Strymon Fairfaxは、フルアナログ回路のClass A Output Stage Driveです。

今回は、Fairfaxを自分のペダルボードに入れた場合、どんな使い方ができるかを試しました。
検証では所長の愛用するMalin AMPのプリアンプでクリーンとドライブを作り、Fairfaxで質感を加える使い方をチェックしました。
BRIGHT、DRIVE、SAGを触りながら、クリーン、ドライブ、ファズとの組み合わせで鳴らしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Strymon |
| モデル名 | Fairfax |
| 種類 | Class A Output Stage Drive |
| 回路 | フルアナログ回路 |
| 主なコントロール | DRIVE、LEVEL、SAG |
| スイッチ | BRIGHT |
| 内部電圧 | 9V入力を内部で40Vへ昇圧 |
| バイパス | True Bypass |
| 入出力 | モノラルイン/モノラルアウト |
| 電源 | 9V DCセンターマイナス、500mA以上 |
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 前段 | バッファー、EWS、コーラス、Vibe Machineなど |
| 歪みペダル | Strymon Fairfax |
| 後段 | ボリュームペダル |
| プリアンプ | クリーンチャンネル/ドライブチャンネル |
| 空間系 | Universal Audio UAFX Del-Verb |
Fairfaxは元のサウンドに質感を加える使い方
今回の検証ではプリアンプでクリーンとドライブを作り、元のサウンドにFairfaxの質感を加える感覚で使いました。
もちろん、Fairfaxは単体の歪みペダルとしても使えます。

ただし、単に歪みペダルとして鳴らすだけでなく、ペダル特有の質感を足す使い方ができるのもFairfaxの魅力です。
Fairfaxはつまみ3つとBRIGHTオンオフだけですが、サウンドのバリエーションは意外とあります。
LEVELを上げるとハリ感も出るため、DRIVE、SAG、BRIGHTと合わせて調整すると音の幅を作れます。
セッティング1.BRIGHTオンでクリーンからクランチを作る
クリーンチャンネルでFairfaxをオンにすると、軽く歪んだクランチサウンドを作れます。
オンオフを前提にして、クリーンチャンネルからクランチへ切り替える使い方です。
Fairfaxをオンにしたままギターボリュームを絞ると、少しこもる感じがあります。
BRIGHTオフでも使えますが、ギターボリュームでコントロールする場合は少しこもりが気になります。
ただし、BRIGHTオフにすると、音が細くなりにくく、太さを保ちながらゲインを上げられます。
BRIGHTオンにすると、高域が少しキラッとして、ローは少し減ります。
ギターボリュームを上げ下げした時は、BRIGHTオンの方が自然に感じました。
強く弾くと高域がうるさく感じる場合もありますが、力を入れすぎずに弾けば問題ありません。
DRIVEを上げると、ローの出方も変わります。
BRIGHTオンで高域を残しつつ、DRIVEでローの出方を合わせると、ギターボリュームを上げ下げした時の出音のバランスも良くなりました。
SAGは0でも使えますし、少しずつ上げていくと、歪みに程よい飽和感が加わります。
コンプレッション感も加わるため、チョーキングや音を伸ばした時にスムーズに聴こえます。
セッティング2.ドライブチャンネルでFairfaxをオンにする
プリアンプのドライブチャンネルでも、Fairfaxをオンにして使えます。
ギターボリュームは、9.5付近で試しました。
BRIGHTオンの影響もあり、音が少し立つ感じがあります。

Fairfaxのオンオフに加えて、ギター側のボリュームとトーンで音を作れるところが、鳴らしたい音のイメージにしっくりきました。
セッティング3.ファズの後段でFairfaxを使う
Fairfaxは、手前にファズを置いても音が破綻しにくいペダルです。
ファズを踏んだ状態でFairfaxをオンにしても、5弦や6弦のローが潰れにくいです。
巻弦の鳴り方が変に丸くなったり、圧縮されてキュッと締まったりする感じも少ないです。
Fairfaxは、もともとローがしっかりあります。
Fairfaxの手前でファズを踏んでも、帯域が削られて音の迫力が損なわれることはありません。
Fairfaxは、9V入力を内部で40Vに昇圧しています。
公式サイトでは、アンプのような動作感と高いヘッドルームを得るための設計と説明されています。
ファズを手前で踏んでも音が破綻しにくかったのは、ヘッドルームの余裕も関係しているのでしょう。

もちろんファズだけでなく、オーバードライブやディストーションを前段に置いても、音が破綻しにくいと感じました。
SAGとDRIVEを上げるとブチブチした音も作れる
Fairfaxは、SAGとDRIVEを上げるとブチブチしたサウンドも作れます。
SAGとDRIVEをマックスにすると、クリーンチャンネルではブチブチした質感が出ます。
プリアンプをドライブチャンネルにすると、ブチブチした音だけではなく、スウェルサウンドのように立ち上がりが少し遅れる感じも出せます。
ピッキングした時に音の頭が少し遅れる、独特のサウンドとして面白い鳴らし方ですね。
ブチブチしたセッティングでは、ギターボリュームを絞ると質感がより強調されます。
ギターボリュームを5〜6付近にして、ユニバイブやディレイを組み合わせたエフェクティブな鳴らし方もできます。

ドライブチャンネルと組み合わせても、ブチブチした質感を活かした音が作れましたね。
ボードに入れてFairfaxの質感を活かす使い方は試してみてほしい
気に入っている元のサウンドに、Fairfaxの質感を加える使い方は試してほしい使い方です。
BRIGHT、DRIVE、SAGを調整すると、ボードに入れて使えるポイントが見えてきます。
JC-120のようなアンプでも、Fairfax側で前段のファズを受けられる設定にすれば、ファズを持ち込んだ使い方もできそうです。
古い言い方をすると、アタッチメント的にも使えるペダルです。

Strymonはデジタルエフェクターの印象が強いブランドですが、Fairfaxはアナログペダルとしても使い方に幅があるモデルでした。









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