organic Sounds Orga Faceは、ローがしっかり出るシリコンファズフェイス系です。
各ペダルはオン/オフ時の音量差が少ない位置に設定し、以下の項目をチェックしました。
| チェック項目 | チェックしたポイント |
|---|---|
| ファズの質感 | ザラッとした粗さやバサバサした感じが残るか |
| 巻弦側の鳴り方 | ローが丸くなるか、締まるか |
| ゲインを上げた時 | ファズの質感やローの出方がどう変わるか |
BD-2を後段に置くとファズの粗さが丸くなる
Orga Faceの後段でBD-2をオンにすると、少し音が丸くなって引っ込む感じがありました。
Orga Face特有のザラッとした粗さやバサバサした感じも、BD-2を通すと少し飛んでしまいます。
BD-2のDRIVEを上げると、さらにスムーズな方向に寄りました。
スムーズな音に変わるため、使いやすく感じる人もいると思います。
ただし、ファズフェイス系の粗さやローの出方を残したい場合、BD-2は質感が変わりやすい印象です。
今回比べた3台では、BD-2を通した時が一番ファズの粗さやバサバサした感じが飛びました。
Blues Powerはファズの質感が比較的残る
Blues Powerは、BD-2よりもOrga Faceの質感が変わりにくいペダルでした。

オン/オフで音量が大きく変わらない位置に設定し、Orga Faceの後段でチェックしました。
巻弦側に変な丸みがつかず、BD-2よりもオンにした時の差が少なく感じます。
DRIVEを上げるとマイルドな方向に寄りますが、ファズの質感を損なわずに鳴らせました。
Broadcastはファズの質感を残しながらローが締まる
Broadcastはファズの質感を大きく変えず、ローが少し締まる感じがありました。

Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitchも、Orga Faceの後段につないでチェックしました。
ファズフェイスの後ろにUni-Vibeのプリアンプを通した時のように、ローが扱いやすくなる印象です。
アンプがクリーンな状態でファズの歪みを抑えると、ゲインが少し足りなくなることがあります。
Broadcastのゲインを足すと、ファズの質感を残しながら、足りないゲイン感を補えました。
ゲインを上げるとローの出方は変わりますが、出音がグッと前に出てきます。
Orga Faceの質感も大きく変わらず、スタックペダルとして使いやすく感じました。
3台のスタックペダルを比較
3台を比べると、Orga Faceの後段に置いた時の変化には違いがありました。
| スタックペダル | 試した印象 |
|---|---|
| BOSS BD-2-B50A | ファズの粗さやバサバサした感じが丸くなり、スムーズな方向に寄る |
| King Tone Guitar Blues Power | ファズの質感や巻弦側の鳴り方が比較的残る |
| Hudson Electronics Broadcast Dual Footswitch | ファズの質感を残しながらローが締まり、出音が前に出る |
ファズの質感を残すスタックペダルとしては、BD-2よりBlues PowerやBroadcastの方が使いやすい印象です。
所長がBroadcastを愛用している理由
所長がBroadcastを愛用しているのは、ゴツゴツした感じやザラザラした感じがあり、スムーズになりすぎないからです。

所長は、よく持ち出すペダルボードにBroadcastを入れています。
Blues Powerは逆にスムーズなサウンド、より幅広い歪みサウンドをカバーしたい時に愛用しています。
所長の場合、Blues PowerとBroadcastがあれば、基本のサウンドは作れますね。
BD-2をファズの受け側にしない使い方
BD-2はファズの受け側にするより、BD-2をメインの歪みにした使い方が合いました。
動画では、以下の2つの使い方をチェックしました。
- BD-2単体でファジーな歪みまで作る
- BD-2を常時オンにしてOrga Faceをブースターとして使う
BD-2単体でファジーな歪みまで作る
昔のBOSSの取扱説明書では、GAINとTONEを最大にするセッティングも紹介されていました。
実際に試すと、ファジーで暴れるピーキーなサウンドになります。
所長の場合は、GAINを3時付近、TONEを2時半付近まで下げた方が使いやすく感じました。
ギターボリュームを絞るとクリーンやクランチになり、上げるにつれてオーバードライブへ変化します。
ギターボリュームをさらに上げると、ファズに近い歪みまでコントロールできました。
BD-2は単体で鳴らしても、十分に完成されたサウンドが作れます。
BD-2を常時オンにしてファズをブースターに使う
BD-2を軽いクランチに設定し、手前にOrga Faceを置く使い方もチェックしました。
ギターボリュームを5〜6付近まで絞ると、Orga Faceをクリーンブースターのように使えます。
Orga Faceをオンにすると高域が少しキラッと出て、音量も少し上がって聞こえました。
ギターボリュームを6から8へ上げるにつれて、少しずつゲインが加わります。
10に近づけると、ゴワッと歪んでモワッとする感じが出てきます。
上記の使い方では、ファズの質感をそのまま残すのではなく、Orga Faceをブースターとして使います。
アンプの音量を大きく出せない環境でも、BD-2でアンプがクランチした状態を作れました。
BD-2を常時オンにして、ファズを前段のアタッチメントとして使う組み合わせは十分ありです。
今回使用したのは、BOSSコンパクト・ペダル50周年記念モデルのBD-2-B50Aです。
出音に問題はなく、ノイズも少ない印象でした。
バイパス音もしっかりしており、メリハリのある音が鳴ります。
所長は生産初年度の初期BD-2も所有していますが、バイパス音は新しい個体の方がメリハリを感じます。
BD-2-B50Aは表面実装基板のため、基板を眺める楽しみは減りましたが、実際に鳴らすと十分に良いものです。
初期型と現在のBD-2の違いは、BOSS BD-2のレビュー記事で紹介しています。
BD-2とファズを組み合わせるなら
所長の場合、ファズフェイス系の粗さを残す受け側には、BD-2よりBlues PowerやBroadcastの方が合いました。
BD-2は後段でファズを受けるより、軽いクランチで常時オンにして、手前のファズをブースターとして使う方がはまりました。

BD-2はファズ受けにこだわらず、メインの歪みにした方が使いやすかったですね。









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