エフェクター用パワーサプライ4機種、CAJ DC/DC Station、DC/DC Station II、VITAL AUDIO VA-05 ADJ、Strymon Ojaiを比較します。

DC/DC Station、VA-05 ADJ、Ojaiではサウンドを比較し、さらにDC/DC Station IIと旧モデルの違いも検証しました。
出力数や対応する電圧の違いに加え、低音弦の濁り方やパンチ、ノイズまで確認しています。

パワーサプライは、実際に比較するとサウンドやノイズにも違いがありました。
| CAJ DC/DC Station | 8系統の9V出力を搭載し、低音弦の濁りが少ないクリアなサウンド |
| CAJ DC/DC Station II | 150mA出力へ容量アップし、旧型よりクリアでノイズも少ない |
| VITAL AUDIO VA-05 ADJ | 9V/12V/18Vに対応し、アンサンブルでも音が前に出てくる |
| Strymon Ojai | 9V 500mAを5系統搭載し、パンチのある華やかなサウンド |
| モデル | DC/DC Station II | DC/DC Station | VA-05 ADJ | Ojai |
|---|---|---|---|---|
| 出力数 | 8 | 8 | 5 | 5 |
| 出力 | 9V 150mA×6 9V 500mA×2 | 9V 100mA×6 9V 500mA×2 | 9V 300mA×3 9V/12V/18V 500mA×2 | 9V 500mA×5 |
| アイソレート | 全出力 | 全出力 | 全出力 | 全出力 |
| 電圧切替 | なし | なし | 2系統で9V/12V/18V切替 | なし |
| 拡張 | 12V LINK | 12V LINK | ― | 24V THRU |
| ダブラー | Voltage/Current Doubler付属 | 別途用意 | ― | ― |
| その他 | デジタルボルトメーター | デジタルボルトメーター | 9V/12V/18V可変出力 | 全出力500mA |
パワーサプライ3機種のサウンドを比較
まず、CAJ DC/DC Station、VITAL AUDIO VA-05 ADJ、Strymon Ojaiを同じ環境で比較しました。
DC/DC Stationは低音弦の濁りが少なく、雑味の少ないクリアなサウンドです。
VA-05 ADJは、アンサンブルの中でも音が前に出てくるサウンドでした。
Ojaiは3機種の中でもパンチがあり、派手で華やかな方向です。
同じエフェクターを使っても、低音の濁り方やパンチ、音の出方に違いがありました。
CAJ DC/DC Stationは低音弦の濁りが少ない

DC/DC Stationで違いを感じたのは、特に6弦側を弾いた時です。
低音弦が濁りにくく、3機種を比較してもクリアですっきり聞こえます。
低音弦を含んだコードでも、雑味が少なく、音が濁りにくいところが特徴でした。
本体にはデジタルボルトメーターがあり、供給されている電圧を数値で確認できます。
VITAL AUDIO VA-05 ADJはアンサンブルでも音が前に出る

VA-05 ADJは、Amazonの安価なモデルと比べても、アンサンブルの中でも音が前に出てくるサウンドでした。
所長自身も、ミニエフェクターボードでVA-05 ADJを使っていました。
9Vに加えて12Vと18Vへ切り替えられる2系統を備え、対応できるエフェクターにも幅があります。
電圧も測りましたが、きちんと12Vと18Vは出力されてましたし、コスパの高いモデルですね。
Strymon Ojaiはパンチがある華やかなサウンド

Ojaiは、DC/DC StationやVA-05 ADJと比べて、パンチのあるサウンドでした。
3機種の中では派手で華やかに聞こえ、クリアさもあります。
出力は5系統すべて9V 500mAで、各端子から同じ電流容量を供給できます。
デジタル系のペダルを多用する人なら、Ojaiを選んでおけば末長く使えるでしょうね。
パワーサプライでアンサンブルの聞こえ方も変わる
一人で弾いていると、安価なパワーサプライのほうが、音が太く聞こえる場合があります。
ただし、低域が濁ることで、音が太く聞こえている場合もあります。
バンドで合わせた時は、他の楽器と音がぶつかり、ギターが埋もれてしまうことがあります。
パワーサプライを選ぶ時は、単体で弾いた音だけでなく、アンサンブルでの聞こえ方も確認するようにしましょう。
CAJ DC/DC Station IIと旧モデルを比較

DC/DC Station IIでは、旧モデルから出力電流が増え、ダブラーケーブルも付属されるようになりました。
旧モデルの9V 100mA×6に対して、IIでは9V 150mA×6へ増えています。
9V 500mA×2はそのままで、合計8系統のフルアイソレート出力を搭載しています。
本体サイズや使用する12V 2,000mAの電源アダプターは、旧モデルから変わっていません。
DC/DC Station IIは旧モデルよりクリアに聞こえる
旧モデルとIIを弾き比べると、IIのほうがクリアで、音の分離も良く聞こえました。
旧モデルもクリアなパワーサプライですが、直接比較すると、IIではさらに雑味が減った印象です。
DC/DC Station IIでは高域側のノイズも減った
ノイズを比較すると、旧モデルでわずかに聞こえていた高域側のサーノイズが、IIではさらに抑えられていました。
電源アダプターは旧モデルと同じものを使い、本体を交換した状態で違いを確認しています。
同じ電源アダプターでも、サウンドとノイズの両方で違いがありました。
DC/DC Station IIはダブラーケーブルが付属
DC/DC Station IIには、Voltage Doubler CableとCurrent Doubler Cableが付属します。
Voltage Doubler Cableは、2系統の9V出力を使い、18V対応エフェクターへ給電できます。
150mAの2系統を使う場合は18V 150mA、500mAの2系統では18V 500mAになります。
Current Doubler Cableでは、2系統の電流容量を合計して使用できます。
150mA×2では300mA、500mA×2では1,000mA、150mAと500mAでは650mAを供給できます。
DC/DC StationのLINK端子から12Vを給電する方法
DC/DC Stationには、もう1台のDC/DC Stationを接続するための12V LINK端子があります。
動画ではLINK端子へDCケーブルを接続し、12V対応エフェクターへ給電する方法も紹介しました。
9Vの各出力とは異なり、LINK端子からの12V給電はアイソレートされません。
本来はDC/DC Stationを追加するための端子ですが、12V対応エフェクターへの給電にも利用できます。
4機種でサウンドと電源仕様に違いがある
DC/DC Station、DC/DC Station II、VA-05 ADJ、Ojaiは、出力数や対応する電圧だけでなく、サウンドにも違いがありました。
CAJの新旧比較では、IIになって供給電流が増え、サウンドのクリアさやノイズにも変化がありました。
VA-05 ADJは9V/12V/18Vの切替に対応し、Ojaiは5系統すべてで9V 500mAを供給できます。
必要な出力数や電圧を確認したうえで、実際のサウンドも含めて比較すると、それぞれの違いを確認できます。

パワーサプライは、スペックだけでなく、実際に音を出して比べると違いが見えてきますね。








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