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BSMトレブルブースター3機種レビュー!RM・Velvet・HSを弾き比べ

BSMのトレブルブースター3機種、RM、RM Velvet、HSを弾き比べレビューします。

機材協力 @yokoyamakazuaki @TakaseTsukamoto

BSMは、ドイツのハンドメイドエフェクターブランドです。

今回はRangemaster系のRMとRM Velvet、Hornby Skewes系のHSを比較し、それぞれのサウンドキャラクターを確認しました。

所長
所長

同じトレブルブースターでも、3機種でかなりキャラクターが違いました。

BSMトレブルブースター ざっくり特徴
比較したモデルRM、RM Velvet、HSの3機種
RMRangemaster系。高域が強く、ローがすっきりするシャープな音
RM VelvetRMより太くマイルドで、キンキンしすぎない質感
HSHornby Skewes系。高域よりミッドに厚みが出る
使い方の軸少しクランチしたアンプと組み合わせ、ギター側のボリュームでも表情を変える
BSMトレブルブースター 比較スペック
モデル系統トランジスタサウンドの傾向
RMDallas Rangemaster系OC44高域が強く、ローがすっきりする
RM VelvetRMとORの中間的なモデルOC76RMより太く、マイルドで柔らかい
HS1965年初期型Hornby Skewes系ゲルマニウムミッドに厚みがあり、粘りのある塊感が出る
魔法の箱研究所 レビュー動画
トレブルブースター(Rangemaster系)|BSM 3モデル(RM/Velvet/HS)を弾き比べ
レビュー時の使用機材
アンプFender Vibroverb
比較したモデルBSM RM、BSM RM Velvet、BSM HS
確認した内容クランチしたアンプでの音、手元のボリューム追従性、本体VOLUMEの変化
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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BSMのトレブルブースター3機種を比較

BSMのトレブルブースターは、モデルごとにサウンドキャラクターがかなり違います。

今回は、RM、RM Velvet、HSの3機種を比較しました。

RMとRM VelvetはRangemaster系、HSはHornby Skewes系のトレブルブースターです。

同じトレブルブースターという括りでも、高域の出方、ローの削れ方、ミッドの厚みがそれぞれ違います。

歪ませたアンプで試すと、3機種の違いがはっきり出ます。

RMはRangemaster系らしいシャープな音が出る

BSM RMは、1965年から1969年に製造されたDallas Rangemasterを基にしたトレブルブースターです。

トランジスタには、ゲルマニウムトランジスタのOC44を採用しています。

3機種の中では、最も高域が強く出ます。

ローはすっきり削られるため、アンプを歪ませた時にシャープなエッジが出ます。

RM Velvetは太くマイルドなRangemaster系

BSM RM Velvetは、Rangemasterを基にしたRMと、BSM ORの中間に位置するモデルです。

RMがOC44を採用しているのに対して、RM Velvetは、ORと同じOC76を採用しています。

BSM RM Velvetは、RMよりも太くマイルドな質感のトレブルブースターです。

通常のRMと比べると、音が柔らかく、キンキンしすぎないバランスです。

高域を強く前に出すより、少し太さを残しながらアンプを歪ませられます。

所長的には、今回の3機種から1台選ぶならRM Velvetが好みです。

HSはミッドに厚みがあるHornby Skewes系

BSM HSは、1965年初期型のHornby Skewes Treble Boosterを基にしたモデルです。

オリジナルと同じく、ゲルマニウムトランジスタが使われています。

RMやRM Velvetのように高域を強く出すというより、ミッドにギュッと厚みがあります。

トレブルブースターという名前から想像する音より、中域を前に出すブースターに近い感覚です。

歪みの設定やギター側を大きく変えなくても、HSをONにするとミッドが前に出ます。

リッチー・ブラックモア系のニュアンスを狙う場合にも、HSのミッドの出方が特徴になります。

クリーンアンプよりクランチしたアンプに合う

BSMのトレブルブースターは、完全なクリーンアンプより、少しクランチしたアンプに合わせる方が自然です。

完全なクリーンアンプに対して踏むと、歪みよりも音量が大きく上がります。

少し歪んだアンプと組み合わせると、アンプ側の歪み方や抜け方が変わります。

今回の試奏では、Fender Vibroverbのワンボリュームを使い、アンプ側を少し歪ませた状態で確認しました。

トレブルブースターは、アンプ側の歪みと組み合わせた時にキャラクターが出やすいペダルです。

手元のボリュームを絞ってもこもりにくい

トレブルブースターの良いところは、手元のボリュームを絞っても音がこもりにくいところです。

アンプを深く歪ませた状態からギター側のボリュームを絞っても、高域が残りやすく、クリアなトーンを保ちやすいです。

歪み量を落とした時に、音が丸くなりすぎないところがトレブルブースターらしい反応です。

ギター側のボリュームを絞り、クリーン寄りまで歪み量を落としても、音がこもりにくいです。

本体VOLUMEでアンプへ入る信号量を調整できる

BSMのトレブルブースターは、本体VOLUMEでアンプへ入る信号量を調整できます。

今回はあえてVOLUMEを最大にして、アンプ側がしっかり反応する状態で確認しました。

VOLUMEを下げると、アンプ側の歪みは抑えられます。

その状態でも、高域が強調されてローがすっきりするトレブルブースターらしい質感は残ります。

強く歪ませるだけでなく、高域とローの出方を変える使い方もできます。

RMとHSは名ギタリストのトーンともつながる

RMとHSは、歴史的なギタリストのトーンを考えるうえでも面白いモデルです。

HSの基になったHornby Skewesは、リッチー・ブラックモアが使用していました。

RMの基になったDallas Rangemasterは、ロリー・ギャラガーやブライアン・メイなどが使用していました。

ただし、アーティスト名だけで選ぶより、実際には高域を強く出したいか、ミッドに厚みを出したいかで選べます。

BSMは生産を終了している

BSMは、Bernd C. Meiser氏が2024年7月に亡くなった後、会社を閉鎖しています。

公式サイトでは事業の継承はなく、新規注文も受け付けていないと案内されています。

RM、RM Velvet、HSを探す場合は、中古市場が中心になります。

3機種とも、ゲルマニウムらしい生々しい反応と、アンプを歪ませた時の格好良さがあります。

BSMトレブルブースターがおすすめの人

  • 少しクランチしたアンプと組み合わせて使いたい人
  • 手元のボリュームを絞った時も、音がこもりにくいトレブルブースターを探している人
  • Rangemaster系やHornby Skewes系のトーンに興味がある人
  • RM、RM Velvet、HSのキャラクターを比較して選びたい人
  • ゲルマニウム系ブースターの生々しい反応が好きな人

BSMトレブルブースターをおすすめしない人

  • 完全なクリーンアンプで、音量を上げずに歪みだけ足したい人
  • ローを太く残したままブーストしたい人
  • 単体で深い歪みを作れるオーバードライブを探している人
  • 新品で入手しやすい現行ペダルだけを候補にしたい人

BSMの3機種はサウンドの違いを比べて選びたい

RM、RM Velvet、HSは、元になったトレブルブースターや使用しているトランジスタが異なります。

実際に弾き比べても、RMは高域が強くローがすっきりし、RM Velvetは太く柔らかく、HSはミッドに厚みが出ました。

BSMはすでに生産を終了しているため、中古で見かけた際は、3機種の違いを実際に試してみてください。

所長
所長

所長的には、3機種から1台選ぶならRM Velvetが好みでした。

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