ぶちぶちとゲートがかかったビットクラッシャー系のサウンドを作れる、Ghost Note Audio 3 Bit Fuzzをレビューします。

3 Bit Fuzzは8種類のMODEを搭載し、ゲートファズから伸びのあるリードトーンまで作れるファズペダルです。
さらに各コントロールを触っていくと、クランチやプリアンプとして使えるサウンドも作れました。
今回はHOTONE JAPANさんからレビュー依頼をいただき、サンプル機を使って各機能とサウンドを確認しています。

できることが多いので最初は正直戸惑いましたが、好きなMODEを選んでからノブを触ると分かりやすかったです。
| 項目 | 確認した特徴 |
|---|---|
| サウンド | ゲートの効いたファズから伸びのあるリードトーンまで作れる |
| MODE | 8種類のサウンドキャラクターから選べる |
| 音作り | 6つのノブとセカンダリ機能で細かく調整できる |
| クランチ | BLENDを右へ回し切るとファズやビットクラッシュ音を消して作れる |
| 別の使い方 | アンプのRETURNへつなぐとプリアンプとしても使える |
| ファームウェア | SWIRLSやAmverbへ書き換えて別のエフェクターとして使える |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Ghost Note Audio |
| モデル | 3 Bit Fuzz |
| 種類 | 3バンド並列ビットクラッシャー |
| MODE | 8種類 |
| バイパス | リレー式True Bypass |
| サンプリングレート | 48kHz |
| ビット深度 | 24bit |
| 入力インピーダンス | 500kΩ |
| 出力インピーダンス | 150Ω |
| 入力 | 1/4インチ×2、ラインレベル対応 |
| 出力 | 1/4インチ×2、ラインレベル対応 |
| MIDI入力 | 3.5mm TRS Type-A |
| エクスプレッション入力 | 3.5mm TRS |
| 電源 | 9V DCまたは5V USB-C |
| 消費電流 | 100mA |
| サイズ | 幅83mm × 高さ125mm × 厚さ55mm |
| 重量 | 590g |
| Webエディター | USBまたはMIDI経由でブラウザから操作 |
| ファームウェア | Daedalusシリーズ内で書き換え可能 |
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
| 項目 | 使用機材 |
|---|---|
| Guitar | Fender Custom Shop ’59 Telecaster |
| AMP | Victory Amps V40 Duchess MK II |
| Camera | DJI Osmo Pocket 3 |
| Audio | Electro-voice Cardinal/VOLT476 |
Victory Amps V40 Duchess MK IIはINPUTとRETURNの両方へ接続し、通常接続とプリアンプとしての使い方を確認しました。
3 Bit Fuzzは8種類のMODEから好みのサウンドを選べる
3 Bit Fuzzには8種類のMODEがあり、フィルター設定によってサウンドキャラクターが変わります。

歪みの前後にあるフィルター設定の違いで、8種類のMODEを切り替えられます。
| MODE | 公式の設定内容 |
|---|---|
| Mode 1 | 歪みの前後で各帯域をフィルタリングするバランス型 |
| Mode 2 | タイトな低域を持つアグレッシブなサウンド |
| Mode 3 | 半止めワウのようなレゾナンスが強いサウンド |
| Mode 4 | Mode 3より低い周波数帯域に設定 |
| Mode 5 | Mode 1と同じ分割周波数で歪み前のフィルターを無効化 |
| Mode 6 | Mode 1と同じ分割周波数で中域と高域の歪み後フィルターを無効化 |
| Mode 7 | タイトな低域とザクザクした中域でノイズは少なめ |
| Mode 8 | バズ音を強くしたビットクラッシュ・ファズ |
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
所長はMode 1が分かりやすく感じたため、動画の音作りではMode 1をベースにしています。
左フットスイッチには2種類のサウンドを保存できる
右側のフットスイッチを踏むと、エフェクトのONとバイパスを切り替えられます。
左側のフットスイッチでは、赤と青の2種類のプリセットを切り替えられます。
動画では青LED側に、コード・リード・リフで使うサウンドを保存しました。
赤LED側には単音カッティングやフレーズ向けのサウンドを保存し、2種類を切り替えて鳴らしています。
6つのノブとセカンダリ機能でサウンドを細かく追い込める
3 Bit Fuzzは6つのノブに加えて、MODEを押しながら操作するセカンダリ機能があります。
MODEを押しながら同じノブを回すため、通常操作とセカンダリ機能の対応を先にまとめます。
各コントロールが互いに影響するため、最初は変化を把握するまで少し難しく感じました。
| ノブ | 通常操作 | セカンダリ機能 |
|---|---|---|
| LOW | 低域の音量 | SCOOP |
| MID | 中域の音量 | CURVE |
| HIGH | 高域の音量 | SHIFT |
| GAIN | 入力ゲインと歪み量 | GATE |
| TONE | 高域フィルター | BLEND |
| VOLUME | 出力音量 | - |
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
動画ではWebエディターを使い、ノブ位置とセカンダリ機能の設定を確認しました。

USB Type-Cでパソコンへ接続すると、Webエディターから各ノブの設定位置を確認できます。
ペダルのノブを動かすと、Webエディター側の表示もリアルタイムで更新されます。
今回使用したサンプル機には、以前の設定が残っていました。
最初にBLENDとSCOOPを0%へ戻し、CURVEを左0%へ設定しました。
ほかのノブは50%付近にすると、各機能の変化を確認しやすくなります。
3バンドの音量を調整すると歪み方も変化する
3 Bit Fuzzは入力信号を3つのパスへ分け、帯域ごとに処理するマルチバンド・ビットクラッシャーです。
3つのパスには、それぞれ歪み前後のフィルターとビットクラッシャーがあります。
3つのノブを使い、低域から高域まで各帯域の音量を調整します。
実機ではLOWやMIDを上げると、音量だけでなく歪み方にも変化が出ました。
HIGHを上げた場合は高域だけでなく、全体の音量も一緒に上がります。
3バンドを全部上げると音量も上がるため、まずは各ノブを12時付近から始めると分かりやすいです。
各帯域を動かした時は、全体の音量を聴きながらVOLUMEも合わせて調整します。
GAINでは入力ゲインを上げ、歪みの量を調整します。
TONEは高域をカットするフィルターで、3バンドで作った音の高域を調整できます。
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
セカンダリ機能でEQをさらに調整できる
セカンダリ機能を使うと、中域のカット量や周波数に加えて出力側のトーンも調整できます。
SCOOPを上げると、中域を最大12dBカットできます。
右へ回すと中域が減り、音が少し引っ込むような印象になります。
音をなじませたい場合はSCOOPを上げ、変化を見る時は0%から始めると分かりやすいです。
CURVEを切り替えると、出力側のトーン特性が変わります。
CURVEは左0%から右100%まで、3段階で切り替わります。
中央へ切り替えると、ドンシャリでエッジの効いたサウンドになりました。
100%では低域と高域が出るため、動画のプリアンプ接続でも100%へ切り替えています。
SHIFTを動かすと、中域のカットオフ周波数を300Hzから3kHzの範囲で調整できます。
右へ回すと立体感が増し、音が前へ出てくるように感じました。
動画ではSHIFTを少し上げて、中域の効き方を調整しています。
GATEとBLENDでゲート感やファズ成分を調整できる
GATEでは音の切れ方を調整し、BLENDではクリーン信号の混ざり方を変えられます。
GATEはビットクラッシャーの前段にあり、ノイズゲートのしきい値を調整します。
GATEを上げるほど音がぶちぶちと切れ、70%を超えるあたりから発音しにくくなります。
反対にGATEを下げると音はスムーズになりますが、ノイズも増えてきます。
動画では50%付近から始めると、ゲートの効き方を調整しやすいと感じました。
BLENDを使うと、入力されたクリーン信号をエフェクト音へ混ぜられます。
BLENDを右へ回すほどファズやビットクラッシュ音が減り、右へ回し切るとエフェクト成分が消えます。
SHAPEとPHASEで歪み方や中域の位相を切り替える
SHAPEを切り替えると、ビットクラッシャーと高域用のハードクリッピングを選べます。
PHASEでは中域の位相を反転させ、サウンドキャラクターを変えられます。
動画ではSHAPEを切り替えると、高域のざらつきが抑えられて柔らかいサウンドになりました。
PHASEを切り替えると、BOSS DS-2のTURBO IIのような鼻詰まり感のあるサウンドになります。
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
BLENDを右へ回し切るとクランチサウンドも作れる
BLENDを右へ回し切るとファズやビットクラッシュ音が消え、エッジの効いたクランチサウンドを作れます。
PRE BOOST ACTIVEは初期設定で有効になっており、入力信号はビットクラッシャーの前にソフトクリッピング段を通過します。
BLENDを右へ回し切ったクランチは、ギターボリュームを絞るときちんとクリーンまで落とせました。
ファズとしてだけでなく、手元のボリュームでクリーンからクランチまで変化させられます。
アンプのRETURNへつなぐとプリアンプとしても使える
CURVEを100%へ切り替えてアンプのRETURNへつなぐと、3 Bit Fuzzをプリアンプとして使えます。
動画で使用したアンプでは、INPUT接続より少しマイルドになってちょうどよいクランチサウンドになりました。

誤解を恐れずに言えば、JCM800のような雰囲気です。
サンプルセッティングに加えてもよいくらい、面白い使い方だと感じました。
プリアンプとして使った状態で、手前の歪みペダルを踏んでもスタックできます。
本来の使い方からすると少しもったいない気もしますが、プリアンプ的に使えたのは面白い発見でした。
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
ファームウェアを書き換えるとSWIRLSやAmverbとして使える
3 Bit FuzzはDaedalusシリーズの一台で、ファームウェアを書き換えると別のエフェクターとして使えます。
SWIRLSへファームウェアを書き換えると、コーラスとデチューンとして使用できます。
Amverbへ書き換えると、同じ筐体でリバーブを使えます。
ファームウェアを書き換えられるのは、デジタルならではの強みですね。
フェイスプレートも書き換えた機種に合わせて交換できる
筐体上部の文字が印刷された部分は、取り外しできるフェイスプレートになっています。
別売りのフェイスプレートへ交換すると、各ノブの表記も書き換えたファームウェアに合わせられます。
交換用の六角レンチも付属しているため、着せ替える感覚でほかのモデルを楽しめます。
参照元:HOTONE JAPAN「Ghost Note Audio 3 Bit Fuzz」
Ghost Note Audio 3 Bit Fuzzがおすすめの人
- ゲートを効かせたファズサウンドが好きな人
- ビットクラッシャーサウンドを細かく作り込みたい人
- 異なる歪みサウンドをワンアクションで切り替えて鳴らしたい人
- ダウンチューニングでも輪郭のあるサウンドを鳴らしたい人
Ghost Note Audio 3 Bit Fuzzが向かない人
- シンプルな操作で音を作りたい人
- ファズフェイスのようなトラッドなファズサウンドを鳴らしたい人
ゲートファズだけでなくクランチやプリアンプとしても使える3 Bit Fuzz
3 Bit Fuzzはゲートを効かせたビットクラッシャー系ファズだけでなく、クランチサウンドも作れますし、プリアンプとしても使えます。
GATEを効かせれば、ぶちぶちと音が切れる3 Bit Fuzzらしいサウンドも作れます。
ゲーティーなサウンドが好きな人にはもちろん、アイデア次第でエフェクティブなサウンドも鳴らせるのが魅力です。

さらにファームウェアを書き換えれば、SWIRLSやAmverbとして使えるのも面白いところですね。








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