Valeton GP-50は、歪みやモジュレーション、空間系などを収録した小型マルチエフェクターです。

今回は、Valeton GP-50をストンプボックス的に使うための設定を紹介します。
GP-50を通した時の音量や音の変化もチェックし、所長が実際に使う時の設定を紹介します。
| 項目 | チェックした内容 |
|---|---|
| 基本の音量 | P.VOLを50から100へ変更 |
| 基本の音 | EQでローからローミッド/ミッドを補正 |
| FOOTSWITCH | PATCHからSTOMPへ変更 |
| フットスイッチ | エフェクトを個別または複数で割り当て |
| アプリ | Bluetooth接続で各種設定 |
| チューナー | BYPASS/MUTE切り替え |
| ルーパー | 録音/再生/オーバーダブ/停止/クリア |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Valeton |
| モデル名 | GP-50 |
| 種類 | 小型マルチエフェクター |
| エフェクト | 100種類以上 |
| 同時使用 | 最大9モジュール |
| パッチ | 100 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
| 入力インピーダンス | 1MΩ |
| USB | USB 2.0 Type-C |
| 電源 | DC 9V/USB 5V/内蔵バッテリー |
| バッテリー | 1450mAh |
| サイズ | 122×82×54mm |
| 重量 | 430g |
- Valeton GP-50は少し設定すればストンプボックス的にも使える
- GP-50を通した時の音量差はP.VOLを100にして近づける
- ストンプボックス的に使うならFOOTSWITCHをSTOMPにする
- P.VOLで音量を近づけてもミッドからローにかけての鳴り方が違う
- GP-50を通した基本の音を作ってからエフェクトをかける
- 2つのフットスイッチに好きなエフェクトを個別に割り当てできる
- 1つのフットスイッチに複数のエフェクトを割り当てできる
- チューナーモードは2つのフットスイッチを同時押しで使える
- 2つのフットスイッチを長押しするとルーパーモードに入れる
- ミニボードに揺れ物や空間系を追加したい時に使いやすい
- セッティングはアプリと本体ノブで行うと使いやすい
- アプリでモデリングの元ネタを確認できる
- 初心者でもエフェクトの音を体感しやすい
- GP-50は操作がシンプルで使いやすい
- GT-1000COREがなくてもGP-50で使いたい音を鳴らせる
- Valeton GP-50をおすすめしたい人
- Valeton GP-50をおすすめしない人
- GP-50は設定を合わせればストンプボックス的な小型マルチとして使える
Valeton GP-50は少し設定すればストンプボックス的にも使える
GP-50は最初に基本の設定をしておくと、ストンプボックス的にも使いやすくなります。
以前試したGP-5でも、繋いだ時に変わる音や、音痩せと感じる部分を改善する方法を紹介しました。
GP-50もマルチエフェクターとして使う前に、基本のセッティングをしておくと音作りしやすくなります。
所長はストンプボックス的に使うため、まずエフェクトをオンにしていない時の音から作りました。
GP-50を通した時の音量差はP.VOLを100にして近づける
GP-50は何も入っていないブランクパッチでも、通した時に音量がグッと下がりました。
動画では音痩せ感を判別するため、スイッチャーを使って実際の音を比較しています。
赤色ではGP-50が通らず、青色ではGP-50を通った状態へ切り替わります。
動画で使った56番には何も入っておらず、55番以降にはブランクパッチがあります。
ブランクパッチを通した状態でも、バイパス音と比べると音量がグッと下がりました。
そこで最初に、P.VOLと表示されているプリセットボリュームを上げます。
P.VOLは本体から操作でき、デフォルトでは50に設定されています。
所長はP.VOLを100まで上げて、バイパス音とGP-50を通した音をもう一度比較しました。
全く同じではありませんが、P.VOLを100にすると音量はかなり近づきます。

基本の音量を合わせるなら、プリセットボリュームは100にすることをおすすめします。
ストンプボックス的に使うならFOOTSWITCHをSTOMPにする
ストンプボックス的に使う場合は、GLOBAL設定にあるFOOTSWITCHも変更します。
FOOTSWITCHは元々PATCHになっているため、ツマミを回してSTOMPへ変更します。
PATCHでは、フットスイッチでパッチを切り替える使い方になります。
STOMPへ変更すると、各エフェクトをフットスイッチで個別にオンオフできます。
コンパクトエフェクターのように踏んで使う場合は、最初に変更しておきたい設定です。
P.VOLで音量を近づけてもミッドからローにかけての鳴り方が違う
P.VOLを100にすると音量は近づきましたが、所長にはまだ音の違いが気になりました。
所長の環境と耳では、GP-50を通すとミッドから下が少し弱く聴こえました。
そこでEQをオンにして、ローからローミッドとミッドを少し持ち上げています。
全く一緒とは言いませんが、気になっていた音のへこみは緩和されました。

プリセットボリュームを合わせた後に、EQで音が変わっている部分を補正すると音痩せ感はだいぶマシになります。
GP-50を通した基本の音を作ってからエフェクトをかける
所長はP.VOLとEQで補正した状態を、GP-50を使う時の基本の音にしています。
GP-50を通しただけの音が変わっていると、手前にアナログの歪みペダルを繋いだ時の音も変わります。
GP-50内のエフェクトをかけた場合も、最初に作った基本の音によって出音が変わります。
そのため所長は、エフェクトをかける前に基本の音をしっかり作っています。
2つのフットスイッチに好きなエフェクトを個別に割り当てできる
GP-50には、フットスイッチA/Bの2つが搭載されています。
基本の音を合わせた後は、2つのフットスイッチへ使いたいエフェクトを割り当てます。
所長はモジュレーションとディレイを、それぞれのフットスイッチへ割り当てました。
この設定にすると、揺れ物とディレイをコンパクトペダルのように個別でオンオフできます。
所長が普段使う揺れ物や空間系を、2つのフットスイッチから直接操作できる設定です。
1つのフットスイッチに複数のエフェクトを割り当てできる
GP-50では1つのフットスイッチへ、複数のエフェクトを割り当てることもできます。
動画では設定を変更して、モジュレーションとディレイを1回の踏み込みで同時にオンにしました。
さらに歪みモデルも割り当てて、歪みとディレイを一緒に鳴らす使い方も試しています。
使いたい組み合わせに合わせて、各エフェクトのフットスイッチ設定を変更できます。

モジュレーションとディレイなど、1回の踏み込みで複数のエフェクトをオンにできます。
チューナーモードは2つのフットスイッチを同時押しで使える
GP-50はフットスイッチAとBを同時に押すと、チューナーモードに入ります。
チューナーには、BYPASSとMUTEの2つの設定があります。
BYPASSでは、音を鳴らしながらチューニングできます。
MUTEへ変更すると、音を出さずにチューニングできます。
コンパクトな本体に、チューナーまで入っている点は便利です。
2つのフットスイッチを長押しするとルーパーモードに入れる
フットスイッチAとBを2秒以上同時に長押しすると、ルーパーモードに入ります。
ルーパーは20秒まで録音でき、動画でも実際にフレーズを録音しました。
フットスイッチAを押すと録音が始まり、もう一度押すと録音したフレーズをループ再生します。
再生中にフットスイッチAを押すと、現在のフレーズへオーバーダブできます。
フットスイッチBでは停止でき、Bを長押しすると録音したデータをクリアできます。
ルーパー専用のセクションを使わず、2つのフットスイッチだけで一通り操作できます。
チューナーとルーパーでは押す長さが変わるため、ここは少し慣れが必要でした。
所長は一通り操作して、このサイズで色々できる点も良いと感じました。
ミニボードに揺れ物や空間系を追加したい時に使いやすい
GP-50はBOSSのコンパクトペダルより、横幅が少し大きいぐらいのサイズです。
所長は外へ持ち出す時に、小さいミニエフェクトボードを組むことがあります。
そのような小さいボードに入れて、揺れ物や空間系をまとめて使う用途にも便利です。
普段あまり使わないエフェクトのためにコンパクトペダルを1台ずつ買うより、GP-50があると便利です。
GP-50なら複数のサウンドを鳴らせるため、1台入れておけば色々なエフェクトを試せます。
動画収録時は1万9000円くらいで、価格帯を考えても所長はなかなか良いと感じました。

普段あまり使わないエフェクトのために1台ずつ買うより、GP-50があると色々な音を鳴らせて便利ですね。
セッティングはアプリと本体ノブで行うと使いやすい
GP-50はBluetoothでアプリへ繋ぎ、プリセットやフットスイッチの設定を変更できます。
アプリへ繋ぐ時はBTボタンを長押しして、点滅したらアプリ側からGP-50を選択します。
PATCH SETTINGでは、最初に変更したプリセットボリュームも調整できます。
FS SETTINGでは、各フットスイッチへ割り当てるエフェクトを画面で確認できます。
ただしアプリでパラメーターを動かすと、数値が上がりすぎたり下がりすぎたりすることがありました。
細かく合わせる場面では、本体の物理ノブを回した方が所長には操作しやすかったです。

アプリで設定内容を見ながら、本体のノブも一緒に使う方法が一番楽でした。
アプリでモデリングの元ネタを確認できる
GP-50のアプリでは、収録されているエフェクトモデルの説明を確認できます。
所長が設定していたPHASEは、好きなMXR Phase 90を元にしたモデリングでした。
所長はMXR Phase 90が好きで、パッと鳴らした時にも全然知らない音ではありませんでした。
トレモロには、所長がメインのシステムボードで使っているDemeter TRM-1を元にしたモデルも入っています。
ある程度機材を試している人なら、知っているモデルが入っているという楽しみ方もできます。
GP-50はモデリングにも、元になった機材の雰囲気があるところを所長は評価しています。
初心者でもエフェクトの音を体感しやすい
GP-50は基本のセッティングを押さえれば、初心者にもおすすめしやすいモデルです。
基本設定をした後は、エフェクトをオンオフしながら好きな音を探せます。
各エフェクトにはデフォルトの設定があり、最初から細かくツマミを追い込む必要もありません。
まずデフォルトの状態で鳴らして、気に入ったエフェクトをフットスイッチへ割り当てる使い方もできます。
所長もギターを始めた頃は、コンパクトペダルを1個ずつ買って試すのが金額的に大変でした。
実際に買ってみても、イメージしていた音と違うこともありました。
マルチエフェクターなら、複数のエフェクトサウンドを手軽に体感できます。
GP-50は細かなパラメーターも少なく、初心者にもまだ分かりやすいと所長は感じました。
GP-50は操作がシンプルで使いやすい
GP-50は操作するパラメーターがシンプルで、所長には使いやすく感じました。
高価格帯のマルチエフェクターになると、できること自体は増えていきます。
一方で機能が増えるほど、パラメーターを見ても意味が分かりにくい場合があります。
所長も変わっている感じはしても、それが良いセッティングなのか分からないことがあります。
GP-50のアンプモデリングには、GAIN/TONE/VOLUMEだけで操作するモデルがあります。
動画で使った歪みモデルも、GAIN/TONE/VOLUMEというシンプルな操作です。
普段から複雑なマルチを使わない所長には、GP-50の操作内容はまだ分かりやすく感じました。
GT-1000COREがなくてもGP-50で使いたい音を鳴らせる
GT-1000COREが手元にない場合でもGP-50があれば、使いたい音は鳴らせると感じました。
所長は機材を判断する時に、実際の用途で使えることを重視しています。
所長はGT-1000COREも持っていますが、普段から複雑な使い方はしていません。
エフェクトをオンにしていない時の音を作り、そこへフェイザーやディレイを加えています。
オクターバーを使ったり、ディレイをショートとロングに分けたりする程度です。
音質面では劣るものの、GP-50でも今回紹介した使い方は大きく変わりません。

実際に使う時に、自分が必要な音を鳴らせることが大事ですね。
Valeton GP-50をおすすめしたい人
- 小さいボードに入れられるマルチエフェクターを探している人
- 揺れ物やディレイをストンプボックス的に使いたい人
- 普段あまり使わないエフェクトを1台で補いたい人
- コンパクトペダルを買い足す前に色々な音を試したい人
- 細かすぎるパラメーターが少ないマルチを使いたい初心者
Valeton GP-50をおすすめしない人
- GP-50を通した時の音の変化が気になる人
- P.VOLやEQを触らずにそのままストンプボックス的に使いたい人
- 高価格帯のマルチと同じようなバイパス音を求める人
- 細かいパラメーターまで作り込めるマルチを使いたい人
GP-50は設定を合わせればストンプボックス的な小型マルチとして使える
所長は実際に使いたい音を鳴らせたため、ストンプボックスタイプの小型マルチとしてGP-50は使えると感じました。
GP-50はそのまま通すと、音量差や音痩せと感じる部分がありました。
バイパス音自体も正直少し変わり、高いモデルの方がちゃんとしている部分はあります。
ただ動画収録時の価格帯を考えると、P.VOLやEQを調整すれば使えるレベルになります。
FOOTSWITCHをSTOMPに変更すれば、モジュレーションやディレイをコンパクトペダルのように操作できます。
小さいボードへ入れて、普段あまり使わない揺れ物や空間系をまとめる用途にも便利です。










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