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GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL レビュー!プラズマ放電で歪みを作るディストーション

今回は、GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDALをレビューします。

GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL
「GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL」 Thanks @bc183_l 

PLASMA PEDALは、キセノン管内で発生する高電圧の放電を使って、歪みを作るエフェクターです。

発表された当時から気になっていたモデルで、実機を試す機会があったため、各コントロールとサウンドをチェックしました。

所長
所長

キセノン管とプラズマ放電という仕組みを知って、発表された当時から、めちゃくちゃ気になっていたペダルです。

GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL ざっくり特徴
発売2018年
歪みの方式キセノン管内の高電圧放電
内部で変換する電圧最大3,500V
コントロールBLEND / VOLTAGE / VOLUME / LOW FREQ / HIGH FREQ
CLEAN EQドライ信号にもEQを効かせるか切り替え
電源9V DC センターマイナス / 250mA以上
電池使用不可
GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL スペック
入力1/4インチ アンバランスTS
入力インピーダンス1MΩ
最大入力レベル7Vpp(+10dBu)
出力1/4インチ アンバランスTS
出力インピーダンス100Ω
最大出力レベル7Vpp(+10dBu)
周波数特性20Hz〜22kHz
LOW FREQ±9dB / 600Hz
HIGH FREQ±10dB / 1.5kHz
電源9V DC センターマイナス / 250mA以上
サイズ148 × 96 × 70mm
重量840g
スペックは、GAMECHANGER AUDIO公式サイトを参照
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

〜コラム寄稿 雑誌/書籍〜
ギターマガジン「識者に聞く歪みペダル最新事情!」に寄稿しました!

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PLASMA PEDALはキセノン管の放電で歪みを作る

PLASMA PEDALは、一般的なLEDやトランジスタなどによるクリッピングではなく、高電圧の放電を使って歪みを作ります。

入力された楽器の信号は、内部で最大3,500Vまで高電圧化され、キセノンガスを封入した放電管へ送られます。

演奏に合わせて電極間で放電が起こり、正面から見える青いイナズマは、実際に発生している放電です。

発生した放電は、アナログのオーディオ信号へ戻され、PLASMA PEDALの歪みとして出力されます。

PLASMA Pedalは、キセノン管内に発生する高電圧のプラズマ放電を通じて、楽器のライブ信号を変化させます。 本質的に、これは電光そのものを演奏するということであり、楽器によって発生した放電は、瞬時にアナログのオーディオ信号に再変換され、素早いレスポンスと、溢れるほどのユニークなキャラクターを備えた、極端なまでのヘビーなディストーションを生み出す

PLASMA Pedal | Media Integration, Inc.
PLASMA PEDAL デモ
PLASMA PEDAL by Gamechanger Audio

BLENDとVOLTAGEで歪み方をコントロールできる

PLASMA PEDALには5つのツマミがあり、特にサウンドの変化が分かりやすいのが、BLENDとVOLTAGEです。

GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDALのコントロール

VOLTAGEで放電のしきい値を調整する

VOLTAGEは、キセノン管内で放電が起こる、入力信号のしきい値を調整するツマミです。

VOLTAGEを左へ回していくと、弱い入力では放電しにくくなり、ゲート感が強くなります。

優しく弾いてブツブツと音を途切れさせたり、設定を上げて、サステインを残したりできます。

BLENDで原音とPLASMAの歪みを組み合わせる

BLENDは、入力したドライ信号と、PLASMAの歪みを組み合わせるツマミです。

左へ回し切るとPLASMAの歪みは加わらず、右へ回すほど、PLASMA側の歪みが増えていきます。

BLENDを左へ回し切り、VOLUMEを上げると、クリーンブーストとしても使えます。

所長はBLENDをMAX、VOLTAGEを1時あたりに設定し、弾き方でゲート感をコントロールする使い方が好みでした。

LOW FREQ・HIGH FREQとCLEAN EQ

LOW FREQは600Hzを基準に±9dB、HIGH FREQは1.5kHzを基準に±10dBの範囲で、サウンドを調整できます。

背面のCLEAN EQをONにすると、BLENDで組み合わせたドライ信号にも、LOW FREQとHIGH FREQが効きます。

GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDALのCLEAN EQスイッチ

所長はCLEAN EQをOFFにしたほうが、PLASMA PEDALのキャラクターが出る感じがして、好みでした。

電源は9V DCセンターマイナス・250mA以上

PLASMA PEDALは電池に対応しておらず、9V DCセンターマイナス、250mA以上の外部電源を使用します。

GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDALの電源端子

所長は充電式のElectro-Harmonix Power Tankでも試しましたが、ピッキングした時に、Power Tank側のインジケーターが点滅しました。

ブチブチとしたゲート感を持つファジーなディストーション

実際に弾くと、ブチブチと音が途切れるゲート感があり、ファズ寄りのディストーションサウンドに感じました。

ほかに似たペダルを思い浮かべにくく、放電の反応まで含めて、独特な音に感じます。

サウンドチェックでは、Fender Stratocasterを使い、Roland JC-40で鳴らしました。

ストラト+JC-40でサウンドチェック
GAMECHANGER AUDIO PLASMA PEDAL サウンドレビュー 【魔法の箱研究所】

特に好みだったのが、ミュートやブラッシングを入れた時の音の切れ方と、そこから残る余韻です。

そのタイミングに合わせて放電も反応し、音と一緒に、キセノン管のイナズマも変化します。

動画冒頭の「ブブブ…」という音は、ストラトでアーミングした振動を拾い、ゲートが反応した時の音です。

ゲートがかかるとサステインが短そうに見えますが、VOLTAGEの設定によっては、サステインを残した状態でも使えます。

所長はFuzz Factoryでも同じような挙動を狙いますが、PLASMA PEDALのほうが、圧倒的に狙ったサウンドを出しやすく感じました。

ギターのボリュームを絞るとゲート感が強くなる

ギター側のボリュームを絞っても、一般的なファズのように、クリーンサウンドへ変化する使い方にはなりませんでした。

セッティングにもよりますが、ギターのボリュームを絞ると入力が小さくなり、ゲート感が強くなります。

VOLTAGEだけでなく、ギターのボリュームやピッキングでも、放電の反応を変えられます。

ギター以外の楽器にも使える

PLASMA PEDALは、ギターだけでなく、ベースやシンセサイザーなどにも使用できます。

ギター以外のサウンド例
Gamechanger Audio Plasma Pedal, High Voltage Xenon Tube Distortion

放電の反応そのものを演奏に使えるPLASMA PEDAL

PLASMA PEDALの面白さは、正面でイナズマが見えることだけではなく、入力に対する放電の反応が、そのまま音に返ってくることです。

ミュートやブラッシング、アーミングした時の振動まで反応するため、弾き方によってゲートのかかり方も変わります。

所長は、弾いているうちに思わぬフレーズが出てくる感覚があり、時間を忘れて弾いてしまいました。

見た目のインパクトだけで終わらず、放電の反応まで演奏へ取り込めることが、PLASMA PEDALを弾いて面白かった部分です。

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