2025年マイベストギア10選!おすすめのエフェクターや機材を紹介レビュー

2025年、魔法の箱研究所 所長が選ぶマイベストギア10選を紹介します。

魔法の箱研究所 2025年マイベストギア

年々、物欲がなくなってきていると思っていましたが、今年も何やかんや機材をゲットしていました。

2025年、手に入れてよかったな、そんな機材たちがこちらです。

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所長の選ぶ2025年マイベストギア10選

2025年、所長の選ぶベストギア、おすすめの機材やエフェクターは以下のとおりです。

新しく発売されたものはもちろん、名機と呼ばれるものもあります。

中には実際にペダルボードに入れて使用しているものもあり、メイン機材もアップデートできました。

まずは現在、気軽に持ち出せる、エフェクターボードに鎮座しているペダルから紹介します。

Hudson Electronics Broadcast Dual Foot Switch

Hudson Electronicsのゲルマタイプ、Broadcast Dual Foot Switchです。

Hudson Electronics Broadcast Dual Foot Switch

元々は塚本タカセさんが所有していたものですが、気に入ったので買い取らせてもらいました。

2チャンネル仕様の歪みエフェクターですが、トランス内蔵であり、コンソール的なサウンドも得られるモデル。

HUDSON ELECTRONICS Broadcast 24V-DUAL-JPN 日本限定モデルをレビュー

スタックペダルとしても優秀で、所長の動画でも歪みを作る時に活躍してくれました。

例えばファズペダルの後ろでスタックさせた時、やや低域側の音が締まる印象で、ユニバイブなどを後ろに並べた時と同じような感じで鳴らしやすくなります。

BOSS BD-2はスタック(ファズ受け)ペダルとして使えるのか?検証してみた

赤色側のフットスイッチがエフェクトのON/OFF、LEVEL LOWとLEVEL HIGHで各チャンネルの音量のほか、内部トリマーでゲイン調整も可能です。

歪みの質感やキャラクターなど、好みは分かれるでしょうけど、粗めの歪みでトラッドなサウンドが欲しい人にはおすすめしたいペダルです。

ちなみにはじめは9Vで動かしていましたが、低域側の再生音やスタックさせた時の挙動から、現在は18Vで動かしています。

RoShi Pedals Dezzyner

RoShi Pedals Dezzyner、ビンテージファズのDIZZY TONEを参考にリファインされたペダルです。

RoShi Pedals Dezzyner

実は所長、プロトタイプをサウンドチェックをさせてもらい、アドバイスなんぞさせてもらいまして。

最終的なサウンドチェックまでさせてもらった、思い出深いモデルでもあります。

ちなみにビンテージDIZZY TONEのサウンドはゴツく、ゲーティーなサウンドを鳴らせるファズペダルです。

ELKA DIZZY TONE
ELKA Dizzy Tone – Sound Check【魔法の箱研究所】

Dezzynerは、単にDIZZY TONEの再現ではなく、実用性も含めチューニングされたモデルとなります。

3つのノブの横にある小さなブラスノブを回すことでスムーズなサウンドも得られるなど、使い勝手も良くなっています。

プロトタイプをチェックした時の動画ですが使い方は同じです
RoShi Pedals DEZZYNERをサウンドや使い方を紹介!

とはいえ、なかなかに凶暴なサウンドも鳴らせますので、おすすめしたいペダルです。

製品版のサウンド
RoShi Pedals Dezzyner 迫力&エグい音がするファズペダル #fuzzpedal #guitargearreview

ちなみにRoshi Pedalsのペダルでいうと、Sejiも開発段階から関わらせてもらってまして、楽しませていただきました。

【オフレコのつもりだったのに公開】RoShi Pedals Seji プロトタイプ(製品版と同様)をチェック&フィードバックした時の動画

そしてビルダーの金城さんにも、実際にお会いすることができたのも良い思い出となりました。

>>RoShi Pedals Xアカウント

BOSS GT-1000 Core

今更?と思われそうですが、BOSS GT-1000 Coreも導入しました。

BOSS GT-1000 Core

理由は持ち出しやすい、簡易のエフェクターボードのためです。

GT-1000 Coreは、数年前に発売されたモデルですがサウンドはもちろんのこと、これ一台で実現できる内容が所長的にハマりました。

使い方は歪み以外のエフェクト、もしくはアンプシミュレーターとして活用しています。

本体のフットスイッチは、コーラスやフェイザーといったモジュレーション系、リバーブとショートディレイをパラレルで鳴らせるよう設定。

外部フットスイッチでチューナーとロングディレイ、ボード上にある別フットスイッチでもエフェクトをON/OFFできるようにしています。

コンパクトサイズのものをLAGOON SOUNDさんにオーダーして作ってもらいました

デジタルエフェクターとしての宿命、デジタル臭さはありますが、内蔵のコンプやEQを併用することで気にならないのも魅力の一つ。

現在は先ほど紹介したブロードキャストと共に、ぺダルトレイン Nanoサイズに収まっています。

可搬性を極めたミニボード

所長としては、このボードにファズとワウを持っていければ、OKですね。

ちなみにこのミニペダルボード、背面にパワーサプライを忍ばせています。

そのため、底上げ用のアタッチメントをこまほケーブルさんにオーダー、作ってもらいました。

ペダルトレイン NANO等嵩上げアタッチメント

ペダルトレインなら使えますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

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Xotic AC Booster V2

Xotic AC BoosterのV2、サウンドバリエーションとコストパフォーマンスに優れた歪みエフェクターです。

筐体サイドのDIPスイッチで、幅広い歪みサウンドをカバー、電源も9Vだけでなく18V駆動も可能。

各DIPスイッチの効きもわかりやすく、コンプ感を伴った歪みからオープンでダイレクト感のあるサウンドまで作ることができます。

Xotic AC Booster V2

ちなみに所長はクランチサウンドをメインに、18VでModernモードで鳴らすのが好きです。

Crunch & Boost Sound Test – Xotic Effects AC Booster V2 Review

踏みづらいですが、ブースト機能もフットスイッチでON/OFFできるのも便利。

ブースト量はLED兼用の小さなノブで調整も可能、デザインとしても上手くまとめられています。

価格もこれだけ機能が満載なことを考えると、お値打ちではないでしょうか。

何かと使えるシーンも多いと思いますので、一台持っておくと便利、おすすめのペダルです。

Epiphone Jeff Beck Oxblood 1954 Les Paul

Epiphoneから販売された、Jeff Beck Oxblood 1954 Les Paul。

本家ギブソンの物が買いにくいお値段になってしまった中、再現度の高いモデルが出るとのことで、手に入れてしまいました。

実際、手にとってもヘッドのエピフォンロゴを除けば、確かに再現度の高いモデル。

ブリッジ、ピックガード周りなど、本家を思わせる仕様。

ネックグリップも極太みたいな説明がありましたが、手の小さい所長でも弾ける感じで不満はありません。

弾き心地やサウンドについては、動画をご覧になってみてください。

Epiphone Jeff Beck Oxblood 1954 Les Paulをレビュー!気になるアレコレお答えします

今は、いつもメンテナンスでお世話になっている、Sera Sound Productsさんに調整をしてもらい、良い感じなので無改造で使っています。

ソリッド感もあり、重さもおそらく4kg前後とレスポールとしては、取り回しも良いので気に入っています。

Organic Sounds Orga Face BC183L EJ Style

ファズフェイスといえば、Organic Soundsといっても過言ではないでしょう。

あのエリックジョンソンの手にも渡ったことで、作られたモデルがBC183L EJ Style。

筐体自体も雰囲気があって、カッコいい。

所長もシリコンファズなら、トランジスタがBC183Lのファズフェイスが好みでして、かつてはジムダンロップのEJモデルを愛用していました。

今回、友人のおかげもあり、オーダーする機会がありましたのでお願いしました。

仕上がってきた個体はとにかく、「質感がすごい」の一言。

最高にクールなサウンド!Organic Sounds Orga Face BC183L EJも愛用するファズフェイスモデル #organicsounds #fuzzface #ericjohnson

いわゆるなファズフェイスとしての使い方はもちろんのこと、アタッチメントとして使った(例えばゲインブースター的に使う)時がイメージ通りな一台でした。

もうこれで、ファズフェイスの旅は終わりでしょう(終わってほしい)。

>>Organic Sounds 公式サイト

Maxon SD-9 Sonic Distortion 82年製

マイケル・ランドウ氏やスコット・ヘンダーソン氏が、愛用していたことで有名なMaxon SD-9。

以前から気になっていたエフェクターでしたが、ようやく手にいれることができました。

SD-9も生産された時期で音が違うよ、と詳しい先輩から聞いていまして、おすすめの時期(82年製)のものをゲットしてみました。

Maxon SD-9 82年製 白ラベル

おすすめされていたのは黒ラベルのものですが、このSD-9も白ラベルとはいえ、82年製基板のもの。

音はこんな感じで、教えてくれた先輩にも良い個体と褒めていただきました。

【備忘録】Maxon SD-9(82年製)チェック用ペダルボード&セッティング記録

低音が損なわれず、迫力のあるサウンドが鳴ってくれますし、ギターボリュームへの追従性も良い。

動画では後ろにケンタ系ペダル(Mythos Pedal)を繋いでいますが、後段で補正もできるなど組み合わせとして、実に良い感じでした。

セッティングのコツも教えていただいたのですが、トーンは0でドライブは10時ぐらい、ボリュームはフル。

なかなかに尖ったセッティングと思われそうですが、実際に鳴らすと「なるほどな」と。

古いペダルではありますが、これもまた今でも全然使える、名機と呼ばれている理由を理解できました。

王道、名機と呼ばれてる機材でも知らないものがまだまだあるので、試したいと思わされたペダルでした。

Strymon FAIRFAX

Strymon FAIRFAXは、2025年12月に発売されたモデルです。

Strymon FAIRFAX

あのストライモンがアナログペダルを出す、もうそれだけで手に入れました。

デジタルデバイスと一緒に鳴らすことで、アナログテイストを付与する使い方のほか、歪みペダルとしても使用が可能。

面白いのがSAGノブであり、トラッドな歪みからブチブチとしたゲーティーなサウンドまで、作ることができます。

使い方は様々、所長も何パターンか使ってみたいイメージがあるので、エフェクターボードに入れて検証中です。

所長のペダルボードに入れて使い方を解説した動画
Strymon Fairfax フルアナログドライブペダルをペダルボードで使うなら?おすすめセッティング3選【備忘録】

ちなみにスタックペダルとして使えまして、ロー側も削られず、手前に繋いだ歪みペダルのサウンドを損ねない点も優秀です。

あと見た目が何といってもかっこいい、センスありますわ。

Electro-Voice CARDINAL

Electro-Voice CARDINAL、コンデンサーマイクです。

こちらも今年は何かとお世話になりました、Sera Sound Productsさんに教えてもらったマイク。

何が良いのか?といいますと、確かに聴き音に近い、ナチュラルな音が録れるマイクで気に入りました。

ちなみに先ほど紹介した、FAIRFAXの動画でも試験的に使ってみましたが、オフマイクもオンマイクでも両方に使えます。

他にも様々なシーンで使えるとのことで、一つ持っていると何かと重宝するマイクとなるでしょう。

今は作られていないので、中古を見かけたら買い占めてしまいそうです(笑)

あとカメラ、Dji Pocket3なるものも導入しました。

機材・情報提供 Thanks @AKI51503

長年、当サイトのYouTubeチャンネルをご覧の方からも、良い感じとお褒めいただくなど、今や動画撮影には欠かせない機材の一つとなりました。

Carlsbro Wah-Swell by Tone Inverse MOD

ビンテージワウのCarlsbro Wah-Swellを、友人でもあるTone Inverseさんで、モディファイしてもらったモノです。

モディファイ内容は、以下のとおり。

  • 普通のワウペダルとしてのみ機能
  • エフェクトをONにしても位相が反転しない

元々、Carlsbro Wah-Swellはボリュームペダル&ワウで、音はめちゃ好きでしたので買い取りました。

ただし、ワウはつま先側と踵側が逆にエフェクトがかかる仕様でして、とにかく踏みにくい(笑)

Carlsbro Wah-Swell オリジナルの状態
70年代のレアなヴィンテージペダル!Carlsbro Wah-Swellを弾いてみた @efmaniac111

そこで普通にワウワウできる、さらに位相も反転しないよう改造してもらいました。

位相反転のためバッファー回路を増設、微調整用のノブなども使えたので残してもらいました

あとバッファーをONにした時と、オリジナルサウンドも鳴らせるように切り替えスイッチも増設。

増設されたスライドスイッチはオリジナルと位相反転回路の切り替え用

結果、めちゃくちゃ好きなサウンドがするワウペダルとなりました。

改造後のCarlsbro Wah-Swell
ヴィンテージワウをモディファイしてもらったら最高やった #ワウペダル #エフェクター

太くうねりつつも、つま先側はキレのあるサウンド。

ビンテージといえば、クライドマッコイワウも大好きですが、新たに使いたいと思えるワウペダルを手にいれることができて幸せ。

…と、他にも迷った機材もあった(BOSS PX-1など)のですが、ひとまず2025年のマイベストギアは以上です。

2025年を振り返って

2025年は機材たちとの出会いはもちろんのこと、引っ越ししたことで環境が変わったこと。

そして何より、素晴らしい方々との出会いも印象的な一年でした。

例えば、当研究所にも遊びに来てくださった、松尾健斗さん。

噂の凄腕ギタリスト!松尾健斗さんが魔法の箱研究所で弾き倒し!ファズフェイスで極上クリーンサウンドの鳴らし方を知る

今後、ブレイクする(してほしい)方の一人なので、もしご存知でない人はぜひチェックされてみてください。

YouTubeチャンネルもされてまして、レッスン動画なども参考になります。

>> 松尾健斗 YouTubeチャンネル

いつもお世話になっている、塚本タカセさんも遠路はるばる、遊びにきてくれました。

所長が遊びで組んだ2005年に組むとしたらボードを弾いてもらいました
塚本タカセ氏に所長の2005年(に組むとしたら)エフェクターボードを弾いてもらった

目の前で上手いプレイを聴くと凹むどころか、ほんま刺激になります。

塚本タカセさんと夜の街に繰り出し、隣で歌を聴く機会がありましたが震えました。

ギターはもちろん、最高のシンガーなので、ぜひチェックされてみてください。

>> 塚本タカセ 公式WEBサイトYouTubeチャンネル

…と、皆さま全員を紹介できませんが、2025年は出会いに感謝した一年でした。

音作り講座 動画を公開

所長としても新たな試みとして、「音作り講座」動画をSera Sound Productsさんと一緒に始めました。

【所長の音作り講座】エフェクターで音作りをするコツ 〜オーバードライブ編〜

どこまで役に立てるのか?わかりませんが、音作りに悩む人のためになれば、幸いです。

>>所長の音作り講座 一覧ページ

レビュー依頼もたくさんいただきました

今年は新たなレビュー依頼、新たな出会いから、いろいろな機材を知ることもできました。

6000円台でも使えるサウンド!Sonicake Fazy Sandwich ミニサイズでも侮れないファズエフェクター
NOVA 15Wは1Wで使える?自宅音量とペダル・EQを試した【PLAYTECH】
【アンプを選ばない】Organic Sounds Chronosレビュー
【多機能&高コスパ】Klowra Everlast Delayは買い?サウンドチェックしながら使い方を解説
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【深・研究】70年代ヴィンテージフェイザー JHS PZ-III Phaserのサウンドを紹介!MXR Phase 90と弾き比べ
手に負えないエフェクターに出会ってもうた…Tom’sline Mario Bit Crusherをレビュー【ビットクラッシャー】
【万能2ch歪み】Suhr Eclipseをストラト&ハムバッカーギターで徹底チェック

他にも、まだまだありますが機材協力、本当にありがとうございました!

TC楽器とのコラボ企画スタート

ご存知の方も多いでしょう、あのTC楽器さんとのコラボ企画もスタートしました。

TC楽器に在庫している機材で、所長が気になるものを弾きまくれるという夢のような企画です。

【TC楽器の○○を弾いちゃお】Vol.1 Maestro Full Range Boosterをレビュー

レアな機材もたくさん在庫しているので、珍しい機材はもちろんのこと、王道な物まで紹介できると考えています。

企画を通してくださったTC楽器の佐野さん、ありがとうございました。

>>TC楽器 レビューした機材はこちら

YouTubeチャンネルもようやく5000人を突破

個人的に嬉しかったこととして、YouTubeチャンネルもようやく5000人を突破したことも嬉しかったです。

今や、大したことではない人数ですが、ニッチな当YouTubeチャンネルに登録してくれたこと、感謝しております。

家族にドヤ顔するためにも、次は1万人を目指しますので、ぜひご協力くださいませ(銀の盾を取れといわれてますけど)。

>>魔法の箱研究所 YouTubeチャンネル


以上、2025年のマイベストギア、そして振り返りでした。

2026年も魔法の箱研究所、よろしくお願いいたします。

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