Tone Inverse Enif Echo/Reverbをレビュー!PT2399系ディレイ&アキュトロニクスリバーブエフェクター

Tone Inverse Enif Echo/Reverb
Tone Inverse Enif Echo/Reverb

先日レビューした「Fuzz Smile」に続き、
「Tone Inverse」さんが提案するペダルです。

Fuzz Smile
[Tone⁻¹] Fuzz:) -Fuzz Smile-

今回はディレイ&リバーブ、
実用性の高い2in1ペダルを紹介します^^

ペダルレビュー

左側がリバーブセクション、
右側はディレイセクションです。

Tone Inverse Enif Echo/Reverb

リバーブ・ディレイは共に、
単体、同時使用が可能ですね。

あと各セクションの、
ツマミの説明は後ほどしますが、
痒いところに手が届くセッティングが可能です。

電源は外部電源のみ、
センターマイナス9Vで駆動します。

サウンドレビュー

リバーブセクションについて

リバーブ側コントロールは、
「Mix」「Dwell」「Sunlight」、

tone-inverse-enif-reverb_section

特徴的なのが真ん中のツマミ、
「Sunlight」ですね。

各ツマミと合わせて調整すれば、
原音に馴染むリバーブサウンドから、
モジュレーションリバーブまで作れます。

今から紹介する動画では、
「Fender Bluse Jr」のリバーブオン、
その後、「Enif」でリバーブをかけてます。

まずは浅くかけたリバーブ、
そしてモジュレーションリバーブのサンプルです。

「Tone Inverse Enif Echo/Reverb」 – Reverb Sound Check

浅くかけている感じは、
動画だと伝わりにくいかもですが、
めちゃくちゃあっさりとさりげなく、
原音に対しエフェクトをかけれます。

実は他社のペダルだと、
リバーブサウンドは良くても、
原音が煌びやかになりすぎるものや
奥まって聴こえるものが多いんですよね^^;

言ってしまえば、
エフェクター的なリバーブと、、

しかしこの「Enif」に関して言うと、
アンプリバーブを使う感覚で使えたのは魅力的でした。

ちなみにディケイタイムは基本、
「Long Decay (2.85ms)」ですが、
「Medium Decay (2.5ms)」に変更もできるそう。

「Long Decay」のほうが、
派手に効かすこともできますが、
僕はなるべくナチュラルにかけたいので、
「Medium Decay」を選択しました^^

ディレイセクションについて

tone-inverse-enif-echo_section

スペック的に見ると、
ディレイタイムは「45ms~620ms」、
リピートを上げれば発信します。

またブースト/カットのツマミで、
ディレイオン時に音量を上げることも、
下げることも可能(※)です。

※-3dB~+5dB

基本的にアナログライクなディレイ、
PT2399系といえるのですがそれよりも、
ややクリアな響きが特徴です。

Tone Inverse Enif Echo/Reverb

またリバーブと同時にかけることで、
奥行き感をもたせることもできますし、
モジュレーションリバーブと組み合わせれば、
幻想的な空間サウンドを作れます。

Enif Delay & Modulation Reverb & Fuzz Smile

あと歪ませた時でも、
いわゆるPT2399系ディレイより、
ファズやディストーションと絡めても、
音の輪郭はしっかりでますね。

Enif Echo/Reverb & Fuzz Smile

…で、このディレイサウンドは、あくまで基本であり、
内部のツマミを触ることで、暖かみのあるアナログディレイから、
よりデジタル臭いサウンドも作れます。

白丸部分のツマミで調整可能
白丸部分のツマミで調整可能

なので、プレイヤー個々の
好みのポイントを見つけることができるかなと。

強いて希望をいえば…
エフェクトオフ時に残響を残せる、
テイル系機能があれば最高なんですけどね^^;

ただ、リバーブをかけていれば、
ディレイオフ時の音切れ感はそこまで、
気になりませんでした。

あと「Time」のツマミに、
「343ms」とポイントが付けられています。

tone-inverse-enif-echoreverb_343ms

これはBPM120~130くらいにおける、
付点八分ディレイのポイントを探す目安をマーキングしているそう。

このディレイタイム、
僕も知らずによく使うポイントなので、嬉しい目印でした^^

内部ギミックだけでなく、
こういう配慮もされているなど、
使い手的に嬉しい仕様がテンコ盛りなわけですね^^

まとめ

ディレイ&リバーブペダルというと、
あるようでなかなかないのが現状の中、
個人製作でこのクオリティは素晴らしいですね^^

ちなみに価格は税込み23,000円。

対抗馬としては「Keeley Caverns」あたりでしょうか。

「Caverns」はコンパクトで、
ディレイタイムは最長950msにリバーブも3タイプ。

多機能さで見劣りしそうですが、
この「Enif」もセッティング次第で、
多彩な音作りができるので負けてないですね。

あとこれは僕の感覚として、
ライブで使うことを考えると、
フットスイッチの間隔があるため、
「Enif」のほうが扱いやすいと感じました^^

以上、なかなか選択肢の少ない、
ディレイ&リバーブペダルの中で、
使えるペダルだったので紹介しました。

詳しい仕様などは、
「Tone Inverse」さんの
WEBショップページに記載されています。

気になる方は、
ご覧になってみてください^^

「Enif Echo/Reverb」の詳細・商品ページは
こちらからどうぞ^^

サウンドハウス

管理・運営者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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