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Music Man 112 RP 65レビュー!ペダルとの相性も良いフェイザー搭載ヴィンテージアンプ

ペダルとの相性も良いフェイザー搭載ヴィンテージアンプ、Music Man 112 RP 65をレビューします。

Music Man 112 RP 65は、真空管とトランジスターを組み合わせた65Wのハイブリッドアンプです。

1979年製の個体を購入後、西田製作所でオーバーホールしてもらい、アンプ単体のサウンドや内蔵フェイザー、ペダルとの組み合わせを確認しました。

所長
所長

ダーク寄りでミッドに厚みがあり、ファズを踏んでもローがきちんと鳴るところが気に入っています。

Music Man 112 RP 65 ざっくり特徴
どんなアンプかフェイザーとスプリングリバーブを搭載した65Wのハイブリッドアンプ
音の傾向ダーク寄りでミッドに厚みがあり、トランジスターアンプよりふくよか
ペダルとの相性ファズから空間系まで不自然なかかり方をせず、ローもきちんと鳴る
気に入ったポイント位相反転しないPhase 90系を思わせる4段フェイザー
チェックした使い方アンプ単体とペダルボード(プリアンプとの組み合わせ)
Music Man 112 RP 65 スペック
ブランドMusic Man
モデル名112 RP 65
製造年1979年
出力65W
タイプ真空管とトランジスターのハイブリッドアンプ
コントロールGAIN、TREBLE、MIDDLE、BASS、VOLUME、REVERB、PHASER、RATE
スイッチBRIGHT、DEEP
インプットHIGH、LOW
内蔵エフェクトフェイザー、スプリングリバーブ
フットスイッチ内蔵フェイザーのオン/オフに対応
重量20kg強
魔法の箱研究所 レビュー動画
【名機】Music Man 112 RP 65 ペダルとの相性も良いヴィンテージアンプをレビュー
レビュー時の使用機材
アンプMusic Man 112 RP 65
ファズOrganic Sounds ゲルマニウムFuzz Face系モデル、Bender Royale
空間系Universal Audio UAFX Del-Verb
確認した内容オーバーホール後の出音、EQ、BRIGHT、DEEP、内蔵フェイザー、内蔵リバーブ、ファズ、リバーブ、ディレイ、コーラス、外部プリアンプ接続
著者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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Music Man 112 RP 65はフェイザー搭載のハイブリッドアンプ

Music Man 112 RP 65は、真空管とトランジスターを組み合わせた65Wのハイブリッドアンプです。

所長はMusic Manの130WモデルであるHDも所有しており、Music Manアンプの音は以前から気に入っていました。

RPはフェイザーを搭載したモデルで、スプリングリバーブも内蔵されています。

内蔵フェイザーは純正フットスイッチからオン/オフでき、PHASORとRATEで揺れの深さや速さを調整できます。

RPは、フェイザーとリバーブを内蔵し、アンプ単体でも基本的なサウンドを作れます。

オーバーホールで音切れと音割れが解消

西田製作所でオーバーホールしたことで、音を伸ばした時の音切れや、弾いた時の音割れが解消しました。

西田製作所の西田さんにミュージックマンアンプの魅力について語ってた動画もどうぞ
西田製作所さんに聞くミュージックマンアンプ講座!112 RP 65の構造と魅力

購入時は整備品とされていたものの、音を伸ばすと最後がボソボソと途切れ、弾いた時にも不自然に割れる症状がありました。

修理前はミッドも出にくく、良い意味でダークなサウンドというより、バリバリした音に感じていました。

オーバーホール後は音の伸びが自然になり、所長が知っているMusic Manアンプの出音に戻ったと感じています。

EQを動かした時も、各帯域が狙った方向へ変わる感覚が分かりやすくなりました。

ダーク寄りでミッドに厚みのあるサウンドが特徴

Music Man 112 RP 65は、少しダークでミッドに厚みのあるサウンドです。

高域はきちんと出ていますが、フェンダー系のようにカラッとした明るい方向には寄りすぎません。

フルチューブアンプと比べると少し硬さはあるものの、一般的なトランジスターアンプより音はふくよかです。

強く弾いた時に軽く歪む程度のセッティングでは、音の輪郭を残しながらミッドの厚みも感じられました。

所長
所長

所長は、明るすぎず暗すぎない響き方を良い塩梅だと感じています。

ファズから空間系までペダルとの相性が良い

Music Man 112 RP 65は、アンプ自体は歪ませることもできます。

ただし、クリーン〜クランチにセッティングすることで、ファズから空間系まで不自然なかかり方をせず、ペダルと組み合わせることが可能です。

ファズフェイスを踏んでもローがきちんと鳴る

Organic SoundsのゲルマニウムFuzz Face系モデルを踏んでも、ローが抜けずにきちんと鳴りました。

ギターボリュームを10にするとファズフェイスらしい歪みになり、絞るとクランチやクリーン寄りの音を作れます。

ギターボリュームを5付近まで絞った状態から7〜8付近まで上げても、手元の操作に合わせて歪み方が変わります。

ファズを踏んでも音が細くならず、アンプ側がファズのローを受け止めてくれる感覚がありました。

所長
所長

スピーカーが12インチであることも要因として、挙げられるでしょうね。

リバーブやディレイも不自然なかかり方をしない

UAFX Del-Verbのプレートリバーブやディレイや、コーラス(Ghost Note Audio Swirls)も不自然なかかり方はしませんでした。

Bender Royaleも試しましたが、問題なく鳴らすことができましたね。

チェック時に鳴らした所長のペダルボード

ペダルを使って、音作りを追い込みたい場合にも使いやすいアンプでした。

内蔵フェイザーはPhase 90系を思わせる揺れ方

Music Man 112 RP 65の内蔵フェイザーは、Phase 90系を思わせるエフェクトサウンドです。

PHASORで揺れの深さ(Depth)、RATEで揺れの速さを調整できます。

所長はPHASERを7、RATEを4付近に設定したサウンドを気に入っています。

RATEを10まで上げれば速い揺れになり、1〜2付近まで下げればゆっくりした揺れのフェイズシフトサウンドも作れます。

所長
所長

フェイザー部は4段フェイザーなので、Phase 90やSmall Stone系と言われています。

フェイザー部分だけペダルにしたいくらい、気に入っています。

BRIGHTとDEEPでサウンドの方向を変えられる

BRIGHTとDEEPを使うことで、ジャリッとしたクランチからローミッドの厚いサウンドまで作れます。

GAINを8付近まで上げてBRIGHTを入れると、マーシャルを思わせる高域の出方になります。

所長は普段ここまでジャリッとした音には設定しませんが、アンプ単体でもクランチサウンドを作れました。

歪ませて使う場合は、GAINだけでなくEQやVOLUMEも触りながら音を追い込む方が良さそうです。

DEEPを入れるとローミッドがふくよかになり、通常のサウンドより厚みが加わります。

TREBLE、MIDDLE、BASSの効きも分かりやすく、アンプ単体でも音作りできる幅がありました。

外部プリアンプも接続箇所を選んで繋げる

Music Man 112 RP 65は、通常のインプットだけでなく、コントロールパネルにある2つの接続端子へ外部プリアンプも繋げます。

検証では所長のペダルボードに乗っている、プリアンプのクリーンチャンネルと、ドライブチャンネルを接続して確認しました。

左側の端子へ接続すると、アンプ側のGAIN、EQ、VOLUMEが効く状態で外部プリアンプを鳴らせます。

右側の端子へ接続した場合はアンプ側のVOLUMEだけが効き、音量は外部プリアンプ側にも依存しました。

通常のインプットにはHIGHとLOWがあり、LOWへ接続すると音量とゲインが下がります。

所長
所長

アンプ側のEQを使う、もしくは外部プリアンプを中心に音を作るなど、鳴らし方から選ぶとよいでしょうね。

所長の場合はアンプ単体もしくは最小のシステムでも音作りができた

Music Man 112 RP 65は、アンプ単体でも最小のシステム(ペダルボード)をつないでも音作りができました。

例えば、ギターとファズフェイスをアンプにつなげば、内蔵フェイザーとリバーブを使って最小限のセットを組めます。

ただ、112 RP 65は逆位相で出力されるアンプ(例えばストラトを繋ぐとアンプのスピーカーからの出音は逆位相となる)ため、所長は位相合わせのため繋ぐペダルは考えています。

位相合わせには普段、EVA電子のバッファで位相を合わせていますが、エフェクトをONにすることで位相が反転するEHX Deluxe Memory Manを採用しました。

アンプ側が逆位相の場合、位相反転する物と組み合わせることで、結果的に逆位相から正位相になるからです。

所長
所長

最低限のシステムとなる写真のボード、音作りについてはYouTubeにて研究員専用(メンバーシップ限定)動画で解説しています。

【所長の音作り】ミュージックマンアンプ用のペダルボード編 メンバー限定

Music Man 112 RP 65がおすすめの人

  • ダーク寄りでミッドに厚みのあるアンプサウンドが好きな人
  • ファズや空間系ペダルと組み合わせやすいアンプを探している人
  • Phase 90系を思わせるフェイザーサウンドが好きな人
  • アンプ単体とペダルボードの両方で音作りしたい人
  • 外部プリアンプも組み合わせて使いたい人

Music Man 112 RP 65をおすすめしない人

  • フェンダー系のカラッと明るいクリーンサウンドを求める人
  • 軽量で持ち運びやすいアンプを探している人
  • ヴィンテージアンプの点検やメンテナンスを避けたい人

Music Man 112 RP 65はペダルとの相性も良いフェイザー搭載ヴィンテージアンプ

Music Man 112 RP 65は、ダーク寄りの響きとミッドの厚みが印象的なハイブリッドアンプです。

ファズを踏んでもローがきちんと鳴り、リバーブ、ディレイ、コーラスも不自然なかかり方をしませんでした。

内蔵フェイザーも所長の好みに合っており、アンプ単体でもペダルボードをつないでも音作りできます。

購入時に出ていた音切れや音割れは、西田製作所でオーバーホールしたことで解消しました。

所長
所長

出音、内蔵フェイザー、ペダルとの組み合わせを含めて、本当に手に入れて良かったアンプです。

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