![Catalinbread ECHOREC Multi-Head Echo Pedal](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec.jpg)
こちらは「Pink Floyd」のギルモア氏の使用でも知られる、
「Binson Echorec」というチューブエコーをシミュレートしたペダルです。
実は「Gurus Amp Echosex」を知ってから、
この「Echorec」系のペダルを物色していました。
ペダルレビュー
「Catalinbread Echorec」ですが、
真空管は内蔵していません。
コントロールは表記どおりですが、
![CatalinbreadEchorec ctl](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-ctl.jpg)
ちょっとわかりにくいのが以下の2つ、
「Swell」がリピート数調整で最小1回から、
「Program Select」が再生ヘッドの組み合わせを選択します。
![Catalinbread Echorec Program Select](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-ps.jpg)
ちなみに再生ヘッドの組み合わせは、
オリジナルの「Echosex」にない組み合わせも楽しめます。
言葉で説明すると長くなるので、
付属しているマトリックスシートを見てもらいますと、
![Catalinbread Echorec マトリックスシート](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-ms.jpg)
こんな感じでリピート音のパターンを、
12パターンから選ぶことが可能です。
また「Mix」ですが、
原音とエフェクト音のバランスを調整、
右に回しきれば、完全に原音をなくすことができます。
それと実は内部にも調整トリマーがありまして、
![Catalinbread Echorec 基板](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-kiban.jpg)
小さく細いドライバーは必要ですが、
プリアンプゲイン、モジュレーション調整、
バッファーバイパスとトゥルーバイパスも選択できます。
…で、後述しますがこのゲイン調整が、
ギミック的に使えて面白い仕様になっています^^
電源は電池駆動はできず、
外部電源のセンターマイナスの9V〜18Vで駆動します。
![Catalinbread-Echorec-dengen](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-dengen.jpg)
サウンドレビュー
パッと弾いて思いましたが、
残響音にかかるゆらぎ感が独特で僕はかなり好きでした。
オリジナルの「Echorec」は、
弾いたことがないので再現性はわかりませんが、
純粋に心地の良い残響音のするペダルだなと。
それと「Program Select」で調整できる、
リピートパターンがフレージングに刺激を与えてくれますよね^^
またディレイタイムはオリジナルよりも長い、
最大1000msなのでより実用的ですし、発信させることも可能です。
ディレイタイムを気にせず使える!
「Tone」を左回しにすれば、
残響音がそこまで主張しなくなるため、
ディレイタイムを気にせず使うことができます。
それとリピート音が奥で鳴る感じで残るため、
暖かく包みこまれているような空間も作り出せます。
逆に「Tone」を上げめにすると、
クリアなリピート音が得られるので、
単音フレーズと絡め、エフェクティブなプレイも映えますね。
バッファーorトゥルーバイパスについて
![Catalinbread-Echorec-b](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Catalinbread-Echorec-b.jpg)
バッファーバイパスの場合、
エフェクトをOFFにしても残響音を残すことができます(※)。
またそれだけでなく、
エフェクトOFF時のバイパス音も変化します。
バイパス音の変化は良く言えば、
暖かみのある音ですが、悪く言うと劣化している感じですね^^;
プリアンプ的な効果があるといえばそうですが、
例えば「EP-Booster」や「B-1」のような、
艶・ハリ感というものはないなと、、
人によってはバッファーバイパスの音は、
音痩せしているように聴こえるかも。
この原音変化が気になるなら、
エフェクトOFF時の残響音は残せませんが、
トゥルーバイパスを選べば良いですね。
僕の場合、トゥルーバイパスなら、
そこまで気になる変化はありませんでした。
内部のゲイン調整でファズサウンドがだせる!
ギミック的な効果ですが、
これはバッファーバイパスの状態で、
「Gain」内部トリマーを触るとファズサウンドもだせます。
シークレットモードと言ってますね(笑)
音の傾向としてはファズフェイス系を
ややモッサリさせた感じではありますが、
普通にファズとして使えるクオリティです。
要するにこの「Catalinbread Echorec」で、
ファズ+エコーサウンドが作れるわけです。
ちなみにこの設定の場合、
エフェクトOFF時でもファズサウンドですけどね(笑)
ただ、ギターボリュームを絞れば、
クランチぐらいまで歪みを落とせるので、
人によっては本当にこれ一台で事足りるかもしれませんね^^
まとめ
僕は結構好きな感じで、
十分に使えるエコーペダルといった印象でした。
サウンドクオリティ的には、
「Gurus Amp」のほうが格上かもしれませんが、
「Program Select」やファズサウンドも出せる、
ギミックがあるのでコスパはこっちかなと。
筐体もコンパクトサイズですし、
トータル的な使い勝手を考えても、
僕は「Catalinbread Echorec」で満足でした^^
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