基本的なディレイから特殊な効果まで、10種類のディレイモードを搭載したBOSS DD-8をレビューします。

Analog・Standard・Tape・Warmなどの基本的なモードに加えて、Reverse・Shimmer・Warp・GLTも選べるディレイエフェクターです。
各モードのサウンドを弾き比べ、フットスイッチやツマミを操作した時の変化もチェックしました。

基本的なディレイだけでなく、WarpとGLTを操作しながら弾ける点もDD-8の面白い部分でしたね。
| チェックした内容 | 所長の印象 |
|---|---|
| 基本的なディレイ | Analog、Standard、Tape、Warmを使い分けられる |
| 残響や揺らぎを加えたディレイ | +RVの煌びやかなサウンドが印象に残った |
| 足元で操作するディレイ | WarpとGLTは操作による変化が大きく、かなり遊べた |
| DD-7との違い | サウンド面も含めてアップグレードした印象 |
| 全体の評価 | どのモードも使えるクオリティー |
| メーカー | BOSS |
|---|---|
| モデル | DD-8 Digital Delay |
| モード | Analog、Standard、Tape、Warm、Reverse、+RV、Shimmer、Mod、Warp、GLT、Loop |
| コントロール | MODE、TIME、FEEDBACK、E.LEVEL |
| 最大ディレイタイム | 10秒 |
| ルーパー | 最大40秒/ステレオ使用時は最大20秒 |
| タップテンポ | 本体スイッチまたは外部フットスイッチに対応 |
| キャリーオーバー | エフェクトOFF時にディレイ音を残すか選択可能 |
| 入出力 | ステレオ入力/ステレオ出力 |
| バイパス | バッファードバイパス |
| ダイレクト音 | アナログドライスルー |
| 外部コントロール | フットスイッチ/エクスプレッションペダル |
| 電源 | 9V形アルカリ電池/ACアダプター |
| 消費電流 | 100mA |
| サイズ | 幅73mm×奥行129mm×高さ59mm |
| 質量 | 440g |
DD-8にはLoopを含む11モードがあり、10種類のディレイモードに加えて、最大40秒のルーパーも使えます。
本体のペダルスイッチは、エフェクトのオン/オフだけでなく、タップテンポやWarp、GLTの操作にも対応します。
基本となる4種類のディレイサウンドを使い分けられる
Analog、Standard、Tape、Warmでは、元になったディレイの違いによるサウンドを使い分けられます。
| モード | サウンド |
|---|---|
| Analog | クラシックなBBDアナログディレイを再現したサウンド |
| Standard | クリアなBOSSのスタンダードディレイサウンド |
| Tape | ビンテージなテープエコーをベースにしたサウンド |
| Warm | マイルドで温かみのあるデジタルディレイサウンド |
Warm Modeはマイルドで温かみがあり、所長には80年代のデジタルディレイ系にも聴こえました。
Standardのクリアなサウンドとは異なり、ディレイ音を少しマイルドに聴かせたい時に使えるモードです。
Reverse・+RV・Shimmer・Modで異なる効果を加えられる
Reverse、+RV、Shimmer、Modでは、ディレイ音へ逆再生やリバーブ、ピッチシフト、揺らぎを加えられます。
| モード | サウンド |
|---|---|
| Reverse | 逆再生されたディレイサウンド |
| +RV | リバーブが加わったデジタルディレイ |
| Shimmer | ピッチシフトされた音が加わるシマーリバーブ&ディレイ |
| Mod | 揺らぎのあるモジュレーションディレイ |
+RV Modeは、デジタルディレイにリバーブを加えたモードです。
ディレイ音へ残響が加わり、所長には煌びやかなサウンドが付加される印象でした。
ディレイとリバーブを別々に用意せず、1台で残響を加えたい場合にも使えます。
WarpとGLTは足元の操作でサウンドを変化させられる
WarpとGLTは、設定したディレイを鳴らすだけでなく、フットスイッチの操作を演奏へ取り入れられるモードです。
Warp Modeは、幻想的なアンビエントサウンドを鳴らせます。
フットスイッチをホールドすると、フィードバックとディレイレベルが上がります。
フットスイッチをオン/オフしながら弾くと、フィードバックとレベルの変化を足元で加えられました。
GLT Modeは、機関銃のようなグリッチディレイサウンドを鳴らせるモードです。
FEEDBACKとTIMEを調整すると、得られる効果が変わります。
FEEDBACKを固定してTIMEだけを動かした場合も、サウンドが変化しました。
フットスイッチをオン/オフするタイミングによっても、鳴り方が変わります。

WarpとGLTは、スイッチやTIMEを操作しながら弾くと、かなり遊べましたね。
タップテンポやキャリーオーバーにも対応する
DD-8は、本体のペダルスイッチを使ったタップテンポに対応しています。
演奏する曲に合わせてペダルを踏み、ディレイタイムを足元で設定できます。
CARRYOVERスイッチでは、エフェクトをオフにした後もディレイ音を残すか選べます。
ディレイ音を自然に消したい場合と、オフにした時点で止めたい場合を切り替えられます。
ステレオ出力と外部ペダルで使い方を広げられる
DD-8はステレオ入出力に対応し、3種類のステレオアウトプットモードを選べます。
- 完全独立ステレオ
- パンニング
- ワイドステレオ
パンニングでは左右へディレイ音が移動し、ワイドステレオでは残響へ空間的な広がりが加わります。
外部フットスイッチを接続すると、タップテンポやルーパー、TWIST効果を個別に操作できます。
エクスプレッションペダルでは、E.LEVEL、FEEDBACK、TIMEを連続的にコントロールできます。
基本的なディレイだけで終わらないBOSSコンパクト
BOSS DD-8は、DD-7からサウンド面も含めて、アップグレードした印象がありました。
Warmや+RVでは基本的なディレイとは異なる残響を選べ、WarpとGLTでは足元の操作による変化も加えられます。
所長が試した範囲では、10種類のディレイモードは、いずれも使えるクオリティーにまとまっていました。
BOSSのディレイを1台選ぶなら、定番のサウンドから特殊な使い方まで対応できるDD-8はおすすめできるモデルです。







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