今回は、多機能ディレイペダルKlowra Everlast Delayをレビューします。

9種類のディレイモデルを切り替えられるほか、タップテンポ、スナップセット、バイパス切り替えなど、このサイズとしては機能がかなり多いディレイです。
テレキャスターとQuilter Aviator CUBで鳴らしながら、各モードのサウンド、TEXTUREやTONEの効き方、バイパス音、裏メニューの使い方を確認しました。
王道のディレイサウンドだけでなく、GRANULEやCRYSTALのような効果音的なモードも楽しめるペダルでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Klowra |
| モデル名 | Everlast Delay |
| 種類 | 多機能ディレイペダル |
| ディレイモデル | 9種類 |
| 主なコントロール | TIME、REPEAT、MIX、TONE、TEXTURE |
| 機能 | タップテンポ、スナップセット、モメンタリーモード、ラッチモード |
| バイパス | Buffered Bypass/True Bypass切り替え |
| ドライ信号 | Analog Dry-Through |
| リズム切り替え | 四分音符、付点八分音符、八分音符の3連符 |
| 入力インピーダンス | 500kΩ |
| 価格 | 18,700円前後 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エフェクター | Klowra Everlast Delay |
| ギター | テレキャスター |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| バイパス音の確認 | BOSS GT-1000COREのセンドリターンで確認 |
| 確認した内容 | 9種類のディレイモード、TEXTURE、TONE、タップテンポ、スナップセット、バイパス切り替え、発振 |
- Klowra Everlast Delayは9種類のディレイモデルを切り替えられる
- TEXTUREでディレイサウンドの変化を調整できる
- TONEで明るいディレイから柔らかいディレイまで作れる
- GRANULEはピッチが動く飛び道具的なモード
- CRYSTALは残響が揺れてフレーズを作りやすい
- タップテンポは長押しで呼び出せる
- スナップセットでショートとロングのディレイを切り替えられる
- Buffered BypassとTrue Bypassを切り替えられる
- 入力インピーダンス500kΩなので前段にバッファーを置きたい
- デジタルディレイながら発振サウンドも作れる
- 裏メニュー後はつまみの位置に注意が必要
- 多機能なディレイなのに18,700円前後で買える
- Klowra Everlast Delayがおすすめの人
- Klowra Everlast Delayをおすすめしない人
- Klowra Everlast Delayは多機能でバイパス音も扱いやすい高コスパディレイ
Klowra Everlast Delayは9種類のディレイモデルを切り替えられる
Klowra Everlast Delayは、9種類のディレイモデルを切り替えられる多機能ディレイペダルです。
テープエコー、デジタルディレイ、アナログディレイ、リバース、モジュレーションディレイなど、複数のディレイサウンドを1台で鳴らせます。
サイズはコンパクトですが、タップテンポやスナップセット、バイパス切り替えも搭載されています。
一般的なディレイとして使えるだけでなく、GRANULEやCRYSTALのような飛び道具的なモードも入っています。

多機能ですが普通に使うだけなら、基本のつまみとタップテンポまわりを覚えるだけでも十分扱える印象でした。
TEXTUREでディレイサウンドの変化を調整できる
中央のTEXTUREノブでは、各ディレイモードのキャラクターを調整できます。
リバースディレイでは、TEXTUREを回すことでディレイサウンドの立ち上がりが変わります。
TEXTUREを右に回すと、立ち上がりが滑らかになり、スウェルのような雰囲気も作りやすくなります。
リバースディレイやSWELLモードでは、TEXTUREを右寄りにして、立ち上がりをスムーズにする使い方が好みでした。
モジュレーションディレイでは、TEXTUREを触ることでモジュレーションのかかり方を変えられます。
単純にディレイタイムやリピートを変えるだけでなく、モードごとの質感を動かせる点が面白いところです。
TONEで明るいディレイから柔らかいディレイまで作れる
TONEは、ディレイサウンドの明るさを調整するノブです。
右に回すとブライトな音になり、左に回すと暗めのディレイサウンドになります。
デジタルディレイでTONEを触ると、ディレイ音の明るさや暗さが分かりやすく変わります。
明るすぎるデジタルディレイよりも少し落ち着いた音が欲しい時は、TONEを左に回すと使いやすいです。
古いLine 6 DL4にも近い操作感で、デジタルながら柔らかみのあるディレイサウンドも作れます。

きらびやかなディレイが苦手な場合でも、TONEで音を落ち着かせられる点は扱いやすく感じました。
GRANULEはピッチが動く飛び道具的なモード
GRANULEモードは、ピッチシフトのように音程が動くディレイサウンドです。
普通のディレイというより、飛び道具的な雰囲気で使えるモードでした。
Eventide H9にも似た方向のサウンドが入っていましたが、個人的には楽しめるタイプの音です。
普通のディレイサウンドとして使っても良いですが、TIMEとREPEATをカットして、MIXを少し上げるとシンセっぽい音も作れます。
何気ないコードプレイに、変化を加えたい時にも使いやすいモードです。
CRYSTALは残響が揺れてフレーズを作りやすい
CRYSTALモードは、伸ばした残響が心地よく揺れるモードです。
アルペジエーターとは違いますが、音を伸ばしながら弾いてもフレージングを作りやすい印象でした。
普通のディレイとしても使えますが、効果音的な使い方もできます。
音の揺れ方を活かして、フレーズの発想を変えられるところが面白いです。
GRANULEとCRYSTALは、Everlast Delayの中でも特に弾いてみてほしいモードです。
タップテンポは長押しで呼び出せる
Everlast Delayは、フットスイッチの長押しでタップテンポを使えます。
LEDが白く光っている状態では、フットスイッチを長押しするとタップテンポの入力モードに入ります。
タップテンポの入力中はLEDが青く光り、時間が経つと自動で通常状態に戻ります。
必要な時だけ長押ししてテンポを入れられるため、フットスイッチが1つでも操作しやすいです。
リズムの細分化も可能で、四分音符、付点八分音符、八分音符の3連符を切り替えられます。
付点八分音符や八分音符の3連符も使えるので、ディレイのリズムパターンを変えたい時にも便利です。
スナップセットでショートとロングのディレイを切り替えられる
Everlast Delayには、スナップセットという機能があります。
設定したパラメーターを保存しておき、フットスイッチの長押しで呼び出せる機能です。
デフォルトではモメンタリーモードになっており、フットスイッチを押している間だけ保存した設定を呼び出せます。
ラッチモードに切り替えると、ショートディレイとロングディレイのように、2つの設定を切り替えて使えます。
ただし、別のディレイモードへ切り替えるプリセットではありません。
同じディレイモード内で、パラメーター違いの音を呼び出す機能という印象です。

ショートディレイとロングディレイを使い分けるような場面では、便利に使えますね。
Buffered BypassとTrue Bypassを切り替えられる
Everlast Delayは、Buffered BypassとTrue Bypassを切り替えられます。
Buffered Bypassでは、エフェクトをオフにしてもディレイの残響が残ります。
True Bypassでは、エフェクトをオフにするとディレイ音がパツッと切れます。
デフォルトは、Buffered Bypassです。
バイパス切り替えは、フットスイッチを押しながら電源を入れる裏メニューから設定します。
BOSS GT-1000COREのセンドリターンで通った時と通らない時の音を比べたところ、Buffered Bypassでも大きな違和感はありませんでした。
プレーン弦が少しタイトになるような印象はありましたが、いかにも音が変わるような感じは少ないです。
True Bypassでは、つないだことによる音の変化はほぼ分からない印象でした。
ディレイの残響を残したいならBuffered Bypass、バイパス音を優先したいならTrue Bypassで使うのが良いでしょう。
入力インピーダンス500kΩなので前段にバッファーを置きたい
Everlast Delayの入力インピーダンスは、500kΩです。
実際に弾いた印象では、ギターの直後よりも、前段にバッファーを置いた後の方が自然に聞こえました。
バッファーだけでなく、踏みっぱなしの歪みなど、何かしらのエフェクトの後ろにつなぐ使い方も合いやすいです。
バイパスサウンド自体はよく作られていて、デジタルエフェクターをつないだ時の変な劣化は少ない印象でした。
デジタルディレイながら発振サウンドも作れる
Everlast Delayはデジタルディレイですが、アナログディレイのような発振サウンドも作れます。
REPEATを上げると発振させることができ、エフェクトをオフにしても、再びオンにした瞬間に同じように発振が始まります。
発振サウンドを使う場面でも、扱いやすい仕様です。
アナログディレイ的な使い勝手も再現されているところは、弾いていて面白く感じました。
裏メニュー後はつまみの位置に注意が必要
Everlast Delayで気をつけたいのは、裏メニューを使った後のつまみ位置です。
電源投入時にフットスイッチを長押しして設定を変更する場合、TIMEやREPEATなどのつまみを動かします。
設定後に通常起動へ戻した時、動かしたつまみを元の位置に戻しておかないと、意図しない設定で鳴る可能性があります。
裏メニューに入った後は、つまみを戻してからエフェクトをオンにした方が安全です。

現状で使っていて気になった点は、主につまみ位置の戻し忘れでした…
多機能なディレイなのに18,700円前後で買える
Everlast Delayは、18,700円前後で販売されているディレイペダルです。
9種類のディレイモデルを搭載し、タップテンポ、スナップセット、バイパス切り替え、リズム切り替えまで使えます。
価格を考えると、かなり多機能なディレイペダルです。
王道のディレイサウンドも作れますし、GRANULEやCRYSTALのような効果音的なサウンドも使えます。
何気ないコードプレイに変化を加えたい人にも、弾いていて楽しいペダルでしょう。
Klowra Everlast Delayがおすすめの人
- 1台で複数のディレイサウンドを使いたい人
- タップテンポ付きのコンパクトなディレイを探している人
- GRANULEやCRYSTALのような効果音的なモードを使いたい人
- Buffered BypassとTrue Bypassを切り替えたい人
- 2万円前後で多機能なディレイを探している人
Klowra Everlast Delayをおすすめしない人
- シンプルな1モードのディレイだけで十分な人
- 裏メニューで設定を変える操作が苦手な人
- 電源投入時の設定操作を避けたい人
- 飛び道具的なディレイモードを使わない人
Klowra Everlast Delayは多機能でバイパス音も扱いやすい高コスパディレイ
Klowra Everlast Delayは、9種類のディレイモデルと複数の便利機能を搭載した多機能ディレイです。
TONEでディレイ音を落ち着かせることができ、MIXを下げれば馴染むディレイサウンドも作れます。
アナログディレイやモジュレーションディレイも使いやすく、GRANULEやCRYSTALは効果音的な使い方でも楽しめました。
バイパス音も大きく崩れにくく、ボードの中にも組み込みやすい印象です。

裏メニュー後のつまみ位置には注意が必要ですが、18,700円前後でここまで使えるなら、かなり高コスパなディレイペダルだと感じました。









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