BOSS TM-7 Guitar Monitorは、本来は自宅練習用のギターモニターとして作られた90年代の機材です。

ただ、ギターアンプにつないで鳴らすと、単なる練習用機材というより、歪み兼プリアンプ的にかなり遊べるんです。
Gainを上げたドライブサウンドだけでなく、ギターボリュームを絞ったクリーン寄りの音や、軽いオーバードライブまで作ることが可能です。
エフェクターのようにオンオフできる機材ではありませんが、TM-7を通した状態で作ったサウンドがなかなか良い感じでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | BOSS |
| モデル名 | TM-7 Guitar Monitor |
| 種類 | ギターモニター / アンプシミュレーター |
| 主なコントロール | Gain、Volume、Treble、Middle、Bass、Master Volume、Output Level |
| バイパス | なし |
| センドリターン | あり |
| 発売時期 | 1990年代半ばごろ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ギター | テレキャスター |
| アンプ | Quilter Aviator |
| アンプ設定 | クリーン |
| チェックした接続方法 | アンプのインプット、リターン挿し |
| 確認した機能・仕様 | Gain、Volume、Treble、Middle、Bass、Output Level、センドリターン |
| センドリターンに接続したペダル | ディレイ |
BOSS TM-7はオンオフ前提のエフェクターではない
BOSS TM-7は、通常のコンパクトエフェクターのようにバイパスできる機材ではありません。
今回は比較しやすいようにスイッチャーを使い、TM-7を通っていない音と通した音を切り替えて確認しました。
必要な時だけ踏み分ける機材ではなく、TM-7を通した状態で音を作るものと考えた方が自然です。
アンプのインプットに繋いで歪みペダル・プリアンプのように使える
まず、Quilter AviatorのインプットにTM-7をつないで鳴らしました。
Gainをマックスにすると、テレキャスターでもしっかり歪みますし、プリアンプのように使えます。
BD-2に近い年代のBOSS製品ですが、ブルースドライバーほどファジーな歪みではなかったです。
オーバードライブサウンドだけでなく、軽く歪ませたクランチサウンドも作れるため、使いどころは意外と多かったです。

アンプっぽい雰囲気のあるドライブサウンドに感じましたので、プリアンプ的に使うこともできるでしょうね。
ギターボリュームでゲインコントロールも可能
TM-7は、ギターボリュームへの反応が良い点も特徴です。
Gainを上げた状態でも、ギターボリュームを絞るとクリーンからクランチサウンドまでゲインコントロールも可能でした。
ギターボリュームを上げていくと、クランチ、オーバードライブ、強めのドライブサウンドまで自然につながっていく印象です。
手元でゲインコントロールしながら弾きたい人には、かなり楽しめるモデルだと感じました。

ピッキングの強弱でも、歪み感をコントロールできるのも面白かったですね。
EQは12時基準より追い込んだ方が使いやすい
TM-7は、Treble、Middle、BassのEQで音の印象が大きく変わります。
EQをすべて12時にすると、少しシャリシャリした音に感じました。
元のアンプサウンドから変わる幅も大きいため、12時を基準にするより、耳で合わせた方がよいですね。
動画内では、Bassを大きく上げ、Middleを少し上げ、Trebleを抑えたセッティングを中心に鳴らしました。
低域をしっかり出しながら高域を抑えると、ペラさが出にくくなりました。
Output Levelでリターン挿しにも対応できる
TM-7には、シミュレーター側のVolume、Master Volume、Output Levelがあります。
Volumeを上げると音量だけでなく、高域の張り出し感も変わります。
レビュー動画では、Volumeを12時付近にして、Output Levelで最終的な音量を調整しました。
アンプのリターンにもつないで試しましたが、Output Levelを上げると十分な音量まで持っていけます。
リターンに挿すと、今回繋いだAviatorでは高域が少し丸くなる印象でした。
Trebleを少し上げると補正できるため、リターン挿しでも微調整しながら使えます。
センドリターンにディレイをつないでも普通に使える
TM-7自体にも、センドリターンが付いています。
今回は、TM-7のセンドリターンにディレイをつないで動作を確認しました。
センドリターンに繋ぐことで、歪ませた状態でもディレイは綺麗にかかります。
歪みの後ろにディレイやリバーブをつなぎたい場合は、TM-7のセンドリターンを使うと良いでしょうね。

アンプのインプットで歪みペダル的に使うだけなら、わざわざセンドリターンに繋ぐ必要ないと思いますが、センドリターンは機能として使えました。
BOSS TM-7がおすすめの人
- 安く手に入る歪み&プリアンプ的な機材を探している人
- アンプのインプットにもリターンにもつなぎたい人
- ギターボリュームでゲインコントロールしたい人
BOSS TM-7をおすすめしない人
- エフェクトのオンオフを前提にしたい/バイパスできない機材を避けたい人
- 一般的な歪みペダルとして踏み分けたい人
- ボード内の省スペースを重視する人
- EQを細かく追い込まずに使いたい人
オンオフはできないけど遊べる90年代BOSS機材
BOSS TM-7 Guitar Monitorは、本来の用途だけで見ると地味ですが、アンプにつなぐと歪み&プリアンプ的に使える面白さがありました。
バイパスできない点、本体が大きい点、EQの追い込みが必要な点は注意したいところです。
ただ、TM-7を通した状態で音を作る前提なら、ギターボリュームへの反応、リターン挿し、センドリターンまで含めて意外と実用的な機材でしたね。

一般的な歪みペダルとして見るより、90年代BOSSの少し変わったプリアンプ的な機材として見ると、中古で安く見つかるならかなり遊べるモデルでした。









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