BC183Cシリコンファズフェイス系ペダル、CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzをレビューします。

’68 Red Velvet Fuzzは、シリコン仕様のFuzz FaceをベースにしたChase Toneのファズペダルです。
ギターの手元ボリュームへの追従性や、各ツマミによる音の変化を確認しました。

Fuzz Face系ですがEQを搭載しているため、ペダル側でも細かく音を調整できるペダルです。
| どんなペダルか | BC183Cトランジスタを使ったシリコンFuzz Face系ファズ |
| 音の傾向 | シリコンらしい反応の速さがありつつ、柔らかさも感じられる |
| 使い方の軸 | VOLUMEとFUZZを少し下げ、手元ボリュームで歪み量を変える |
| 調整できる部分 | FEEL、MID、BASSでゲート感、中域、低域を調整できる |
| 気になるところ | VOLUMEやFUZZを上げ切ると、高域のチリつきやザラつきが強く出る |
| ブランド | CHASE TONE |
| モデル名 | ’68 Red Velvet Fuzz |
| タイプ | シリコンFuzz Face系ファズ |
| トランジスタ | BC183C |
| コントロール | VOLUME、FUZZ、FEEL、MID、BASS |
| 電源 | 9V DCセンターマイナス/9V電池 |
| ギター | Stratocaster |
| アンプ | Quilter Aviator CUB |
| チェックした内容 | 手元ボリューム、VOLUME、FUZZ、FEEL、MID、BASS、オーバードライブ風セッティング |
CHASE TONE ’68 Red Velvet FuzzはBC183Cシリコンファズフェイス系
CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzは、BC183Cトランジスタを使ったシリコンFuzz Face系のファズペダルです。
Fuzz Face系らしく、ギターの手元ボリュームを動かすことで、歪み量を大きく変えられます。
手元を上げると太いリードファズになり、少し絞るとクランチ寄りのサウンドへ変化しました。
さらに絞ると、ファズをオンにしたまま、クリーン寄りのトーンまで歪みを落とせます。
シリコンファズらしい反応の速さがありますが、硬さや冷たさが強く出るサウンドではありません。
手元ボリュームへの反応は、ペダル側のVOLUMEやFUZZ、BASSの位置によっても変化しました。
VOLUMEとFUZZは少し下げた時の反応が良い
’68 Red Velvet Fuzzは、VOLUMEとFUZZを最大から少し下げると、高域のチリつきが落ち着きます。
VOLUMEの出力は大きく、最大まで上げるとアンプへ送られる音量もかなり上がりました。
FUZZを上げ切ると歪み量が増え、高域にはチリチリした成分やザラつきが強く出ます。
VOLUMEとFUZZを最大にした状態では、ギターの手元ボリュームを絞った時も、クリーンへの変化が少し荒く感じられました。
両方を少し下げると、高域の荒さが抑えられ、手元ボリュームを動かした時の変化も分かりやすくなります。

所長的には、VOLUMEを2時、FUZZを1時あたりまで下げた時の方が、手元ボリュームを絞った時の変化も自然でした。
FEEL/MID/BASSでファズの反応を細かく変えられる
’68 Red Velvet Fuzzは、通常のFuzz FaceにはないFEEL、MID、BASSを備えています。
FEELはファズのバイアス感を動かし、左へ回すと音が途切れるようなゲート感が強くなります。
MIDでは中域の出方を調整でき、右へ回すほど、音にハリが加わりました。
BASSは低域の量に加え、ギターの手元ボリュームを絞った時の反応にも関係します。
VOLUMEとFUZZだけでなく、3つの追加コントロールを動かすことで、ゲート感や帯域のバランスを細かく調整できました。
FEELはゲート感と音の途切れ方を変える
FEELは、ファズのバイアス感を調整するコントロールです。
左へ回し切ると、音がプチプチと途切れるような、ゲートファズのサウンドになります。
右へ回していくとゲート感が弱まり、音の途切れ方も滑らかになりました。
FEELの位置によって、途切れながら減衰するサウンドから、滑らかに伸びるファズまで変化します。
MIDは中域のハリを調整する
MIDは、中域の出方を調整するコントロールです。
左へ回すと中域が抑えられ、マイルドで柔らかいトーンになります。
右へ回すと中域にハリが加わり、左へ回した時よりも、音の輪郭がはっきりしました。
MIDを動かすことで、柔らかいファズと中域が強く出るサウンドを切り替えられます。
BASSはローの量を調整する
BASSは、ファズへ入る低域の量を調整するコントロールです。
右へ回すほど太いローが残り、左へ回すと低域が抑えられます。
ローを多くすると歪み成分も増えるため、手元ボリュームを絞った時のクリーンへの変化は少し鈍くなりました。
反対にBASSを下げるとローが整理され、FUZZを抑えたクランチ寄りのセッティングも作れます。

BASSを12時にするとローが少しすっきりしすぎたので、MIDとBASSを少し上げた時の方が、ファズらしい太さを感じられました。
FUZZを下げるとクランチ寄りのサウンドも作れる
’68 Red Velvet Fuzzは、FUZZ、FEEL、BASSの組み合わせによって、ファズの毛羽立ちを残したクランチサウンドも作れます。
FUZZを下げると歪み量が抑えられ、FEELを右へ回すことで、音の途切れ方が滑らかになります。
さらにBASSを大きく下げると低域が抑えられ、太いリードファズとは異なる、輪郭のあるサウンドへ変化しました。
ファズらしい毛羽立ちは残りますが、コードを鳴らした時も、各音を確認しやすいクランチになります。
オーバードライブ風セッティングの例
動画内で試したオーバードライブ風のセッティングは、以下のとおりです。
- VOLUME:2時あたり
- FUZZ:11時あたり
- MID:2時あたり
- FEEL:最大
- BASS:0
上記の設定では、少し毛羽立ったファズ感を残しながら、エッジのあるクランチサウンドになりました。
手元ボリュームを動かすと歪み量も変化し、ファズからクランチ寄りのサウンドまで調整できます。

太いリードファズだけでなく、少し毛羽立ったクランチまで作れるのは魅力でしたね。
CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzがおすすめの人
- BC183CシリコンFuzz Face系のサウンドを試したい人
- 手元ボリュームでファズからクリーン寄りまで変化させたい人
- ファズでゲート感や帯域を細かく調整したい人
- クランチ寄りのサウンドも作りたい人
CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzをおすすめしない人
- 2ノブのFuzz Faceのようなシンプルな操作だけを求める人
- ドンズバのヴィンテージファズフェイスサウンドを求める人
CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzは手元と本体の両方で音を追い込めるファズ
CHASE TONE ’68 Red Velvet Fuzzは、ギターの手元ボリュームを絞ることで、太いファズからクランチ、クリーン寄りまで歪み量を変えられます。
VOLUMEとFUZZは最大から少し下げた方が、高域のチリつきが落ち着き、手元ボリュームを動かした時の変化も自然でした。
FEEL、MID、BASSではゲート感や帯域を調整でき、FUZZとBASSを下げれば、毛羽立ちを残したクランチも作れます。

所長的には、シリコンらしい反応の速さがありながら、ゲルマニウム系のような柔らかさも感じられたところが良かったですね。









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