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ZOOM G3 レビュー!今でも使える懐かしのマルチエフェクター

ZOOM G3は、2011年頃に登場したギター用マルチエフェクターです。

XでG3について触れたところ、「名機」「今でも使っている」といった反応がありました。

発売から10年以上経ったモデルですが、久々に通電を兼ねて鳴らすと、今でも普通に使える音が出せました。

検証ではストラトキャスターを使い、Red Llamaで歪みを作った後にG3を接続しています。

アンプはQuilter Aviator CUBで、G3はアンプのインプットに挿して確認しました。

歪みはアナログペダル、ディレイやコーラス、リバーブはG3といった使い方で紹介します。

所長
所長

古いモデルではありますが、空間系や揺れ物をまとめる用途なら、今でも十分使える1台です。

ZOOM G3 スペック
項目内容
ブランドZOOM
モデル名G3
種類ギター用マルチエフェクター/アンプシミュレーター
エフェクト94種類
アンプ/キャビネットモデル22種類
同時使用エフェクト最大6種類
パッチメモリユーザー100、プリセット100
ディスプレイバックライト付きLCD×3
入力標準フォーンジャック、ACTIVE/PASSIVE切替
出力L/Mono/Phone、R、XLRバランスアウト
外部コントロールフットスイッチ/エクスプレッションペダル対応
リズムパターン41種類
ルーパー最大40秒
チューナークロマチックチューナー搭載
USBUSBオーディオインターフェース、Edit&Share対応
電源ACアダプター、単3電池4本
魔法の箱研究所 レビュー動画
【実は名機】今でも使える ZOOM G3 マルチエフェクターの魅力を紹介
レビュー時の使用機材
項目内容
ギターストラトキャスター
一緒に鳴らした歪みペダルRed Llama
マルチエフェクターZOOM G3
アンプQuilter Aviator CUB
接続ギター → Red Llama → ZOOM G3 → アンプインプット
確認した主な機能HD Reverb、CHORUS、The Phase、ディレイ、PASSIVE/ACTIVE切替、アンプモデル、リズム、ルーパー、チューナー
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

〜コラム寄稿 雑誌/書籍〜
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ZOOM G3は今でも使えるマルチエフェクター

ZOOM G3は、発売から10年以上経った今でも使えるマルチエフェクターです。

検証ではG3側のエフェクトをすべてオフにして、まずバイパス状態の音を確認しています。

マルチエフェクターやデジタルエフェクターでは、音痩せやデジタルっぽさが気になる場合があります。

G3は後発モデルと比べても、アンプのインプットに挿した時の嫌な変化が少ない印象です。

歪みをアナログペダルで作り、G3でいくつかのエフェクトをまかなうなら、今でも使えます。

スタジオやライブハウスのアンプでは、リバーブが使えないこともあります。

ただG3があれば、リバーブやディレイを足せるため、足元の機材を増やさずに対応できます。

最新機種と比べるとアンプモデルや歪みには古さがありますが、空間系や揺れ物をまとめる用途なら、今でも十分使えるモデルです。

コンパクトペダル感覚で操作できる

G3の大きな特徴は、コンパクトペダルを並べたような感覚で操作できることです。

本体には3つの画面と3つのフットスイッチがあり、それぞれのエフェクトを足元でオンオフできます。

マルチエフェクターの中には、階層メニューをたどらないと音を作りにくいモデルもあります。

G3は目に入っているエフェクトをそのまま触れるため、コンパクトペダルに近い感覚で扱えます。

TYPEを押すとエフェクトモデルを切り替えられ、つまみを触るとパラメーターが画面に反映されます。

PAGEボタンでパラメーターのページを移動でき、エフェクトの並び替えも本体上で操作できます。

グローバル設定にもアクセスしやすく、検証ではアンプ前段に合わせてCOMBO FRONTを使っています。

オートセーブも付いているため、つまみを動かした内容をそのまま保存できます。

ライブで使っていた時もフットスイッチは踏みにくくなく、踏み間違いも少なかったです。

所長
所長

画面に出ているものをそのまま触れるので、マルチエフェクターが苦手な人でも扱いやすいです。

空間系や揺れ物をアンプ前段で使える

検証ではG3をアンプのインプットに接続し、リバーブ、コーラス、フェイザー、ディレイを確認しています。

歪みはG3内蔵エフェクトではなく、手前に置いたRed Llamaで作りました。

当時も歪みはアナログペダル、ディレイやコーラス、リバーブはG3という使い方をしていました。

クリーンからクランチのオーバードライブやBig Muff系のファズを前に置き、その後段でG3を使う構成です。

G3側では、必要なエフェクトをコンパクトペダルのように足元でオンオフできます。

HD ReverbはG3内蔵のリバーブモデル

HD Reverbは、G3に入っているリバーブモデルです。

スタジオやライブハウスのアンプでリバーブが使えない時は、G3のリバーブを使っていました。

G3をアンプ前段に置く使い方でも、リバーブを足せる点は当時から重宝していました。

CHORUSはCE-1系のコーラスモデル

CHORUSは、BOSS CE-1系のコーラスモデルです。

G3上でコンパクトペダルのようにオンオフできるため、必要な場面でコーラスを使えます。

CE-1実機と同じ質感を求めるものではありませんが、G3内のコーラスとして普通に使える音です。

The PhaseはMu-Tron Bi-Phase系のフェイザーモデル

The Phaseは、Mu-Tron Bi-Phase系のフェイザーモデルです。

The PhaseはG3上でフェイザーとして使えるモデルで、フェイザーモデルの中でもエフェクティブなサウンドが鳴らせます。

ディレイはDeluxe Memory Man系のモデル

ディレイは、Electro-Harmonix Deluxe Memory Man系のモデルです。

ディレイ音が1回から1回半返る程度に薄くかけると、普通に弾いても邪魔になりません。

奥行きや厚みを足す目的で、常時オンにしやすいかけ方です。

実際にスピーカーから出ている音でも、薄くディレイをかけた方が心地よく聴こえました。

PASSIVE/ACTIVE切替で音の輪郭とローの出方が変わる

G3には、入力特性を設定するPASSIVE/ACTIVE切替があります。

マニュアル上では、パッシブピックアップのギターを接続する場合はPASSIVEを選びます。

G3の前にエフェクターを接続する場合や、アクティブピックアップ搭載ギターを使う場合はACTIVEを選ぶ説明です。

検証では、PASSIVEとACTIVEを切り替えて実際の出音を比較しました。

PASSIVEでは、ローが少しふくらむような出方になります。

ACTIVEにするとローが少し締まり、音の輪郭が見えやすくなります。

高域側も少し出るため、ピッキングした時の立ち上がりが早く聴こえる場合もあります。

アンプモデルで立ち上がりやデジタルっぽさが気になる時も、ACTIVE側で改善する場合があります。

ただし内部で何が変わっているのかは、マニュアル上では細かく確認できませんでした。

所長
所長

出音は変わるため、ギターや前段のペダルに合わせて鳴らしながら選ぶとよいですね。

アンプモデルは自宅練習やヘッドホン練習で使える

G3はアンプモデルも搭載しており、アンプを鳴らせない環境でも練習できます。

普段メインで使っている真空管アンプは、Fender Vibroverb 63年モデルのリイシューです。

G3にもVibroverb系のアンプモデルが入っており、自宅練習で使っていました。

実機と同じ音ではありませんが、自宅練習やヘッドホン練習では十分使えるモデルでした。

リズム、ルーパー、チューナーを1台でまかなえる

G3は、練習用の機能もまとまっています。

本体にはリズムパターンが入っており、自宅で練習する時に使えます。

ルーパーも搭載されていて、左側のボタンを長押しするとすぐに立ち上げられます。

チューナーも入っているため、ライブ時に別のチューナーを用意しなくても済みます。

当時はG3を入れたことでチューナーをボードから外せたため、ペダルボード全体を少しコンパクトにできました。

XLRアウトやUSBなど入出力も充実している

G3は、背面の入出力も充実しています。

通常のアウトプットに加えて、XLRバランスアウトを備えています。

宅録やPAへ直接送る用途を考えても、当時のマルチエフェクターとしてよく作られています。

後のモデルでは、このXLRアウトが省かれたものもあります。

USBにも対応しており、録音やパッチ編集に使える点も当時としては便利でした。

外部フットスイッチやエクスプレッションペダルも接続できるため、拡張した使い方も可能です。

ライブでも使えた思い出深いマルチエフェクター

G3は、個人的にも思い出深いマルチエフェクターです。

以前はDamage Control Glass Nexusという、モジュレーション、ディレイ、リバーブ系のペダルを使っていました。

Damage Controlは、現在のStrymonにつながるブランドとしても知られています。

Glass Nexusは真空管が入った大きなペダルで、サウンドは気に入っていました。

ただ、ライブ本番直前に故障してしまい、修理にはかなり長い時間がかかる可能性がありました。

そこで代わりに使ったのが、G3です。

必要だったのは揺れ物、ディレイ、リバーブ、チューナーでした。

G3ならそれらを1台でまかなえたため、そのままライブで使えました。

Glass Nexusが修理から戻ってきた後も、重さや電源の扱い、再故障への不安があり、結局G3を長く使うことになりました。

歪みはアナログペダルで作り、ワウ、オーバードライブ、Big Muff系のファズをG3の前に置いていました。

G3でチューナー、揺れ物、ディレイ、リバーブをまかなうことで、ペダルボード全体もコンパクトになりました。

実際にライブで使っても踏みにくさはなく、音も普通に使えました。

当時のペダルボードやライブのことを思い出す、印象に残っている1台です。

所長
所長

歪みはアナログペダル、空間系や揺れ物はG3という組み合わせなら、今でも現実的に使えます。

ZOOM G3がおすすめの人

  • 低予算で使えるマルチエフェクターを探している人
  • コーラス、フェイザー、ディレイ、リバーブを1台でまとめたい人
  • コンパクトペダルに近い感覚でマルチを操作したい人
  • 自宅練習用にアンプモデル、リズム、ルーパー、チューナーを使いたい人
  • アンプ前段で使える空間系マルチを探している人
  • 中古で安く買える実用機を探している人

ZOOM G3をおすすめしない人

  • 最新のアンプモデリング性能を求める人
  • 歪みまでG3単体で完結させたい人
  • 現行機種のような高解像度なサウンドを求める人
  • 大きな画面で細かくエディットしたい人
  • 中古品の状態確認が面倒な人
  • フットスイッチやつまみの劣化が気になる人

ZOOM G3は今でも試す価値があるマルチエフェクター

ZOOM G3は10年以上前のモデルですが、普段の練習やライブで必要になる機能は揃っています。

アンプモデルや歪みは、最新機種と比べると古さがあります。

ただ、アンプ前段で空間系や揺れ物を足す使い方なら、今でも十分使えます。

3つの画面とフットスイッチによる操作性も分かりやすく、コンパクトペダルの延長で扱える点は大きな魅力です。

リズム、ルーパー、チューナー、XLRアウト、USBまで備えているため、練習用にもライブ用にも使い道があります。

中古では1万円以下で見つかることもあり、6,000円前後、もしくはそれ以下で手に入る場合もあります。

状態の良い個体であれば、今から導入しても面白い1台です。

所長
所長

古いモデルではありますが、G3は今触っても「まだ使える」と言えるマルチエフェクターでした。

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