日本国内40台限定のプリアンプ/オーバードライブ、HUDSON ELECTRONICS Broadcast 24V-DUAL-JPNをレビューします。

Broadcast 24V-DUAL-JPNは、Broadcast Dual Foot Switchをベースに、内部で24Vへ昇圧して駆動する日本限定モデルです。
普段愛用しているスタンダードモデルと比べながら、ローの締まり方やファズとの組み合わせを確認しました。


スタンダードの柔らかさとは違い、ローが締まって音の輪郭が見えやすいBroadcastでした。
| どんなペダルか | Broadcast Dual Foot Switchを24V内部昇圧仕様にした日本限定モデル |
| 音の傾向 | スタンダードよりローがタイトで音の輪郭と分離感が出やすい |
| 使い方の軸 | LOW/HIGHモードとLOW CUTで、バッキング用とソロ用の音を作り分ける |
| 比較で見えた違い | スタンダードは柔らかくザラッとした質感、24Vモデルはローがタイト |
| ファズとの組み合わせ | ファズの暴れ方を丸めすぎず、後段でクランチアンプのように受けやすい |
| ブランド | HUDSON ELECTRONICS, UK |
| モデル名 | Broadcast 24V-DUAL-JPN |
| タイプ | Germanium Preamp |
| 限定数 | 日本国内40台限定 |
| 電源 | 9VDCセンターマイナス、内部24V昇圧 |
| 消費電流 | 最大50mA |
| バイパス | TRUE BYPASS |
| コントロール | LEVEL LOW、LEVEL HIGH、GAIN TRIM、LOW CUT |
| フットスイッチ | バイパス、LOW/HIGHゲインモード切替 |
| 内部トリマー | HIGHモードのゲイン量を調整可能 |
| 想定市場売価 | 52,800円(税込) |
| ギター | Telecaster |
| アンプ | Quilter Aviator Cub |
| 比較したモデル | Broadcast スタンダードモデル |
| 前段で確認したペダル | Fuzz Face |
| 確認した内容 | 24Vモデルとスタンダードの違い、LOW CUT、2チャンネル、ファズとの組み合わせ、手元ボリュームの追従性 |
Broadcast 24V-DUAL-JPNは日本国内40台限定モデル
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、日本国内40台限定で生産されたBroadcastの特別モデルです。
スタンダードモデルとの大きな違いは、9V電源から内部で24Vへ昇圧して駆動する点です。
電圧を上げることでヘッドルームが広がり、ローがよりタイトになります。
Broadcastらしいコンソール系プリアンプの質感を残しつつ、サチュレーションやザラつきは少し抑えた方向のモデルです。
24Vモデルはローが締まり音の輪郭が見えやすい
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、スタンダードモデルよりローが膨らみにくく、音の輪郭が見えやすいです。
コードを弾いた時も、各弦のニュアンスが前に出やすく感じました。
スタンダードモデルは、ローがふくよかで柔らかく、ザラッとしたクリスピーな歪みが出ます。
24Vモデルは、ローの膨らみや柔らかさが少し抑えられ、エッジのあるサウンドを作りやすい方向です。
LOW CUTでバッキング向けのキレを調整できる
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、LOW CUTでローの出方を調整できます。
ゲインを上げるとローが出てきますが、LOW CUTを右に回すと低域を整理できます。
ローを削ることで、ジャキッとしたキレのあるバッキングサウンドに近づきます。
ローが膨らみすぎる時は、アンプ側だけでなくペダル側でも低域を調整できます。
LOW/HIGHモードでバッキングとソロを切り替えやすい
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、右側のフットスイッチでLOW/HIGHゲインモードを切り替えられます。
各モードに独立したレベルコントロールがあるため、音量差を見ながら使い分けられます。
右スイッチ側のモードでは、通常の歪みより少し高域が前に出るように感じました。
バッキングではジャキッとした切れ味を作り、ソロでは太く粘るドライブへ切り替える使い方ができます。
内部トリマーでHIGHモードのゲイン量を追い込めるため、LOW/HIGHの差も調整できます。
ファズの後段でも音が潰れにくい
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、ファズの後段に置いても音が潰れにくいです。
前段にFuzz Faceを置き、Broadcastをオンにした状態で確認しました。
例えばTS系をファズの後ろに置くと、中域が出る一方でファズのレンジ感や暴れ方が大人しくなることがあります。
Broadcastでは、ファズの生々しさを丸めすぎず、クランチしたアンプに入れたようなゲインの足し方になります。

24Vモデルはローが膨らまないため、ファズを重ねても音が飽和しすぎず、分離感が残りやすいですね。
手元のボリュームを絞るとクリーンになりやすい
Broadcast 24V-DUAL-JPNは、手元のボリュームを絞った時のクリーンへの落ち方も分かりやすいです。
ファズと組み合わせた状態でも、ギター側のボリュームを絞るとキラッとしたクリーンサウンドに近づきます。
スタンダードモデルの9V駆動は、ボリュームを絞っても柔らかい歪みの成分が残りやすい傾向があります。
24Vモデルは、歪みの残り方が少なく、よりクリアに落ちるように感じました。
9Vスタンダードは柔らかく24Vモデルはタイト
Broadcastは、9Vスタンダードモデルと24Vモデルでローの出方や歪みの残り方が違います。
9V駆動のスタンダードモデルは、全体に柔らかく、ヴィンテージライクな歪み成分が残ります。
24Vモデルは、ローが締まり、音の分離感が出やすいです。
スタンダードのふくよかなローを優先するか、24Vモデルのタイトさを優先するかで選び方が変わります。
Broadcast 24V-DUAL-JPNがおすすめの人
- Broadcastの質感を残しながら、ローをタイトに使いたい人
- スタンダードモデルのローの膨らみが少し気になる人
- LOW/HIGHモードでバッキングとソロを切り替えたい人
- ファズの後段に置いて、クランチアンプのように受けたい人
- 手元のボリュームでクリアなクリーンまで落としたい人
Broadcast 24V-DUAL-JPNをおすすめしない人
- スタンダードBroadcastの柔らかいローやザラッとした歪みを優先したい人
- ローのふくよかさを残したまま使いたい人
- 1チャンネルのシンプルなBroadcastで十分な人
- 限定モデルではなく、入手しやすい現行品から選びたい人
Broadcast 24V-DUAL-JPNはローが締まる限定Broadcast
HUDSON ELECTRONICS Broadcast 24V-DUAL-JPNは、スタンダードBroadcastの質感を残しつつ、ローの締まりと分離感を加えた日本限定モデルです。
スタンダードの柔らかさとは別に、LOW CUTやLOW/HIGHモードで、タイトなドライブを作れるBroadcastといった傾向にありました。

今のシーンだと、Broadcast 24V-DUAL-JPNのほうが好まれのでは?と感じましたね。









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