Gibson ES-335は製造年代や工場によって仕様が変わり、同じES-335でもネック形状やピックアップ、弾いた時の印象まで違います。

最近、セミアコが欲しくてたまらない所長です^^; そんなこともありセミアコの王道「ES-335」について、備忘録も兼ねて記事にしました!
所長も購入を検討して何本も弾いてきましたが、近年のモデルから選ぶなら個人的には2014年以降のES-335をまず候補にします。
2014年にはMemphis HistoricでMHSピックアップやCTS 550Kポットなどが採用され、実際に所長が弾いた2014年製も生鳴りやタッチへの反応が印象に残りました。
この記事ではナッシュビル製とメンフィス製の違い、ES-335の当たり年、Historic Seriesの特徴、2010年以降のモデル変遷、2026年の現行モデルまで紹介します。
Gibson ES-335のナッシュビル製とメンフィス製の違い
ES-335で使われるナッシュビル製とメンフィス製という呼び方は、ギターを製造した拠点の違いを表しています。
一方、Gibson CustomやGibson Memphisは製造部門やブランド、Historic CollectionやMemphis Historic Seriesはその中で展開された製品ラインです。
| 分類 | 名称 | 意味 |
|---|---|---|
| 製造拠点 | ナッシュビル/メンフィス | ES-335を製造した場所 |
| 製造部門・ブランド | Gibson Custom/Gibson Memphis | ES-335を展開した部門やブランド |
| 製品ライン | Historic Collection/Memphis Historic Series | ヴィンテージES-335を意識したシリーズやコレクション |
2000年にメンフィス工場がスタートすると、ESシリーズのレギュラーモデルを中心にメンフィスでの生産が広がりました。
ただしES-335がすべてメンフィス製へ切り替わったわけではなく、ナッシュビルではGibson CustomのHistoric Collectionが並行して生産されています。
メンフィスではレギュラーES-335に加えてMemphis Historic Seriesも展開され、ナッシュビルではHistoric Collectionの1959や1963 Reissueが作られていました。
そのため中古のES-335を見る時は、製造年だけでなく生産拠点と製品ラインまで確認すると、その個体の位置づけを把握しやすくなります。
2018年にメンフィスでの生産が終了した後はESシリーズがナッシュビルへ移り、現在はGibson USAとGibson CustomのES-335がナッシュビルで生産されています。


僕も以前はNashvilleとMemphisの違いがよくわからず、中古の商品名を見るたびに混乱していました^^;
参照元:イシバシ楽器 Gibson ES-335徹底比較/イシバシ楽器 ES-335解体新書/Gibson ES Electric Guitars
ヒストリックコレクションとヒストリックシリーズについて
さらにややこしいのが、ヒストリックコレクションとヒストリックシリーズという似た名称です。
Gibson Customという大きな枠の中にHistoric Collectionがあり、年代別にヴィンテージES-335を再現したモデルが作られています。
| 名称 | 位置づけ |
|---|---|
| Gibson Custom/Custom Shop | カスタムモデルやヴィンテージ再現モデルを展開する製造部門・ブランド |
| Historic Collection | Gibson Customの中で歴史的なモデルを再現するコレクション |
| Memphis Historic Series | メンフィス工場で展開されたヴィンテージ志向のシリーズ |
たとえば「Gibson Custom Historic Collection 1959 ES-335」なら、Gibson Custom製でHistoric Collectionに属する1959年仕様のES-335という意味です。
一方のMemphis Historic Seriesは名称こそ似ていますが、メンフィス工場で展開された別のヴィンテージ志向ラインです。
2013年製1963 ES-335TD VOSには後年の販売記録でMemphis Historic Series表記が確認でき、2014年からはMHSやCTS 550Kを採用したMemphis Historic仕様が展開されています。
参照元:Gibson Custom Historic Collection/イシバシ楽器 2013年製 Memphis Historic Series 1963 ES-335TD VOS/イシバシ楽器 ES-335解体新書
ES-335の当たり年は何年か、所長の個人的見解
ES-335の当たり年は何年か、購入するなら気になるところではないでしょうか。
所長自身も購入前にかなり気にしていた部分で、実際にヴィンテージから近年物まで何本も弾いてきました。
所長が弾いた範囲でヴィンテージなら72年頃まで、近年物なら2014年以降のES-335をまず候補にします。
その間では2000年代初頭のナッシュビル製Historic Collectionも印象に残っており、年代ごとに候補があります。
2000年代初頭あたりまでのナッシュビル製ヒストリックコレクションは弾く価値あり
ヴィンテージ以降で所長が印象に残っているのが、2000年代初頭のナッシュビル製Historic Collectionです。

所長が弾いた2001年製Historic Collection ES-335は、作りの良さと長く使いたくなるような感触が印象に残った個体でした。

この頃のCustom Shop製は、ルックス面におけるヴィンテージの再現度はまだ低めです(笑)
この2001年製は手元に来た時点ではそこまで鳴っていませんでしたが、1週間ほど弾いていると生鳴りが変化してきました。
弾き込んでいくうちにギターの反応が変わっていき、経年変化まで含めて長く付き合いたくなる個体でした。
意外だったのがネック形状で、所長が弾いた2000年代のレギュラーモデルにはカマボコ型に感じる個体もありました。
一方、所長が弾いた2001年製Historic Collectionのネックは比較的スリムなUシェイプで、弾きやすい形状でした。
この2001年製個体には、アルニコ2マグネットを使った57 Classicが搭載されていました。
57 Classicは1990年に登場したPAF系ピックアップで、バランスドコイルとアルニコ2マグネットを採用しています。
所長は57 Classicのローパワー感とコツンと鳴る独特なコンプ感が好きで、ES-335との組み合わせも好みでした。
「Gibson Memphis Historic Series ES-335」が予想以上に良かった
近年物のES-335を何本か弾いた中で、一番好みだったのが2014年製Gibson Memphis Historic Series ES-335です。
所長が弾いたのは1959モデルで、当時の売価は約50万円でした。

「そりゃ高いから当たり前だろ!」とツッコまれそうですが、これが一番好みの音だったんですよね^^
サウンドだけではなく生鳴りやタッチへの反応まで違い、2014年以降を候補にするきっかけになった一本です。
Gibson Historic Series ES-335の特徴と仕様変更によるサウンドの違い
2014年のMemphis Historicでは、ヴィンテージES-335を意識した工法やパーツが大きく取り入れられています。
ハイドグルーによるネックジョイント、ロングスタッド&インサート、チューブレストラスロッドに加え、MHSとCTS 550Kが採用されました。
ナッシュビル製Historic Collectionに近いヴィンテージ志向の仕様をメンフィスで展開したことが、この時期の大きな特徴です。
| 2014年Memphis Historicの主な仕様 | 内容 |
|---|---|
| ネックジョイント | ハイドグルー |
| ブリッジ周辺 | ロングスタッド&インサート |
| トラスロッド | チューブレス仕様 |
| ピックアップ | MHS Humbucker |
| ポット | カスタムCTS 550Kのマッチドセット |
実際に弾くと、レギュラーラインのGibson Memphis 2014 ES-335 Dotと比べても明らかに生鳴りが違いました。
箱鳴りが豊かというより、余計な響きが少なくギター全体がまとまって鳴るような感覚があります。
どことなくヴィンテージっぽく、友人所有の68年製「Epiphone Riviera」を弾いた時の印象にも近かったです。


このリビエラは、大分改造されていますけど(笑)
生鳴りで比べると、所長が弾いた2014年製Historic Seriesのほうが2001年製Historic Collectionよりヴィンテージに近い鳴り方でした。
特に驚いたのがタッチへの反応で、ピッキングの強弱や雑さまでそのまま出てくるような敏感さがあります。
ネックから手に伝わる振動も気持ちよく、試奏していると時間を忘れて弾き続けてしまう個体でした。
アンプから出した音もレギュラーラインよりタイトで、ローパワーながらファットになり過ぎないところが好みでした。
フロントピックアップでも低域が膨らみ過ぎず、抜けの良い音でカッティングも気持ちよく弾けました。
2014年製のヒストリックシリーズで採用されたMHSピックアップが良かった
この記事を書く前に弾いた2014年製ES-335には、MHSピックアップ(Memphis Historic Spec Humbuckers)が搭載されていました。
MHSはヴィンテージGibsonのトーンを狙ったピックアップで、ネック側にAlnico 3、ブリッジ側にAlnico 2を使用しています。
AWG42エナメルワイヤーによるアンマッチドターン、アンポッテッドを基本仕様としたヴィンテージ志向のピックアップです。
所長が弾いた個体でもタイトでファットになり過ぎず、フロントでも輪郭を残しやすいところが好みでした。
2013年製1963 ES-335TD VOSにはBurstBucker 1/2搭載個体が確認でき、2014年のMemphis HistoricではMHSが採用されています。
出音の違いはピックアップだけではなく、ボディやセンターブロック、ネック周辺まで含めたギター全体の違いとして出ています。
参照元:イシバシ楽器 ES-335解体新書/イシバシ楽器 2013年製1963 ES-335TD VOS
1959と1963ではネックグリップも違う
所長が弾いた2014年製Gibson Memphis 1959モデルのネックグリップは50s系で、太さのあるUシェイプでした。
58年系のような丸太を握る感覚まではなく、手の小さい所長でも大きな弾きにくさは感じませんでした。
Memphis Historic Seriesには1963 ES-335 TDもあり、1959モデルとはネックや弾いた時の感触が変わります。
所長が弾いた1963モデルは1959モデルほど繊細に反応しない分、演奏自体は扱いやすく感じました。
ただネックグリップは所長が苦手な台形に近い形状で、1959モデルのほうが好みでした。
1959 ES-335 TDはとにかくルックスがカッコいい
1959 ES-335 TDはサウンドや弾き心地だけではなく、ヴィンテージを意識したルックスにも魅力があります。
所長が弾いたVOS仕上げの個体はパーツや塗装に適度なくすみがあり、ヴィンテージらしい雰囲気がありました。
新品らしいツルッとした質感も弱く、手に取った時から馴染みやすい感覚があります。
ヴィンテージギターが好きな所長にとって、この見た目まで含めて2014年製Memphis Historic Seriesは魅力的な一本でした。
ES-335は製造年によって仕様が違いすぎる
ES-335は同じモデル名でも製造年によって仕様が大きく変わり、ネック形状やピックアップ、弾いた時の感触まで違います。
さらに2010年代はメンフィス製とナッシュビル製が並行して存在するため、年式だけではどのラインのES-335なのか判断できません。
中古でES-335を探すなら、製造年に加えて生産拠点とラインまで確認するとモデルの位置づけが見えやすくなります。
2010年から2026年までのES-335について年代順に紹介
2010年以降の主要なES-335を生産拠点とラインまで分けると、メンフィス製から現在のナッシュビル製へ移る流れが見えてきます。
限定カラーや販売店限定仕様を除き、レギュラーラインとヴィンテージ再現系の主要モデルを中心にまとめました。
| 時期 | 生産拠点 | ライン | 主なES-335 | 主な仕様・位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 2010〜2012年 | メンフィス | Gibson Memphis | ・ES-335 Dot Plain ・ES-335 Dot Figured ・ES-335 Dot Satin ・ES-335 Fat Neck ・50th Anniversary 1960 ES-335TD(2010年) | Dot系を中心に展開。57 Classic搭載モデルが主流で、太いネックを採用したFat Neckも存在 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Dot Reissue ・1963 ES-335 Block Reissue | メンフィス製レギュラーラインと並行してヴィンテージ再現モデルを生産 | |
| 2013年 | メンフィス | Gibson Memphis/Memphis Historic系 | ・ES-335 Dot Plain ・ES-335 Figured ・1959 ES-335 TD VOS ・1963 ES-335 TD VOS | 1959/1963年仕様のヴィンテージ再現モデルが存在。2013年製1963 ES-335 TD VOSも確認できる |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | Custombuckerやロングスタッドなどを取り入れたHistoric Collectionを展開 | |
| 2014年 | メンフィス | Gibson Memphis/Memphis Historic | ・ES-335 Dot Plain ・ES-335 Figured ・ES-335 Satin ・ES-335 Studio ・1959 ES-335 TD VOS ・1963 ES-335 TD VOS | Memphis HistoricではMHS、CTS 550K、ハイドグルー、チューブレストラスロッドなどを採用。Studioも展開 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | Memphis Historic登場後もナッシュビルHistoricを並行して生産 | |
| 2015年 | メンフィス | Gibson Memphis/Memphis Historic | ・ES-335 ・ES-335 Figured ・ES-335 Studio ・1959 ES-335 TD VOS ・1963 ES-335 TD VOS | レギュラーES-335を新仕様へ更新。Figuredも新仕様になり、MHS搭載の1963系も継続 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | ナッシュビル製Historic Collectionを継続 | |
| 2016年 | メンフィス | Gibson Memphis/Memphis Historic | ・ES-335 ・ES-335 Figured ・1958 ES-335 VOS ・1959 ES-335 TD VOS ・1963 ES-335 TD VOS | レギュラーES-335はRounded C方向へ変更し、Burstbucker 1/2やチタンサドルを採用。1958 Reissueも登場 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | メンフィス製と並行してHistoric Collectionを継続 | |
| 2017年 | メンフィス | Gibson Memphis | ・ES-335 Traditional ・ES-335 Figured | レギュラー系はTraditionalを中心に展開。MHSハムバッカーを採用 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | ナッシュビルHistoricを並行して生産 | |
| 2018年 | メンフィス | Gibson Memphis | ・ES-335 Dot 2018 ・ES-335 Figured 2018 ・ES-335 Traditional 2018 ・ES-335 Satin 2018 ・ES-335 Metallic 2018 ・ES-335 ’61 ・1958 ES-335 Premiere ・1963 ES-335TDC “Block Neck” 2018 ・1963 ES-335TDC Bigsby Varitone | メンフィス最終期。通常モデルからヴィンテージ仕様の派生まで幅広く展開 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1963 ES-335 Reissue | メンフィスでの生産終了直前までナッシュビルHistoricも並行 | |
| 2019年モデル | メンフィス | Gibson Memphis | ・ES-335 Dot 2019 ・ES-335 Figured 2019 ・ES-335 Studio 2019 | Dot/FiguredはMHS IIを採用。2018年中に生産された2019モデルを最後にメンフィス生産を終了 |
| 2020〜2025年 | ナッシュビル | Gibson USA | ・ES-335 ・ES-335 Figured ・ES-335 Satin | Rounded CとCalibrated T-Typeを基本とする現在につながるナッシュビル製ラインへ移行 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1961 ES-335 Reissue ・1964 ES-335 Reissue | 年代別Historic Reissueを展開し、Custombucker Alnico 3を採用 | |
| 2026年〜 | ナッシュビル | Gibson USA | ・ES-335 ・ES-335 Figured ・ES-335 Satin ・ES-335 50s ・ES-335 60s | 2020年から続くラインに50s/60sを追加 |
| ナッシュビル | Gibson Custom Historic Collection | ・1959 ES-335 Reissue ・1961 ES-335 Reissue ・1964 ES-335 Reissue | ヴィンテージ年代別の現行Custom Shopライン |
この表を見ると、2010年代はメンフィスへ一本化されていたのではなく、ナッシュビル製Historic Collectionと長期間並行していたことがわかります。
所長が弾いた2001年製はナッシュビルHistoric、その後に弾いた2014年製1959モデルはメンフィスHistoricで、製造拠点も製品ラインも異なります。
2018年にメンフィスでの生産が終了し、2019モデルを最後にESシリーズの生産拠点はナッシュビルへ集約されました。
2020年モデルから現在につながるナッシュビル製ES-335が展開され、2026年には50sと60sが新たに加わっています。
参照元:イシバシ楽器 Gibson ES-335徹底比較/イケベ楽器 Historic Collection 1959 ES-335 Nashville 09〜2012/イシバシ楽器 2014 Nashville ES-335/イシバシ楽器 2015 ES-335/イシバシ楽器 2015 ES-335 Figured/Gibson 2019 ES-335 Figured
2019年製と2020年製では同じES-335 Figuredでも仕様が違う
中古を探す時に特に注意したいのがES-335 Figuredで、2019年モデルと2020年モデルでは同じ名前でもピックアップが違います。
| モデル | 生産拠点 | ネック | ピックアップ |
|---|---|---|---|
| 2019 ES-335 Figured | メンフィス | Rounded C | MHS II Humbucker |
| 2020 ES-335 Figured | ナッシュビル | Rounded C | Calibrated T-Type |
| 2026年現行 ES-335 Figured | ナッシュビル | Rounded C | Calibrated T-Type |
2019年モデルはMHS IIを搭載していますが、2020年モデルではCalibrated T-Typeへ変更され、現在のFiguredもこの組み合わせです。
中古で「ES-335 Figured」というモデル名だけを見ても、2019年モデルと2020年以降では同じ仕様ではありません。
参照元:Gibson 2019 ES-335 Figured/イシバシ楽器 2020 ES-335 Figured/Gibson ES-335 Figured
2026年にES-335 50sと60sが新たに登場
2026年5月には、年代ごとの違いを明確にしたES-335 50sとES-335 60sが新たにラインナップへ加わりました。
通常のES-335とFiguredも販売が続いているため、50sと60sへ置き換わったのではなく選択肢が追加された形です。
| 2026年現行モデル | 生産拠点 | ネック | ピックアップ |
|---|---|---|---|
| ES-335 | ナッシュビル | Rounded C | Calibrated T-Type |
| ES-335 Figured | ナッシュビル | Rounded C | Calibrated T-Type |
| ES-335 50s | ナッシュビル | Rounded C | Custombucker Alnico 3 |
| ES-335 60s | ナッシュビル | SlimTaper | Calibrated T-Type Alnico 5 |
| Gibson Custom 1959 Reissue | ナッシュビル | 50s Rounded Medium C | Custombucker Alnico 3 |
| Gibson Custom 1961 Reissue | ナッシュビル | SlimTaper 60s C | Custombucker Alnico 3 |
| Gibson Custom 1964 Reissue | ナッシュビル | ’64 Medium C | Custombucker Alnico 3 |
つまり2026年現在は、2020年から続く通常のES-335とFiguredに、年代別仕様の50sと60sが加わっています。
さらにGibson Customでは1959、1961、1964のHistoric Reissueが並び、ヴィンテージ再現を重視する場合はこちらも選べます。
参照元:Gibson Japan ESスタイル・モデル/Gibson ES-335 50s/60s発表
ES-335 50sは初期ES-335方向の仕様
ES-335 50sは初期のES-335を意識したモデルで、ドットインレイと太さのあるRounded Cネックを採用しています。
ピックアップはネックとブリッジの両方に、Alnico 3マグネットを使ったCustombuckerを搭載しています。
50年代方向のルックスと太めのネックを現行ラインで選ぶなら、最初に確認したいモデルです。
ES-335 60sは細めのネックとCalibrated T-Typeを採用
ES-335 60sはSmall BlockインレイとSlimTaperネックを採用し、50sより細めのネックグリップになっています。
ピックアップはAlnico 5マグネットを使ったCalibrated T-Typeで、Custombuckerを搭載する50sとは電子系の方向も異なります。
細めのネックと60年代方向の仕様を求めるなら、ES-335 60sがわかりやすい選択肢です。
ES-335 Figuredは杢目を生かした現行モデル
ES-335 FiguredはAAAフィギュアドメイプルを使った外観が特徴で、ネックはRounded Cを採用しています。
ピックアップはCalibrated T-Type RhythmとLeadの組み合わせで、2019年モデルのMHS II搭載仕様とは異なります。
現在のES-335らしい仕様を保ちつつ、杢目のあるトップを重視するなら候補になるモデルです。
Gibson Customは年代別のHistoric Reissueから選べる
ヴィンテージ再現をさらに重視するなら、Gibson CustomのHistoric Collectionから年代別のES-335 Reissueを選べます。
1959 ES-335 Reissueは50s Rounded Medium Cネックとドットインレイ、Custombucker Alnico 3を採用しています。
1961 ReissueはSlimTaper 60s C、1964 Reissueは’64 Medium Cとなり、再現する年代によってネック形状も変わります。
現行のGibson Customは所長が未試奏のため、この部分はGibson公式で確認できる仕様を紹介しています。
参照元:Gibson Custom 1959 ES-335 Reissue/Gibson Custom 1961 ES-335 Reissue/Gibson Custom 1964 ES-335 Reissue
まとめ – ES-335の当たり年だけでなく製造年と工場まで見て選びたい
ES-335は同じモデル名でも製造拠点や製品ライン、製造年によって仕様が変わり、弾き心地やサウンドにも違いがあります。
所長が弾いた範囲ではヴィンテージなら72年頃まで、2000年代初頭のナッシュビル製Historic Collection、近年物なら2014年以降が候補です。
特に2014年製Memphis Historic Seriesは、生鳴りやタッチへの反応、MHSのローパワーでタイトな出音が印象に残りました。
中古では同じ年式でもメンフィス製とナッシュビル製が存在する時期があるため、Fホール内のラベルや製品ラインまで確認するとモデルを判断しやすくなります。
2026年の現行モデルも通常のES-335、Figured、50s、60s、Gibson Custom Historic Reissueで仕様が分かれています。

同じES-335でも年代と工場で本当に違います。個人的には2014年製Memphis Historic Seriesの鳴り方が一番好みでした^^








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