ギター弦でおすすめは?
といっても手色々なメーカーがありますよね。
でも実は大きな括りがあるんですよね( ̄▽ ̄)
それはギター弦にはラウンドコアと、
ヘキサ(ヘックス)コアという種類がありまして…
今回はこの2種類を検証してみました^^
ギター弦は大きく分けて「ラウンドコア」と「ヘキサコア」がある
様々なギター弦が販売されていて、
色々な物があります。
その中で大きく分けることができる特徴として、
このラウンドコアとヘキサコアがあります。
ラウンドコアとヘキサコアとは何か?
これは弦の芯線の形状を指します。
弦の構造でいうと芯線の形状が、
「丸型」か「6角形型」かの違いで、
- 丸型→ラウンドコア
- 6角形型→ヘキサコア
とのこと。
…で僕は今まで、
ラウンドだのヘキサだの気にせず、
弦を選んでいました^^;
耐久性や生鳴り、テンション感で選ぶ、
もしくは知り合いのおすすめや興味のある弦を使う感じ。
そんな僕でしたが、
今回の検証を行ったきっかけが
BC183Lさんからの依頼でして( ̄▽ ̄)
(検証用ギター弦のご提供、感謝です!)
検証して結果、弦選びにおいて、
知っておいて損はしないことだったので、
記事にしてみました^^
メジャーな弦でもラウンドコアとヘキサコアが分かれている
ラウンドコアでいえば「GHS Boomers」「DR TITE-FIT」ですね。
![管理人](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/my-guitar.jpg)
ダダリオ弦がラウンドコアと勘違いしていましたが、ダダリオは「ヘキサ(ヘックス)コア」とのこと。ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
ヘキサコアでいいますと「Ernie Ball(アーニーボール)」です。
これらのメーカーは楽器屋さんはもちろん、
スタジオやリサイクルショップでも目にする、
ポピュラーな弦なので知らない人はいないと思います( ̄▽ ̄)
今回、ラウンドコアとヘキサコアを比較する上で
メーカーが変わると、
他の要素も含まれてしまうということで、
検証には同メーカーのものを用意していただきました。
![Throbak Electronics Vintage Choice](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/throbak001.jpg)
この「Throbak Electronics」の弦ですが、
60s後半のヴィンテージストリングメーカーを再現して製造
情報参照元:http://d.hatena.ne.jp/world_9v/20150607/1433679155
完全USAメイドのヴィンテージトーンを作ることのできる高品質弦
とのこと。
使用したゲージは10-46をチョイス、
弦の種類はラウンドコアとヘキサコアの2種類、
ニッケルとピュアニッケルで4種類を試すことになりました。
このニッケルとピュアニッケルですが、
製法の違いでして、アーニーボールのパッケージはニッケル弦です。
つまり、一般的に目にするのはニッケル弦が多いはず。
ピュアニッケルに関しては後ほど説明しますね。
さて、今回の検証に使用したギターはメインで使っているストラトを。
そして普段使っているアーニーボールがヘキサコア。
比較としてまずは馴染みのある、
ヘキサコアとラウンドコア、Nickel Woundの順で試してみました。
ラウンドコアとヘキサコアだと何が違うのか?
2種類を弾き比べたところ、
同じメーカーの弦とはいうものの、
弾き心地、出音の印象は違うものでした。
あくまで僕の印象ですが、
感じた違いを大まかに書きますと、
![Throbak Electronics Vintage Choice Wound Nickel Hex Core](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/throbak-nickel-hex.jpg)
ヘキサコアはラウンドコアに比べ、
ややテンションが強く、指に食い込む感覚。
ただその分、弾き応えはある。
音の芯に太さがある印象で、
歪ませた時でも音の輪郭が潰れにくく、
中域から下がしっかり鳴る感じ。
![Throbak Electronics Vintage Choice Nickel Wound Round Core](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/throbak-nickel-round.jpg)
ラウンドコアはヘキサコアに比べ、
テンションが弱めで柔らかい弾き心地、チョーキングはしやすい。
音はブライトではあるものの、
バッキングなどにも馴染みやすい音。
ヘキサコアに比べ出音はフラットで、
オールラウンドに使える印象。
検証後、今一度普段使っている、
弦を選びなおそうかなと…と感じるほど、
違いがありましたね(笑)
ギター弦のピュアニッケルとニッケルでは…どう違う?
ピュアニッケルの特性は、
ヴィンテージライクな落ち着いた音…
などなど色々言われています。
ピュアニッケルとはなんぞや?
と調べていたところ、ニッケルの比率が高い、
アーニーボールで言えば、1960年代に作っていた弦のレプリカ、
ヴィンテージトーンを再現したものと謳っています。
ニッケルの比率が高いとそれだけ、
ピックアップが拾う電気信号も弱くなるため、
言ってしまえば、再生力には欠けるそう。
しかし、当時のアーティストが使っていた、
弦と考えれば、憧れのサウンドを出すには、
必要不可欠とも考えられるわけです。
そして今回試した「Throbak Electronics」。
僕的にはヘキサコアよりも、
ラウンドコアにピュアニッケルの恩恵を感じました。
![Throbak Electronics Vintage Choice Pure Nickel Round Core](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/throbak-pure-nickel-round.jpg)
ニッケルのラウンドコアは、
大人しい印象でやや物足りなさを感じたのですが、
ピュアニッケルはより、音楽的なサウンドになったかなと。
程よく音が立つといいますか、
一聴すると煌びやかになったとも感じましたが、
立体的な音に感じたんですよね。
対してヘキサコアの場合、
ラウンドコアほど大きな差は感じなかった、
ニッケルでも良いかな?とも感じました。
![Throbak Electronics Vintage Choice Pure Nickel Hex Core](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/throbak-pure-nickel-hex.jpg)
あと感じたのが、
ファズなどと絡めて使うならヘキサかなと。
ゴリッと鳴る感じがマッチすると感じましたね^^
ちなみにラウンドコア、ヘキサコア共に、
ピュアニッケルのほうが手触りが良い、滑らかな感じがする、
弾き心地でいうとピュアニッケルのほうが良かった印象でした^^
まとめ!ギター弦を選ぶ時に知っておくべきこと
今回の検証を終えて僕は、
ラウンドコアならピュアニッケル、
ヘキサコアはニッケルが好みでした。
特にこの「Throbak Electronics」、
ニッケルのヘキサコアを張った瞬間、
「おっ!この感じ好き!」となりましたね( ̄▽ ̄)
なので、思っていた以上にプレイ、
フィーリングに影響するものだなと。
ヘキサコアからラウンドコアに張り替えた時、
僕は…少しテンションが下がりました(笑)
以上、もし弦を買う時、
普段あまり気にしていないという人は、
ラウンドコアとヘキサコアか?気にしてみると面白いかもしれません^^
…で、おすすめのギター弦は?
と聞かれたら、今回の「Throbak」であれば、
ニッケルのヘキサコアの弦を試したら?
といいますが結局、好みなんですよね^^;
ただ今回の記事を見てもらって、
音の傾向や弾き心地をイメージしてもらえれば幸いです^^
ラウンドコアとヘキサコア、
興味のある方は手に入れやすい弦で試してみてください( ̄▽ ̄)
管理人が愛用しているギター弦について
僕はストラト、テレキャスターには「Ken Smith」、
レスポールにはアーニーボール、エリクサーを使っています。
![Fender USA C/S 1961 Stratocaster Relic](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/fender_cs_1961_stratocaster.jpg)
![Gibson Les Paul Deluxe 1969s](https://www.efmaniac.com/wp-content/uploads/Gibson-Les-Paul-Deluxe-1969s-1.jpg)
レスポールにはもう少し音に輪郭、
テンション感が欲しかったこともあり、
アーニーボールじゃないか?と10-46のゲージを使っていました。
ただ最近、レスポールを触る機会が減ったため、
錆びにくいエリクサー弦(OPTIWEB)で調整してもらい、放置しています(笑)
コメント
ダダリオはヘックスコアです。
https://www.daddario.com/products/guitar/electric-guitar/xl-nickel/exl110-nickel-wound-regular-light-10-46/
上記URL(公式サイト)に、”hexagonally shaped, high carbon steel core”という記述があります。
また、NYXLの日本版特集サイト(https://kcmusic.jp/daddario/nyxl_story.html)にも、「六角芯線」の記述があります。
ラウンドコアの代表的な弦はGHSのBoomersか、DRのTITE-FITあたりではないかと思います。
ご指摘ありがとうございます!僕も調べていますが現状の認識ではラウンド弦かと。お教えいただいたURL(https://kcmusic.jp/daddario/nyxl_story.html)の「Part 2:Message from Jim D’Addario」にもラウンドワウンドと触れていますし、XLシリーズに関してはパッケージにも「ROUND WOUND」の記載があります。実際に構造を目視したわけではないので…あくまで情報、触った感触からレビューしています。また新しい情報、訂正が必要な場合はレビューを書きなおします。今後ともよろしくお願いいたします!
丁寧かつ迅速な返信誠にありがとうございます。ですが、ラウンドワウンドとラウンドコアは全く別な意味の言葉であることを理解されていないように見受けられます。
「ラウンドワウンド」とは、芯線に巻いてある巻線の表面が丸いものを指します。今日広くエレキギター弦として使われているものです。これに対し巻線の表面が平らなものが「フラットワウンド」です。例えばヴァイオリンやチェロの弦のような、つるつるの弦です。エレキギターの世界では、丸い音が出るためジャズでよく使われています。
一方ラウンドコアは、この記事でも書かれていますように芯線の形状が丸いもののことです。
英語でもこれらの言葉は同じです。”Round Wound”は日本語のラウンドワウンドを、”Round Core”は日本語のラウンドコアを指します。
また、「『Part 2:Message from Jim D’Addario』にもラウンドワウンドと触れています」とのことですが、その箇所の直前に「史上初の六角形の芯線を持つ」とあります。つまりヘックスコアということです。
訂正が必要だと思います。よろしくお願いいたします。
申し訳ありません…僕の勉強不足でした、、勉強になりました。ありがとうございます!教えていただいたことから記事を修正しました!ご覧いただけますと嬉しいです!ご指摘、感謝いたします!