「Jetter Gear Jetdrive V3」をV2と比較しながらレビュー

Jetter Gear Jetdrive V3
Jetter Gear Jetdrive V3

「Jetdrive」が装いも新たに登場しました^^

今まで入荷してこなかったモデルですが、
「フラッグシップモデル」とのことで入荷されてきましたね。

ロゴ等が青色になるなど、
見た目が変わりましたがサウンドも
今までの「Jetdrive」から変貌を遂げていました!

ペダルレビュー

この青い「「Jetdrive」ですが、
公式な発表はありませんがおそらく…
「V3=バージョン3」じゃないかなと思います。

それは今まで販売されていたのが
「V2」ということ、それと基板を見てみても、
「V3」の記述が表示されているからです。

Jetdrive V3 基板
所長
所長

V3=バージョン3という解釈で合っているそうです^^

ちなみに僕は以前の「Jetdrive」を愛用しています。

Jetter Gear Jetdrive
Jetter Gear Jetdrive

旧タイプのものでおそらく、
「V2」以前のものじゃないかな?と。

…で、この「Jetdrive V3」と基板を比べてみても、

Jetter Gear Jetdrive V3 基板
左が「V3」、右が手持ちの「Jetdrive」

かなりレイアウトが変わっていますよね^^;
そしてこれは出音にも反映されていました^^

所長
所長

友人のビルダーの解析によるとポット、コンデンサが変更されているとのことでした。

サウンドレビュー

2チャンネルタイプのペダルで、
各チャンネル単体でも同時にも使えます。

両チャンネル同時ONにすれば、
かなりアグレッシブなハイゲインサウンドも作れます。

Jetter Jet Drive Version 3 V3

基本的に適度な粗さのあるパンチのある、
ロックなサウンドのペダルですね。

基本的に左チャンネルは、ややザラついた、
粗めのディストーションよりのサウンド、
右チャンネルはオーバードライブ色の強めのサウンドです。

ただ両チャンネルとも、
「Drive」を下げれば、クリーンサウンドも作れます。

「Lean/Rich」はトーン的なもので、
駆使すればエッジの効いたサウンドから、
マイルドなドライブサウンドまで幅広い音作りが可能です^^

詳しくは以前レビューした、
「Jetdrive」の記事も参考にしてもらうと嬉しいです^^

…で、この「Jetdrive V3」ですが、
輸入代理店さんの商品説明を見てみますと、

よりがゲインが高く、低域も太く、
そしてより明瞭なサウンドに生まれ変わった

と書かれていましたが確かに、
僕が持っている「Jetdrive」とは違うなと。

Jetter Gear Jetdrive

そして特に違いを感じたのが「明瞭さ」でした。

「V3」になったことでココが変わった!

僕が感じた「明瞭さ」ですが、
以前の「Jetdrive」の場合ですと…

ローミッドの押し出し感が強いので、
音が太すぎると感じられることもありました^^;

しかしこの「Jetdrive V3」だと、
ローミッドの出方を抑え気味にすることで、
出音のバイト感も増した輪郭のある音なんですよ。

これは両チャンネル共にいえることで、
よりアンプやギターを選ばなくなった、
「より使いやすくなったJetdriveになったな」と感じました^^

ゲインレンジが広がり、使えるポイントも増えた

帯域の違いこそあれ、
基本的に歪みの質感は以前のバージョンと似ています。

jetdrive

このタイプよりもゲインレンジは広がり、
「Drive」ツマミの効き方も変わっていますね。

例えば、左チャンネルでいうと、
確かにMAXゲインは上がってますが、
「Drive」の効き幅が広がっている感じで、
特に「Drive」が12時ぐらいなら「Jetdrive V3」のほうが歪みません。

それ以降の「Drive」の効きは、
「Jetdrive V3」のほうが上げていとスムーズに歪んでいく印象でした。

要するにクリーン・クランチも、
しっかりカバーできるようになり、
結果、使えるポイントが増えましたね^^

これは手元でボリューム操作をした時、
よりスムーズなゲインコントロールも可能にしています。

ちなみに僕の場合、
両チャンネルともにローゲインに設定、

Jetter gear Jetdrive V3

両チャンネル同時ONでソロを取れるような、
サウンドになるようにセッティングしています^^

よりアンプライクなペダルになった

もともと艶・ハリ感がある「Jetdrive」、
でも「Jetter Gear」の中では控えめな感じでした。

しかし、この「Jetdrive V3」ではかなり向上しています。

これも左チャンネルでいうと、
ボリュームを絞っていった時であっても、
しっかりと艶・ハリ感が感じられますし、
不思議とハイミッドも残っているんですよね。

このニュアンスはかなりツボでした^^

まとめ

バージョンアップした「V3」、
偶然にも僕自身が手持ちの「Jetdrive」で、

「もう少しこういう風だったら良いのに」

という部分が改善された、
素晴らしいペダルでした^^

旧「Jetdrive(V2)」の場合…
ちょっと癖が強い感があったので、
「万人受けしない」感がありましたが、
「Jetdrive V3」なら結構好きな人もいるんじゃないかなと。

これは確かにフラッグシップモデル、
と呼べるモデルとなりそうな気がしてます^^

サウンドハウス

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この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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