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マルチエフェクターおすすめ15選【2026年版】機能や価格帯を比較


マルチエフェクターは、複数のエフェクトに加えてアンプモデリングやIRまで1台で扱えるモデルが増えています。
2026年はBOSS GX-1やSpark PEDALなどの新製品が加わり、NAMやキャプチャ系のデータを低価格帯で扱えるモデルも登場しました。
一方で、POD GoやGT-1000、ZOOM G2 FOURは発売から年数が経った現在もアップデートが続いているモデルです。
価格や操作方法、入出力まで確認すると、自分の使い方に合ったモデルを選びやすくなります。
所長が実際に使ったモデルの所感も含め、2026年10月時点のギター用マルチエフェクター15モデルを比較しました。
- マルチエフェクターおすすめ15選【2026年版】
- Line 6 POD Go – HX系とEXPペダルを備えたフロア型マルチ
- BOSS GX-100 – AIRDとタッチ操作を組み合わせたフロア型マルチ
- BOSS ME-90 – ノブを直接操作して音作りできるマルチ
- BOSS GX-1 – AIRDとGEAR SUITEを備えた小型マルチ
- Valeton GP-50 – NAMやIRを2万円前後で使える小型マルチ
- Line 6 HX Stomp XL – HX系を8フットスイッチで操作できるモデル
- BOSS GT-1000CORE – 96kHz処理と2系統FXループを備えた小型マルチ
- ZOOM G2 FOUR – マルチレイヤーIRと追加エフェクトを使える小型モデル
- NUX MG-300 MKII – GEN2でNAM A2-Liteに対応した小型マルチ
- BOSS GT-1000 – 96kHzと32bit AD/DAを採用したフラッグシップ
- HOTONE Ampero II Stage – Tone CatchとNAM A2を使えるフロア型マルチ
- Positive Grid Spark PEDAL – 充電式でアンプとエフェクトを使える2026年モデル
- ZOOM G11 – タッチ操作・IRローダー・FXループを備えた上位モデル
- Neural DSP Quad Cortex – Neural Captureを使えるハイエンドモデル
- Line 6 Helix Stadium XL Floor – AgouraとProxyを採用した新世代フラッグシップ
- 中古で探したいマルチエフェクター
- ハイエンドマルチエフェクターを価格と機能で比較
- マルチエフェクターとは?単体ペダルとの違いと最新トレンド
- 市場価格帯とコストパフォーマンス – 価格差を理解して選ぶ
- スペック表で確認したいマルチエフェクターの仕様
- マルチエフェクターは使い方から選ぶ
マルチエフェクターおすすめ15選【2026年版】
価格と機能のバランスならPOD Go、タッチ操作ならGX-100、ツマミ操作ならME-90が選びやすいモデルです。
2〜3万円前後ではGX-1とGP-50、小型で2系統のFXループが必要ならGT-1000COREも候補になります。
ハイエンドではQuad CortexやHelix Stadium XL Floorまで含め、キャプチャ機能や入出力の違いから選べます。
ハイエンド機種を中心に選ぶ場合は、ハイエンドマルチエフェクター6機種の比較表で価格や機能を比較できます。
用途別に先に選ぶなら
| 選び方 | モデル | 特徴 |
|---|---|---|
| 価格を抑えて選ぶ | Valeton GP-50 | 2万円前後でNAMやIRに対応 |
| ツマミを直接操作する | BOSS ME-90 | 各エフェクトをノブで操作 |
| タッチ画面で音を作る | BOSS GX-100 | 最大15ブロックを画面上で編集 |
| HX系をフロア型で使う | Line 6 POD Go | EXPペダルと8フットスイッチを搭載 |
| 既存ボードへ組み込む | BOSS GT-1000CORE | 小型筐体に2系統のFXループを搭載 |
| キャプチャ機能を使う | Neural DSP Quad Cortex | Neural Captureと自由なGridに対応 |
順位を付けない理由は、モデルごとに価格帯や用途が大きく違うからです。
| モデル | 価格目安 | タイプ | 主な特徴 | 販売状況 |
|---|---|---|---|---|
| Line 6 POD Go | 6〜8万円前後 | フロア型 | HX系/EXPペダル | 現行販売 |
| BOSS GX-100 | 7万円台 | フロア型 | AIRD/タッチ操作 | 現行販売 |
| BOSS ME-90 | 4万円前後 | ノブ操作型 | AIRD/電池駆動 | 現行販売 |
| BOSS GX-1 | 3万円前後 | 小型EXP付き | GEAR SUITE/AIRD | 現行販売 |
| Valeton GP-50 | 2万円前後 | 小型 | SnapTone/内蔵バッテリー | 現行販売 |
| Line 6 HX Stomp XL | 11〜12万円前後 | 小型フロア型 | 可変In-Z/FXループ | 現行販売 |
| BOSS GT-1000CORE | 8万円前後 | ボード組込型 | 96kHz/FXループ×2 | 現行販売 |
| ZOOM G2 FOUR | 2万円前後 | 小型 | マルチレイヤーIR | 現行販売 |
| NUX MG-300 MKII | 2〜3万円前後 | 小型EXP付き | NAM A2-Lite/GEN2 | 現行販売 |
| BOSS GT-1000 | 10〜12万円前後 | フロア型 | 96kHz/AIRD | 現行販売 |
| HOTONE Ampero II Stage | 約9〜10万円 | フロア型 | Tone Catch/NAM A2 | 現行販売 |
| Positive Grid Spark PEDAL | 34,980円 | 充電式小型 | 33アンプ/43エフェクト/60秒ルーパー | 現行販売 |
| ZOOM G11 | 99,000円 | 大型フロア型 | 5インチタッチ/FXループ | ZOOM STORE販売 |
| Neural DSP Quad Cortex | 20万円台後半 | ハイエンド | Neural Capture | 現行販売 |
| Line 6 Helix Stadium XL Floor | 約37〜42万円 | ハイエンド | Agoura/Proxy | 現行販売 |
手持ちのペダルと組み合わせるならFXループの有無、単体で使うならフットスイッチの数と操作方法が選ぶ基準になります。
Line 6 POD Go – HX系とEXPペダルを備えたフロア型マルチ
POD GoはHX系のアンプモデルやキャビネット、エフェクトを備え、EXPペダルと8つのフットスイッチで操作できるフロア型マルチです。
4.3インチカラーLCDと8つのフットスイッチを備え、1プリセット内で4つのスナップショットを切り替えられます。
スナップショットはプリセット自体を変更しないため、ディレイやリバーブの残響を維持しながら、複数の設定を変更できます。
POD Goはセミ固定のシグナルパスを採用し、自由に選べるエフェクトが4ブロックに限られる点がHX Stomp系との違いです。
2025年1月公開のPOD Go 2.50では、11種類のギターアンプや11種類のキャビネットなど、新しいモデルが追加されました。
POD Goは外部IRを128スロット保存でき、1024ポイントIRに対応しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | HXファミリーのアンプ/キャビネットモデル |
| エフェクト | HX/Legacy系を収録、POD Go 2.50でも追加 |
| 内部処理 | 内部演算bit数/本体処理レートは公式記載なし |
| AD/DA | 公式記載なし |
| IR | 外部IR読み込み対応、128スロット、1024ポイント |
| ブロック/ルーティング | セミ固定式、Wah/Volume/FX×4/Amp/Cab・IR/EQ |
| 入力 | INPUT:1MΩ(メーカー公称値) |
| 出力 | MAIN OUT L/R、AMP OUT、PHONES |
| SEND/RETURN | ステレオFX LOOP、4ケーブルメソッド対応 |
| USBオーディオ | 4IN/4OUT、24bit、44.1/48/88.2/96kHz対応(Mac標準Core Audioは48kHz)、リアンプ対応 |
| MIDI/外部コントロール | EXP 2/FS 7,8、USB接続 |
| 操作系 | 4.3インチカラーLCD、フットスイッチ8、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 359 × 230 × 88mm、約2.35kg |
| 電源 | 専用ACアダプター |
| 最新アップデート | POD Go 2.50でアンプ/キャビネット/エフェクトを追加 |
参照元:Guitar World「Line 6 POD Go review」/Line 6「POD Go」/Line 6「POD Go Update History」/Line 6「POD Go FAQ」/Line 6 Community「POD Goの入力インピーダンス」
BOSS GX-100 – AIRDとタッチ操作を組み合わせたフロア型マルチ
GX-100は、AIRDプリアンプの設定や最大15ブロックの配置をカラータッチ画面から編集できるフロア型マルチです。
プリアンプは最大2つまで使用でき、ディバイダーとミキサーを使えば2台のアンプをパラレルで組み合わせられます。
カラーLCDはタッチ操作に対応し、ブロックの追加や接続順の変更を、画面上で操作できます。
SEND/RETURNや外部IRにも対応し、単体ペダルやアンプのプリアンプを内部チェインへ組み込める仕様です。
2024年公開のVersion 2.0では、X-ULTRAなどのAIRDアンプやエフェクトが追加されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | AIRDプリアンプ32種類、ギター23種類+ベース9種類 |
| エフェクト | 170種類 |
| 内部処理 | 48kHz、32bit float |
| AD/DA | AD:24bit+AF方式、DA:32bit |
| IR | WAV形式の外部キャビネットIR読み込み対応 |
| ブロック/ルーティング | 最大15ブロック、直列/パラレル、2プリアンプ対応 |
| 入力 | INPUT:1MΩ、RETURN:1MΩ |
| 出力 | OUTPUT:1kΩ、PHONES:44Ω |
| SEND/RETURN | SEND:1kΩ、RETURN:1MΩ |
| USBオーディオ | USBオーディオ、録音対応 |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、CTL3,4/EXP2、AMP CTL |
| 操作系 | 480×272ドットカラーLCD、タッチ対応、フットスイッチ8、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 460 × 193 × 73mm、3.5kg |
| 電源 | ACアダプター |
| 最新アップデート | System Program Ver.2.05(Version 2.0でAIRDアンプなどを追加) |
参照元:Guitar World「Boss GX-100 Guitar Effects Processor review」/BOSS「GX-100」
BOSS ME-90 – ノブを直接操作して音作りできるマルチ
ME-90は、各エフェクトのノブを直接操作でき、画面の階層を移動せずに音を作れるマルチエフェクターです。
11種類のAIRDプリアンプを搭載し、BOSS TONE STUDIOを使うと、本体パネル以外のエフェクトタイプにもアクセスできます。
MEMORYモードに加えてMANUALモードもあり、フットスイッチで各カテゴリーを個別にON/OFFできるのが特徴です。
単3電池4本で約6.5時間駆動し、外部IRも3つまで読み込めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | AIRDプリアンプ11種類 |
| エフェクト | 97種類 |
| 内部処理 | 48kHz、32bit float |
| AD/DA | AD:24bit+AF方式、DA:32bit |
| IR | ユーザーIR 3スロット |
| ブロック/ルーティング | カテゴリー固定式、PREAMP/COMP・FX1/OD・DS/MOD/DELAY/EQ・FX2/REVERB/PEDAL FX |
| 入力 | INPUT:1MΩ、RETURN:1MΩ |
| 出力 | OUTPUT:1kΩ、PHONES:44Ω |
| SEND/RETURN | SEND:1kΩ、RETURN:1MΩ |
| USBオーディオ | USB Type-C、オーディオインターフェース対応 |
| MIDI/外部コントロール | USB MIDI、Bluetoothアダプター対応 |
| 操作系 | 7セグメント2桁LED、フットスイッチ8+PEDAL FX、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 443 × 220 × 67mm、2.9kg |
| 電源 | 単3電池4本/ACアダプター、電池約6.5時間 |
| 最新アップデート | System Program Ver.1.04を公開 |
参照元:BOSS「ME-90」
BOSS GX-1 – AIRDとGEAR SUITEを備えた小型マルチ
GX-1は、23種類のAIRDプリアンプとGEAR SUITEを搭載し、3万円前後で使える小型マルチです。
1パッチでは最大8ブロックを使用でき、ノイズサプレッサーとフットボリュームは、別枠で利用できます。
GEAR SUITEでは複数の内部パラメーターを一括設定でき、必要に応じて細かな項目を個別に調整できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | AIRDプリアンプ23種類 |
| エフェクト | 146種類 |
| 内部処理 | 48kHz、32bit float |
| AD/DA | AD:24bit+AF方式、DA:32bit |
| IR | WAV形式のIRデータに対応 |
| ブロック/ルーティング | 最大8ブロック+ノイズサプレッサー+フットボリューム |
| 入力 | INPUT:1MΩ |
| 出力 | OUTPUT:1kΩ、PHONES:44Ω |
| SEND/RETURN | 非搭載 |
| USBオーディオ | USB Type-C、オーディオ対応 |
| MIDI/外部コントロール | CTL2,3/EXP2、USB接続 |
| 操作系 | 320×240ドットカラーLCD、フットスイッチ3、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 307 × 149 × 56mm、1.2kg |
| 電源 | 単3電池4本/USBバスパワー/ACアダプター |
| 最新アップデート | System Program Ver.1.03 |
参照元:Guitar World「Boss GX-1 review」/Guitar.com「Boss GX-1 review: A gateway to bigger sounds without the bigger price tag?」/BOSS「GX-1」
Valeton GP-50 – NAMやIRを2万円前後で使える小型マルチ
Valeton GP-50は、NAMを変換したSnapToneや外部IRを、2万円前後で使える小型マルチです。
最大9モジュールを同時に使え、SnapToneは最大80ファイル、外部キャビネットIRは最大20ファイルまで保存できます。
実際にアンプへ接続すると、エフェクトを入れていない状態でも、接続前後で音量差やサウンドの変化が気になりました。
P.VOLとEQを調整すると差を詰められ、FS1とFS2をSTOMPへ設定すれば揺れ物やディレイの個別ON/OFFも可能です。
普段GT-1000COREで使っているフェイザーやディレイ、オクターバーなどは、GP-50でも同じ用途で鳴らせました。
詳しい設定や接続時の変化は、Valeton GP-50 レビューで紹介しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | アンプモデリング、NAMをSnapToneへ変換して使用可能 |
| エフェクト | 100種類以上 |
| 内部処理 | 44.1kHz、内部演算bit数は公式記載なし |
| AD/DA | 24bit A/D/A |
| IR | 外部IR最大20、SnapTone最大80 |
| ブロック/ルーティング | 最大9モジュール、対応モジュールの並べ替え可能 |
| 入力 | INPUT:1MΩ |
| 出力 | OUTPUT:100Ω、PHONES:22Ω |
| SEND/RETURN | 非搭載 |
| USBオーディオ | 2IN/2OUT、リアンプ対応 |
| MIDI/外部コントロール | TRS MIDI IN/THRU、USB MIDI、EXP/FS |
| 操作系 | 1.77インチカラー画面、フットスイッチ2、ロータリーコントロール |
| サイズ/重さ | 122 × 82 × 54mm、430g |
| 電源 | 9V DC/USB 5V/1,450mAh内蔵バッテリー |
| 最新アップデート | SnapTone/NAM、モバイルアプリ、ファームウェア更新に対応 |
参照元:Valeton「GP-50」
Line 6 HX Stomp XL – HX系を8フットスイッチで操作できるモデル
HX Stomp XLは、HX系のアンプやエフェクトを最大8ブロック使い、8つのフットスイッチから操作できるモデルです。
シリーズとパラレルを組み合わせたチェインや外部IR、ステレオFXループを使え、単体ペダルとの併用にも対応します。
入力には可変インピーダンス回路があり、In-ZをAutoにすると、チェイン先頭のモデルに合わせて入力側の負荷を変更できます。
Line 6の説明では、In-Zはギターのピックアップへ実機ペダルやアンプと同じような負荷を与える入力側の回路です。
所長もHX Stompをエフェクターボードへ導入し、空間系やモジュレーション、アンプモデリングをまとめる用途で使用していました。
当時のエフェクターボードは、2021年に導入したHX Stompの使用例で紹介したものです。
Helix/HX Ver.3.80では、アンプ6種類やキャビネット4種類などが新たに追加されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | Helix/HX系、300以上のアンプ/キャビネット/エフェクト |
| エフェクト | Helix/HX/Legacy系を収録 |
| 内部処理 | SHARC DSP、内部演算bit数/本体処理レートは公式記載なし |
| AD/DA | 公式記載なし |
| IR | 外部IR 128スロット、1024/2048ポイント対応 |
| ブロック/ルーティング | 最大8ブロック、直列/パラレル対応 |
| 入力 | ステレオINPUT、可変In-Z/Auto対応 |
| 出力 | ステレオMAIN OUT、PHONES |
| SEND/RETURN | ステレオFX LOOP、4ケーブルメソッド対応 |
| USBオーディオ | マルチチャンネル、24bit/96kHz、DI/リアンプ対応 |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT・THRU、EXP/外部FS対応 |
| 操作系 | 2.4インチカラーLCD、タッチセンシティブ・フットスイッチ8 |
| サイズ/重さ | 約316 × 120 × 68mm、約1.5kg |
| 電源 | 専用ACアダプター |
| 最新アップデート | Helix/HX Ver.3.80でアンプ、キャビネットなどを追加 |
参照元:Line 6「HX Stomp XL」/Line 6「HX Stomp XL Owner’s Manual」
BOSS GT-1000CORE – 96kHz処理と2系統FXループを備えた小型マルチ
GT-1000COREは、96kHz処理と2系統のSEND/RETURNを備え、既存のエフェクターボードにも組み込みやすい小型マルチです。
185種類のエフェクトを収録し、2つのプリアンプを含む、最大24ブロックを同時に使用できます。
所長は歪み以外のエフェクトやアンプシミュレーターとして使い、フェイザー・コーラス・ディレイ・リバーブを設定しています。

実際に使った時は、48kHz動作のマルチと比べて弾いた時のレスポンスも早く、レイテンシーを意識しにくい印象でした。
GT-1000系のレイテンシー測定例は、エフェクトOFF時が約0.5ms、複数エフェクト使用時が約0.8msです。
実際のセッティングは、2025年マイベストギアのGT-1000COREで紹介しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | AIRDプリアンプ、2プリアンプ同時使用対応 |
| エフェクト | 185種類 |
| 内部処理 | 96kHz、32bit float |
| AD/DA | 32bit AD/DA |
| IR | ユーザーIR 16スロット |
| ブロック/ルーティング | 最大24ブロック、直列/パラレル対応 |
| 入力 | INPUT L/R:2MΩ、RETURN 1/2:1MΩ |
| 出力 | OUTPUT:44Ω、SEND 1/2:1kΩ |
| SEND/RETURN | 2系統、RETURN:1MΩ |
| USBオーディオ | USBオーディオ/MIDI、録音/リアンプ対応 |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、CTL/EXP×2 |
| 操作系 | 256×80ドットLCD、フットスイッチ3、パラメーターノブ |
| サイズ/重さ | 173 × 135 × 63mm、920g |
| 電源 | ACアダプター |
| 最新アップデート | System Program Ver.2.02(Version 2.0でX系アンプなどを追加) |
参照元:VGuitar Forums「Boss GT-1000 (core) tuner bypass, plus latency」/BOSS「GT-1000CORE」
ZOOM G2 FOUR – マルチレイヤーIRと追加エフェクトを使える小型モデル
G2 FOURは3つのIRを動的に組み合わせるマルチレイヤーIRを採用し、Guitar Labからエフェクトを追加できるモデルです。
79種類の内蔵エフェクトから最大6つとペダル用エフェクト1つを使用でき、接続順もパッチごとに変更できます。
追加履歴は2024年10月の54種類、2025年12月のOverDriveと2026年1月のModulation Delay 2です。
さらに2026年6月にはStereo Guitar Graphic EQ7が追加され、Guitar Labで使える追加エフェクトは、57種類になっています。
発売は2022年ですが、2026年にも追加エフェクトが配信され、発売時より使えるエフェクトは増えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | アンプ+キャビネット22種類、マルチレイヤーIR |
| エフェクト | 内蔵79種類+Guitar Lab追加57種類 |
| 内部処理 | 44.1kHz、32bit |
| AD/DA | 24bit、128倍オーバーサンプリング |
| IR | マルチレイヤーIR内蔵 |
| ブロック/ルーティング | 6エフェクト+ペダル用エフェクト1、接続順変更対応 |
| 入力 | INPUT:470kΩ、AUX IN:10kΩ |
| 出力 | OUTPUT/PHONES |
| SEND/RETURN | 非搭載 |
| USBオーディオ | 2IN/2OUT、44.1kHz/32bit |
| MIDI/外部コントロール | USB接続、専用アプリ対応 |
| 操作系 | 256×128ドットLCD、フットスイッチ2 |
| サイズ/重さ | 184 × 145 × 71mm、707g |
| 電源 | ACアダプター/USB給電 |
| 最新アップデート | 2026年6月にStereo Guitar Graphic EQ7を追加 |
NUX MG-300 MKII – GEN2でNAM A2-Liteに対応した小型マルチ
MG-300 MKIIは、TS/AC-HD系のモデリングとIRに加え、GEN2ファームウェアでNAM A2-Liteを利用できる小型マルチです。
内蔵EXPペダルを備え、アンプモデリングとエフェクトをまとめて操作できます。
内蔵36種類のキャビネットIRに加え、ユーザーIRを24スロット保存できるため、使用するキャビネットの設定も変更できます。
GEN2ではNAM A2-Lite用に最大10スロットがあり、AMPブロックからGain/Bass/Mid/Treble/Masterを調整可能です。
NAMを有効にした場合は、キャビネットシミュレーションの重複を避けるため、IRブロックが初期設定で自動的に無効になります。
エフェクトとアンプのブロックを自由に並べ替えでき、歪みと空間系の接続順をプリセットごとに組み直せます。
1プリセットには3つのSceneを保存でき、演奏中にアンプやエフェクトの設定を切り替え可能です。
Phrase Looperとドラムマシンを備え、QuickToneではIRやSceneの管理、USB録音用ルーティングも設定できます。
GEN2ではWahモデル4種類とDeepImageアンプモデル3種類も追加され、音作りに利用できる種類が増えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | TS/AC-HD系、NAM A2-Lite(GEN2) |
| エフェクト | アンプ/ドライブ/モジュレーション/ディレイ/リバーブなど |
| 内部処理 | 48kHz、内部演算bit数は公式記載なし |
| AD/DA | AD:32bit、DA:公式記載なし |
| IR | 内蔵36種類、ユーザーIR 24スロット |
| ブロック/ルーティング | エフェクト/アンプブロックの並べ替え対応 |
| 入力 | ギターINPUT |
| 出力 | ステレオOUTPUT、PHONES |
| SEND/RETURN | 非搭載 |
| USBオーディオ | USB録音対応 |
| MIDI/外部コントロール | 専用MIDI端子なし、内蔵EXPペダル |
| 操作系 | カラー画面、フットスイッチ、EXPペダル |
| 電源 | 9V DC |
| 最新アップデート | GEN2 Firmware 3.0.0でNAM A2-Liteへ対応 |
参照元:NUX「MG-300 MKII」
BOSS GT-1000 – 96kHzと32bit AD/DAを採用したフラッグシップ
GT-1000は、96kHzと32bit AD/DAを採用した、BOSSのフラッグシップ・マルチエフェクターです。
2台のAIRDプリアンプや複数のエフェクトを直列/並列で配置でき、2系統のSEND/RETURNも、内部チェインへ組み込めます。
GT-1000はBOSSが特徴に挙げる超高速の音色切り替えと、ディレイのキャリーオーバーに対応したモデルです。
Version 4でX-ULTRAやX-OPTIMA、X-TITANなどが追加され、発売時よりアンプ/エフェクトの選択肢が増えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | AIRDプリアンプ、2プリアンプ同時使用対応 |
| エフェクト | BOSS/MDP系を収録 |
| 内部処理 | 96kHz、32bit float |
| AD/DA | AD:32bit+AF方式、DA:32bit |
| IR | ユーザーIR 16スロット |
| ブロック/ルーティング | 直列/パラレル対応、2プリアンプ使用可能 |
| 入力 | INPUT:1MΩ、RETURN 1/2:1MΩ |
| 出力 | MAIN OUT:1kΩ、SUB OUT:600Ω、PHONES:20Ω |
| SEND/RETURN | 2系統、SEND:1kΩ、RETURN:1MΩ |
| USBオーディオ | マルチチャンネルUSBオーディオ/MIDI |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、CTL/EXP、AMP CTL対応 |
| 操作系 | 512×160ドットLCD、フットスイッチ10、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 462 × 248 × 70mm、3.6kg |
| 電源 | ACアダプター |
| 最新アップデート | System Program Ver.4.02(Version 4でAIRDアンプなどを追加) |
参照元:BOSS「GT-1000」
HOTONE Ampero II Stage – Tone CatchとNAM A2を使えるフロア型マルチ
Ampero II Stageは、実機を取り込めるTone CatchとNAM A2に対応したフロア型マルチです。
Tone Catchではアンプやペダルを取り込み、通常のCDCM HD/F.I.R.E.モデリングとは、別のデータとして使用できます。
入力インピーダンスはエレキギター1MΩ/アコースティックギター4.7MΩ/ライン10kΩから選択でき、マイク入力にも対応しています。
USBオーディオは8IN/8OUTで、44.1〜192kHzのサンプリング周波数に対応した仕様です。
2026年にはNAM A2対応が追加され、Tone CatchとNAM系データの両方を、1台で扱えるようになりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | CDCM HD/F.I.R.E.、87アンプモデル、Tone Catch |
| エフェクト | 460種類以上 |
| 内部処理 | 24bit/44.1kHz、トリプルコアDSP |
| AD/DA | ESS Sabre独立AD/DA、変換bit数は公式記載なし |
| IR | Celestion IR 20種類、ユーザーIR最大50、24bit/44.1kHz、1024/2048ポイント |
| ブロック/ルーティング | 最大12スロット、デュアルチェイン、直列/並列対応 |
| 入力 | E.GT:1MΩ、A.GT:4.7MΩ、LINE:10kΩ、XLR:5kΩ |
| 出力 | UNBAL/BAL:1kΩ、PHONES:47Ω |
| SEND/RETURN | SEND:1kΩ、RETURN:100kΩ、ステレオ対応 |
| USBオーディオ | 8IN/8OUT、44.1〜192kHz、リアンプ対応 |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、EXP/CTRL×2、Bluetooth MIDI |
| 操作系 | 5インチ800×480タッチ画面、フットスイッチ8 |
| サイズ/重さ | 301 × 180 × 58mm、1,895g |
| 電源 | 9〜18V DC |
| 最新アップデート | 2026年にNAM A2対応を追加 |
参照元:HOTONE「Ampero II Stage」/HOTONE JAPAN「Ampero II Stage」
Positive Grid Spark PEDAL – 充電式でアンプとエフェクトを使える2026年モデル
Spark PEDALは、アンプモデリングとエフェクト、ルーパーを搭載した2026年9月発表の小型マルチエフェクターです。
33種類のアンプと43種類のエフェクトを搭載し、Spark Appから音作りやプリセットの編集ができます。
以下はSpark Appの掲載名称を基に、Spark LIVE/EDGE専用モデルを除いたアンプとエフェクトの一覧です。
Spark PEDALのアンプモデル33種類
| カテゴリー | アンプモデル名 |
|---|---|
| Clean(5) | Silver 120/Black Duo/AD Clean/MATCH DC/ODS 50 |
| Glassy(4) | Tweed Bass/AC Boost/Checkmate/Two Stone SP50 |
| Crunch(5) | American Deluxe/Plexiglas/JM45/Lux Verb/Blues Boy |
| High Gain(5) | RB 101/British 30/American High Gain/SLO 100/YJM100 |
| Metal(6) | Treadplate/Insane/SwitchAxe/Rocker V/BE 101/Insane 6508 |
| Acoustic(4) | Pure Acoustic/Fishboy/Jumbo/Flat Acoustic |
| Bass(4) | RB-800/Sunny 3000/W600/Hammer 500 |
Spark PEDALのエフェクト43種類
| カテゴリー | エフェクト名 |
|---|---|
| Gate(1) | Noise Gate |
| Comp(5) | LA Comp/Sustain Comp/Red Comp/Bass Comp/Optical Comp |
| Drive(10) | Booster/Tube Drive/Over Drive/Fuzz Face/Black Op/Bass Muff/Guitar Muff/Bassmaster/SAB Driver/Clone Drive |
| MOD/EQ(12) | Tremolo/Chorus/Flanger/Phaser/Vibrato/UniVibe/Cloner Chorus/Classic Vibe/Tremolator/Tremolo Square/Guitar EQ/Bass EQ |
| Delay(6) | Digital Delay/Echo Filt/Vintage Delay/Reverse Delay/Multi Head/Echo Tape |
| Reverb(9) | Room Studio A/Chamber/Hall Natural/Plate Short/Hall Ambient/Plate Rich/Hall Medium/Plate Long/Room Studio B |
USBオーディオとMIDI入出力に対応し、内蔵バッテリーで最大7時間駆動するため、PAやPCへの接続にも利用できます。
本体のノブにはAmp ModeとFX Modeがあり、アンプとエフェクトのコントロールを切り替える仕組みです。
Amp ModeではGainやEQを調整でき、FX Modeではドライブや各種エフェクトを直接操作できます。
3つのフットスイッチから6つのプリセットを2バンクで呼び出せ、チューナーも本体に内蔵されています。
Spark Appではアンプやエフェクトの接続を編集でき、ToneCloudから10万以上のトーンを検索・読み込み可能です。
60秒ルーパーの録音やオーバーダブはフットスイッチで操作し、アンプやエフェクトは本体ノブとSpark Appで調整します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | 33種類のアンプ、Spark HD Tone Engine |
| エフェクト | 43種類 |
| 内部処理 | サンプリング周波数/内部演算bit数は公式記載なし |
| AD/DA | 公式記載なし |
| IR | キャビネットシミュレーション対応、外部IR読み込み仕様は公式記載なし |
| ブロック/ルーティング | Spark Appでシグナルチェーンを編集、6プリセット/2バンク |
| 入力 | 1/4インチ楽器入力、入力インピーダンスは公式記載なし |
| 出力 | 1/4インチ LINE OUT L/MONO・R、1/8インチPHONES、出力インピーダンスは公式記載なし |
| SEND/RETURN | 専用端子なし |
| USBオーディオ | USB-Cでオーディオインターフェースとして使用可能 |
| MIDI/外部コントロール | 1/8インチMIDI IN/OUT、1/4インチEXP、Bluetooth 5.0、Wi-Fi 2.4GHz |
| 操作系 | フットスイッチ3、エフェクト/アンプ調整ノブ、60秒ルーパー |
| サイズ/重さ | 175 × 104 × 54.8mm(スイッチ含む)、約560g |
| 電源 | 内蔵3000mAhバッテリー、最大7時間、USB 5V/1A |
| 国内価格 | 34,980円(税込) |
参照元:Positive Grid「Spark PEDAL」/MIオンラインストア「Spark Pedal」/Positive Grid「Amp & Effect List」
ZOOM G11 – タッチ操作・IRローダー・FXループを備えた上位モデル
G11は、5インチのタッチ画面に加え、外部IRの読み込みとFXループに対応したZOOMの上位モデルです。
22種類のアンプと22種類のキャビネットに加え、Ver.2.0以降は106個のIRを内蔵し、外部IRは最大194個まで読み込めます。
SEND/RETURNは2モノまたは1ステレオで使え、外部ペダルの挿入や4ケーブルメソッドにも対応する仕様です。
2025年12月のOverDriveに続き、2026年2月にBitCrush、4月にはDynaDelayが追加されました。
発売時から年数は経っていますが、2026年の更新によってエフェクトの選択肢が増えています。
G11は2026年10月時点でZOOM STOREから新品を購入でき、公式販売価格は99,000円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | アンプ22種類、キャビネット22種類、IRローダー |
| エフェクト | 135種類+追加エフェクト |
| 内部処理 | 44.1kHz、32bit |
| AD/DA | 24bit |
| IR | 内蔵106、ユーザーIR最大194(Ver.2.0以降) |
| ブロック/ルーティング | 最大9エフェクト+1アンプ |
| 入力 | INPUT:500kΩ、RETURN:1MΩ |
| 出力 | ステレオOUTPUT、PHONES |
| SEND/RETURN | 2モノまたは1ステレオ、4ケーブルメソッド対応 |
| USBオーディオ | 4IN/4OUT、44.1kHz/32bit |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、CONTROL IN |
| 操作系 | 5インチTFTタッチスクリーン+独立操作部 |
| サイズ/重さ | 495 × 253 × 64mm、2.8kg |
| 電源 | AD-19 ACアダプター |
| 最新アップデート | 2026年4月まで追加エフェクトを配信 |
参照元:ZOOM「G11」
Neural DSP Quad Cortex – Neural Captureを使えるハイエンドモデル
Quad CortexはNeural Captureで実機アンプやペダルを取り込み、キャプチャしたデータを4行×8スロットのGridへ配置できます。
Neural Captureで実機アンプやオーバードライブを取り込むと、内蔵アンプモデルとは別のキャプチャデータになります。
入力はギターやマイクに合わせてレベルとインピーダンスを設定できる仕様です。
7インチ画面では4行×8スロットのGridを直接操作し、ブロックや入出力を自由に配置できます。
実際に配置できる内容はDSP負荷で変わるため、32スロットあることと、32エフェクトを同時使用できることは別です。
2026年にはCorOS 4.0系が公開され、新しいデバイスや操作機能が追加されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | 90種類以上のアンプ、Neural Capture |
| エフェクト | 100種類以上 |
| 内部処理 | 6コア構成、内部演算bit数は公式製品ページに記載なし |
| AD/DA | bit数は公式製品ページに記載なし |
| IR | 1,000種類以上のIR、ユーザーIR対応 |
| ブロック/ルーティング | 4行×8スロットGrid、使用可能数はDSP負荷で変化 |
| 入力 | コンボ入力×2、可変インピーダンス/レベル、48V対応 |
| 出力 | XLR×2、TRSバランス×2、PHONES |
| SEND/RETURN | 2系統 |
| USBオーディオ | 8IN/8OUT、24bit/48kHz |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT・THRU、EXP入力×2 |
| 操作系 | 7インチタッチスクリーン、ロータリー兼フットスイッチ11 |
| サイズ/重さ | 290 × 195 × 69mm、1.95kg |
| 電源 | 12V DC |
| 最新アップデート | CorOS 4.0系で機能とデバイスを追加 |
参照元:Neural DSP「Quad Cortex」/Neural DSP「Quad Cortex User Manual」
Line 6 Helix Stadium XL Floor – AgouraとProxyを採用した新世代フラッグシップ
Helix Stadium XL Floorは、AgouraモデリングとProxyキャプチャを採用した、Line 6の新世代フラッグシップです。
8インチの高解像度タッチスクリーンと12本のOLEDスクリブルストリップを備え、画面と足元の両方から、状態を確認できます。
Proxyでキャプチャしたアンプやプリアンプ、ドライブペダルのデータはCloneブロックとして使用できます。
2系統の楽器入力はどちらも可変インピーダンス対応で、FX LOOPは最大4系統です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | Agoura、Helix系、Proxyキャプチャ |
| エフェクト | Agoura/Helix系、総数はアップデートで変動 |
| 内部処理 | 公式製品ページにbit数の記載なし |
| AD/DA | 公式製品ページにbit数の記載なし |
| IR | ユーザーIR対応 |
| ブロック/ルーティング | 複数パス、自由配置、Proxy Cloneブロック対応 |
| 入力 | 可変インピーダンス楽器入力×2 |
| 出力 | バランス対応1/4インチ、XLR、デジタル出力 |
| SEND/RETURN | 最大4系統のFX LOOP |
| USBオーディオ | USB-Cオーディオ対応 |
| MIDI/外部コントロール | MIDI、EXP最大4、AMP CONTROL最大4 |
| 操作系 | 8インチ高解像度タッチスクリーン、OLED表示×12 |
| サイズ/重さ | 498 × 257 × 92mm、5.25kg |
| 電源 | IEC電源、電源ユニット内蔵 |
| 最新アップデート | 2026年もProxyやAgoura関連を含むファームウェア更新を継続 |
参照元:Guitar World「Line 6 Helix Stadium XL Floor review」/Line 6「Helix Stadium」
中古で探したいマルチエフェクター
中古で探す機種として、生産完了したZOOM G6と後継モデルが登場した初代NUX MG-300を紹介します。
旧モデルにも発売後に追加された機能や使い慣れた操作方法があり、中古では本体の状態と更新状況を確認するのが大切です。
ZOOM G6 – タッチ操作とIRローダーを搭載した生産完了モデル
G6は、4.3インチのタッチスクリーンからエフェクトチェインを編集でき、70個のIRを内蔵したIRローダーも搭載しています。
1パッチでは、最大9エフェクトを組み合わせて使用できます。
日本では生産完了品ですが、2026年4月までGuitar Labから追加エフェクトが配信されたモデルです。
2025年12月にOverDrive、2026年2月にBitCrush、2026年4月にはDynaDelayが追加されました。
新品流通は限られていますが、中古個体でもGuitar Labから追加エフェクトをダウンロードして利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | アンプモデル22種類、IRローダー |
| エフェクト | 135種類+Guitar Lab追加エフェクト |
| 内部処理 | 44.1kHz、32bit |
| AD/DA | 24bit |
| IR | 内蔵IR 70、ユーザーIR読み込み対応 |
| ブロック/ルーティング | 最大9エフェクト、チェイン編集対応 |
| 入力 | INPUT:500kΩ、RETURN:1MΩ |
| 出力 | ステレオOUTPUT、PHONES |
| SEND/RETURN | モノFX LOOP |
| USBオーディオ | 2IN/2OUT、44.1kHz/32bit |
| MIDI/外部コントロール | MIDI IN/OUT、CONTROL IN |
| 操作系 | 4.3インチカラータッチスクリーン |
| サイズ/重さ | 418 × 228 × 65mm、約1.94kg |
| 電源 | ACアダプター |
| 最新アップデート | 2026年4月まで追加エフェクトを配信 |
参照元:ZOOM「G6」
NUX MG-300 – TSAC-HDとIRを低価格で使える旧モデル
MG-300は、TSAC-HDアンプモデリングと外部IRを、1〜2万円台で使えるマルチエフェクターです。
MG-300のIR解像度は512サンプルで、25種類のキャビネットIRに加えてQuickToneから48kHz WAV形式の外部IRも読み込めます。
後継のMG-300 MKIIはGEN2ファームウェアでNAM A2-Liteに対応し、初代とは利用できるデータが異なるモデルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アンプ/モデリング | TSAC-HDアンプモデリング |
| エフェクト | アンプ、ドライブ、モジュレーション、ディレイ、リバーブなど |
| 内部処理 | 公式記載なし |
| AD/DA | 公式記載なし |
| IR | 内蔵25種類、512サンプル、外部48kHz WAV対応 |
| ブロック/ルーティング | 基本シリアル式 |
| 入力 | INPUT、現行公式ページにインピーダンス記載なし |
| 出力 | OUTPUT L/R、PHONES |
| SEND/RETURN | 非搭載 |
| USBオーディオ | USBオーディオ、録音/リアンプ設定対応 |
| MIDI/外部コントロール | 専用MIDI端子なし |
| 操作系 | LCD、フットスイッチ2、EXPペダル1 |
| サイズ/重さ | 約230 × 160 × 58mm、約754g |
| 電源 | 9V DC |
| 最新アップデート | V4系ファームウェアを提供 |
参照元:NUX「MG-300」
ハイエンドマルチエフェクターを価格と機能で比較
ハイエンドマルチエフェクターは価格だけで音質が決まるわけではなく、入出力・ルーティング・キャプチャ・操作方法にも違いがあります。
GT-1000系やAmpero II Stageは8〜12万円前後、Quad Cortex系は219,000円から、Stadiumは約37〜42万円です。
| モデル | 価格目安 | キャプチャ | FXループ | USBオーディオ | 操作 | サイズ/重さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BOSS GT-1000CORE | 約8万円 | なし | 2系統 | USBオーディオ対応 | LCD+物理操作 | 173 × 135mm/920g |
| HOTONE Ampero II Stage | 95,700円 | Tone Catch/NAM A2 | ステレオ対応 | 8IN/8OUT | 5インチタッチ | 301 × 180mm/1,895g |
| BOSS GT-1000 | 約10〜12万円 | なし | 2系統 | USBオーディオ対応 | LCD+物理操作 | 462 × 248mm/3.6kg |
| Neural DSP Quad Cortex mini | 219,000円 | Neural Capture | 2系統(TRS端子共用) | 8IN/8OUT | 7インチタッチ | 228 × 118mm/1.5kg |
| Neural DSP Quad Cortex | 279,000円 | Neural Capture | 2系統 | 8IN/8OUT | 7インチタッチ | 290 × 195mm/1.95kg |
| Helix Stadium XL Floor | 約37〜42万円 | Proxy | 最大4系統 | USB-C対応 | 8インチタッチ | 498 × 257mm/5.25kg |
既存のエフェクターボードへ組み込むならGT-1000CORE、10万円前後でキャプチャを使うならAmpero II Stageが候補になります。
ベース用のハイエンドマルチなら、GT-1000とGT-1000COREはAIRDベースプリアンプや専用エフェクトを搭載しています。
Quad Cortexにもベースアンプモデルが収録されており、ベース用の音作りにも対応しています。
Quad Cortex miniは通常版と同じ処理能力を備え、フットスイッチは4つで価格は通常版より60,000円安いモデルです。
Quad Cortexはminiよりフットスイッチが多く、Helix Stadium XL Floorは8インチ画面と最大4系統のFXループを備えています。
Quad CortexとBOSS GT-1000は音作りの方法が異なる
Quad CortexとGT-1000を比べる際、まず確認したいのがキャプチャ機能の有無です。
Quad CortexはNeural Captureに対応し、GT-1000はAIRDプリアンプやBOSSエフェクトのパラメーターを調整して音を作ります。
GT-1000の96kHz処理と2系統のFXループ、Quad Cortexの可変インピーダンス入力とタッチ画面は、それぞれの特徴です。
ハイエンドモデルは必要な音作りと接続方法を決めてから比較すると、価格以外の機能差も分かりやすくなります。
マルチエフェクターとは?単体ペダルとの違いと最新トレンド

マルチエフェクターは複数のエフェクトを1台にまとめ、機種によってアンプモデリングやプリセット保存、USB録音にも対応します。
コンパクトペダルを複数並べる方法と比べると、複数の設定を保存して、まとめて呼び出せることが大きな違いです。
一方、単体ペダルは使いたいエフェクトだけを選び、ツマミを直接操作しながら設定できます。
初めてエフェクターを選ぶ場合は、エフェクターの種類と選び方も参考にしてみてください。
マルチエフェクターの基本構造 – DSPで複数の処理をおこなっている
デジタルのマルチエフェクターでは、入力したギター信号をAD変換し、DSP内部でアンプやエフェクトを処理します。
処理したデジタル信号はDA変換でアナログへ戻され、OUTPUTやSEND、ヘッドフォン端子などから出力されます。
モデルによって自由度は異なりますが、内部で組み合わせるのは次のようなブロックです。
- アンプ/プリアンプ
- キャビネット/IR
- オーバードライブ/ディストーション
- コーラス/フェイザー/トレモロ
- ディレイ/リバーブ
- コンプレッサー/EQ
- ルーパーやシグナル分岐
マルチエフェクターと単体ペダルの機能を比較
マルチエフェクターは、プリセットや複数エフェクトの一括操作に向き、単体ペダルは必要な機能だけを組み合わせやすいところが違います。
| 比較項目 | マルチエフェクター | 単体ペダル |
|---|---|---|
| 音色の切り替え | 複数の設定をプリセットでまとめて変更 | 基本はペダルごとにON/OFF |
| 配線 | 1台でまとめやすい | 台数に応じてケーブルと電源が増える |
| 設定の再現 | 保存したパッチを呼び出せる | ツマミ位置を再設定する |
| ルーティング | 直列/並列を内部で組めるモデルがある | 基本は物理的な接続順で決まる |
| 拡張 | ファームウェアで機能が増えるモデルがある | 必要なペダルを追加する |
| 操作 | 画面やメニューを使うモデルが多い | ツマミを直接操作する |
歪みは単体ペダル、空間系やモジュレーションはマルチというように、両方を組み合わせる使い方もできます。
マルチエフェクターの音質は価格だけでは決まらない
ハイエンドモデルはAD/DAや内部処理、ルーティングなどに違いがありますが、価格だけで音質を判断するのは難しいところです。
GP-50を試した時は、エフェクトを入れていない状態でも接続前後で変化があり、P.VOLやEQを調整して使いました。
GT-1000COREは内部コンプレッサーやEQ、各エフェクトの細かなパラメーターまで調整でき、GP-50より音を追い込めます。
AD/DAやサンプリング周波数は確認する価値があるものの、数値の大きさと好みの音かどうかは別です。
マルチエフェクターのレイテンシー – 実測値と弾いた時のレスポンスを確認する
マルチエフェクターのレイテンシーは、ギターを弾いてから音が出るまでに、どの程度の処理時間がかかるかを示します。
GT-1000COREでは、実際に弾いた時もレイテンシーを意識しにくい印象がありました。
先ほど紹介したGT-1000系の測定結果は、エフェクトOFF時で約0.5msです。
HX Stompでは、エフェクトを配置していない状態で、約1.4msとした測定結果もあります。
参照元:Line 6 Community「Helix HW Latency」
一方、GT-1000では、PCを含むUSBオーディオの往復を44.1kHz/32サンプルで5.9msとした測定例があります。
約0.5msはアナログINPUTからOUTPUTまでの測定値で、5.9msはPCを含むUSBオーディオの往復なので直接比較できない数値です。
参照元:The Gear Forum「Boss GT-1000 (and possibly other things Boss)」
サンプリング周波数と処理時間の関係は、AD/DAとサンプリング周波数の違いで詳しく紹介します。
FXループ・センドリターンで単体ペダルやアンプと組み合わせる
マルチエフェクターのSEND/RETURNは、手持ちのコンパクトペダルを内部のエフェクトチェインへ組み込むための端子です。
GT-1000COREやHX Stomp XLなら、歪みは単体ペダルを使い、空間系やモジュレーションをマルチへ任せる方法も選べます。
アンプ側のSEND/RETURNも利用する場合は、アンプのプリアンプを内部チェインへ取り込む4ケーブルメソッドが選択肢です。
実際の接続例は、所長が使用しているエフェクターボードでも紹介しています。
IRは1024と2048で何が違う?
IRの512・1024・2048は、キャビネットIRの時間方向のデータを扱うサンプル数です。
| IR | 48kHz時の長さ | この記事のモデル例 |
|---|---|---|
| 512サンプル | 約10.7ms | NUX MG-300 |
| 1024サンプル | 約21.3ms | Line 6 POD Go |
| 2048サンプル | 約42.7ms | HX Stomp XL |
2048サンプルは1024サンプルより長い時間情報を保持できますが、音の好みはサンプル数だけでは決まりません。
キャビネットやマイクの種類と収録方法、本体側の処理も音質に影響するため、サンプル数だけで比較するのは不十分です。
2026年の新製品と最新トレンド – キャプチャとNAMが低価格帯まで広がった
2026年には従来のアンプモデリングに加え、実機アンプやペダルを取り込める機種も増えました。
Quad CortexはNeural Capture、Ampero II StageはTone Catch、StadiumはProxyで実機を取り込めます。
GP-50はNAMをSnapToneへ変換して読み込めるため、2万円前後でキャプチャ系のデータを使えるモデルです。
一方、GX-1のようにキャプチャ機能を搭載せず、AIRDや操作性を重視するモデルも選べます。
NUX MG-300 MKIIはGEN2でNAM A2-Liteに対応し、2026年には既存製品の機能拡張と新しいデータ形式への対応も進んでいます。
Quad Cortex miniは2026年1月、Positive Grid Spark PEDALは同年9月の発表です。
Spark PEDALは税込34,980円で、33種類のアンプと43種類のエフェクト、60秒ルーパーと最大7時間のバッテリー駆動に対応します。
Quad Cortex miniは税込219,000円で、通常版と同じ処理能力に加えNeural Captureと7インチタッチ画面を備えた小型モデルです。
2026年4月にはValeton GP-150とGP-180も登場し、GP-50より多い最大12モジュールと48kHz処理に対応しています。
なお、2026年9月発表のBOSS EX-4は最大4エフェクトを扱う拡張ペダルで、アンプモデリングを備えた今回の15選とは用途が異なります。
参照元:Positive Grid「Spark PEDAL」/Neural DSP「Quad Cortex mini」/Valeton「GP-150」/Valeton「GP-180」/BOSS「EX-4」
多彩な曲を切り替える場合はプリセットの操作方法も確認する
クリーン・クランチ・リードなどを曲ごとに使い分ける際は、プリセットでまとめて切り替えられるのがマルチの利点です。
ライブで使う場合はプリセット数だけでなく、フットスイッチへ何を割り当てられるかまで確認すると、使い方が見えてきます。
POD GoやHX Stomp XLのSnapshotとAmpero II StageのSceneでは、プリセットを変えずに複数の設定を切り替えられます。
GX-100ではディレイやリバーブのキャリーオーバーに対応し、メモリー変更後も残響を残せる仕様です。
マルチエフェクターの弱点と対策 – 操作方法を先に確認する
多機能なモデルほど設定項目が増えるため、機能の多さと操作の分かりやすさは、分けて考えた方がよいでしょう。
| 確認するポイント | 見る内容 |
|---|---|
| メニュー操作 | 本体だけで必要な設定まで移動できるか |
| ライブ中の変更 | フットスイッチやEXPへ割り当てられるか |
| DSP/ブロック数 | 使いたいアンプとエフェクトを同時に配置できるか |
| 外部ペダルとの併用 | SEND/RETURNやMIDIを備えているか |
| アンプへの接続 | OUTPUT設定、キャビネット/IRを切り替えられるか |
| プリセット切り替え | 音切れ、残響、Scene/Snapshotの仕様 |
所長もGT-1000COREの機能をすべて使っているわけではなく、必要なモジュレーションや空間系、アンプシミュレーターを中心に使っています。
使いたい機能が少ない場合は、設定項目の少ないモデルの方が、目的の設定へ早くアクセスできることもあります。
ファームウェア更新で旧モデルも機能が追加される
発売後にファームウェアや専用アプリを通じてアンプやエフェクトが増えるのは、マルチエフェクターの利点です。
GX-100ではAIRDアンプやエフェクトが追加され、G2 FOURでは、2026年6月まで追加エフェクトの配信が続いています。
G6とG11は2026年にもBitCrushやDynaDelayが追加され、発売当初より使えるエフェクトが増えたモデルです。
Ampero II StageはNAM A2へ対応し、Quad CortexやHelix Stadiumも、2026年にソフトウェアが更新されています。
市場価格帯とコストパフォーマンス – 価格差を理解して選ぶ

2026年10月時点では1万円台から40万円超まで価格に幅があり、入出力やルーティング、キャプチャ機能も比較の対象です。
安いモデルでもアンプモデリングやIRを使えるため、必要な機能を決めてから価格を比較すると、候補を絞りやすくなります。
| 価格目安 | モデル | 本体タイプ | 主な機能 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 6〜8万円前後 | Line 6 POD Go | フロア型 | HX系/EXPペダル | HXとスナップショットを使用 |
| 7万円台 | BOSS GX-100 | フロア型 | AIRD/タッチ操作 | タッチ画面でチェインを構築 |
| 4万円前後 | BOSS ME-90 | ノブ操作型 | AIRD/電池駆動 | ノブを直接操作 |
| 3万円前後 | BOSS GX-1 | 小型EXP付き | GEAR SUITE/AIRD | 小型でAIRDを使用 |
| 2万円前後 | Valeton GP-50 | 小型 | SnapTone/内蔵バッテリー | NAM由来のデータを使える |
| 11〜12万円前後 | Line 6 HX Stomp XL | 小型フロア型 | 可変In-Z/FXループ | 可変In-ZとFXループを利用 |
| 8万円前後 | BOSS GT-1000CORE | ボード組込型 | 96kHz/FXループ×2 | 既存ボードへの組み込み |
| 2万円前後 | ZOOM G2 FOUR | 小型 | マルチレイヤーIR | 2026年も追加FXを配信 |
| 2〜3万円前後 | NUX MG-300 MKII | 小型EXP付き | NAM A2-Lite/GEN2 | GEN2でNAM A2-Liteに対応 |
| 10〜12万円前後 | BOSS GT-1000 | フロア型 | 96kHz/AIRD | AIRDと2系統FXループ |
| 約9〜10万円 | HOTONE Ampero II Stage | フロア型 | Tone Catch/NAM A2 | Tone CatchとNAM系を使用 |
| 34,980円 | Positive Grid Spark PEDAL | 充電式小型 | 33アンプ/43エフェクト/60秒ルーパー | PA/PCへの接続とバッテリー駆動に対応 |
| 99,000円 | ZOOM G11 | 大型フロア型 | 5インチタッチ/FXループ | ZOOM STOREで新品販売中 |
| 20万円台後半 | Neural DSP Quad Cortex | ハイエンド | Neural Capture | Neural CaptureとGrid |
| 約37〜42万円 | Line 6 Helix Stadium XL Floor | ハイエンド | Agoura/Proxy | AgouraとProxyに対応 |
10万円前後のマルチエフェクターは使い方で選ぶ
10万円前後では1台で完結するフロア型と、既存ボードに組み込む小型モデルの両方が選択肢です。
Ampero II Stageはキャプチャ、GT-1000COREは96kHz処理とFXループ、HX Stomp XLはHX系と可変In-Zという違いがあります。
同じ価格帯でも機能差が大きいため、価格だけで上下を決めず、必要な接続と処理から選んだ方が分かりやすいです。
別の小型モデルでは、HeadRush MX5をアンプへ接続して試したレビューも紹介しています。
スペック表で確認したいマルチエフェクターの仕様
仕様表で比べたいのはエフェクト数だけでなく、入出力インピーダンス・AD/DA・内部処理・ブロック数です。
数値の意味を知っておくと、同じ価格帯のモデルでも、どこに仕様の違いがあるのかを確認できます。
入出力インピーダンス – ギターから見た入力側の負荷が変わる
入力インピーダンスは、ギターや前段のエフェクターから見た、入力側の電気的な負荷に関わる仕様です。
特にパッシブピックアップを直接接続した場合は、入力インピーダンスによって、高域やアタックの出方が変わります。
| モデル | ギター入力インピーダンス | 特徴 |
|---|---|---|
| Line 6 POD Go | 1MΩ(メーカー公称値) | 固定 |
| BOSS GX-100 | 1MΩ | 固定 |
| BOSS ME-90 | 1MΩ | 固定 |
| BOSS GX-1 | 1MΩ | 固定 |
| Valeton GP-50 | 1MΩ | 固定 |
| Line 6 HX Stomp XL | 10kΩ〜1MΩ | In-Z手動設定/Auto対応 |
| BOSS GT-1000CORE | 2MΩ | 固定 |
| ZOOM G2 FOUR | 470kΩ | 固定 |
| NUX MG-300 MKII | 公式製品ページに数値記載なし | – |
| BOSS GT-1000 | 1MΩ | 固定 |
| HOTONE Ampero II Stage | E.GT 1MΩ/A.GT 4.7MΩ/LINE 10kΩ | 入力モードで切り替え |
| Positive Grid Spark PEDAL | 公式仕様に記載なし | - |
| ZOOM G11 | 500kΩ | 固定 |
| Neural DSP Quad Cortex | 可変 | I/O設定から変更可能 |
| Helix Stadium XL Floor | 可変 | 楽器入力×2で対応 |
1MΩより2MΩの方が高級という意味ではなく、ピックアップから見た負荷が、どの程度になるかの違いです。
HX Stomp XLでは入力インピーダンスを10kΩ/22kΩ/32kΩ/70kΩ/90kΩ/136kΩ/230kΩ/1MΩから選択できます。
Auto In-Zではチェイン先頭のモデルに合わせて値を変更でき、実機ペダルの入力負荷も含めた、ピックアップとの関係を再現します。
入力インピーダンスを低く設定した場合は、高域やゲインが下がり、弾いた感触にも変化が生じる仕様です。
参照元:Line 6 Community「Input impedance underrated/overlooked」
Fuzz Face系のように、低い入力インピーダンスとギターVolの反応が関係するエフェクトでは、固定1MΩとは違う動作になります。
AD/DAとサンプリング周波数 – bit数とkHzは何に影響する?
AD/DAのbit数は量子化ノイズとダイナミックレンジ、サンプリング周波数は、扱える周波数帯域と一定サンプル数の処理時間に関係します。
| 仕様 | 何に関係する? | 確認できること |
|---|---|---|
| AD/DAのbit数 | 量子化ノイズ、ダイナミックレンジ | bit数が増えるほど、理論上は量子化ノイズを低くでき、扱えるダイナミックレンジが広がる |
| サンプリング周波数 | 扱える周波数帯域 | 48kHzでは理論上24kHzまで、96kHzでは48kHzまで扱える |
| サンプリング周波数 | 一定サンプル数の処理時間 | 同じサンプル数なら、96kHzは48kHzより短い時間で処理できる |
| 内部演算 | DSP内部の計算方式 | AD/DAのbit数とは別の仕様 |
| USBオーディオ | PCとの録音/再生 | 本体内部のAD/DAや処理レートとは分けて確認する |
量子化ノイズは、アナログ信号をデジタルの数値へ変換する時に生じる誤差です。
bit数が増えるほど、この誤差を理論上は小さくでき、扱えるダイナミックレンジも広がります。
ただし、実際のノイズやダイナミックレンジは、コンバーターやアナログ回路の性能にも左右されます。
サンプリング周波数は、デジタル処理で扱える周波数帯域に関係する数値です。
48kHzでは理論上24kHzまで、96kHzでは48kHzまで扱えます。
同じサンプル数を処理する場合は、48kHzより96kHzの方が短い時間で処理できるため、サンプリング周波数はレイテンシーにも関係します。
紹介したモデルのAD/DAと内部処理の違いは、次のとおりです。
| モデル | AD | DA | 内部演算 | 本体処理レート |
|---|---|---|---|---|
| BOSS GX-100 | 24bit+AF | 32bit | 32bit float | 48kHz |
| BOSS ME-90 | 24bit+AF | 32bit | 32bit float | 48kHz |
| BOSS GX-1 | 24bit+AF | 32bit | 32bit float | 48kHz |
| Positive Grid Spark PEDAL | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし |
| BOSS GT-1000 | 32bit+AF方式 | 32bit | 32bit float | 96kHz |
| BOSS GT-1000CORE | 32bit | 32bit | 32bit float | 96kHz |
| ZOOM G2 FOUR | 24bit | 24bit | 32bit | 44.1kHz |
| ZOOM G11 | 24bit | 24bit | 32bit | 44.1kHz |
| Valeton GP-50 | 24bit | 24bit | 公式記載なし | 44.1kHz |
| NUX MG-300 MKII | 32bit | 公式記載なし | 公式記載なし | 48kHz |
| HOTONE Ampero II Stage | ESS Sabre | ESS Sabre | 24bit | 44.1kHz |
| Line 6 POD Go | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし |
| Line 6 HX Stomp XL | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし |
| Neural DSP Quad Cortex | 公式製品ページに記載なし | 公式製品ページに記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし |
| Line 6 Helix Stadium XL Floor | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし | 公式記載なし |
POD GoのUSBオーディオは24bitで、44.1/48/88.2/96kHzに対応します。
Macの標準Core Audioでは48kHzで動作し、他のサンプリング周波数を使う場合は、Line 6のMac用ドライバーが必要です。
本体のAD/DAや内部処理については、Line 6が正式な仕様値を公開していません。
DSPとブロック数 – エフェクト総数と同時使用数は別
エフェクトを100種類以上収録していても、1つのパッチで、100種類を同時に使えるわけではありません。
実際に同時使用できる数を決めるのは、ブロック数や固定カテゴリー、DSP負荷です。
| モデル | 1パッチのブロック/方式 | ルーティングの特徴 |
|---|---|---|
| Line 6 POD Go | 固定枠+自由FX 4 | セミ固定シリアル |
| BOSS GX-100 | 最大15ブロック | 直列/並列、2プリアンプ |
| BOSS ME-90 | カテゴリー固定式 | 各カテゴリーを直接操作 |
| BOSS GX-1 | 最大8ブロック | 接続順変更対応 |
| Valeton GP-50 | 最大9モジュール | 対応モジュールを並べ替え |
| Line 6 HX Stomp XL | 最大8ブロック | 直列/並列 |
| BOSS GT-1000CORE | 最大24ブロック | 直列/並列、2プリアンプ |
| ZOOM G2 FOUR | 6エフェクト+ペダル用エフェクト1 | 接続順変更対応 |
| NUX MG-300 MKII | ブロックの並べ替え対応 | エフェクト/アンプを自由に配置 |
| BOSS GT-1000 | 自由配置 | 直列/並列、2プリアンプ |
| HOTONE Ampero II Stage | 最大12スロット | デュアルチェイン、直列/並列 |
| Positive Grid Spark PEDAL | アンプ/エフェクトをアプリで編集 | Spark Appでシグナルチェーンを構築 |
| ZOOM G11 | 最大9エフェクト+1アンプ | チェイン編集対応 |
| Neural DSP Quad Cortex | 4行×8スロット | 自由配置、実使用数はDSP負荷で変化 |
| Helix Stadium XL Floor | 複数パス | 自由配置、Proxy対応 |
たとえばGX-1は146種類から最大8ブロック、GP-50は100種類以上から、最大9モジュールを選んで使います。
POD GoではWah・Volume・Amp・Cab/IR・EQが固定枠なので、エフェクトを自由に選べるのは4ブロックです。
Quad Cortexは4行×8スロットのGridを持ちますが、高負荷なアンプやエフェクトを増やすと、処理能力の上限に達します。
アンプ2台の同時使用や空間系のパラレル接続では、エフェクトの総数より同時使用数と配置の自由度が重要になります。
LCD・タッチパネル – 画面サイズより操作方法を見る
LCDやタッチパネルは音質を決めるものではなく、本体での音作りや操作方法に関わる装備です。
| モデル | 表示 | タッチ | 操作の特徴 |
|---|---|---|---|
| Line 6 POD Go | 4.3インチカラーLCD | × | 大画面+物理ノブ |
| BOSS GX-100 | 480×272カラーLCD | ○ | 画面上でチェイン編集 |
| BOSS ME-90 | 2桁LED | × | 各エフェクトをノブで直接操作 |
| BOSS GX-1 | 320×240カラーLCD | × | カテゴリーキー+ノブ |
| Valeton GP-50 | 1.77インチカラー | × | 小型画面+ロータリー操作 |
| Line 6 HX Stomp XL | 2.4インチカラーLCD | × | タッチセンシティブFS+ノブ |
| BOSS GT-1000CORE | 256×80 LCD | × | 小型画面+物理ノブ |
| ZOOM G2 FOUR | 256×128 LCD | × | キー+エンコーダー |
| NUX MG-300 MKII | カラーLCD | × | ノブ+EXPペダル |
| BOSS GT-1000 | 512×160 LCD | × | 物理ノブ+10フットスイッチ |
| HOTONE Ampero II Stage | 5インチ800×480カラー | ○ | タッチ+8フットスイッチ |
| Positive Grid Spark PEDAL | LEDインジケーター | × | ノブ操作+Spark App |
| ZOOM G11 | 5インチカラー | ○ | タッチ+独立アンプ/FX操作 |
| Neural DSP Quad Cortex | 7インチカラー | ○ | Gridを直接編集 |
| Helix Stadium XL Floor | 8インチ高解像度 | ○ | タッチ+OLED表示×12 |
ME-90は大きな画面を持ちませんが、各カテゴリーのツマミを直接操作できるため、画面サイズだけでは操作性を判断できません。
GX-100は画面上でブロックを動かし、Quad CortexやStadiumは、さらに大きな画面でルーティング全体を編集します。
ライブでは画面サイズに加え、フットスイッチの数やラベル表示、SceneやSnapshotを足元から呼び出せるかも確認したいところです。
マルチエフェクターは使い方から選ぶ
価格と機能のバランスならPOD Go、操作方法を重視するならGX-100やME-90から選びやすくなります。
低価格帯にはGX-1やGP-50があり、アンプモデリングやIRまで2〜3万円前後から利用できます。
ハイエンド機種ではキャプチャ機能や入出力が異なるため、使いたい機能と接続方法を決めてから比較することが重要です。
POD GoやGT-1000、G2 FOURのように発売後のアップデートが続いているモデルもあります。
所長が実際に使って選ぶなら
低価格帯で選ぶなら、実際に試したGP-50は使いやすいモデルでした。
音質と可搬性まで含めて選ぶなら、所長が現在も愛用しているGT-1000COREです。
