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ワウペダル おすすめ【2026年版】現行11モデルと中古で探したいモデルを紹介


ワウペダルはモデルによって、サウンドだけでなくペダルの可変幅や踏み心地にも違いがあります。
所長は現行モデルからヴィンテージまで、様々なワウペダルを実際に弾いてきました。
今回は現在購入できる11モデルを中心に、中古で探したい生産完了モデルもあわせて紹介します。
- ワウペダル おすすめ11モデル【2026年版】
- Xotic XW-1 – 現行ワウで最もおすすめしたいモデル
- Ibanez WH10V3 – 太くエグい独特のワウサウンド
- VOX Real McCoy VRM-1 – Clyde McCoy系を現行品で選ぶなら
- Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby – DunlopのMcCoy系ワウ
- VOX V847A – 現行VOXの定番ワウ
- JAM Pedals Wahcko – ヴィンテージ系ワウを現行品から選ぶ候補
- VOX V846-HW – ヴィンテージVOXワウの入門にもおすすめ
- Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic – ヴィンテージ寄りのCry Baby
- Jim Dunlop GCB95 Cry Baby – Cry Babyの定番モデル
- Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini – 通常サイズの約半分
- Morley 20/20 Bad Horsie Wah – 光学式のスイッチレスワウ
- 中古で探したいおすすめワウペダル
- ワウペダルの歴史について
- ワウペダルの仕組みと使い方
- ワウペダルで位相が反転するモデルがある
- ワウペダルとファズの接続順
- ワウペダルを選ぶ時にチェックしたいポイント
ワウペダル おすすめ11モデル【2026年版】
現行モデルの中から、おすすめしたいワウペダルから順に紹介します。
Cry BabyやVOXの定番モデルだけでなく、WH10やスイッチレスワウなどサウンドや操作方法の異なるモデルも選びました。
ワウペダル おすすめ11モデル
| モデル | Amazon評価 | 主な特徴 | 実機チェック・比較 |
|---|---|---|---|
| Xotic XW-1 | ★4.7 | ヴィンテージ系+細かな音色調整 | 1968年製Clyde McCoy・1969年製V846と比較 |
| Ibanez WH10V3 | ★4.1 | 太くエグいWH10系サウンド | WH10 V1・V1.5・V2・V3を比較 |
| VOX Real McCoy VRM-1 | ★5.0 | Clyde McCoy系 | 1968年製Clyde McCoyほか13機種と比較 |
| Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby | ★4.0 | Clyde McCoy系 | 所有・使用あり |
| VOX V847A | ★4.2 | VOXの定番 | USA製V847の使用経験あり |
| JAM Pedals Wahcko | ★4.7 | ヴィンテージ系+レンジ調整 | 旧仕様を実機レビュー |
| VOX V846-HW | ★3.9 | ヴィンテージライクなVOXワウ | V845・V847・V848と比較 |
| Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic | ★4.7 | ヴィンテージ寄りのCry Baby | 実機試奏あり |
| Jim Dunlop GCB95 Cry Baby | ★4.0 | Cry Babyの定番 | CBM95・Clyde McCoyと比較 |
| Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini | ★4.5 | 通常サイズの約半分 | GCB95・Clyde McCoyと比較 |
| Morley 20/20 Bad Horsie Wah | ★4.4 | 光学式・スイッチレス | 公式仕様・デモ |
※Amazon評価は2026年8月30日時点。評価は変動するため、購入時は商品ページでも確認してください。
Xotic XW-1 – 現行ワウで最もおすすめしたいモデル
現行ワウの中で、所長が最もおすすめしているのがXotic XW-1です。

4つのコントロールを調整でき、1968年製Clyde McCoyや1969年製V846へ寄せたセッティングも作れます。
所長所有の1968年製Clyde McCoyへ、肉薄したところまで追い込めました。
XW-1と1968年製Clyde McCoyを比較
各コントロールの効き方やヴィンテージワウとの詳しい比較は、Xotic XW-1のレビュー記事で紹介しています。
Xotic XW-1 スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コントロール | BIAS、WAH-Q、TREBLE、BASS |
| バイパス | True Bypass |
| 入力インピーダンス | 1MΩ |
| 出力インピーダンス | 10kΩ |
| 電源 | 9V電池/9V DC |
| 消費電流 | 5mA |
| サイズ | 100×210×67mm |
| 重量 | 980g |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | なし |
| ファズ前接続時 | ワウが効く |
| ファズ前接続で使用したモデル | Organic Sounds Orga Face シリコン |
| 踏みしろ | 深すぎず浅すぎず |
デフォルトではヴィンテージテイストを持ちながら、古いワウより元気のあるサウンドです。
ファズフェイス系のOrga Faceを後段へ繋いだ時も、普通にワウを効かせることも可能です。
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参照元:Xotic XW-1 公式サイト
Ibanez WH10V3 – 太くエグい独特のワウサウンド
VOXやCry Babyとは違う、太くエグいサウンドを持つワウとしてWH10V3をおすすめします。

所長はオリジナルWH10を複数台所有し、各世代をV1からV3まで弾き比べています。
V3はグレー筐体期のWH10へ寄ったサウンドで、V1とはジュワーとしたコクの出方も異なりました。
WH10 V1・V1.5・V3を比較
各世代の違いは、Ibanez WH10の比較レビューで詳しく紹介しています。
Ibanez WH10V3 スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コントロール | DEPTH |
| モード | GUITAR/BASS |
| バイパス | BUFFERED/TRUE BYPASS切り替え |
| 電源 | 9V電池/DC 9V |
| 消費電流 | 12mA |
| サイズ | 100×202×60〜84mm |
| 重量 | 815g(電池含む) |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | なし |
| V1との比較 | V1とはジュワーとしたコクの出方が異なる |
| バイパスの好み | 所長はBUFFERED |
WH10はエフェクトをONにすると音量が上がり、歪みと組み合わせるとジュワーと唸る独特のサウンドがあります。
所長はBUFFEREDで鳴らした方が、WH10らしいサウンドとして好みでした。
従来のWH10でバイパス時の音痩せが気になるなら、V3は一択です。
VOX Real McCoy VRM-1 – Clyde McCoy系を現行品で選ぶなら
ヴィンテージClyde McCoy系のサウンドを現行品から選ぶなら、VOX Real McCoy VRM-1も候補です。

所長所有の1968年製Clyde McCoyとも比較し、踵側のピークや踏みしろをチェックしました。
ヴィンテージ個体を基準にしても、Clyde McCoy系の特徴をしっかり確認できました。
VRM-1と1968年製Clyde McCoyを比較
1968年製Clyde McCoyを含む13機種との比較は、VOX Real McCoy VRM-1の比較レビューで詳しく紹介しています。
VOX Real McCoy VRM-1 スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インダクター | Haloタイプ |
| トランジスタ | BC109 |
| 電源 | 9V電池 |
| 消費電流 | 540μA |
| サイズ | 102×252×80mm |
| 重量 | 1,300g(電池除く) |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
| 踏みしろ | 1968年製Clyde McCoyと大きな差なし |
VRM-1をきっかけに13機種のマッコイ系ワウを集め、クリーンから歪みまで同じ環境で比較しました。
VOX(ヴォックス)
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Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby – DunlopのMcCoy系ワウ
CM95 Clyde McCoy Cry Babyは、初期Clyde McCoy WahをベースにしたJim Dunlopの現行モデルです。
所長もCM95を所有しており、気に入って使っているワウのひとつです。
CM95 ノーマル個体の海外レビュー
Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インダクター | HI01 Halo Inductor |
| 回路 | スルーホール部品 |
| 入力インピーダンス | 70kΩ |
| 出力インピーダンス | 20kΩ |
| バイパス | Hardwired |
| 消費電流 | 600μA |
| 電源 | 9V電池/9V DC |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
ちなみに所長が現在使っているCM95は、EVA電子で位相反転しないようモディファイしています。
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VOX V847A – 現行VOXの定番ワウ
V847Aは、VOXのスタンダードなワウとして現在も販売されている定番モデルです。
踏みしろも含め、ワウペダルに慣れる上でもおすすめしたいモデルです。
現行VOXの定番として、迷ったら一度試してみたいワウです。
V845・V846-HW・V847AをVOX公式動画で比較
VOX V847A スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バイパス時 | バッファー仕様 |
| 電源 | 9V電池/ACアダプター |
| 消費電流 | 540μA |
| サイズ | 102×252×75mm |
| 重量 | 1,673g(電池含む) |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
| 踏みしろ | 比較したワウの中では浅め |
所長は以前のUSA製V847が好みで、これまで複数台を買い集めています。
JAM Pedals Wahcko – ヴィンテージ系ワウを現行品から選ぶ候補
JAM Pedals Wahckoは、ヴィンテージ系のワウサウンドを好むならチェックしたいモデルです。
所長が試したのは、現行モデルにある6ポジションのロータリースイッチを搭載していない旧仕様です。
試した個体ではClyde McCoyよりゲイン感があり、踵側のピークが太くジューシーな印象でした。
旧仕様のJAM Pedals Wahckoをレビュー
掲載動画では、内部のInput Gainをデフォルトより少し上げた状態でチェックしています。
現行Wahckoは6ポジションのロータリースイッチを搭載し、ワウの周波数レンジを切り替えられます。
Red Faselインダクターや内部Input Gainトリマー、mini LEDも搭載されています。
現行 JAM Pedals Wahcko スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インダクター | Red Fasel |
| レンジ切り替え | 6ポジション |
| 内部調整 | Input Gain |
| バイパス | True Bypass |
| 電源 | 9V DC |
| 消費電流 | 40mA |
| サイズ | 257×125×70mm |
| 重量 | 1.7kg |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
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VOX V846-HW – ヴィンテージVOXワウの入門にもおすすめ
VOX V846-HWは、ヴィンテージVOXワウの入門としておすすめしたいモデルです。

実際に弾くと大人しめのサウンドで、スタンダードなワウとしても使いやすい印象でした。
踏み込んだ時の喰いつきやクワッと鳴る感じには、ヴィンテージV846の雰囲気があります。
実際に弾いたサウンドや各VOXワウとの違いは、VOX V846-HWのレビュー記事で詳しく紹介しています。
VOX V846-HW スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配線 | ハンドワイヤード |
| バイパス | True Bypass |
| 電源 | 9V電池 |
| サイズ | 102×253×80mm |
| 重量 | 1,300g(電池除く) |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
所長が試したVOXワウの中では、V846-HWが最もヴィンテージライクなサウンドでした。
ヴィンテージVOXワウの入門機種として、かなりおすすめしたいモデルです。
現行のV846 Vintage Wahも比較候補
現在のVOXには、1967年製V846を研究して開発されたV846 Vintage Wahもラインナップされています。
V846-HWとは異なり、主要パーツから筐体までヴィンテージV846を基準に作り込んだモデルです。
V846 Vintage Wah 公式デモ
参照元:VOX V846-HW 公式サイト/VOX V846 Vintage Wah 公式サイト
Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic – ヴィンテージ寄りのCry Baby
GCB95F Cry Baby Classicは、GCB95をベースにヴィンテージ寄りへ調整したCry Babyです。
以前弾いた時は、ゲイン感が高くパンチのあるサウンドだった記憶があります。
GCB95FとGCB95を比較した海外動画
Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インダクター | Fasel |
| ボイシング | ヴィンテージ系 |
| バイパス | True Bypass |
| 電源 | 9V電池/9Vアダプター |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
通常のGCB95より低い周波数を中心に調整され、ワウの効き方もGCB95より穏やかな方向へチューニングされています。
Jim Dunlop GCB95 Cry Baby – Cry Babyの定番モデル
GCB95は、Jim DunlopのスタンダードなCry Babyです。
Cry Baby MiniとClyde McCoyとの比較では、目一杯踏み込んだ時のピーキーさが3台の中で最も強く出ました。
歪ませた比較では、アグレッシブさはCry Baby Miniに次いで強く出ています。
Cry Baby 7機種を比較した海外動画
Jim Dunlop GCB95 Cry Baby スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インダクター | Red Fasel |
| 入力インピーダンス | 800kΩ |
| 出力インピーダンス | 10kΩ |
| 電源 | 9V電池/9Vアダプター |
| 消費電流 | 900μA |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
| 踏み込んだ時のピーキーさ | Cry Baby Mini、Clyde McCoyとの比較で最も強い |
当時の3台比較では、所長自身はGCB95で十分という結論でした。
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini – 通常サイズの約半分
CBM95 Cry Baby Miniは、通常サイズのCry Babyを約半分の筐体へ収めた小型ワウです。
ペダルの踏みしろは深めで、通常サイズのCry Babyとは操作感も異なります。
試奏時の設定ではGCB95より元気でパワフルな出音で、歪みとのアグレッシブさは比較した3台の中で一番強く出ました。
GCB95やClyde McCoyとの弾き比べは、Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Miniのレビュー記事で詳しく紹介しています。
Cry Baby Mini 公式デモ
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ボイシング | LOW/VINTAGE/GCB95 |
| インダクター | Fasel |
| バイパス | True Bypass |
| 入力インピーダンス | 800kΩ |
| 出力インピーダンス | 10kΩ |
| 電源 | 9V電池/9Vアダプター |
| 消費電流 | 900μA |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 位相反転 | あり |
| 踏みしろ | 深め |
| Soul Pressとの比較 | Cry Baby Miniの方が踏みやすい |
Morley 20/20 Bad Horsie Wah – 光学式のスイッチレスワウ
Morley 20/20 Bad Horsie Wahは、一般的なCry BabyやVOXとは操作方法が異なるスイッチレスワウです。
ペダルへ足を乗せるとワウが入り、足を離すとバイパスへ戻るためフットスイッチを踏む必要がありません。
Morley 20/20 Bad Horsie 公式デモ
Morley 20/20 Bad Horsie Wah スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 光学式・スイッチレス |
| モード | Bad Horsie/Contour Wah |
| コントロール | LEVEL/CONTOUR |
| バッファー | 20/20 Buffer |
| インダクター | MQ2 Custom Inductor |
| 消費電流 | 12mA |
| 電源 | 9V電池/9V DC |
| 重量 | 0.92kg |
Bad HorsieとContour Wahの2モードを備え、Contourモードではワウの周波数と出力レベルを調整できます。
MORLEY
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参照元:Morley 20/20 Bad Horsie Wah 公式サイト
中古で探したいおすすめワウペダル
生産完了モデルにも、現行品とは違うサウンドや機能を持ったワウペダルがあります。
所長が実際に使用・比較したモデルから、中古で探したいワウペダルを紹介します。
旧Fulltone CLYDE WAH – 肉厚なヴィンテージVOX系ワウ
肉厚なヴィンテージVOX系のワウを中古で探すなら、旧Fulltone CLYDE WAHも候補です。
所長が所有していた旧白筐体はヴィンテージV846とも比較しており、肉厚さや太さを気に入っていたモデルです。
ヴィンテージV846との比較を含む詳しいサウンドは、旧Fulltone CLYDE WAHのレビュー記事で紹介しています。
旧Fulltone CLYDE WAH スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レビュー個体 | 旧白筐体 |
| 内部調整 | ゲイントリマー |
| ペダル | 踏み心地を調整可能 |
| 現在 | レビュー個体は生産完了 |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 踏みしろ | V847より深め |
V847より踏みしろが深く、肉厚なヴィンテージVOX系サウンドも魅力です。
RMC Real McCoy Picture Wah – 肉声感のあるVOX系ワウ
肉声感のあるヴィンテージVOX系を中古で探すなら、RMC Real McCoy Picture Wahもおすすめです。
Fulltone CLYDE WAHとの比較では、Picture Wahの方が肉声感のあるサウンドでした。
Fulltone CLYDE WAHとの比較や実際の使用感は、RMC Real McCoy Picture Wahのレビュー記事で詳しく紹介しています。
RMC Real McCoy Picture Wah スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別称 | RMC4 |
| タイプ | ヴィンテージVOX系ワウ |
| 現在 | 生産完了 |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| バイパス音 | 音痩せは感じない |
| 踏みしろ | V847より広い |
歪ませたリードだけでなく、カッティングやバッキングでも使っていたワウです。
HOTONE Soul Press 初代 – 小型で3役をこなすワウ
初代HOTONE Soul Pressは、WAH/VOLUME/EXPRESSIONの3モードを搭載した小型ペダルです。
ワウの踏みしろはV847より広く、ボトム側でも音が引っ込みすぎないためニュアンスを付けやすいモデルでした。
3モードの詳細は、初代HOTONE Soul Pressのレビュー記事で紹介しています。
HOTONE Soul Press スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モード | WAH/VOLUME/EXPRESSION |
| バイパス | True Bypass |
| 重量 | 340g |
| サイズ感 | 一般的なワウの約半分 |
| 現在 | 生産完了 |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 踏みしろ | V847より広い |
現在はSoul Press IIへモデルチェンジしているため、所長が試した初代モデルは中古で探すことになります。
Snarling Dogs Whine-O Wah – 3モードとブーストを搭載
Snarling Dogs Whine-O Wahは、3種類のワウモードにHORMONE CONTROLとブーストを搭載しています。
Snarling Dogs Whine-O Wah レビュー動画
各モードのサウンドやブースト機能は、Snarling Dogs Whine-O Wahのレビュー記事で詳しく紹介しています。
Snarling Dogs Whine-O Wah スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワウモード | WHITE ROOM/VOODOO/SHAFT |
| HORMONE CONTROL | ESTROGEN/TESTOSTERONE |
| ブースト | 搭載 |
| バイパス | True Mechanical Hard Bypass |
| 現在 | 生産完了 |
魔法の箱研究所 チェック
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| WHITE ROOM | 低域を強調 |
| VOODOO | 単音でも使いやすい |
| SHAFT | 高域を強調したファンキーな方向 |
| バイパス音 | 音痩せは感じない |
| サイズ感 | Cry Babyより一回り大きい |
HORMONE CONTROLとブーストも搭載し、歪ませた状態では攻撃的なワウサウンドも作れます。
3モードとブーストを使い分けられ、他のワウでは出しにくい音を持ったモデルです。

所長
せっかくなので、ワウペダルについてアレコレも紹介しておきます。
ワウペダルの歴史について
VOX公式のワウペダル史では、現在のワウへ繋がる仕組みは1966年のSuper Beatleアンプ開発中に生まれたと説明されています。
アンプのMid Resonant Boostをボリュームペダルで連続的に操作したことが、ワウペダルの原型です。
原型は1966年、製品展開は1967年へ
VOX公式はワウの誕生を1966年、Clyde McCoy Wahの発売を1967年としています。
Vox ShowroomのV846資料では、Thomas Organが最初のClyde McCoy Wahを1966年末に完成させたとされています。
開発と最初期個体は1966年末、本格的な製品展開は1967年と分けて見ると時系列を整理しやすくなります。
Clyde McCoyは、ミュートを使って「ワウ」に近い音を出していたジャズ・トランペッターです。
開発したペダルの音がミュート・トランペットを連想させたことから、Clyde McCoyの名前が製品に使われました。
Vox ShowroomのClyde McCoy資料では、初期型の底板にMcCoyのイラストを使った個体を確認できます。
後期型では、底板が筆記体のClyde McCoy表記へ変わっています。
Clyde McCoyからV846、Cry Babyへ展開
1967年4月にはClyde McCoyとの結び付きを外してV846へ名称変更し、翌5月からギター向けの広告が始まった記録があります。
Jim DunlopのCry Baby史によると、Cry BabyもThomas Organ Companyから1967年に発売されています。
1982年にはJim DunlopがThomas OrganとJENで使われていた金型や製造設備を取得し、GCB95を発売しました。
ロゴのない初期JMI製VOXワウも存在する
Thomas Organは英国JMIにもワウの回路を提供し、JMIでも1967年にVOX Wah-Wahを製造しています。
Vox Showroomの初期JMI製個体では、ペダル上面のラバーにVOXロゴがありません。
初期JMI製はハンドワイヤードで製造され、後にプリント基板を使った仕様へ変更されています。
1960年代のVOXワウは製造国や時期で仕様が変わるため、年代だけで同じ仕様と判断することはできません。
| 年代 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1966年 | Super Beatleアンプの開発中にワウの原型が誕生 |
| 1966年末 | 最初期のClyde McCoy Wahが完成 |
| 1967年 | Clyde McCoy Wahを製品として展開 |
| 1967年 | V846、Cry Babyへ展開 |
| 1967年 | 英国JMIでもVOX Wah-Wahを製造 |
| 1982年 | Jim Dunlopが製造設備を取得しGCB95を発売 |
ワウペダルの仕組みと使い方
ワウペダルは、特定の周波数を強く持ち上げるフィルターをペダル操作で動かすエフェクターです。
ペダルを動かすと強調する周波数が低域側から高域側へ移動し、「ワウ」と聞こえる変化が生まれます。
足でペダルを動かすと内部のポットが回る
一般的なVOXやCry Babyでは、足で踏むペダルと内部のポテンショメーターがギアで繋がっています。
踵側からつま先側へペダルを動かすとポットが回り、フィルターが強調する周波数も連続して移動します。
踵側では、共振ピークが低い周波数側へ移動します。
つま先側では、共振ピークが高い周波数側へ移動します。
高音と低音を上げ下げしているだけではない
ワウは、単純に高域を上げたり低域を下げたりするトーンコントロールとは動作が異なります。
ある周波数だけを山のように持ち上げ、ペダルで山の位置を左右へ動かしていると考えると分かりやすいでしょう。
ElectroSmashのGCB95回路解析では、共振ピークがペダル操作で約450Hzから1.6kHzまで移動しています。
同じ解析では周囲の帯域を下げながら選択した周波数を持ち上げるため、ワウ特有の強いピークが作られることも確認できます。
Qは強調する周波数の山の鋭さ
ワウで使われるQは、強調する周波数の山がどの程度狭く鋭いかを表す指標です。
Qが変わるとピーク周辺で強調される帯域幅も変わり、同じ位置まで踏んだ時の効き方にも違いが出ます。
Xotic XW-1のWAH-Qは、ワウのピーク特性を調整するためのコントロールです。
ペダルを途中で止めて使うこともできる
基本的には演奏に合わせてペダルを前後させ、強調する周波数をリアルタイムで動かして使います。
ペダルを好きな位置で止めれば、特定の帯域を強調した固定フィルターとして使うこともできます。
一般にCocked Wahと呼ばれる使い方で、ワウを動かさず音色を作る方法としても使われています。
モデルごとに回路やペダル構造が異なり、ワウの効き方にも違いが出ます。
ワウペダルで位相が反転するモデルがある
ワウペダルには、エフェクトをONにすると入力信号に対して出力の極性が反転するモデルがあります。
記事内では極性の反転を「位相反転」と表記
フィルター回路では周波数ごとに位相も変化しますが、記事内でチェックしているのは出力波形の極性です。
入力波形が上向きに動いた時、出力波形が下向きへ動くように波形の上下が逆になる状態を確認しています。
機材の説明では「位相反転」や「逆相」と呼ばれることもありますが、厳密には極性反転として分ける方が明確です。
エフェクターの位相については、エフェクターの位相をチェックした記事でも実機を使って紹介しています。
問題になりやすいのは並列で信号を混ぜる時
ワウからアンプまで直列で繋いでいる場合、極性反転だけで並列接続のような信号同士の相殺は起こりません。
問題になりやすいのは、ワウを通していない信号とワウを通した信号を同時に混ぜる場合です。
Radial EngineeringのMix-Blender FAQでも、ドライとエフェクト信号の極性が逆なら互いにキャンセルすると説明しています。
パラレルミキサーやブレンダーなどを使う場合は、ワウのエフェクトON時の極性も確認したいポイントです。
現行モデルの位相チェック
| モデル | エフェクトON時 位相反転 |
|---|---|
| Xotic XW-1 | なし |
| Ibanez WH10V3 | なし |
| VOX Real McCoy VRM-1 | あり |
| Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby | あり |
| VOX V847A | あり |
| JAM Pedals Wahcko | あり |
| VOX V846-HW | あり |
| Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic | あり |
| Jim Dunlop GCB95 Cry Baby | あり |
| Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini | あり |
True BypassはエフェクトOFF時の信号経路を示す仕様で、ON時に位相反転するかどうかとは別の項目です。
ワウとファズを組み合わせた時にワウが効きにくくなる現象も、位相反転とは別の原因で起こります。
ワウペダルとファズの接続順
ワウとFuzz Face系ファズは、接続順によってサウンドだけでなくワウの効き方まで変わる場合があります。
大きく関係するのが、ヴィンテージ系ワウの出力とFuzz Face系回路の低い入力インピーダンスです。
ギター → ワウ → ファズ
ワウをファズの前へ繋ぐと、ワウの出力がFuzz Face系ファズの入力へ直接入ります。
ElectroSmashのFuzz Face回路解析では、入力インピーダンスがFUZZの設定によって約5.2〜8.4kΩまで変化します。
一般的なエフェクターより低い入力インピーダンスでワウの出力を受けるため、ワウ側の動作へ影響する場合があります。
Foxrox Electronicsでは、クラシックなワウをFuzz Faceへ繋いだ時のローディング問題を説明しています。
具体的には、ワウのレンジや深さが失われるとしています。
ギター → ファズ → ワウ
ファズを先に繋ぐと、Fuzz Face系ファズの入力へギターのピックアップを直接繋げられます。
ファズを先に置けば、ワウの出力をFuzz Face系の入力へ直接繋ぐ状態も避けられます。
一方でワウはファズで歪んだ後の信号へかかるため、ワウを前段に置いた場合とは出力されるサウンドも変わります。
バッファーを入れる場合も接続位置に注意
ワウの出力側に適切なバッファーを入れると、Fuzz Face系の低い入力インピーダンスによる負荷を切り離せます。
ただしFuzz Face系は、ギターのピックアップと直接接続した時のインピーダンス関係も回路動作に影響します。
ファズの入力前へ一般的なバッファーを入れると、ギターのボリュームを絞った時の反応なども変わる場合があります。
XW-1はFuzz Face系を後段にしてもワウが効いた
所長がXotic XW-1の後段へOrganic Sounds Orga Faceのシリコンモデルを繋いだ時は、普通にワウを効かせることができました。
ワウとファズの相性は回路によって異なるため、「Fuzz Face系なら必ずファズを先にする」と決める必要はありません。
ワウペダルを選ぶ時にチェックしたいポイント
ワウペダルを選ぶ時は、サウンドだけでなく踏みしろや接続時の動作もチェックしておきたいところです。
Cry Baby MiniとGCB95は、Clyde McCoyと同じ環境で比較しました。
同じ環境でも、踏み込んだ時のピーキーさや肉声感には違いが出ました。
ペダルの可変幅も、モデルごとに違いがあります。
比較基準にしているヴィンテージ個体については、1968年製VOX Clyde McCoy Wahのレビューでも詳しく紹介しています。
接続面では、バイパス方式やエフェクトON時の位相もモデルによって異なります。
ファズを使う場合は接続順によってワウが効かなくなるモデルもあるため、所長はファズ前接続時の動作もチェックしています。
