Studio Daydream JRM-OD V5.0は、60年代ブラックフェイス期のアンプサウンドをコンセプトにしたオーバードライブです。

Jan RayやTimmy系を連想するペダルですが、SATURATIONノブやクリッピング切替を備えています。
今回はストラトキャスターを使い、Quilter Aviator CUBに接続して鳴らしました。
軽く歪ませる使い方を中心に、SATURATION、クリッピング切替、BASS、TREBLE、GAINの効き方を紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Studio Daydream |
| モデル名 | JRM-OD V5.0 |
| 種類 | オーバードライブ |
| コンセプト | 60年代ブラックフェイス期のアンプサウンド |
| 主なコントロール | VOLUME、GAIN、BASS、TREBLE、SATURATION |
| クリッピング切替 | ノーマル、カスタム1、カスタム2 |
| カスタム1 | 対称クリッピング |
| カスタム2 | 非対称クリッピング |
| レビュー時点の価格 | 15,800円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ギター | ストラトキャスター |
| オーバードライブ | Studio Daydream JRM-OD V5.0 |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| 主に触ったコントロール | SATURATION、クリッピング切替、BASS、TREBLE、GAIN、VOLUME |
JRM-OD V5.0は軽く歪ませて使いたいオーバードライブ
JRM-OD V5.0は、軽く歪ませて使いたいオーバードライブです。
最初のセッティングでは、BASSを少し絞り、TREBLEをマックス、GAINを9時半あたりにしています。
VOLUMEは9時付近ですが、アウトプットレベルは結構大きめです。
強く歪ませるより、軽く歪ませる使い方に向いていると感じました。
Jan RayやTimmy系を連想する部分はありますが、JRM-OD V5.0にはSATURATIONノブとクリッピング切替があります。
SATURATIONは飽和感とバイト感を足せる
JRM-OD V5.0の黒い小さなノブは、SATURATIONコントロールです。
SATURATIONを上げていくと、飽和感とバイト感が足されます。
弾いた時の食いつく感じが出てくるため、音の出方を変えたい時に触るポイントになります。
SATURATIONを0にすると、少し柔らかい丸い感じになります。
SATURATIONを上げていくと、高域とコンプレッション感も少し足される印象です。
マックスまで上げると高域がピーキーなサウンドになるため、所長の環境では10時手前ぐらいが良かったです。
ギター側のボリュームを絞った時も、SATURATIONを上げると弾いた時のバイト感が足されます。
音抜けを良くしたい時は、SATURATIONを少し触る使い方もできます。
トーンではありませんが、高域だけでなく、巻弦の鳴り方にも影響します。
低域側の出方にも関わるため、上手に使うと音作りの幅が広がるノブです。
SATURATIONノブは、12時がデフォルトの可能性があります。
12時の位置では少し耳に痛い感じがあったため、レビューでは少し下げて使っています。
SATURATIONは、ギターやアンプに合わせて好みでセッティングするとよいでしょうね。
クリッピングはノーマル、対称、非対称を切り替えられる
JRM-OD V5.0は、ミニスイッチでクリッピングを切り替えられます。
公式サイトの表記では、カスタム1、ノーマル、カスタム2という並びです。
下段がカスタム1の対称モード、中央がノーマル、上段がカスタム2の非対称モードです。
ノーマルは一番音量が大きく、割とクリアでオープンなサウンドです。
カスタム1の対称モードは、一番コンプレッション感があり、歪む印象があります。
対称モードは、ノーマルよりも音量が少し下がります。
カスタム2の非対称モードは、ノーマルと対称モードの中間に近いイメージです。
SATURATIONを下げている時より、上げた時の方が食いつく感じは出てきます。
各モードに対してSATURATIONを調整すると、音作りはしやすくなるでしょう。
GAINをマックス付近まで上げる場合は、対称モードより非対称モードの方が使いやすいです。
非対称モードは、ゲインを上げた時でも音の輪郭が残ります。
ギターボリュームを絞った時も、音が潰れないような感じになります。
歪ませて使うなら、上段の非対称モードを選びたいところです。

SATURATIONは1時ぐらいまで上げると、音の輪郭も含めて前に出てくる感じがありました。
BASSとTREBLEはマックス付近から始めると分かりやすい
JRM-OD V5.0は、BASSとTREBLEの2バンドEQを搭載しています。
BASSとTREBLEを12時にすると、割とスムーズなサウンドに変化します。
エフェクトをオンオフした時に変わらない音を作る場合、12時の位置では少し難しかったです。
オンオフした時の変化を抑えるユニティセッティングを狙うなら、所長の環境だとTREBLEをマックス、BASSを少しだけ絞るほうがよかったです。
セッティングのスタートとして、TREBLEとBASSをマックスから始めるとよいでしょう。
ユニティセッティングからGAINを足していくと、原音の太さを変に損なわずに歪ませることが可能です。
アンプで音作りしている場合でも、オンにした時の変化を抑えながら歪みを足せます。
ペダルのコンセプトであるアンプサウンドも、EQを上げ気味にした方が出しやすい印象があります。
スムースな歪みが欲しい時は、TREBLEとBASSを下げていきます。
BASSを下げるとローがカットされる印象になり、TREBLEを下げると柔らかくなっていきます。
BASSとTREBLEは、両方を触りながらサウンドをコントロールする方が分かりやすいでしょう。
JRM-OD V5.0はクランチサウンドで鳴らすのがおすすめ
JRM-OD V5.0は、GAINを上げて使うこともできます。
ただし強く歪ませる使い方より、クランチぐらいで鳴らす方が向いている印象を受けました。
Jan Rayもガシガシに歪ませて使うペダルではないでしょうし、軽く歪ませる使い方なら、ギターやアンプの音にゲインを足す感覚で使えます。
Jan Rayと比べると筐体や余韻の違いはある
JRM-OD V5.0は、Jan RayやTimmy系の流れを感じるオーバードライブです。
Jan Rayは、ブラス筐体を含めた作りが特殊です。
筐体の音も影響していると感じているため、Jan Rayとは違いが出ます。
JRM-OD V5.0は、純粋にオーバードライブとして使う分には使えるペダルです。
ローは出ますが、音は少しすっきりしている感じがあります。
空気感や余韻がもう少し欲しい場合は、気になるかもしれません。
一方で、余韻が少ない方が弾きやすい人や、バンドで合わせやすいと感じる人もいるはずです。

合う、合わないは人それぞれですね。
低価格で多機能に作られているのはすごい
JRM-OD V5.0は、レビュー時点で15,800円でした。
コスパで見るなら、良いモデルといえます。
低価格ながら、SATURATION、BASS、TREBLE、3モードのクリッピング切替まで入っています。
価格を考えると、色々求めすぎるより、よく機能を詰め込んだペダルとして見たいところです。
Studio Daydreamのスイッチャーも長く使っていますが、重宝しています。
痒いところに手が届くようなモデルを作っているブランドという印象があります。
JRM-OD V5.0は低価格で多機能なブラックフェイス系オーバードライブ
Studio Daydream JRM-OD V5.0は、60年代ブラックフェイス期のアンプサウンドをコンセプトにしたオーバードライブです。
Jan RayやTimmy系の流れを感じる部分はありますが、SATURATIONノブやクリッピング切替で調整できる幅があります。
Jan Rayと比べると筐体や余韻の違いはありますが、純粋にオーバードライブとして使う分には使えるペダルです。
低価格で多機能に作られている点は、JRM-OD V5.0の魅力です。

軽く歪ませる使い方なら、SATURATIONとクリッピング切替で細かく調整できるオーバードライブです。










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