オートワウとフェイザーを1台で切り替えられる、Way Huge Attack Vectorをレビューします。

Attack Vectorは、フェイザーとエンベロープフィルターを1台にまとめたペダルです。
単体のフェイザー、単体のオートワウ、両方を組み合わせたサウンドを切り替えられます。
つまみを12時にした状態でも使いやすく、特にオートワウ側はピッキングへの反応が良いと感じました。

ただし、フェイザー側はエフェクトオンで位相が反転するため、そこを気にする人は注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Way Huge |
| モデル名 | Attack Vector |
| 型番 | WM92 |
| 種類 | フェイザー / エンベロープフィルター |
| コントロール | Speed、FDBK、Range、Sens |
| モード | Phase、Both、Envelope |
| バイパス | トゥルーバイパス |
| 電源 | 9V電池または9Vアダプター |
| サイズ | 58mm x 103mm x 55mm |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ギター | ストラトキャスター |
| 確認した内容 | フェイザー、オートワウ、ミックスポジション、位相反転 |
| 主な使い方 | クリーン、歪みとの組み合わせ、ピッキング強弱の確認 |
Attack Vectorは12時の位置でも使いやすい
Way Huge Attack Vectorは、フェイザー側もオートワウ側も、つまみを12時にした状態で使いやすい音でした。
こういう2in1系のペダルは、どちらか片方が微妙に感じるものもあります。
Attack Vectorはフェイザーもオートワウも、それぞれのエフェクトとしてちゃんと使える印象です。

極端なセッティングをしなくても、まず12時から始めれば音を作りやすいと感じました。
フェイザー側は位相反転する
個人的に気になったのは、フェイザー側の位相反転です。
Attack Vectorは、フェイザーをオンにすると位相が反転しました。
位相を合わせた状態で鳴らすと、実音が前に出てきて、音の芯も聞こえやすくなります。
逆位相のままだと、スピーカーから前に飛ぶ感じが少し弱く、音量も下がったように感じました。
フェイザーはエフェクトオンで位相が反転するモデルも多いので、Attack Vectorだけの問題ではありません。

位相反転しないフェイザーでは?と期待していたので、惜しい点でした…
フェイザーのかかり方と雰囲気は良い
位相反転は気になりましたが、フェイザーの音自体は良いです。
FDBKを上げると、かかり方が深くなります。
FDBKを0にすると、おとなしいフェイザーサウンドになります。
マックスまで上げるとかなり強くかかりますが、個人的には12時前後が使いやすいと感じました。

所長は過激にエフェクトをかけて飛び道具的に使うより、弱め〜普通に揺らすフェイザーとして使う方が好みでした。
オートワウ側は位相反転しない
オートワウ側は、フェイザー側と違って位相反転はなさそうでした。
位相を気にする場合でも、オートワウとして使うならボードに入れやすいと感じました。
フロントピックアップで弾いても、ワウのかかり方はしっかり分かります。
12時の位置でちょうどいい塩梅なので、細かく追い込まなくても使いやすいのもメリットです。
ピッキングへの反応が良いオートワウ
Attack Vectorのオートワウは、ピッキングの強弱に対してかなり反応します。
弱く弾くとあまりかからず、強く弾くとワウのかかり方が強くなります。
Sensを上げると、弱く弾いてもしっかり反応します。
Sensを下げると、反応が抑えられてローパスフィルターっぽい雰囲気になります。
Rangeを上げると、かかり方は派手になります。

SensもRangeも12時あたりで十分使いやすく、ピッキングで表情を変える方が楽しかったですね。
ギターボリュームを絞ってもオートワウがかかる
ギターボリュームを絞った時の反応も、確認しました。
Attack Vectorは、ギターボリュームを絞ってもオートワウのかかり方が大きく崩れにくいです。
BOSS TW-1のようなタッチワウは、ギターボリュームを絞るとかかり方が大きく変わる場合があります。
Attack Vectorはそこまで極端に変わらず、手元のボリュームを触りながらでも使いやすいと感じました。
BOTHモードはワウとフェイザーが混ざる
中央のBOTHモードにすると、フェイザーとオートワウを組み合わせた音になります。
ワウの動きにフェイザーの揺れが混ざるため、単体のフェイザーやオートワウとは違うクセが出ます。
個人的には、このBOTHモードの音もかなり面白いと感じました。
歪みと組み合わせると、さらに飛び道具感のあるサウンドになります。
普通のフェイザーやオートワウでは物足りない時に、BOTHモードを使うと違った雰囲気を出せます。
フェイザー側は音量が下がったように感じた
位相反転とは別に、フェイザー側では音量が少し下がったようにも感じました。
位相を合わせると少しマシになりますが、逆位相のままだと音が前に出にくく感じます。
バンドでギターが2本いる時や、鍵盤がいる編成では、位相の違いで自分の音の聞こえ方が変わることがあります。

中音を作る時にも影響するため、位相を気にする人は気にされてみるのも一つです。
オートワウとしてだけでも十分使える
フェイザー側の位相反転は惜しい点ですが、オートワウとしてはかなり使いやすいペダルです。
ピッキングの強弱でかかり方が変わるため、弾き方で表情を作れます。
強く弾くだけだと同じようなワウの動きになりますが、強弱をつけるとかなり楽しめます。
弾き方の練習にもなる、オートワウだと感じました。
サイズ感はボードに入れやすい
Attack Vectorは、Way Huge Smallsシリーズのペダルです。
小さすぎず大きすぎず、ボードに入れた時のサイズ感はちょうど良いと感じました。
以前入れていたDryBell Vibe Machineと近いサイズ感で、極端に場所を取る印象はありません。
Way Hugeのさらに小さいミニサイズより、個人的にはこのくらいのサイズの方が扱いやすいです。
Attack Vectorがおすすめの人
- オートワウとフェイザーを1台で使いたい人
- ピッキングの強弱でオートワウを動かしたい人
- フェイザーとオートワウを組み合わせた音を試したい人
- 位相反転しないオートワウを探している人
- 小さすぎないサイズのモジュレーションペダルを探している人
Attack Vectorをおすすめしない人
- フェイザー側の位相反転が気になる人
- エフェクトオン時の音量感を細かくそろえたい人
- シンプルな単体フェイザーだけを探している人
- オートワウの反応をあまり弾き方に左右されたくない人
まとめ
Way Huge Attack Vectorは、フェイザーとオートワウを1台で使える2in1ペダルです。
どちらのエフェクトも12時の位置で使いやすく、特にオートワウ側はピッキングへの反応が良いと感じました。
BOTHモードではフェイザーとオートワウを組み合わせた、少し変わったサウンドも作れます。
フェイザー側は位相反転するため、そこを気にしていた所長としては惜しい結果でした。

サウンド自体は良く、オートワウとして使うだけでも十分価値のあるペダルです。









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