Organic Sounds Organic Drive「Hydra(ヒュドラ)」&「Ares(アーレス)」話題の2機種を比較レビュー!

話題のオーバードライブ、Organic Sounds Organic Drive「Hydra(ヒュドラ)」と「Ares(アーレス)」を比較レビューします!

Organic Sounds(オーガニックサウンズ)といえば、ヴィンテージファズのクローンモデルでご存じの方もいらっしゃるかと。

僕も好きで何台か所有していますが、ヴィンテージファズフェイスのクローンモデル「Orga Face ’66」はおすすめのエフェクターでも紹介しました^^

【魔法の箱研究所】管理人がおすすめする「歪みエフェクター」3選! | 2020年5月版

しかし今回はなんとオーバードライブ!

実は以前、Organic Soundsさんの工房にお伺いした時にこの「Organic Drive」のプロトタイプを弾かせてもらいまして、すごく気になっていたペダルでした。

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ペダルレビュー

今回、発売されたのは2機種のオーバードライブペダル。

外箱、保証書等も高級感があって箱ごと飾りたくなります^^

「Organic Sounds」らしさは両機種ともにありますが、サウンドキャラクターは異なり差別化されています。

Organic Drive Hydra(ヒュドラ)

基板もチェックしましたが、コンデンサーや抵抗など一部古い物が使われているなど、パーツ選定にもこだわりを感じます。

Organic Drive Ares(アーレス)

僕が工房で弾いたプロトタイプから製品版になったのが「Hydra」らしく、後に開発されたのがこの「Ares」とのこと。

「Hydra」をベースにLEDクリッピングが追加され、より歪むように開発されたそうです。

どちらもカラーはマットで触り心地は「ざらっとした」質感、ずっしり重みのある「Proco RAT」に似た筐体。

カラー、シルクスクリーン、筐体に至るまでかなり拘ったオリジナルの特注筐体だそうです。

両モデルともに共通して、ツマミは3つ。

左から、

  • ゲイン(歪み量の調節)
  • トーン(高域他の調整)
  • レベル(音量の調整)

とシンプルなコントロールです。

後ほど紹介しますが触ればわかる、非常にユーザーフレンドリーなチューニングが施されています。

電池駆動も可能。

バッテリーホルダーは筐体裏蓋に。外観と同じカラーで塗装されています

外部電源にも対応(センターマイナス9V)。

「Hydra」「Ares」ともにDCジャックを装備。

インプット・アウトプットジャックも筐体上部に配置されているなど、エフェクターボードに組み込む時に助かりますね^^

サウンドレビュー

「Hydra」「Ares」とも太く、ストレートで抜けの良いオープンなサウンド、Organic Soundsらしさを感じるオーバードライブペダルです。

また両モデルともに「KLON Centaur」を意識したバッファード仕様。

各モデルで少しバッファーサウンドは変えていると感じましたが、両方とも煌びやか過ぎず、程よくローがタイトでまとまりのあるサウンドは「Centaur」の質感を感じました。

「Hydra」「Ares」のバッファーサウンドはこちらで聴けます >>>

バッファードペダルといえば、BOSSのコンパクトペダルがよく知られていますが、現行品のBOSSよりも落ち着いたナチュラルなサウンドですね。

音作りのしやすい&わかりやすいツマミの挙動

両モデルともに触った瞬間、第一印象として感じたのが、3つのツマミを触った時にイメージする挙動をしてくれる、音作りのしやすさでした。

実は今回のレビューにあたり、2機種が届いた後、挙動チェックをせず、適当に音を撮っていました。

これは「Ares」を初めて鳴らした時の動画
これは「Hydra」を初めて鳴らした時の動画

「Hydra」はアウトプットレベルが高め、12時の位置ですとかなり音量が大きかったので下げましたが(笑)

迷わずセッティングしている様は感じてもらえるかと。

「Ares」はツマミの位置を12時スタートで弾き始め、「もう少し高域がほしいな」「ゲインを足したいな」といったとき、ツマミを触っていっても嫌な効き方をしませんでした。

各々、どのようなサウンド傾向か?ツマミの位置を極力同じにした状態で音を撮ってみました。

ギターはテレキャスター、アンプは「Fender Vibroverb」です
話題のオーバードライブ!「Organic Drive」Hydra&Aresはどっちが買い?弾き比べしました! 【魔法の箱研究所】

違いを大まかにいえば、「Hydra」はファジーでオープンな歪み、「Ares」のほうがゲインは高く、コンプ感のある歪み。ツマミの位置が同じだと使い分け、差別化できる音の違いですよね。

では、各モデルについて詳しくレビューしていきます。

管理人
管理人

各モデルのレビュー動画はジャズコなどトランジスタアンプで鳴らしたことを想定して「Roland JC-40」で鳴らしています!

「Hydra(ヒュドラ)」はどんなオーバードライブなのか?

「Hydra」はクリーンブースターからMAXゲインでファズを思わせる粗っぽい太い歪みが作れます。

ギターはテレキャスター、アンプはRoland JC-40です
【魔法の箱研究所】 Organic Sounds Organic Drive Hydra(ヒュドラ) | Sound Check with Roland JC-40

挙動としてはボリューム(右のツマミ)が8時ぐらいから9時ぐらいでグッと音量が上がりますが、鳴らすなら最低でも8~9時ぐらいで使いたいところ。

実際に鳴らしてみるとわかりますが、ボリュームを下げすぎると本来の音が鳴らないかなと。

管理人
管理人

音量は「Hydra」の場合は9時ぐらいで音量はかなり大きくなりますが、「Ares」と比較すると最大音量は「Ares」のほうが大きかったですね!

ゲイン(左のツマミ)をゼロにすれば、クリーンになりますが、音量も下がるため、ボリュームと合わせて調整が必要です。

またトーン(真ん中のツマミ)はMAXにしても耳に痛いような高域までは出ません。

トーンを上げていくことでバイト感や手元(ギターボリューム)を下げた時に、曇らず芯のある音を作ることも可能ですが、個人的にはもう少しだけトーンが効いてくれたほうが嬉しかったですね。

あとはファズを使っている人でファズと組み合わせたブースターを探している人、スタジオ常設のアンプでファズをもっと鳴らし切りたい人なら、この「Hydra」は面白いかも。

アンプはJC-40、1970年代のFuzz Faceと「Hydra」を組み合わせ鳴らしてみました
2020年5月16日

この動画はアンプにトランジスタアンプ(Roland JC-40)、ヴィンテージファズフェイス(1970年代シリコントランジスタ)の後ろに「Hydra」を繋いで鳴らしたものです。

エフェクトONにすると「Hydra」のローの出方と相まって、ファズフェイスのキャラを殺さずブーストしてくれます。

管理人
管理人

動画だと伝わりにくいのですが、実際にはファズフェイス単体だと音量も上がらない、少し音像が引っ込む感じに聴こえます^^;

また「Hydra」を後段に繋ぎ、ツマミを調整してあげることで、グッと音量だけでなく、ファズの乗り方も変えてくれます。

「Organic Drive」自体、バッファードであるため、エフェクトOFFでもファズフェイスを鳴らした時の音はややローが締まりますので、そこを扱いやすくなると思うか、好みではないと思うかは人それぞれですね(笑)

管理人
管理人

ファズと絡めた使い方は「Ares」も試しましたが僕的には「Hydra」のほうが好みでした。

管理人が好きなセッティング

僕が「Hydra」を触った感じで使うとすれば、

  • クリーンブースターとして
    →ゲイン:0、ボリューム&トーン:MAX
  • ファジーなODペダルとして
    →ゲイン&トーン:MAX、レベル:最低でも9時ぐらい

こんなセッティングで鳴らすのが好みでした。

ファジーなODペダルとして使った時のサウンドはこんな感じ!
話題のオーバードライブ!「Organic Drive」Hydra&Aresはどっちが買い?弾き比べしました! 【魔法の箱研究所】

ファジーなオーバードライブとして使う場合、かなり振り切ったセッティングに思われそうですが、ギターボリュームを下げればクリーン~クランチも作れます。

常時ONにした状態で使うことができるので、手元だけでプレイに表情をつけることも可能ですね。

「Ares(アーレス)」はどんなオーバードライブなのか?

まず「Ares」は「Hydra」よりもゲインが高め、それとコンプレッション感がある歪み、「Hydra」と比べ、エッジー、トレブリーでサウンドに派手さがあります。

「Hydra」よりも触っていてわかりやすい、ジャズコ(JC-120)などでも、密度のある歪みを作りやすいと感じました。

ギターはテレキャスター、アンプはRoland JC-40です
【魔法の箱研究所】 Organic Sounds Organic Drive Ares(アーレス) | Sound Check with Roland JC-40

この動画では「Roland JC-40」で鳴らしていますが、トランジスタアンプなら「Ares」のほうがグッと歪ませることができましたね。

「Hydra」同様に手元でゲインコントロールもできますし、手元(ギターボリューム)を絞った時は「Hydra」よりも高域の煌びやかさが損なわれにくい印象でした。

管理人
管理人

「BOSS BD-2」を使っている人でもう少し太さ、コンプレッション感があるといいな~という人なら試してみる価値、あります。

管理人が好きなセッティング

各ツマミも12時スタートで鳴らした状態、もしくはややゲインとボリュームを上げ目(1~3時ぐらい)でトーンは11~12時ぐらい。

「Ares」の場合、ゲインがゼロでもやや歪みますし、コンプ感と粘りのあるサウンドですので、ある程度ゲインを上げて、歪みませて鳴らしたいなと。

「Ares」を鳴らすならこんなセッティングの音が好みでした
話題のオーバードライブ!「Organic Drive」Hydra&Aresはどっちが買い?弾き比べしました! 【魔法の箱研究所】

このセッティングですと、手元(ギターボリューム)を下げれば、スッとクリーンサウンドも作れますし、ソロまで弾けます。

動画でも少しトーンを触っていますが、もう少し柔らかい音がほしければ、トーンを下げればOK。

「Hydra」よりもイメージする音作りは直感的にしやすかったですね。

管理人
管理人

「Hydra」よりも扱いやすく、かつスタジオやライブハウスの置きアンプを使う人であれば、この「Ares」は活躍してくれそうですね。

まとめ

両モデルとも使いどころが見える、オーバードライブペダルとしては○○系とは形容しにくいオリジナリティを感じるペダルでした。

ペダルを繋いだ時、バッファーの音も思っていたよりも腰高にならず、僕は好きでした。

ちなみに「Hydra」と「Ares」ならどっちが買い?と聞かれると困りますが…

あくまで僕の勝手なイメージですが「Hydra」は70年代ロックに合いそうですし、「Ares」は80年代~といった幅広いドライブサウンドが鳴らせるかなと。

歪みの質感は好みがあるとして、マイアンプ(真空管アンプ)を持参して鳴らすなら「Hydra」、どこでも使えることを考えると「Ares」。

僕の場合なら、アンプ(Vibroverb等)を持参するなら「hydra」、ペダルで歪ませたいなどセッション用のエフェクターボードなら「Ares」を入れたいイメージでしょうか( ̄▽ ̄)

もし触れる、弾ける機会があれば、ぜひご自身で鳴らしてみてほしいペダルです^^

「Organic Drive」に関するお問い合わせは「Organic Sounds」公式サイトまで
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