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ワウペダル おすすめ【2026年版】現行11モデルと中古で探したいモデルを紹介

ワウペダルはモデルによって、サウンドだけでなくペダルの可変幅や踏み心地にも違いがあります。

所長は現行モデルからヴィンテージまで、様々なワウペダルを実際に弾いてきました。

今回は現在購入できる11モデルを中心に、中古で探したい生産完了モデルもあわせて紹介します。

ワウペダル おすすめ11モデル【2026年版】

現行モデルの中から、おすすめしたいワウペダルから順に紹介します。

Cry BabyやVOXの定番モデルだけでなく、WH10やスイッチレスワウなどサウンドや操作方法の異なるモデルも選びました。

ワウペダル おすすめ11モデル
モデルAmazon評価主な特徴実機チェック・比較
Xotic XW-1★4.7ヴィンテージ系+細かな音色調整1968年製Clyde McCoy・1969年製V846と比較
Ibanez WH10V3★4.1太くエグいWH10系サウンドWH10 V1・V1.5・V2・V3を比較
VOX Real McCoy VRM-1★5.0Clyde McCoy系1968年製Clyde McCoyほか13機種と比較
Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby★4.0Clyde McCoy系所有・使用あり
VOX V847A★4.2VOXの定番USA製V847の使用経験あり
JAM Pedals Wahcko★4.7ヴィンテージ系+レンジ調整旧仕様を実機レビュー
VOX V846-HW★3.9ヴィンテージライクなVOXワウV845・V847・V848と比較
Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic★4.7ヴィンテージ寄りのCry Baby実機試奏あり
Jim Dunlop GCB95 Cry Baby★4.0Cry Babyの定番CBM95・Clyde McCoyと比較
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini★4.5通常サイズの約半分GCB95・Clyde McCoyと比較
Morley 20/20 Bad Horsie Wah★4.4光学式・スイッチレス公式仕様・デモ

※Amazon評価は2026年8月30日時点。評価は変動するため、購入時は商品ページでも確認してください。

Xotic XW-1 – 現行ワウで最もおすすめしたいモデル

現行ワウの中で、所長が最もおすすめしているのがXotic XW-1です。

Xotic XW-1

4つのコントロールを調整でき、1968年製Clyde McCoyや1969年製V846へ寄せたセッティングも作れます。

所長所有の1968年製Clyde McCoyへ、肉薄したところまで追い込めました。

XW-1と1968年製Clyde McCoyを比較
「Xotic XW-1」でヴィンテージ68年製「VOX Clyde McCoy」サウンドは再現できるか?!サウンドチェック! 【魔法の箱研究所】

各コントロールの効き方やヴィンテージワウとの詳しい比較は、Xotic XW-1のレビュー記事で紹介しています。

Xotic XW-1 スペック
項目内容
コントロールBIAS、WAH-Q、TREBLE、BASS
バイパスTrue Bypass
入力インピーダンス1MΩ
出力インピーダンス10kΩ
電源9V電池/9V DC
消費電流5mA
サイズ100×210×67mm
重量980g
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転なし
ファズ前接続時ワウが効く
ファズ前接続で使用したモデルOrganic Sounds Orga Face シリコン
踏みしろ深すぎず浅すぎず

デフォルトではヴィンテージテイストを持ちながら、古いワウより元気のあるサウンドです。

ファズフェイス系のOrga Faceを後段へ繋いだ時も、普通にワウを効かせることも可能です。

参照元:Xotic XW-1 公式サイト

Ibanez WH10V3 – 太くエグい独特のワウサウンド

VOXやCry Babyとは違う、太くエグいサウンドを持つワウとしてWH10V3をおすすめします。

所長はオリジナルWH10を複数台所有し、各世代をV1からV3まで弾き比べています。

V3はグレー筐体期のWH10へ寄ったサウンドで、V1とはジュワーとしたコクの出方も異なりました。

WH10 V1・V1.5・V3を比較
【深・研究】Ibanez WH10 V1グレー/V1.5ブラック筐体/V3のサウンドを比較

各世代の違いは、Ibanez WH10の比較レビューで詳しく紹介しています。

Ibanez WH10V3 スペック
項目内容
コントロールDEPTH
モードGUITAR/BASS
バイパスBUFFERED/TRUE BYPASS切り替え
電源9V電池/DC 9V
消費電流12mA
サイズ100×202×60〜84mm
重量815g(電池含む)
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転なし
V1との比較V1とはジュワーとしたコクの出方が異なる
バイパスの好み所長はBUFFERED

WH10はエフェクトをONにすると音量が上がり、歪みと組み合わせるとジュワーと唸る独特のサウンドがあります。

所長はBUFFEREDで鳴らした方が、WH10らしいサウンドとして好みでした。

従来のWH10でバイパス時の音痩せが気になるなら、V3は一択です。

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参照元:Ibanez WH10V3 公式サイト

VOX Real McCoy VRM-1 – Clyde McCoy系を現行品で選ぶなら

ヴィンテージClyde McCoy系のサウンドを現行品から選ぶなら、VOX Real McCoy VRM-1も候補です。

所長所有の1968年製Clyde McCoyとも比較し、踵側のピークや踏みしろをチェックしました。

ヴィンテージ個体を基準にしても、Clyde McCoy系の特徴をしっかり確認できました。

VRM-1と1968年製Clyde McCoyを比較
話題の新作VOX Real McCoy VRM-1と68年製Clyde McCoyワウを弾き比べ&レビュー @efmaniac111

1968年製Clyde McCoyを含む13機種との比較は、VOX Real McCoy VRM-1の比較レビューで詳しく紹介しています。

VOX Real McCoy VRM-1 スペック
項目内容
インダクターHaloタイプ
トランジスタBC109
電源9V電池
消費電流540μA
サイズ102×252×80mm
重量1,300g(電池除く)
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり
踏みしろ1968年製Clyde McCoyと大きな差なし

VRM-1をきっかけに13機種のマッコイ系ワウを集め、クリーンから歪みまで同じ環境で比較しました。

参照元:VOX Real McCoy 公式サイト

Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby – DunlopのMcCoy系ワウ

CM95 Clyde McCoy Cry Babyは、初期Clyde McCoy WahをベースにしたJim Dunlopの現行モデルです。

所長もCM95を所有しており、気に入って使っているワウのひとつです。

CM95 ノーマル個体の海外レビュー
Review Demo – Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby Wah
Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Baby スペック
項目内容
インダクターHI01 Halo Inductor
回路スルーホール部品
入力インピーダンス70kΩ
出力インピーダンス20kΩ
バイパスHardwired
消費電流600μA
電源9V電池/9V DC
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり

ちなみに所長が現在使っているCM95は、EVA電子で位相反転しないようモディファイしています。

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参照元:Jim Dunlop CM95 公式サイト

VOX V847A – 現行VOXの定番ワウ

V847Aは、VOXのスタンダードなワウとして現在も販売されている定番モデルです。

踏みしろも含め、ワウペダルに慣れる上でもおすすめしたいモデルです。

現行VOXの定番として、迷ったら一度試してみたいワウです。

V845・V846-HW・V847AをVOX公式動画で比較
VOX Wah Wah Pedals Comparison/Demo – V845, V846-HW, V847a
VOX V847A スペック
項目内容
バイパス時バッファー仕様
電源9V電池/ACアダプター
消費電流540μA
サイズ102×252×75mm
重量1,673g(電池含む)
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり
踏みしろ比較したワウの中では浅め

所長は以前のUSA製V847が好みで、これまで複数台を買い集めています。

VOX(ヴォックス)
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参照元:VOX V847 Wah Pedal 公式サイト

JAM Pedals Wahcko – ヴィンテージ系ワウを現行品から選ぶ候補

JAM Pedals Wahckoは、ヴィンテージ系のワウサウンドを好むならチェックしたいモデルです。

所長が試したのは、現行モデルにある6ポジションのロータリースイッチを搭載していない旧仕様です。

試した個体ではClyde McCoyよりゲイン感があり、踵側のピークが太くジューシーな印象でした。

旧仕様のJAM Pedals Wahckoをレビュー
JAM Pedals Wahcko サウンドレビュー 【魔法の箱研究所】

掲載動画では、内部のInput Gainをデフォルトより少し上げた状態でチェックしています。

現行Wahckoは6ポジションのロータリースイッチを搭載し、ワウの周波数レンジを切り替えられます。

JAM Pedals Wahcko wah pedal

Red Faselインダクターや内部Input Gainトリマー、mini LEDも搭載されています。

現行 JAM Pedals Wahcko スペック
項目内容
インダクターRed Fasel
レンジ切り替え6ポジション
内部調整Input Gain
バイパスTrue Bypass
電源9V DC
消費電流40mA
サイズ257×125×70mm
重量1.7kg
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり

参照元:JAM Pedals Wahcko 公式サイト

VOX V846-HW – ヴィンテージVOXワウの入門にもおすすめ

VOX V846-HWは、ヴィンテージVOXワウの入門としておすすめしたいモデルです。

VOX V846 HW

実際に弾くと大人しめのサウンドで、スタンダードなワウとしても使いやすい印象でした。

踏み込んだ時の喰いつきやクワッと鳴る感じには、ヴィンテージV846の雰囲気があります。

実際に弾いたサウンドや各VOXワウとの違いは、VOX V846-HWのレビュー記事で詳しく紹介しています。

VOX V846-HW スペック
項目内容
配線ハンドワイヤード
バイパスTrue Bypass
電源9V電池
サイズ102×253×80mm
重量1,300g(電池除く)
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり

所長が試したVOXワウの中では、V846-HWが最もヴィンテージライクなサウンドでした。

ヴィンテージVOXワウの入門機種として、かなりおすすめしたいモデルです。

現行のV846 Vintage Wahも比較候補

現在のVOXには、1967年製V846を研究して開発されたV846 Vintage Wahもラインナップされています。

V846-HWとは異なり、主要パーツから筐体までヴィンテージV846を基準に作り込んだモデルです。

V846 Vintage Wah 公式デモ
1967 Is Back! The NEW Real McCoy and V846 Vintage Wahs

参照元:VOX V846-HW 公式サイトVOX V846 Vintage Wah 公式サイト

Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic – ヴィンテージ寄りのCry Baby

GCB95F Cry Baby Classicは、GCB95をベースにヴィンテージ寄りへ調整したCry Babyです。

以前弾いた時は、ゲイン感が高くパンチのあるサウンドだった記憶があります。

GCB95FとGCB95を比較した海外動画
Jim Dunlop Cry Baby Classic Wah Pedal Shootout
Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classic スペック
項目内容
インダクターFasel
ボイシングヴィンテージ系
バイパスTrue Bypass
電源9V電池/9Vアダプター
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり

通常のGCB95より低い周波数を中心に調整され、ワウの効き方もGCB95より穏やかな方向へチューニングされています。

Jim Dunlop
¥21,073 (2026/08/30 15:54時点 | Amazon調べ)

参照元:Jim Dunlop GCB95F 公式サイト

Jim Dunlop GCB95 Cry Baby – Cry Babyの定番モデル

GCB95は、Jim DunlopのスタンダードなCry Babyです。

Cry Baby MiniとClyde McCoyとの比較では、目一杯踏み込んだ時のピーキーさが3台の中で最も強く出ました。

歪ませた比較では、アグレッシブさはCry Baby Miniに次いで強く出ています。

Cry Baby 7機種を比較した海外動画
Wah Shootout! Dunlop Wah Pedal Comparison by Sweetwater
Jim Dunlop GCB95 Cry Baby スペック
項目内容
インダクターRed Fasel
入力インピーダンス800kΩ
出力インピーダンス10kΩ
電源9V電池/9Vアダプター
消費電流900μA
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり
踏み込んだ時のピーキーさCry Baby Mini、Clyde McCoyとの比較で最も強い

当時の3台比較では、所長自身はGCB95で十分という結論でした。

参照元:Jim Dunlop GCB95 公式サイト

Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini – 通常サイズの約半分

CBM95 Cry Baby Miniは、通常サイズのCry Babyを約半分の筐体へ収めた小型ワウです。

ペダルの踏みしろは深めで、通常サイズのCry Babyとは操作感も異なります。

試奏時の設定ではGCB95より元気でパワフルな出音で、歪みとのアグレッシブさは比較した3台の中で一番強く出ました。

GCB95やClyde McCoyとの弾き比べは、Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Miniのレビュー記事で詳しく紹介しています。

Cry Baby Mini 公式デモ
Meet The Cry Baby® Mini Wah
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Mini スペック
項目内容
ボイシングLOW/VINTAGE/GCB95
インダクターFasel
バイパスTrue Bypass
入力インピーダンス800kΩ
出力インピーダンス10kΩ
電源9V電池/9Vアダプター
消費電流900μA
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
位相反転あり
踏みしろ深め
Soul Pressとの比較Cry Baby Miniの方が踏みやすい

参照元:Jim Dunlop CBM95 公式サイト

Morley 20/20 Bad Horsie Wah – 光学式のスイッチレスワウ

Morley 20/20 Bad Horsie Wahは、一般的なCry BabyやVOXとは操作方法が異なるスイッチレスワウです。

ペダルへ足を乗せるとワウが入り、足を離すとバイパスへ戻るためフットスイッチを踏む必要がありません。

Morley 20/20 Bad Horsie 公式デモ
Morley 20/20 Bad Horsie Wah
Morley 20/20 Bad Horsie Wah スペック
項目内容
方式光学式・スイッチレス
モードBad Horsie/Contour Wah
コントロールLEVEL/CONTOUR
バッファー20/20 Buffer
インダクターMQ2 Custom Inductor
消費電流12mA
電源9V電池/9V DC
重量0.92kg

Bad HorsieとContour Wahの2モードを備え、Contourモードではワウの周波数と出力レベルを調整できます。

参照元:Morley 20/20 Bad Horsie Wah 公式サイト

中古で探したいおすすめワウペダル

生産完了モデルにも、現行品とは違うサウンドや機能を持ったワウペダルがあります。

所長が実際に使用・比較したモデルから、中古で探したいワウペダルを紹介します。

旧Fulltone CLYDE WAH – 肉厚なヴィンテージVOX系ワウ

ワウペダル弾き比べ③VOX Real McCoy VRM-1 vs レアなシリアル二桁の初期Fulltone Clyde Wah @efmaniac111

肉厚なヴィンテージVOX系のワウを中古で探すなら、旧Fulltone CLYDE WAHも候補です。

所長が所有していた旧白筐体はヴィンテージV846とも比較しており、肉厚さや太さを気に入っていたモデルです。

ヴィンテージV846との比較を含む詳しいサウンドは、旧Fulltone CLYDE WAHのレビュー記事で紹介しています。

旧Fulltone CLYDE WAH スペック
項目内容
レビュー個体旧白筐体
内部調整ゲイントリマー
ペダル踏み心地を調整可能
現在レビュー個体は生産完了
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
踏みしろV847より深め

V847より踏みしろが深く、肉厚なヴィンテージVOX系サウンドも魅力です。

RMC Real McCoy Picture Wah – 肉声感のあるVOX系ワウ

Fulltone Clyde Wah vs RMC Picture Wah with GE Fuzz

肉声感のあるヴィンテージVOX系を中古で探すなら、RMC Real McCoy Picture Wahもおすすめです。

Fulltone CLYDE WAHとの比較では、Picture Wahの方が肉声感のあるサウンドでした。

Fulltone CLYDE WAHとの比較や実際の使用感は、RMC Real McCoy Picture Wahのレビュー記事で詳しく紹介しています。

RMC Real McCoy Picture Wah スペック
項目内容
別称RMC4
タイプヴィンテージVOX系ワウ
現在生産完了
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
バイパス音音痩せは感じない
踏みしろV847より広い

歪ませたリードだけでなく、カッティングやバッキングでも使っていたワウです。

HOTONE Soul Press 初代 – 小型で3役をこなすワウ

初代HOTONE Soul Pressは、WAH/VOLUME/EXPRESSIONの3モードを搭載した小型ペダルです。

Demo de Hotone Soul Press, pedal de Wah/Volumen (No Talking)

ワウの踏みしろはV847より広く、ボトム側でも音が引っ込みすぎないためニュアンスを付けやすいモデルでした。

3モードの詳細は、初代HOTONE Soul Pressのレビュー記事で紹介しています。

HOTONE Soul Press スペック
項目内容
モードWAH/VOLUME/EXPRESSION
バイパスTrue Bypass
重量340g
サイズ感一般的なワウの約半分
現在生産完了
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
踏みしろV847より広い

現在はSoul Press IIへモデルチェンジしているため、所長が試した初代モデルは中古で探すことになります。

Snarling Dogs Whine-O Wah – 3モードとブーストを搭載

Snarling Dogs Whine-O Wahは、3種類のワウモードにHORMONE CONTROLとブーストを搭載しています。

Snarling Dogs Whine-O Wah レビュー動画
Jeff Beck氏愛用のワウペダル!Snarling Dogs Whine-O Wahをレビュー @efmaniac111

各モードのサウンドやブースト機能は、Snarling Dogs Whine-O Wahのレビュー記事で詳しく紹介しています。

Snarling Dogs Whine-O Wah スペック
項目内容
ワウモードWHITE ROOM/VOODOO/SHAFT
HORMONE CONTROLESTROGEN/TESTOSTERONE
ブースト搭載
バイパスTrue Mechanical Hard Bypass
現在生産完了
魔法の箱研究所 チェック
項目結果
WHITE ROOM低域を強調
VOODOO単音でも使いやすい
SHAFT高域を強調したファンキーな方向
バイパス音音痩せは感じない
サイズ感Cry Babyより一回り大きい

HORMONE CONTROLとブーストも搭載し、歪ませた状態では攻撃的なワウサウンドも作れます。

3モードとブーストを使い分けられ、他のワウでは出しにくい音を持ったモデルです。

所長
所長

せっかくなので、ワウペダルについてアレコレも紹介しておきます。

ワウペダルの歴史について

VOX公式のワウペダル史では、現在のワウへ繋がる仕組みは1966年のSuper Beatleアンプ開発中に生まれたと説明されています。

アンプのMid Resonant Boostをボリュームペダルで連続的に操作したことが、ワウペダルの原型です。

原型は1966年、製品展開は1967年へ

VOX公式はワウの誕生を1966年、Clyde McCoy Wahの発売を1967年としています。

Vox ShowroomのV846資料では、Thomas Organが最初のClyde McCoy Wahを1966年末に完成させたとされています。

開発と最初期個体は1966年末、本格的な製品展開は1967年と分けて見ると時系列を整理しやすくなります。

Clyde McCoyは、ミュートを使って「ワウ」に近い音を出していたジャズ・トランペッターです。

開発したペダルの音がミュート・トランペットを連想させたことから、Clyde McCoyの名前が製品に使われました。

Vox ShowroomのClyde McCoy資料では、初期型の底板にMcCoyのイラストを使った個体を確認できます。

後期型では、底板が筆記体のClyde McCoy表記へ変わっています。

Clyde McCoyからV846、Cry Babyへ展開

1967年4月にはClyde McCoyとの結び付きを外してV846へ名称変更し、翌5月からギター向けの広告が始まった記録があります。

Jim DunlopのCry Baby史によると、Cry BabyもThomas Organ Companyから1967年に発売されています。

1982年にはJim DunlopがThomas OrganとJENで使われていた金型や製造設備を取得し、GCB95を発売しました。

ロゴのない初期JMI製VOXワウも存在する

Thomas Organは英国JMIにもワウの回路を提供し、JMIでも1967年にVOX Wah-Wahを製造しています。

Vox Showroomの初期JMI製個体では、ペダル上面のラバーにVOXロゴがありません。

初期JMI製はハンドワイヤードで製造され、後にプリント基板を使った仕様へ変更されています。

1960年代のVOXワウは製造国や時期で仕様が変わるため、年代だけで同じ仕様と判断することはできません。

年代主な出来事
1966年Super Beatleアンプの開発中にワウの原型が誕生
1966年末最初期のClyde McCoy Wahが完成
1967年Clyde McCoy Wahを製品として展開
1967年V846、Cry Babyへ展開
1967年英国JMIでもVOX Wah-Wahを製造
1982年Jim Dunlopが製造設備を取得しGCB95を発売

ワウペダルの仕組みと使い方

ワウペダルは、特定の周波数を強く持ち上げるフィルターをペダル操作で動かすエフェクターです。

ペダルを動かすと強調する周波数が低域側から高域側へ移動し、「ワウ」と聞こえる変化が生まれます。

足でペダルを動かすと内部のポットが回る

一般的なVOXやCry Babyでは、足で踏むペダルと内部のポテンショメーターがギアで繋がっています。

踵側からつま先側へペダルを動かすとポットが回り、フィルターが強調する周波数も連続して移動します。

踵側では、共振ピークが低い周波数側へ移動します。

つま先側では、共振ピークが高い周波数側へ移動します。

高音と低音を上げ下げしているだけではない

ワウは、単純に高域を上げたり低域を下げたりするトーンコントロールとは動作が異なります。

ある周波数だけを山のように持ち上げ、ペダルで山の位置を左右へ動かしていると考えると分かりやすいでしょう。

ElectroSmashのGCB95回路解析では、共振ピークがペダル操作で約450Hzから1.6kHzまで移動しています。

同じ解析では周囲の帯域を下げながら選択した周波数を持ち上げるため、ワウ特有の強いピークが作られることも確認できます。

Qは強調する周波数の山の鋭さ

ワウで使われるQは、強調する周波数の山がどの程度狭く鋭いかを表す指標です。

Qが変わるとピーク周辺で強調される帯域幅も変わり、同じ位置まで踏んだ時の効き方にも違いが出ます。

Xotic XW-1のWAH-Qは、ワウのピーク特性を調整するためのコントロールです。

ペダルを途中で止めて使うこともできる

基本的には演奏に合わせてペダルを前後させ、強調する周波数をリアルタイムで動かして使います。

ペダルを好きな位置で止めれば、特定の帯域を強調した固定フィルターとして使うこともできます。

一般にCocked Wahと呼ばれる使い方で、ワウを動かさず音色を作る方法としても使われています。

モデルごとに回路やペダル構造が異なり、ワウの効き方にも違いが出ます。

ワウペダルで位相が反転するモデルがある

ワウペダルには、エフェクトをONにすると入力信号に対して出力の極性が反転するモデルがあります。

記事内では極性の反転を「位相反転」と表記

フィルター回路では周波数ごとに位相も変化しますが、記事内でチェックしているのは出力波形の極性です。

入力波形が上向きに動いた時、出力波形が下向きへ動くように波形の上下が逆になる状態を確認しています。

機材の説明では「位相反転」や「逆相」と呼ばれることもありますが、厳密には極性反転として分ける方が明確です。

エフェクターの位相については、エフェクターの位相をチェックした記事でも実機を使って紹介しています。

問題になりやすいのは並列で信号を混ぜる時

ワウからアンプまで直列で繋いでいる場合、極性反転だけで並列接続のような信号同士の相殺は起こりません。

問題になりやすいのは、ワウを通していない信号とワウを通した信号を同時に混ぜる場合です。

Radial EngineeringのMix-Blender FAQでも、ドライとエフェクト信号の極性が逆なら互いにキャンセルすると説明しています。

パラレルミキサーやブレンダーなどを使う場合は、ワウのエフェクトON時の極性も確認したいポイントです。

現行モデルの位相チェック
モデルエフェクトON時
位相反転
Xotic XW-1なし
Ibanez WH10V3なし
VOX Real McCoy VRM-1あり
Jim Dunlop CM95 Clyde McCoy Cry Babyあり
VOX V847Aあり
JAM Pedals Wahckoあり
VOX V846-HWあり
Jim Dunlop GCB95F Cry Baby Classicあり
Jim Dunlop GCB95 Cry Babyあり
Jim Dunlop CBM95 Cry Baby Miniあり

True BypassはエフェクトOFF時の信号経路を示す仕様で、ON時に位相反転するかどうかとは別の項目です。

ワウとファズを組み合わせた時にワウが効きにくくなる現象も、位相反転とは別の原因で起こります。

ワウペダルとファズの接続順

ワウとFuzz Face系ファズは、接続順によってサウンドだけでなくワウの効き方まで変わる場合があります。

大きく関係するのが、ヴィンテージ系ワウの出力とFuzz Face系回路の低い入力インピーダンスです。

ギター → ワウ → ファズ

ワウをファズの前へ繋ぐと、ワウの出力がFuzz Face系ファズの入力へ直接入ります。

ElectroSmashのFuzz Face回路解析では、入力インピーダンスがFUZZの設定によって約5.2〜8.4kΩまで変化します。

一般的なエフェクターより低い入力インピーダンスでワウの出力を受けるため、ワウ側の動作へ影響する場合があります。

Foxrox Electronicsでは、クラシックなワウをFuzz Faceへ繋いだ時のローディング問題を説明しています。

具体的には、ワウのレンジや深さが失われるとしています。

ギター → ファズ → ワウ

ファズを先に繋ぐと、Fuzz Face系ファズの入力へギターのピックアップを直接繋げられます。

ファズを先に置けば、ワウの出力をFuzz Face系の入力へ直接繋ぐ状態も避けられます。

一方でワウはファズで歪んだ後の信号へかかるため、ワウを前段に置いた場合とは出力されるサウンドも変わります。

バッファーを入れる場合も接続位置に注意

ワウの出力側に適切なバッファーを入れると、Fuzz Face系の低い入力インピーダンスによる負荷を切り離せます。

ただしFuzz Face系は、ギターのピックアップと直接接続した時のインピーダンス関係も回路動作に影響します。

ファズの入力前へ一般的なバッファーを入れると、ギターのボリュームを絞った時の反応なども変わる場合があります。

XW-1はFuzz Face系を後段にしてもワウが効いた

所長がXotic XW-1の後段へOrganic Sounds Orga Faceのシリコンモデルを繋いだ時は、普通にワウを効かせることができました。

ワウとファズの相性は回路によって異なるため、「Fuzz Face系なら必ずファズを先にする」と決める必要はありません。

ワウペダルを選ぶ時にチェックしたいポイント

ワウペダルを選ぶ時は、サウンドだけでなく踏みしろや接続時の動作もチェックしておきたいところです。

Cry Baby MiniとGCB95は、Clyde McCoyと同じ環境で比較しました。

同じ環境でも、踏み込んだ時のピーキーさや肉声感には違いが出ました。

ペダルの可変幅も、モデルごとに違いがあります。

比較基準にしているヴィンテージ個体については、1968年製VOX Clyde McCoy Wahのレビューでも詳しく紹介しています。

接続面では、バイパス方式やエフェクトON時の位相もモデルによって異なります。

ファズを使う場合は接続順によってワウが効かなくなるモデルもあるため、所長はファズ前接続時の動作もチェックしています。

サウンドハウス

魔法の箱研究所 所長
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania(礒村和弘)」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

〜コラム寄稿 雑誌/書籍〜
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