MYTHOS PEDALS Mjolnir Joey landreth Editionレビュー!KLON Centaur 3000番台とも比較してみた

MYTHOS PEDALS Mjolnir Joey landreth Edition
MYTHOS PEDALS Mjolnir Joey landreth Edition

「MYTHOS PEDALS Mjolnir」といえば、国内入荷されている物をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

この動画でプレイしている「Joey landreth」氏シグネチャーバージョンがこの「MYTHOS PEDALS Mjolnir Joey landreth Edition」です。

国内入荷はなく、限定で販売されていたもの。存在を知ってから気になっていたオーバードライブペダルでした。

所長
所長

機材紹介、またお譲りくださり camus.k さんありがとうございます!

ペダルレビュー

コントロールは3つ。

  • GAIN
  • TREBLE
  • VOLUME

TREBLEのツマミが良くできていまして、基本は12時スタート。前後に弄ることでマイルド~バッキバキなサウンドまで作ることができます。

コントロールを見て気付く人もいるかもしれませんが、この「MYTHOS PEDALS Mjolnir」は「KLON Centaur」が元ネタだそう。つまりケンタ系エフェクターといえます。

実際に「KLON Centaur」とも比較してみましたが、確かにそれは理解できました。

「KLON Centaur」3000番台と比較してみました!
「KLON Centaur」機材協力:Thanks! ignition/of/mass-products//

この「Mjolnir Joey landreth Edition」、クリッピングダイオードにロシア製ゲルマニウムダイオードを使用など、レギュラーラインとは異なる仕様とのことです。

所長
所長

国内に入荷されている金色バージョンのMjolnirはクリッピングダイオードがシリコンとのこと。後ほど紹介いたしますが音は違いました

外部電源はセンターマイナス9V仕様、筐体上部にDCジャックが配置されています。個人的にエフェクターボードに組み込む際にこの仕様は嬉しいですね。

サウンドレビュー

まず僕が欲しい!と感じさせられた動画から。

「KLON Centaur」よりもタイトでありながら、歪ませていくと粗っぽさもあり、小型のコンボアンプを鳴らしているようなサウンドはオリジナリティを感じました。

これは実際、僕の環境で鳴らしてみても、同様の印象を持ちました。

僕の環境(テレキャスターとFender Vibroverb)で鳴らしてみた

動画冒頭ではエフェクトON、OFF時に音量差が少ないセッティングからスタート、徐々にGAINを上げ、歪ませています。

セッティング次第ではクリーンブースターとしても使えます。ローゲインにセッティングして使った時(GAINをゼロ、もしくは歪み始める8~9時あたりまで)、グッと音像が前に出てくる印象があり、気持ち良く弾けました。

GAINを上げていくとミッドからミッドローにかけて、盛り上がる感じで柔らかさを伴い歪んでいきますが、ハイ(高域)が奥まる印象もなく、バランス良くチューニングしている印象も受けました。

癖(個性とも言える)はあるものの、アンプサウンドを変に崩さないペダルかと。

個人的にですが「KLON Centaur」の場合、GAINを上げて使いたくないのですが、この「Mjolnir Joey landreth Edition」はGAINをMAXで鳴らした時の歪み方も好みでしたね。

国内入荷でおなじみの金色バージョンと比較してみた

国内に入荷されている金色バージョンのMjolnir。現行品の物とは違いますが弾く機会がありましたので比較してみました。

金色バージョンの現行品はトップジャック、表面実装チップ仕様と比較した個体とは違いはありますが、僕が以前にチェックしたデモ動画のサウンドイメージに近かったです。

比較するとこのシリコンダイオードバージョンは少し音が硬め、角張った音の印象を受けました。

ただ出音は太く、なめらかな質感でブースターからメインドライバーまで使いやすいでしょうね^^

「KLON Centaur」同様に繋ぐだけでバッファー効果あり

トゥルーバイパスではなくバッファード仕様のため、繋ぐだけでバッファー効果があり、音は変わります。

バッファード仕様のペダルの場合、人によって好き嫌いは出てきますが、この「Mjolnir」は嫌いな人は少ないかも。

スイッチャーでバイパス音とバッファード音をチェックしてみました

バッファーサウンドはややタイトですが、そこまで嫌な変化ではなく、プリっと立体感のあるサウンドは心地良い響きであり、ギター側のボリュームを絞った時でもきちんと高域、立体感も残ってくれます。

またエフェクトループリターンに接続したプリアンプペダルと組み合わせても良かったですね。

リターンにプリアンプペダルを繋いだ時、ある程度の音量を出さないとこもったような音になってしまうことがありますが、この「Mjolnir」を繋ぐことで音にメリハリを与えてくれます。

「Mjolnir」をリターンに接続したPedaltoneの前段に接続した場合

これはKochのPedaltoneをJC-40のリターンに繋ぎ、Pedaltoneの前段に「Mjolnir」を繋いでいます。

同じ環境で「Mjolnir」なしでリターンに繋いだPedaltoneを鳴らした場合

本来であれば、ついつPedaltoneのイコライザーを触りたくなりますが、僕好みに出音を整えてくれました^^

オーバードライブとしてはもちろん、バッファーペダルとしても活躍してくれるペダルですね。

プリアンプ的にも使える

バッファーサウンド、さらにペダルサウンドの特性からか、プリアンプ的にも使えると考えています。

例えば、トランジスタアンプとこの「Mjolnir」組み合わせることで、アンプサウンドにメリハリを与えてくれるだけでなく、前段でファズフェイスを踏んだ時もなじませてくれます。

Roland JC-40と「Mjolnir」で基本の音を作り、前段でファズフェイスを踏んでみました

下手なプリアンプ系ペダルを鳴らすよりも扱いやすい印象を持ちました。

マイアンプを持ち込めない場合など、こういったペダルがあると非常に助かりますね。

まとめ

クリーンブースター、ゲインを足していく使い方はもちろん、特有の歪み方(キャラクター)を足していく使い方などなど、色々な使い方ができます。

「KLON Centaur」の名前を出さないほうがいいんじゃないかな?と感じる、個性のある良いオーバードライブじゃないかなと。

弾けば弾くほど惹かれていく…スルメみたいなペダルに感じました(笑)

なかなか目にすることのないペダルですが、レギュラー版の「Mjolnir」も試してみたくなりましたね。

もしかすると、粗っぽく歪まない可能性があるかもしれませんが、動画を見る限り、期待できそう。

「Mjolnir Joey landreth Edition」に関してはReverb.comのofficialショップで販売されていましたが、現在は売り切れになっています。

再生産するかは未定ですが、気になる方はチェックしてみてください。

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