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Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Editionレビュー!97年製とFMモードを比較

今回は、3つのサウンドモードとMOSFETブーストを搭載したFulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Editionをレビューします。

機材協力 @TakaseTsukamoto

10周年記念モデルはVintage、FM、Comp Cutをミニスイッチで切り替えられるFull-Drive 2です。

ブースト側にはStandardとMOSFETが用意されており、メインのモードと組み合わせてサウンドを作れます。

今回は所長が所有する1997年製のFull-Drive 2も用意し、同じセッティングでサウンドを比較しました。

所長
所長

所長的には、FMモードとMOSFETブーストの組み合わせが一番好みでした。

Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Edition ざっくり特徴
どんな機材か3つのサウンドモードとMOSFETブーストを搭載したFull-Drive 2
所長の好み抜けが良く手元にも反応するFMモードとMOSFETブースト
Vintageモードミッドに厚みがあり、太く温かいTS系サウンド
Comp Cutモード音圧とダイレクト感があり、クリーンブーストに近い
97年製との違い10周年モデルはミッドがすっきりしており、97年製は粘りと極太の厚みがある
Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Edition スペック
ブランドFulltone
モデル名Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Edition
種類オーバードライブ/ブースター
コントロールVolume、Tone、Overdrive、Boost
サウンドモードVintage、FM、Comp Cut
ブーストモードStandard、MOSFET
比較したペダル1997年製 Fulltone Full-Drive 2
魔法の箱研究所 レビュー動画
【名機】10周年限定フルドライブ2のサウンドを97年製と比較しながら紹介
レビュー時の使用機材
エフェクターFulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Edition
ギターFender Telecaster
アンプQuilter Aviator
比較したペダル1997年製 Fulltone Full-Drive 2
確認した内容Vintage、FM、Comp Cut、Standard、MOSFET、ギターボリューム、97年製との比較
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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10周年モデルは3つのサウンドモードを切り替えられる

10周年記念モデルは、Vintage、FM、Comp Cutの3つから、メインのサウンドを選べます。

Vintageはミッドに厚みがあるTS系サウンドで、Comp Cutはクリッピングダイオードをパスしたダイレクトな音です。

FMはVintageよりミッドがすっきりしており、ギターのニュアンスを残した歯切れの良いサウンドになります。

同じVolume、Tone、Overdriveの位置でも、モードを切り替えると歪みの深さやミッドの出方が変わります。

所長
所長

所長は手元のボリュームを使いながら、クリーンからクランチまで作りやすいFMモードを気に入りました。

Vintageモードはミッドに厚みがある

Vintageモードは、3つの中で最もミッドレンジに特徴がある、太く温かいサウンドです。

Overdriveを上げた時もVintageが最も深く歪み、王道のTS系らしいキャラクターが前に出ます。

ギターのボリュームを絞ると高域が少し落ちて、もっさりとした温かさが残ります。

所長はVintageモードを使う場合、Toneを少し上げてエッジを立たせるセッティングが好みでした。

FMモードは歯切れが良く手元にも反応する

FMモードは、Vintageほどミッドの分厚さがなく、歯切れの良いサウンドです。

ギターのボリュームを絞ってもモコモコと潰れにくく、切れ味のあるクリーンからクランチまで作れました。

ミッドはフラットですが完全に無くなるわけではなく、タイトすぎない心地よい中域が残ります。

現代のバンドアンサンブルでも埋もれにくく、所長のプレイスタイルでは最も実用的に感じたモードです。

トランスペアレント系と呼ばれるペダルのように、ニュアンスを損なわない空気感も持っています。

Comp Cutモードは音圧とダイレクト感がある

Comp Cutモードは、クリッピングダイオードをパスすることで、音圧とダイレクト感が出ます。

歪みを深く加えるよりも、クリーンブーストに近い使い方ができるモードです。

Comp Cutを使う場合はToneを少し絞り、Volumeを上げることで太さを加えられました。

Toneを下げても音が破綻してこもらず、抜けの悪いサウンドにはなりませんでした。

StandardとMOSFETではブーストの歪み方が異なる

10周年モデルのブースト部分は、StandardとMOSFETの2種類からキャラクターを選べます。

Standardは柔らかくマイルドな音で、滑らかにゲインを加えるブーストサウンドです。

MOSFETはピッキングを強くした時に、ジャリッとした歪みの食いつきが加わります。

10周年モデルを使うなら、所長は迷わずMOSFETへ設定して鳴らしたいと感じています。

所長
所長

ギターのボリュームを絞った時の反応にも違いがあり、所長としてはMOSFETのゲイン追従が良かったですね。

Standardは柔らかくマイルドなブースト

Standardモードは、ピッキングへの反応が柔らかく、マイルドで滑らかなブーストサウンドです。

MOSFETのようなジャリッとした食いつきは弱く、ダイレクト感のある音がします。

10周年モデルをStandardで鳴らしても、往年のFull-Driveらしい質感は残っていました。

MOSFETはピッキングへの食いつきが出る

MOSFETモードは、ピッキングを強くした時に、ジャリッとした歪みの食いつきが出ます。

音の抜けが良く、弾いた音が前へ飛んでいくような押し出しも感じました。

ギターのボリュームを絞ると音の芯を残しながら、ゲインだけがきれいに下がります。

FMモードと組み合わせることで、クリーンからクランチまで手元で作り分けやすくなりました。

Volumeを上げてアンプをプッシュする使い方が気持ち良い

Overdriveを上げてペダル単体で歪ませることもできますが、所長はOverdriveを下げてVolumeを上げ、アンプをプッシュする使い方が気持ち良い印象でした。

今回使用したQuilter Aviatorはクリーンに設定し、Full-Drive 2側から少しプッシュしました。

ペダル側でアンプライクな軽いクランチを作り、ギターのボリュームで歪みを調整する使い方です。

所長
所長

FMモードとMOSFETブーストの組み合わせでは、手元を絞っても抜けが残り、クリーンまで追従します。

1997年製Full-Drive 2と10周年モデルの違い

1997年製との比較では、同じVintageモードとStandardブーストへ設定しても、ミッドの出方に違いがありました。

10周年モデルは中域が適度にすっきりしており、音がミッドへ固まらずフラットに伸びます。

1997年製は中域に特有の粘りがあり、10周年モデルより極太の厚みを持ったサウンドです。

モダンなフラット感を求めるなら10周年モデルのFMモードで、粘るミッドを求めるなら1997年製が所長の好みでした。

所長
所長

Standardブーストで比較した時も、1997年製の方が太く、音が前へ出るように感じましたね。

10周年モデルは中域がすっきりしている

10周年モデルは、中域だけに音が集中せず、フラットに伸びるサウンドです。

Vintageモードでも1997年製ほどミッドにフォーカスせず、適度にすっきりとしています。

所長は10周年モデルを使う場合、VintageよりもFMのモダンなフラット感を選びます。

1997年製は中域に粘りと極太の厚みがある

1997年製は、中域に独特の粘りがあり、10周年モデルよりも太いサウンドです。

Vintageモードらしいミッドを求める場合は、1997年製の方が音も太く前へ出ます。

Standardブーストを使った時も、1997年製の太さと押し出しが所長の好みに合いました。

Full-Drive 2は年代ごとに仕様が変更されている

Full-Drive 2は、年代や個体による違いがあり、これまでに数多くの仕様変更が行われています。

初期のモデルにはVintageモードのキャラクターがあり、その後にFMやComp Cutが追加されました。

98年から99年頃には基板レイアウトが変更され、シリアルシール付近にFMと記された個体が登場しています。

97年頃にはVolumeノブを引き上げて使うPull-Comp Cut仕様が追加され、所長の97年製にも搭載されています。

所長の記憶では、10周年モデルの登場時にVintage、FM、Comp Cutをミニスイッチで切り替えられるようになりました。

10周年記念モデルではブーストにMOSFETも追加され、複数のキャラクターを1台で選べる仕様になっています。

FMは98年から99年頃の仕様変更で登場

所長が過去に参加した弾き比べでは、95年製、96年製、98年製などのFull-Driveを比較しています。

98年から99年頃には、ショート基板からロング基板へ移行するなど、基板のレイアウトが変更されました。

シリアルシール付近にFMと記された個体も登場し、Flat Midsのキャラクターが加わっています。

Comp Cutはプルスイッチからトグル式へ変化

最初期のFull-Drive 2には、Comp Cutを切り替える機能が搭載されていませんでした。

97年頃にはVolumeノブを引き上げることで、Comp Cutをオンにする仕様が追加されています。

10周年モデル以降では、Vintage、FM、Comp Cutをトグルスイッチから切り替えられるようになりました。

所長
所長

年代や仕様で音が違うため、自分に合うFull-Driveを探すのも面白いですね。

Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Editionがおすすめの人

  • Vintage、FM、Comp Cutを1台で使い分けたい人
  • ギターのボリュームでクリーンからクランチまで作りたい人
  • 抜けが良く歯切れの良いTS系サウンドを求める人
  • MOSFETブーストの食いつきやゲイン追従を重視する人

Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Editionをおすすめしない人

  • 1997年製のような粘りと極太のミッドだけを求める人
  • 複数のモードを切り替えず、シンプルなTS系を使いたい人

10周年モデルはFMとMOSFETの組み合わせが魅力

Fulltone Full-Drive 2 10th Anniversary MOSFET Editionは、3つのサウンドモードと2つのブーストモードを備えています。

Vintageでは太く温かいTS系サウンドを作り、Comp Cutでは音圧のあるダイレクトなサウンドを作れました。

所長的にはFMとMOSFETの組み合わせが好みで、手元を絞っても抜けが残るところを高く評価しています。

1997年製の粘りと極太のミッドとは異なり、10周年モデルは現代のアンサンブルでも使いやすいフラットなサウンドです。

所長
所長

今のバンドアンサンブルでも、FMとMOSFETがハマるギタリストは多いと思います。

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