「Boot-Leg ROCK’N ROLL PARTY RRP-1.5」レビュー

ROCK'N ROLL PARTY RRP 1.5

「Boot-Leg RRP-2.0」をレビューしてから、
気になっていたペダルの一つが「RRP-1.5」です(笑)

ペダルレビュー

この「RRP-1.5」ですが、
「RRP-1.0」に「トーン回路」を追加した、
アップデートバージョンとのこと。

追加された「トーン」が少し変わっていて、
(「SWITCH TONE SYSTEM」と呼んでいるそうです)
左に回し切ると、完全に「トーン回路」から切り離される、
といった仕様になっています。

このため、トーンを左に回し切れば、
「RRP-1.0」のサウンドも得られるとのことですが、
僕は「RRP-1.0」を弾いたことがないので、
本当にそうなのかはわかりません^^;

ただ「RRP-1.0」のレビューを見ている限り、
トーン回路を切る⇒「RRP-1.0」と同じという認識は間違っていないと思いました。

サウンドレビュー

コントロールは、

ROCK'N ROLL PARTY RRP 1.5
  • ALL=音量
  • SW-TONE=トーン
  • NIGHT=ゲイン調整

となっており、「SW-TONE」の設定で、
かなり出音は変わるんですね(笑)

【デジマートNew Gear Showcase】Boot-Leg. / Rock'n Roll Party RRP-1.5

「SW-TONE」がOFFの場合

「SW-TONE」を入れていない状態では、
太さはありますが、そこまでローはプッシュせず、
粗めでバリッと歪む印象を受けました。

全体的なキャラクターとしては、
高域が強調されていて、どちらかというと、、
フェンダーサウンドっぽさも感じましたね。

音にハリはありますし、
弦を弾いた時のニュアンスの再現性も高いです。

アンプライク系ペダル、
といわれているのも頷けます。

それと各コントロールですが、
「NIGHT(ゲイン)をゼロにした状態で、
「ALL(音量)」を上げていけば、
クリーンブースター的に使用することもできます。

「ALL」を上げていくと音量が上がるわけですが、
アウトプットレベルはかなり高いです(笑)

また「NIGHT」を上げていくと、
音量も上がっていくので、その都度、
「ALL」は調整する必要はあります。

「NIGHT」を上げていくと徐々に歪んでいきます。

アンプが「JC-120」やクリーンチャンネルの場合だと、
ディストーションの域までは達しません^^;

この辺りは「RRP-2.0」のほうがよく歪みますね(笑)

でも、ロック・ブルースを演奏するのであれば、
十分な歪み量かな、と思います^^

「SW-TONE」をONにした場合

「SW-TONE」を回すと、
クリックがあって「カチッ」と入れることで、
「SW-TONE」が効くようになります。

「SW-TONE」をONにすることで、
コンプレッション感や飽和感が変化していきます。

あとOFFの時に比べ、音の速さ、
ダイレクト感も弱まる印象がありますので、
ONにしたほうが弾きやすく感じるかも^^

ちなみに12時より左に回した時は、
「MOSFET系」ペダルのような、ムンムンとした、
もしくはムッチリした飽和感のある音がします(笑)

個人的には、2~3時ぐらいに設定した時が、
OFFの時に比べ、適度なコンプレッション感があり、
音のカドが取れる感じで好きでしたね^^

ちなみに「SW-TONE」はフルにしても、
「SW-TONE」をOFFにした時ほど高域はでませんね^^;

あと面白いのが、「SW-TONE」をONにすると、
高域が削られているためなのか?MAXゲインが下がるところです(笑)

ですので「RRP-1.5」を単体の歪みペダルとして使う場合、
ディストーションサウンドは難しいかなと感じました^^;

ボリュームへの追従性について

ギターボリューム、あとピッキングへの追従性は、
高い部類のペダルに入ると思います。

これって「RRP-2.0」しかり、
「JBK-1.0」しかり、、「Boot-Leg」のペダルって、
アンプライクなペダルを作ってくれてます^^

「RRP-1.5」についていえば、
クリーン~クランチ~オーバードライブまでなら、
手元で十分にコントロールできますよ。

ブースターとして使いたいペダル

単体で使えないわけではないのですが、
僕が触った印象として、「RRP-1.5」は、
ブースターとして使った方が良いかなと思いました。

特に「SW-TONE」をOFFにした状態で、
ブースターとして使った時に、かなり良い仕事をしてくれるかと^^

特に「NIGHT(ゲイン)」を足していくと、
ゲインアップしていきますが、音の輪郭は損なわず、
抜けの良いブーストサウンドが得られます。

手持ちの「Full-Drive3」「Luxury Drive」と比べると、
音の立体感には欠けるかな?といった印象はありました^^;

rrp-1.5&full-drive3&luxury drive

でもハイフレットで1~3弦を弾いた時、
太い音が出せたのは「RRP-1.5」でしたね。

また難しい設定も必要なく、
極太なサウンドが出せるのにも、ちょっと感動しました(笑)

また「SW-TONE」をONにした状態だと、
マイルドでより太い音にすることも可能ですね♪

まとめ

「RRP-1.5」、3つのツマミ以上に、
バラエティーに富んだサウンド作れます♪

個人的には、、単体で使った時に
もうちょっと歪ませることができれば、、
とは思いましたがブースターとして使えば良いかな?と(笑)

あとあまりレビューも見かけないので、
「微妙なペダルなのかな~」と勝手に思っていました、、^^;

スミマセン、、そんなことはなかったです(苦笑)

個人的にはもうちょっと、
レビューを見かけても良いかなと思うペダルでした^^

サウンドハウス

管理・運営者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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