独自のSaturation cutを搭載したオーバードライブ、Petla(ペトラ)Ive(イヴ)をレビューします。

実際に弾いて面白かったのは、Saturation cutで音のタイトさやコンプ感、太さまで変えられるところでした。
| Saturation cut | タイトさからコンプ感のある音まで調整 |
| サウンド | 高域と低域が出ながら奥で鳴るような独特の空気感 |
| Gain | クランチからオーバードライブまで調整 |
| ギターボリューム | クリーンからクランチ付近までゲインを落とせる |
| 使い方 | メインの歪みと前段ブースターの両方でチェック |
| ブランド | Petla |
| モデル名 | Ive |
| 種類 | オーバードライブ |
| コントロール | Volume、Gain、Tone、Saturation cut |
| スイッチング | トゥルーバイパス |
| 電源 | 9VセンターマイナスDC |
| 電池 | 使用不可 |
| サイズ | 120mm × 36mm × 62mm(突起物を除く) |
参照元:Petla Ive
| ギター | Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator |
Saturation cutでコンプ感と太さを調整できる
Petla Iveで最も特徴的なのが、Saturation cutのノブです。
一般的な3ノブの操作とは違い、Saturation cutを動かすと歪みの質感そのものが変わります。
左へ絞るとタイトな音になり、右へ上げるほどコンプレッション感が強くなります。
Petla公式では、2つの増幅回路を任意の割合でブレンドして新しい音色を作る設計です。
実際に弾いても、ピッキングした時の角や音の太さまで変化するノブでした。
参照元:Petla Rev 3rd Anniversary Color
Saturation cutを絞るとタイトでジャキッとした音になる
Saturation cutを左へ回し切ると、かなりタイトでジャキッとしたサウンドになります。
ピッキングした瞬間のアタックがはっきり出て、コードを鳴らしても輪郭が残る音でした。
Toneを絞っても、Saturation cut側のタイトなニュアンスは残ります。
Saturation cutを上げるとコンプ感が強くなる
Saturation cutを右へ上げていくと、ピッキングした時の角が少しずつ丸くなります。
強くピッキングしてもピークが飛び出しにくくなり、コンプレッション感が増していきます。
右側では音の太さも増えて、まとまりのあるサウンドに変化しました。

Gainを触らなくても、Saturation cutだけで弾き心地まで変えられるところが面白いですね。
Toneとの組み合わせで芯とコンプ感を合わせられる
Saturation cutを上げるとコンプ感が増しますが、Toneとの組み合わせで音の芯も調整できます。
動画で使いやすかったのは、Saturation cutを1時前後、Toneを12時半付近にした設定です。
Saturation cutで音を少し丸くしながら、Toneを12時より少し上げると芯が通ります。
太さを出しつつ輪郭も残せる、バランスの良い組み合わせでした。
Gainは10時から12時付近で歪み始める
Gainを下げると全体の音量も下がるため、Volumeを上げながらチェックしました。
Gainは10時から12時付近で歪み始め、1時方向へ上げるとしっかりしたオーバードライブになります。
ローゲインから歪ませた設定まで、Gainの可変幅は広めです。
Saturation cutを組み合わせると、同じGain位置でも歪みの質感を変えられます。
ギターボリュームでゲインをクリーンからクランチまで落とせる
Iveはギターボリュームを絞った時も、ゲインがスムーズに落ちるペダルでした。
ギターボリュームを下げると、クリーンからクランチ付近まで調整できます。
ペダル側のGainを変えなくても、手元で歪み量を動かせるところも使いやすいポイントです。
常時オンで使う場合も、ギターボリュームでサウンドを切り替えられます。
Saturation cutをフルにするとコンプのようなサステインが出る
Saturation cutを右へ回し切り、Toneを抑えた設定も試しました。
歪み量を大きく増やさなくても、音のピークが整ったような感触になります。
コンプレッサーを踏んだように、ピークが整った伸びのあるサステインでした。

歪みを深くしてサステインを稼ぐ音とは違い、Iveならではの使い方です。
Volumeは12時から1時付近で張り感が出る
Volumeを動かしていて気になったのが、12時から1時付近の変化です。
音量が上がるだけではなく、押し出しが強くなって音に張りが出るポイントがあります。
アンプ側の音量との兼ね合いはありますが、メインの歪みなら少し高めまで上げたいところです。
Volumeの位置まで含めると、Iveらしい張り感を出しやすくなります。
前段ブースターではToneを絞ると太さを残せる
Iveを後段の歪みペダルへつなぎ、前段ブースターとしても試しました。
Iveでブーストするとアタックやエッジが強く出たため、動画ではToneを最小付近まで絞っています。
Toneを抑えるとプレーン弦にも太さが出て、後段をプッシュしながら高域を調整できました。
Saturation cutも合わせて動かせるため、ピッキングした時の感触まで調整できます。
歪みペダルを重ねる時の接続順は、歪みエフェクターの重ねがけと接続順でも実機を使って紹介しています。
TS系のニュアンスはあるがミッドだけに寄らない
IveはTS系として扱われることもありますが、実際に弾くとミッドだけに寄った音ではありませんでした。
滑らかな歪み方には、TS系に通じるニュアンスも感じました。
高域と低域も出ており、奥で包み込むような独特の空気感があります。

Saturation cutによる質感の変化もあり、手持ちのTS系とは被らないキャラクターでした。
Petla Iveは歪みの質感まで作り込めるオーバードライブ
Petla Iveは、Saturation cutでタイトさやコンプ感、音の太さまで調整できるオーバードライブです。
左へ振ればジャキッとしたアタックが出て、右へ振ればコンプレッション感が増します。
Toneとの組み合わせで音の芯も調整でき、ギターボリュームへの追従も良好でした。
前段ブースターとしても使えて、Saturation cutでピッキングした時の感触まで調整できます。

手持ちのペダルとはキャラクターが被らず、Iveならではの音を作れる一台でした。







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