Mastertone EOD OXBLOOD ジェフ・ベックサウンドがモチーフのオーバードライブをレビュー

JB(ジェフベック)サウンドをモチーフにしたオーバードライブペダル、「Mastertone EOD OXBLOOD」をレビューします!

Mastertone Pedalさん曰く、以前に販売された「EOD」をベースにJBサウンドに昇華したペダルとのことですね!

サウンドモチーフは「哀しみの恋人達(Cause We’ve Ended As Lovers)」。

Jeff Beck – Cause We've Ended as Lovers

この曲では通称「テレギブ(セイモア・ダンカン氏がリワインドしたPAFを2基のせたテレキャスター)」がイントロで使われたとか。

ジェフベック氏がテレギブをライブで使って「哀しみの恋人達」を演奏している映像も残っています。

Jeff Beck and Eric Clapton Secret – Cause We've Ended As Lovers – (Policeman's Other Ball)

かっこいい…音ですね…

哀しみの恋人達はいろんなテイクがありますが、LP(音源)の再現なのか?特定のライブの再現なのか?などなど、気になるところ。

Jeff Beck (2 songs) / 1975, Live in Japan

僕なりの感覚でこの「EOD OXBLOOD」と向き合ってみました!

所長
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レビュー、ぜひ最後までご覧になってみてください!

ペダルレビュー|印象的なオックスブラッドカラーのシンプルな3コントロールオーバードライブペダル

筐体カラーはOXBLOOD(オックスブラッド)。

OXBLOODといえば、ジェフベック氏の愛用したレスポールで有名です。

Jeff Beck – She's A Woman (Live) (High Quality)

「雄牛の血」のような色ということでオックスブラッド。

で、この「EOD OXBLOOD」もこのレスポールのカラーを意識したカラーリングとなっています。

ノブも同様にレスポールのものが採用されています。

コントロールはシンプルに3つ。

  • LEVEL(音量調整)
  • TONE(トーン調整)
  • GAIN(歪み量調整)
写真右からLEVEL、TONE、GAINです。

「TONE」のツマミを調整すれば、シングルコイルギター、ハムバッカーギター共に使える印象。

所長
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開発コンセプトでもシングルコイル、ハムバッカーギターで使えるようにチューニングされているとのことですね!

「GAIN(DRIVE)」のツマミはゼロにすれば、クリーンも鳴らせるなど、ゲインレンジは広いペダルですね。

またアウトプットレベルも大きいため、ブースター的に使えるなど、オーバードライブペダルとしても使い勝手の良いペダルに感じました。

ちなみに電源は電池、外部電源、共に対応していますが9V駆動のみです。

所長
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ちなみに今回のペダルも前作同様に「Blackberry JAM」さんが製作されています。

サウンドレビュー|Fenderアンプとジャズコ(JC-40)でチェックしてみた

一言で言えば、ワイルドでロックなサウンドを鳴らせるペダルです。

ジェフ・ベックサウンドがほしい方以外にもハマるであろうオーバードライブペダル。

前作の「EOD」とは出音の帯域、ゲイン量も異なり、差別化されていました。

今回もレビューにあたり、アンプは真空管アンプ(Fender 63 Vibroverb)とトランジスタアンプ(Roland JC-40)でチェックしました。

ちなみにギターにストラトキャスターレスポール

所長
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では所長の環境で鳴らしてみた動画をご覧ください。

Fender 63 Vibroverbでサウンドチェック

では真空管アンプ(Fender 63 Vibroverb)で鳴らした動画から。ギターはストラトでチェックしてみました。

Mastertone EOD OXBLOOD サウンドチェック 【魔法の箱研究所】

とにかくミッドレンジが分厚く、図太いドライブサウンドが特徴。

フィードバックも綺麗にかかりますし、非常に伸びやかなサウンドを鳴らせます。

各ツマミの効きは良く、TONEを調整していけば、エッジーなサウンドからマイルドなサウンドまでカバー。

GAINを上げていくとグッと歪みますが、僕の環境では目盛りを7ぐらいまで上げると、ハードに歪んでくれました。

上の動画では1:27〜あたりから各ツマミの挙動チェックしながら音を鳴らしていますが、プレイヤーがイメージするジェフベックサウンドは見つけられそう。

所長
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ちなみにこの「EOD OXBLOOD」、僕的には「Freeway Jam」や「Jeff Beck Group」あたりのサウンドも鳴らせると感じました。人によって思い描く、JBサウンドを鳴らせるペダルなんじゃないかな?と思いましたね!

Roland JC-40でサウンドチェック

では、JC-40で鳴らしたチェック動画を。

Roland JC-40 & ストラトキャスターでサウンドチェック
Mastertone EOD OXBLOOD ジャズコ(Roland JC-40)とストラトで鳴らしてみた 【魔法の箱研究所】

アンプが変わればサウンドは変わるとはいえ、GAINはかなり稼げることもあり、ストラトキャスター(シングルコイルギター)とジャズコ(JC-40)でも、しっかり歪んでくれます。

Roland JC-40 & レスポールでサウンドチェック
Mastertone EOD OXBLOOD ジャズコ(Roland JC-40)とレスポールで鳴らしてみた 【魔法の箱研究所】
所長
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レスポールで鳴らす場合、動画のようにあまりGAINは上げずに鳴らすのが僕は好きでした!

とにかく、トランジスタアンプとの相性も良さそうなので、これならスタジオの置きアンプでも心強いペダルとなってくれるでしょうね!

20Wぐらいのマーシャルアンプで小さな音ですが…鳴らした時でもこんな感じ
Mastertone Pedals EOD OXBLOOD – First Sound Check
所長
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僕の手持ちのアンプで試した限りでいえば、環境(アンプ)は選ばず、鳴らせるペダルでした。

ちなみに僕がこの「EOD OXBLOOD」を使うなら常時エフェクトON(踏みっぱなし)、手元(ギターボリュームやトーン、ピッキング)でサウンドコントロールしながら使いたくなるペダルでした。

手元でサウンドコントロールするプレイヤーに弾いてみてほしい

動画中、ギターのボリュームを触っていますが、スッとゲインが下がるため、「EOD OXBLOOD」のゲインを高めに設定している状態でも、手元でクリーン〜クランチサウンドも作れます。

もちろん、ピッキングに対してもセンシティブに反応してくれます。

弾き手の技量は問われますが、手元でサウンドコントロールするプレイヤーにはうってつけのペダルでしょうね!

 まとめ

ジェフ・ベック氏が好きな方だけでなく、ジェフ・ベック氏を知らない方でも単純に「ロックなサウンドがほしい」方には試してほしいペダル。

あと手元でサウンド(ゲイン・トーン)コントロールをされる方は楽しめるでしょうし、またそういったプレイスタイルにチャレンジしたい方も触ってみてほしいですね!

ちなみにJB(ジェフ・ベック)サウンドをモチーフにしたペダルって、なかなか世の中にないですよね。僕の記憶の中では他にありません。

前回のEODがラリー・カールトン氏のサウンドをモチーフにしたペダルでしたが、Mastertoneさんのペダルコンセプトは面白い…次回はどんなペダルを作られるのか?楽しみです!

所長
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「Mastertone」さんのInstagramでは、いろんなプレイヤーさんの動画をシェアされています。

>>> Mastertone Instagram

こちらも併せてご覧いただけるとよりサウンドイメージが湧きやすくなるでしょうね!ぜひご覧になってみてください。

当サイトでレビューした「Jeff・Beck氏」使用機材
余談ですがこの時のジェフ・ベック氏のプレイ、めちゃ好きです( ̄▽ ̄)
Stevie Wonder and Jeff Beck Perform "Superstition" at Rock and Roll Hall of Fame 25th Anniversary

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この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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