西田製作所のディストーションペダル、Decade Distortionをレビューします。

Decade Distortionは、VOLUME、GAIN、GLOW、BOOMを搭載したディストーションペダル。
マーシャル系の歪みから、オペアンプタイプのマフを思わせる太い歪みまで、幅広いゲインレンジのあるペダルです。

手元のボリュームでクリーン、クランチ、オーバードライブ、ディストーションまで行き来できる、幅の広いペダルでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| どんな機材か | マーシャル系からマフ系の太い歪みまで狙えるディストーションペダル |
| コントロール | VOLUME、GAIN、GLOW、BOOMで音を作る |
| 手元の反応 | ギターボリュームを絞ると、クリーンサウンドからクランチまで落としやすい |
| 音作りの軸 | VOLUMEをしっかり上げ、GAINと2バンドEQを合わせて調整する |
| 注意点 | GAINを0にしてもクリーンブースターのような音にはならない |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 西田製作所 |
| モデル名 | Decade Distortion |
| 種類 | ディストーション |
| コントロール | VOLUME、GAIN、GLOW、BOOM |
| EQ | GLOWはトレブル、BOOMはベースとして使う2バンドEQ |
| 確認したギター | Stratocaster |
| 確認したアンプ | Quilter Aviator Cub |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ギター | Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator Cub |
| 確認した内容 | GAIN、VOLUME、GLOW、BOOM、ギターボリュームへの反応 |
| 比較した内容 | Decade Overdriveとの違い、クリーンブースター的な使い方との違い |
| 機材協力 | 西田製作所 |
Decade Distortionは幅広い歪みを作れるディストーションペダル
Decade Distortionは、1台で幅広いゲインレンジを作れるディストーションペダルです。
コントロールはVOLUME、GAIN、GLOW、BOOMの4つです。
GLOWはトレブル、BOOMはベースのように使う2バンドEQで、GAINと合わせて歪みのキャラクターを作ります。
西田さんによると、マーシャル系ディストーションから、オペアンプタイプのマフを思わせるサウンドまでカバーできるとのことです。

実際に鳴らしてみても、王道のディストーションだけでなく、サスティンの長い太い歪みまで作れるペダルでした。
GAINを0にしてもクリーンブースターにはならない
Decade Distortionは、GAINを0にしてもクリーンブースターのような音にはなりません。
Decade OverdriveはGAINを0にするとクリーンブースターに近い使い方ができましたが、Decade Distortionは最小GAINでも歪みが残ります。
浅いオーバードライブやクリーンブースターを狙うより、歪みを作る前提で音を組み立てる方が自然です。
最初はVOLUME以外を12時にして、ペダルの歪み方とEQの効きを確認すると、音作りの方向をつかみやすいでしょう。
ギターボリュームでクリーンからディストーションまで変えられる
Decade Distortionは、ギター側のボリュームへの反応も良いペダルです。
GAINをある程度上げた状態でも、ギターボリュームを絞るとクリーンまでゲイン量を落とせます。
ギターボリュームを10にすれば太いディストーションになり、手元を絞るとクランチやクリーンサウンドへ変化します。
| ギターボリューム | 音の変化 |
|---|---|
| 10付近 | 太いディストーションサウンド |
| 少し絞る | オーバードライブな歪み |
| さらに絞る | クランチからクリーンサウンド |
音の芯や太さが残りやすく、手元を絞った時に極端にこもりにくいところも扱いやすいペダルです。

ギターボリュームだけでクリーン、クランチ、オーバードライブ、ディストーションまで行き来できる感じでした。
BOOMを上げるとマフ系の太い歪みまで作れる
Decade Distortionは、BOOMを上げるとマフ系の太い歪みまで作れます。
BOOMはローを増やすだけでなく、歪み量も一緒に増えるような効き方をします。
GAINを高めにしてBOOMを上げていくと、ストラトのリアピックアップでも太いファズディストーションも可能です。
オペアンプマフを思わせるような、サスティンの長い壁のような歪みも狙えます。
深く歪ませてもピーキーな帯域が出にくく、ノイズも気になりにくいペダルでした。
BOOMを上げたマフ系の設定では、ギターボリュームを絞ってもクリーンなサウンドは難しかったです。
GAINを下げたらGLOWとBOOMも見直す
Decade Distortionは、GAINを動かしたあとにGLOWとBOOMも合わせて調整します。
GAINを下げた設定では、GLOWとBOOMの位置も見直すと音を作りやすくなります。
BOOMを下げるとローの出方が変わり、クランチでも弾きやすいバランスを探しやすくなります。
GLOWで高域の出方を調整し、BOOMでローと歪みの太さを調整するようにしましょう。
| 操作 | 確認する変化 |
|---|---|
| GAINを上げる | 歪み量とサスティンを確認する |
| GLOWを動かす | 高域の出方を確認する |
| BOOMを動かす | ローの量と、歪み方の変化を確認する |
| VOLUMEを上げる | 音の張り、スピーカーから出る押し出し、高域の出方を確認する |
VOLUMEは10時から10時半以上で使うと音の張りが出る
Decade Distortionは、VOLUMEを下げすぎると音の張りやコシが出にくくなります。
所長の環境では、VOLUMEを最低でも10時から10時半以上まで上げた方が、ペダル本来の音が出しやすいと感じました。
VOLUMEを上げると、スピーカーから出る音の張りや押し出しが変わります。
さらにVOLUMEを上げると高域の出方も変わり、ギターアンプのボリュームを触っているような反応になります。
自宅などで音量を抑える場合でも、VOLUMEを下げすぎるとDecade Distortionらしい音の出方が分かりにくくなります。

Decade Distortionは、VOLUMEをしっかり上げた時の張り出し方まで含めて確認したいペダルですね。
Decade Distortionがおすすめの人
- マーシャル系のディストーションから太いファズディストーションまで作りたい人
- ギターボリュームでクリーンからディストーションまで操作したい人
- セッションやライブで歪みペダルを1台にまとめたい人
- GAINだけでなく、2バンドEQも使って音を追い込みたい人
Decade Distortionがおすすめしにくい人
- GAINを0にしてクリーンブースターとして使いたい人
- 常に浅いクランチだけを作りたい人
- EQをあまり触らず、1つの設定だけで使いたい人
Decade Distortionは1台で歪みを広く作れるペダル
Decade Distortionは、王道のディストーションからマフ系の太い歪みまで作れるペダルでした。
GAINを0にしてもクリーンブースターにはなりませんが、ギターボリュームへの反応が良く、手元でクリーンからディストーションまで変化させられます。
BOOMを上げるとローだけでなく歪み方も変わるため、GAINやGLOWと合わせて調整すると、太いサウンドまで作れます。
VOLUMEを10時から10時半以上まで上げると音の張りが出やすくなり、アンプを触っているような反応も感じられます。

歪みペダルを1台にまとめたい場面でも、Decade Distortionなら幅広いサウンドを作りやすいでしょうね。









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