ロータリースピーカーシミュレーターをコンパクトペダルにした、Danelectro Big Spenderをレビューします。

Big SpenderはSPEED、TREBLE、VOLUMEの3ノブと2つのフットスイッチを搭載し、RAMPで速い揺れから遅い揺れへ徐々に切り替えられます。
見た目もレトロでポップで可愛らしいのですが、揺れ方はアナログライクな響きで、弾いていて気持ちの良いサウンドに感じました。

Danelectroのペダルは、どことなく気持ちよく弾ける不思議な魅力がありますね。
| 項目 | 確認した特徴 |
|---|---|
| サウンド | アナログライクな響きで、弾いていて気持ちの良いサウンド |
| RAMP | 速いSPEEDから遅いSPEEDへ徐々に切り替えられる |
| 切り替わり | SPEEDを速く設定すると約10秒かかる |
| 別の使い方 | SPEEDをゼロにしてVOLUMEを上げると、わずかな揺れを加えたブースター的な使い方ができる |
| 気になったところ | エフェクトON時のノイズが多めで、ONにすると位相が反転する |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Danelectro |
| モデル | Big Spender Spinning Speaker |
| 型番 | BK-1 |
| 種類 | ロータリースピーカーシミュレーター |
| コントロール | SPEED/TREBLE/VOLUME |
| フットスイッチ | EFFECT/RAMP |
| バイパス | True Bypass |
| 電源 | DC9V センターマイナス |
| 電池 | 非対応 |
| 機材 | 使用モデル |
|---|---|
| ギター | Telecaster |
| プリアンプ | Malin Amp |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
Big SpenderはRAMPで速い揺れと遅い揺れを切り替えられる
Big SpenderはRAMPを踏むと、LEDが赤い速いSPEEDから緑の遅いSPEEDへ徐々に切り替わります。

揺れ方はアナログライクな響きで、弾いていて気持ちの良いサウンドに感じました。
SPEEDは速い側のスピードを調整する
SPEEDでは、LEDが赤く点灯している速い側のスピードを調整します。
動画ではSPEEDを3時付近に設定し、最大まで上げた時の変化も確認しています。
RAMPはSPEEDを速く設定すると約10秒かけて切り替わる
RAMPを踏むと速いSPEEDから遅いSPEEDへ徐々に変化し、切り替わっている間はLEDが点滅します。
SPEEDを速く設定した場合は、遅いSPEEDへ切り替わるまで約10秒かかります。
切り替わる時間だけを5秒程度に短くする調整はできないため、約10秒はかなり長く感じました。
SPEEDを下げると、RAMPの切り替わる時間も短くなります。
TREBLEを右へ回すと高域が出る
TREBLEを右へ回すとキラッとした高域が出て、左へ回すと暗めのサウンドになります。
動画では、高域が強く出る少し手前にTREBLEを設定しました。

プレーン弦を弾いた時のきらびやかさも出て、良いサウンドに感じました。
VOLUMEは9時付近でユニティ
動画で使用した個体では、VOLUMEを9時付近にするとON/OFFの音量差が少なくなりました。
VOLUMEを右へ回すと、ユニティよりも音量を大きく上げられます。
SPEEDをゼロにしてVOLUMEを上げるとブースター的にも使える
SPEEDをゼロにしてVOLUMEを上げると、後段を歪ませた状態ではブースター的にも使えます。
動画では少し歪ませた状態からVOLUMEを上げ、音量と歪み方の変化を確認しました。
SPEEDをゼロにしても若干の揺れが残るため、原音をそのままブーストする使い方ではありません。
わずかな揺れを足して踏むと音の抜け方も変わり、サウンドの雰囲気を作れる面白い使い方でした。
RAMPを押しながら電源を入れるとDEPTHが深くなる
Big Spenderには、電源を接続した直後にRAMPを踏むとDEPTHを深くできる隠し機能があります。
DEPTHを深くした設定は電源を抜くまで維持され、電源を抜くと通常の状態へ戻ります。
動画でも通常時と切り替えて確認しましたが、正直なところ変化はよく分かりませんでした(笑)

電源を入れ直すと音が切れ、変化を確認するまで時間差もあるため、実用性はあまり感じなかったですね…
Big SpenderはエフェクトON時のノイズと位相反転に注意
Big Spenderで気になったのは、エフェクトをONにした時のノイズと位相反転です。
動画で使用した個体では、エフェクトをONにするとノイズが多めに出ました。
Big Spenderは別個体のレビューでも、VOLUMEを上げると目立つノイズが出ると指摘されています。
海外では周期的なノイズが発生した例もあり、別のペダルとの接続順を変えることで解消したケースが報告されています。
一方、Neo Instruments Ventilator IIやStrymon Lex V2など低ノイズを重視したロータリー系ペダルもあるため、ロータリースピーカーシミュレーターに共通する特徴ではありません。
実機で位相を確認すると、Big SpenderはエフェクトをONにした時に位相が反転しました。
Danelectro Big Spenderがおすすめの人
- ロータリースピーカー系のサウンドを初めて試したい人
- 3つのノブでシンプルに音作りしたい人
- 速い揺れと遅い揺れをRAMPで切り替えて使いたい人
Danelectro Big Spenderが向かない人
- RAMPの切り替わる時間を細かく設定したい人
- 速いSPEEDから短時間で遅いSPEEDへ切り替えたい人
シンプルでも弾いていて気持ちの良いロータリー系ペダル
Big Spenderは、細かなRAMP設定よりもシンプルにロータリースピーカーの雰囲気を楽しみたい人に合うペダルです。
揺れ方はアナログライクで、SPEEDをゼロにしたブースター的な使い方でもサウンドに雰囲気を加えられました。
細かな調整はできませんが、弾いていて気持ちの良さを感じられるところがBig Spenderの魅力ですね。

細かい調整がしたい人は、Strymon Lexなど他にも選択があります。レビューも書いていますので、参考にしてみてください。









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