今回は、90年代のWay Huge Green Rhino Overdrive IIをレビューします。

TC楽器さんからお借りした個体で、Way Huge Electronics時代の白文字タイプです。

気になる機材をTC楽器さんから借りてレビューする企画がありまして、こちらもその一台です。
検証では現行のIbanez TS9とも鳴らし比べながら、以下の点を確認しました。
- ローの出方
- ドライブを上げた時の質感
- ギターボリュームへの反応
- トーンの効き方 etc
TS系のオーバードライブではありますが、ローの太さや音の輪郭が残りやすく、予想していたよりもかなり使いやすいペダルでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Way Huge Electronics |
| モデル名 | Green Rhino Overdrive II |
| 種類 | オーバードライブ |
| 年代 | 1990年代の個体 |
| タイプ | 白文字の後期型 |
| シリアル | 300番台 |
| 生産数 | 400台前後 |
| 系統 | TS系 |
| コントロール | OUTPUT、TONE、DRIVE |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エフェクター | Way Huge Green Rhino Overdrive II |
| 比較対象 | Ibanez TS9 |
| ギター | ストラトキャスター |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| 確認した内容 | DRIVE、TONE、OUTPUT、ギターボリュームへの反応、TS9との違い |
- Way Huge Green Rhino Overdrive IIは90年代のTS系オーバードライブ
- TS系ながらローがしっかり出るサウンド
- ドライブを上げると荒っぽいバイト感が出る
- TS9と比べるとローと音の芯が残りやすい
- 音が沈みすぎずコードの輪郭も残りやすい
- TONEを絞っても輪郭が残る
- 3つのつまみだけで迷わず使える
- トーン0でブースター的に使っても太さが残る
- ジョージ・トリップスらしいバランスの良さを感じる
- Way Huge Green Rhino Overdrive IIがおすすめの人
- Way Huge Green Rhino Overdrive IIをおすすめしない人
- Way Huge Green Rhino Overdrive IIはTS系ながら太さと輪郭が残るオーバードライブ
Way Huge Green Rhino Overdrive IIは90年代のTS系オーバードライブ
Way Huge Green Rhino Overdrive IIは、ジョージ・トリップスが立ち上げたWay Huge Electronicsのオーバードライブペダルです。
現在もJim DunlopからWay Hugeの復刻モデルは出ていますが、今回の個体は1990年代に販売されていたオリジナル期のものです。
Green Rhinoは前期、中期、後期のように見た目が変わっており、今回の白文字タイプはいわゆる後期型です。
シリアルは300番台で、400台前後作られたと言われている個体です。


本当は復刻版とも比較したかったのですが、撮影前に売れてしまったため、今回は現行のIbanez TS9と鳴らし比べました。
TS系ながらローがしっかり出るサウンド
Green Rhino Overdrive IIはTS系と言われるペダルですが、ローの出方に特徴があります。
TS系というとローがすっきりする印象がありますが、Green Rhinoはロー側も出ている感じがしました。
音に厚みがあり、低域側も太くなる印象です。
最初はOUTPUTが1時ぐらい、TONEが2時ぐらい、DRIVEが2時半ぐらいで鳴らしました。
TS系はゲインをあまり上げずに使うことが多いのですが、Green Rhinoはクランチサウンドを作るくらいまでDRIVEを上げても、ちょうど良い感じで鳴ってくれます。
ドライブを上げると荒っぽいバイト感が出る
DRIVEを下げても使えますが、Green RhinoはDRIVEを上げた時の音がかっこよく感じました。
DRIVEを上げていくと、ピッキングした時の食いつく感じが出てきます。
DRIVEを下げた時に比べると、少し荒っぽい質感も出ます。
いわゆるバイト感のような部分があり、DRIVEを上げても使える印象でした。
DRIVEをフルにした状態でも、ギターボリュームを絞るとスムーズにゲインが下がっていきます。
音がこもりにくく、手元で歪み量を調整しやすい点も使いやすく感じました。
TS9と比べるとローと音の芯が残りやすい
現行のIbanez TS9もつないで、Green Rhinoと比較しました。
TS9は、よりチューブスクリーマーらしいスムーズな音です。
コンプレッション感もあり、TS系らしいまとまり方があります。
比べると、ローの出方はGreen Rhinoの方がしっかりしている印象でした。
ギターボリュームを絞った時も、音の芯が残る感じはGreen Rhinoの方がありました。
TS9なら、DRIVEは9時ぐらいまでにして、LEVELを上げめにしたブースター的な使い方が好みです。
Green RhinoはDRIVEを上げても使える幅があり、TS9とは鳴らせる範囲が違う印象を受けました。
音が沈みすぎずコードの輪郭も残りやすい
Green RhinoでDRIVEを下げたセッティングも確認しました。
コンプレッション感がないわけではありませんが、音が沈みすぎる感じは少ないです。
原音に歪みがまとわりつくような鳴り方で、輪郭もはっきりしています。
コードを弾いた時も音がしっかり聞こえ、バランス良く作られている印象です。

TS系のまとまりはありながら、音が引っ込みすぎないところが使いやすいですね。
TONEを絞っても輪郭が残る
TONEの効き方として、0にしても使える音が出ます。
よりスムーズなサウンドになりますが、音の輪郭は損なわれにくい印象です。
TONEを12時から1時ぐらいまで上げても、使える範囲は広く感じました。
TONEを上げ切ると、TSペダルらしく耳に痛い音も出ます。
ただ、0から1時ぐらいまでの範囲は実用的で、TONEの使える幅は広いです。
3つのつまみだけで迷わず使える
Green Rhino Overdrive IIのコントロールは、OUTPUT、TONE、DRIVEの3つです。
全て12時にして鳴らしても、十分使える音が出ます。
個人的にはOUTPUTだけ少し上げたくなりましたが、基本のサウンドは迷わず作れます。
予想していたよりも使いやすく、TS系ながらローもちゃんと出るため、バッキングでも扱いやすいオーバードライブだと感じました。
適度なコンプレッション感があり、音が沈みすぎず、輪郭も残るバランスです。

鳴り方のバランスが良く、弾いていて気持ち良いオーバードライブペダルでした。
トーン0でブースター的に使っても太さが残る
TONEを0にしてOUTPUTを上げめにすると、ブースター的な使い方もできます。
少し歪ませたアンプに対して使うと、太さを保ちながら押し出すような音になります。
ギターボリュームを絞ったり、ピッキングを変えたりした時にも、しっかりついてくる感じがありました。
スムーズな歪みだけでなく、少しザラッとした歪みも作れます。
ローゲインでも存在感のある音が作れるため、名機と言われているだけのことはあると感じました。
ジョージ・トリップスらしいバランスの良さを感じる
Green Rhino Overdrive IIは、ジョージ・トリップスが作ったペダルです。
ジョージ・トリップスは、Line 6 DL4やJim DunlopのJimi Hendrixシリーズにも関わった人物です。
個人的にジョージ・トリップスが関わったペダルは好きで、弾いていてセンスの良さを感じることがあります。
Green Rhinoも、DRIVE、TONE、OUTPUTの3つだけで、ザラッとした歪みからスムーズな歪みまで作れます。
元々の太いサウンドを活かして、ローゲインでも存在感のある音を作れる点が印象的でした。
弾いてみると、さすがジョージ・トリップスのペダルだと感じました。
Way Huge Green Rhino Overdrive IIがおすすめの人
- TS系でもローがしっかり出るペダルを探している人
- DRIVEを上げても使えるTS系オーバードライブが欲しい人
- ギターボリュームで歪み量を調整したい人
- コードの輪郭が残るオーバードライブを使いたい人
- 90年代Way Huge Electronicsの個体が気になっている人
Way Huge Green Rhino Overdrive IIをおすすめしない人
- ローがすっきりしたTSらしい音だけを求める人
- 強いコンプレッション感のあるTS系を好む人
- 復刻版や現行品を探している人
Way Huge Green Rhino Overdrive IIはTS系ながら太さと輪郭が残るオーバードライブ
Way Huge Green Rhino Overdrive IIは、TS系でありながらローの太さと音の輪郭が残りやすいオーバードライブです。
DRIVEを上げると荒っぽいバイト感が出て、ギターボリュームを絞っても音の芯が残りやすい印象でした。
TONEを絞っても輪郭が損なわれにくく、ブースター的に使っても太さが残ります。
TS系ではありますが、脱TSペダルのような新しさもあり、バランスの良さが印象に残る1台でした。
撮影時点では、TC楽器さんで販売されている個体です。
在庫状況は変わるため、気になる方はTC楽器さんの商品ページを確認してみてください。








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