海外で高評価な「Nobels ODR-1 Classic Overdrive」ODペダルをレビュー

隠れた名機と言われているそうな。

Nobels ODR-1

「Nobels」は最近のブランドではなく、
1980年代からエフェクターを販売している、
ドイツの老舗メーカーです。

「エフェクター図鑑」などにも載っていますね。

この「Nobels ODR-1」は、
海外ではなかなか評判の良いオーバードライブペダルみたいです。

海外でのレビュー

でも日本国内ではなかなか、
レビューを見ることができませんでした^^;

僕も「Nobels」というメーカーは知っていましたが、
そこまでのペダルと思っていなかったのが正直なところでした。

サウンドレビュー

さて、サウンドレビューですが、
この「Nobels ODR-1」は個人的には、かなり好きな感じです^^

太さと適度なコンプレッション感があり、バイト感も良好。

以下メーカー説明

ブルースやロックに最適なオーバードライブ。
クラシカルなオーバードライブとクランチ・サウンドが特長です。

ドライブ、スペクトラム、レベルの
各コントロールでワイドなダイナミック・
レンジを得ることが出来ます。

まるでチューブの様なウォーム・サウンドです。

確かにチューブっぽい歪み方をしますし、
サウンドキャラクターも荒々しい、ワイルドなオーバードライブペダルです。

TS系といわれていますが、
「MAR」と並べて比べてみましたら・・・
まったくの別物でした(笑)

よりガッツのある音、
ロック向きな音がしますね!

そして面白いのは、
「SPECTRUM」という名のツマミです。

Nobels ODR-1 コントロール部分

左に回ししていくと、
ファットなミッドレンジが強調されたサウンド。

右に回していくと、
ハイ~ミッドレンジが強調されます。

Nobels ODR-1 Overdrive

また右に右に回しきれば、
ソリッドなサウンドも作れます♪

「音が硬すぎる」

といったレビューも見かけますが、
これぐらい硬さがある音のほうが輪郭がでます。

ですので、各弦の分離感は良いですし、
歪ませても、1~3弦の鳴りがよく聴こえます^^

それとミッドレンジが強調されるといっても、
TS系サウンドとは異なります。

ゲインの幅はかなり広いです。
ハードロックもできちゃうくらい、
ガッツリ歪ませることも可能です。

またゲインを下げれば、
クリーンブースターのようにも使えます(※)。

※原音をナチュラルブーストするタイプではないです

どちらかというとやや太く、
ハリ感を与えるサウンドになりますね。

それとセッティングの時、
ある程度ペダル側のボリュームを上げたほうが良いです。

なぜなら音のコシや芯は、
ボリュームを上げた時の方が良くなるからです。

個人的には「ボリューム」を決め、
「スペクトラム」で「抜け感」を調整する、
そんな感じでセッティングしています。

ギターボリュームに対するレスポンスも良い

驚くべきは…
ギターボリュームへの追従性です。

ゲインをMAXにした時でもストラトなどであれば、
クリーントーン近くまでゲインを落とせます。

この時のクリーンサウンド、
ちょっと言いすぎかもしれませんが、
「Lovepedal」のペダルを思い起こさせます^^;

かなりいい感じに高域が鳴りますし、
意外と艶感もあるんですね。

現場での使用を考えられた仕様

電池の収納部分はワンタッチで蓋が開きます。

Nobels ODR-1 バッテリー収納部分

電池交換はかなりしやすいです♪

「値段からすればから良い」

低価格帯のエフェクターによく使われる言葉ですが、
この「ODR-1」に関してはそんな言葉はつかっちゃいけない。

それぐらい個人的には好印象で衝撃的でした^^

「Nobels ODR-1」をベースに開発されたペダルもある!

ちなみに「Rockett Pedals Chicken Soup Overdrive」の元ネタが「Nobels ODR-1」とのこと。

で、どれだけ違うのかもチェックしてみました^^

ODR-1とChicken Soup Overdrive

サウンドのニュアンスですが確かに似ていました。

ただ「Chicken Soup Overdrive」のほうが、
低域をスッキリに、荒々しさがおさえられ、あっさりした歪み方でした。

おそらく、バンドアンサンブルの中では、
「Chicken Soup Overdrive」が使いやすいのかもしれませんね^^

この「Chicken Soup Overdrive」も、
反応性が良い、コンボアンプのような歪み方する、
チューブライクなペダルです♪

「ODR-1」より上品な歪みが欲しければ、
「Chicken Soup Overdrive」も一択でしょうね!

ちなみに低域の出方をコントロールできる「Nobels ODR-1 BC(ベースカット)」モデルも販売されています。

さらに18Vも対応とよりオープンなサウンドも堪能できそう。

Nobels ODR-1 BC – Sound Demo (no talking)

使い勝手が良くなったモデルといえそうです!

サウンドハウス

管理・運営者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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コメント

  1. らぶぺだらー より:

    はじめまして。
    いつも拝読させて頂いております。

    ここを見てodr-1を買いました。
    管理人様の言うボリューム絞った際のラブぺっぽさ、
    なんかわかる気がします。笑
    かなり綺麗になりますよね。

    このペダルはとてもニュアンスが出るので演奏に関しては結構シビアですが、
    ライブなんかではそれも生々しくて、ある意味魅力的に思えました。
    ミスやストロークのバラツキも味、とww

    ところで管理人様はG2Dのペダルを弾かれたことはありますか?
    マイナーなので店にはなかなか置いてないんですが
    アンプライクなので気に入られると思いますよ^^

    • efmania efmaniac より:

      らぶぺだらーさん、ありがとうございます!

      「ODR-1」はなかなか良いでしょ?(笑)
      気にいっていただけたなら僕も嬉しいです^^

      「G2D」は「Cream Tone」は弾いたことがありますよ♪
      確かにアンプライクでしたね。

      かなり昔に弾いたので、また弾いてみたいと思います^^