BOSS技シリーズのアナログディレイ、DM-2Wをレビューします。

今回はSTANDARD/CUSTOMモードの違いから、各ツマミの効きや使い方をチェックしました。
スラップバックや発振、以前弾いたヴィンテージDM-2との印象の違いも紹介します。
| 項目 | チェックした内容 |
|---|---|
| CUSTOM | STANDARDよりクリアなサウンド、最大800ms |
| リピート音 | 少しモジュレーションがかかったような心地よい揺れ |
| 使い方 | ショートディレイ、常時ON、ロングディレイ |
| 発振 | STANDARDの方が太く返ってくる印象 |
| バッファー | ヴィンテージDM-2よりしっかり、はっきりしたサウンド |
| 種類 | アナログディレイ |
|---|---|
| 回路 | BBDを使用したフルアナログ回路 |
| モード | STANDARD/CUSTOM |
| ディレイタイム | STANDARD:20〜300ms CUSTOM:40〜800ms |
| コントロール | REPEAT RATE/ECHO/INTENSITY/モードスイッチ |
| 接続端子 | INPUT/OUTPUT/DIRECT OUT/RATE/DC IN |
| 入力インピーダンス | 1MΩ |
| 電源 | 9V電池/ACアダプター |
| 消費電流 | 35mA |
| サイズ | 73×129×59mm |
| 重量 | 460g |
| 機材 | 内容 |
|---|---|
| ギター | Fender CS 59 Telecaster |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| プリアンプ | Malin D-Style Preamp |
DM-2Wはかつての名機をWAZA CRAFTで復刻したディレイ
DM-2Wは、1981年に登場したアナログディレイDM-2をWAZA CRAFTから復刻したモデルです。
オリジナルDM-2はBOSS初のコンパクト・アナログディレイで、BBDを使ったディレイ回路を採用しています。
DM-2WもBBDを使ったフルアナログ回路を採用し、STANDARDとCUSTOMの2モードを搭載しています。
さらにRATE端子と、DIRECT OUTを新たに増設。

RATE端子へエクスプレッションペダルを接続すると、足元でディレイタイムをコントロールできます。
OUTPUTとDIRECT OUTを使えば、ディレイ音とダイレクト音を分けて出力することも可能です。
CUSTOMはSTANDARDよりクリアで最大800msまで使える
DM-2WはCUSTOMへ切り替えると、STANDARDよりクリアなサウンドになり、最大800msまでディレイタイムを伸ばせます。
STANDARDはオリジナルDM-2に準じたモードで、ディレイタイムは最大300msです。
所長にはSTANDARDでも実機のDM-2より少しクリアに感じましたが、CUSTOMへ切り替えるとさらにクリアになります。
| モード | ディレイタイム | 鳴らした印象 |
|---|---|---|
| STANDARD | 20〜300ms | 実機DM-2より少しクリア |
| CUSTOM | 40〜800ms | STANDARDよりクリア |
同じツマミの位置からCUSTOMへ切り替えると、ディレイタイムは倍になるような変化を感じました。
バッキング用に作った設定でも、STANDARDからCUSTOMへ切り替えてそのまま使えるサウンドが鳴らせます。

所長はCUSTOMモードの音色が好きで、使い勝手も含めて良かったですね。
REPEAT RATEは右へ回すほどディレイタイムが短くなる
DM-2WはREPEAT RATE、ECHO、INTENSITYの3つのツマミでディレイサウンドを調整します。
中でもREPEAT RATEは右へ回すほど、ディレイタイムが短くなっていく仕様です。
| ツマミ | 調整する内容 |
|---|---|
| REPEAT RATE | ディレイタイム |
| ECHO | ディレイ音の大きさ |
| INTENSITY | リピート回数 |
ECHOは左へ回し切ると、ディレイ音が鳴らなくなります。
ECHOを最小にした状態とバイパス音も比べましたが、所長には大きな差を感じにくかったです。
INTENSITYを上げると、ディレイサウンドのリピート回数が増えていきます。
ショートディレイから常時ONやロングディレイまで使いやすい
DM-2Wはショートディレイから常時ON、ロングディレイまで使いやすいと感じました。
スラップバックエコーはECHOとINTENSITYを下げ、REPEAT RATEでディレイタイムを短くすると作れます。
動画ではその場でセッティングしましたが、スラップバックエコーのようなサウンドも鳴らせました。
バッキングやソロでは、ディレイを加えて厚みを持たせたサウンドも作れます。
CUSTOMなら最大800msまで使えるため、長めのディレイを鳴らす使い方にも適していると感じました。

実際に触ってみると、思っていた以上にいろいろな音を鳴らせるディレイでしたね。
リピート音は少しモジュレーションがかかったように揺れる
DM-2Wのリピート音は、原音をそのまま再生するようなディレイとは異なります。
少しモジュレーションがかかったような、心地よく揺れる印象を受けました。
所長はアナログディレイに加えて、Electro-Harmonix Deluxe Memory Manのようなモジュレーションディレイも好きです。
DM-2Wも揺れを感じるディレイ音で、所長好みのサウンドでした。
発振サウンドはSTANDARDの方が太く返ってくる
DM-2WはSTANDARDとCUSTOMの両モードで、アナログディレイらしい発振サウンドも鳴らせます。
発振させる時はECHOを最小に近い位置まで下げ、INTENSITYとREPEAT RATEを右へ回します。
発振した状態でREPEAT RATEを動かすと、発振サウンドをコントロールできます。
CUSTOMでも発振しますが、STANDARDの方が太く返ってくる印象でした。

発振サウンドを鳴らすなら、まずSTANDARDモードから試してみると面白いですね。
ヴィンテージDM-2よりバッファー音はしっかりした印象だった
DM-2Wは、以前弾いたヴィンテージDM-2と比べると、バッファー音はしっかりした印象です。
80年代のBOSSペダルは音が丸くなったり、ナヨッとした印象がありますが、DM-2Wはしっかりとはっきりしたサウンドに聴こえました。
STANDARDでも実機DM-2より少しクリアに感じたのは、このバッファーサウンドも影響しているのではと感じました。
今のペダルボードで使うならDM-2Wの方が使いやすい
現在のペダルボードへ普通に入れて使うなら、所長はヴィンテージDM-2よりDM-2Wの方が使いやすいと感じました。
実機DM-2より程よくクリアで、ショートディレイから常時ONやロングディレイまで使える点も理由です。
一方、当時のペダルを使っているアーティストの音を再現したい場合は、ヴィンテージDM-2を使う意味もあります。

アナログディレイを探しているなら、この心地よい鳴り方は一度弾いて体感してほしいですね。








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