KLON Centaurのクローンペダル!Warm Audio CENTAVOをレビュー

Warm Audio CENTAVO
Warm Audio CENTAVO

Warm Audio CENTAVOは、今や高額で取引されているKLON Centaurのクローンペダルであり、安価な価格で様々な有名ペダルなどを再現しているブランドです。

内部を見ても昨今よく目にする表面実装基板ではなく、作りもしっかりしている印象を受けます。

Warm Audio CENTAVO 基板
Warm Audio CENTAVO 基板

今回はオリジナルとなるKLON Centaurを友人から借りましたので、実機との違いをレビューしていきます。

KLON CentaurとWarm Audio CENTAVO
左がKLON Centaur、右がWarm Audio CENTAVO

お借りしたCentaurは絵なしゴールド期のものであり、後期のケンタウロスとなります。

Warm Audio CENTAVOをKLON Centaurを比較しながら、その実力を検証していきます。

Warm Audio CENTAVOの独自仕様MODモードについて

Centaurのクローンモデルは数多く販売されていますが、今回レビューするWarm Audio CENTAVOは独自の仕様として、MODモードに切り替え可能なスイッチが筐体上部に搭載されています。

Warm Audio CENTAVO MODスイッチ

MODスイッチをONにすることで、全体的な音圧感や中低域から下の帯域が前に出てくるようになり、ゲインもアップし歪みやすくなります。

海外の楽器店ではMODモードをJRAD The Jeff Archerと称しているところもありますが、公式サイトでは言及されていません。

ただし、MODモードがJeff Beckが要望したサウンドに近づけていると書かれています。

The addition of the “MOD” switch on the back – famously requested by Jeff Beck on the original pedal- allows players to extend the bass response, impacting the lower strings to get added low end drive tones.

引用元:CENTAVO – WARM AUDIO

所長もThe Jeff Archerを所有していた時の記憶から同じ出音とまではいえないものの、方向性は同じモディファイモードには感じました。

ジェフベックファンじゃなくても買いなペダル!The Jeff Archer J. Rockett Audio Designs short demo
魔法の箱研究所 YouTubeチャンネル

Warm Audio CENTAVOと、The Jeff Archerを比較した動画も紹介しておきます。

WARM AUDIO Centavo & J. Rockett Audio Designs Archer Ikon & The Jeff Archer
qu99 YouTubeチャンネル

一台でCentaur、さらにもう一台分のサウンドを鳴らせるのはCENTAVOの魅力といえます。

Warm Audio CENTAVOとKLON Centaurを比較しながらレビュー

肝心のサウンドやレビューは動画にまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。

動画チャプター
  • 0:00 今回の動画について
  • 0:26 サウンドチェックの方法について
  • 1:02 Warm Audio CENTAVO MODモードについて
  • 1:29 比較時に使用するABスイッチについて
  • 2:05 バッファーサウンド/バイパスサウンド
  • 2:18 クリーンブースターサウンド
  • 2:56 オーバードライブサウンド
  • 4:53 トレブルブースターサウンド
  • 5:28 Warm Audio CENTAVO MODのサウンド
  • 7:30 CENTAVOとCentaurの違いについて
  • 11:11 まとめ
Warm Audio CENTAVOのレビュー動画
KLON CentaurのクローンペダルWarm Audio CENTAVOのサウンドをオリジナルと比較レビュー

動画でも語っていますが、Warm Audio CENTAVOとKLON Centaurの出音は同じではありません。

Warm Audio CENTAVOのほうがやや重心の低い音であり、Centaurのほうが高域寄りでバリンと鳴る印象を受けました。

出音の傾向からすると、初期FAX ONLY期のCentaurサウンドを求めている人からすると、ザラつき感は弱いと感じるかもしれません。

ただし挙動はCentaurであり、過去に所有していた絵なしシルバーなら近しいと感じました。

面白かったのは、TREBLEとOUTPUTをMAXにした時のサウンドがかなり近い印象も受けました。

つまりイメージするCentaurのサウンドに寄せることもできる可能性があるということです。

アンプなど歪ませた状態からブースターとして使用することで、ロックなサウンドも奏でることができます。

アンプを歪ませた状態でCENTAVOとCentaurをブースターとして使用してみた
Warm Audio Centavo vs KLON Centaur – Boost Sound Check

使い方次第ではCentaurでなくても、CENTAVOで十分な人もいるでしょうね。

CENTAVOの良い点として、外部DCジャックがミニプラグではないのも挙げられます。

ちょっとしたことではありますが、使い勝手は良いですね。

改造ができる人はハンダやパーツを替えることで、好みのサウンドへ近づけることもできる可能性があります。

まとめるとWarm Audio CENTAVOはCentaurのクローンモデルとして出来は良く、しかも販売価格はサウンドハウスで税込27,800円とオリジナルからすると破格です(笑)

カラーリングは異なりますが、筐体の形状や見た目などCentaurに近いので所有欲も満たされます(笑)

サウンドハウス

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この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

〜コラム寄稿 雑誌/書籍〜
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