Overdriver系エフェクター!Lizzy Backdo Overfuzz Driverをレビュー

Lizzy Backdo Overfuzz Driver
「Lizzy Backdo Overfuzz Driver」 Thanks! Lizzy Backdo

「Colorsounds Overdriver」を物色中、
見つけたハンドメイドブランドさんです^^

「Lizzy Backdo」さん曰く、

「Overfuzz Driver」はオリジナルの
「Overdriver」を元にモダンに仕上げたエフェクター

とのことですね。

ペダルレビュー

ツマミは4つ、
表記はありませんが左から、
「Gain」「Bass」「Treble」「Volume」です。

後述しますが僕の持っている、
「Overdriver(90年代リイシュー)」とは、
効き幅は異なりました。

ちなみにペダルコンセプトとして、

オリジナルの「Overdriver」を元に、
ユニバーサル基板にポイントtoポイントで半田、
独自の方法で低ノイズに仕上げたモダンなエフェクター

とのことで、
ヴィンテージにも使われていたといわれる、
トランジスタに「BC109B」を採用、

lizzy-backdo-overfuzz-driver-kiban002

作りにも拘りを感じますね。

あとLEDやアダプターにも対応、

lizzy-backdo-overfuzz-driver_side

現代のエフェクターボード事情に
対応できる仕様にしているとのことです。

サウンドレビュー

「Overdriver」ベースということもあり、
ファズテイストを感じるオーバードライブペダルですね。

ゲインMAXだと、

Lizzy Backdo Overfuzz Driver – Full Gain Setting

オーバードライブ的に使うと、

Lizzy Backdo Overfuzz Driver – Medium Gain Setting

※試奏環境:Fender Stratocaster&Fender Blues Jr.

こんな感じで、ゼロにすると、
クリーンブースター的に使うことも可能です。

特にゲインゼロで使った時、
ファットでハリのあるブーストサウンドが印象的でしたね。

これはこの「Overfuzz Driver」の製作経緯が、
とあるアーティストさんが使用する環境に合わせたそうで、

70年代のアンプをドライブさせた状態で、
ブースター的に小ゲインで味付け程度に使用する使い方を想定したから

とのことなので、
意図してのものなのでしょうね。

ちなみに各ツマミの効きについては動画を撮ってみました^^

Lizzy Backdo Overfuzz Driver – Setting Demo

あとギターボリューム、
ピッキングレスポンスはさすがに良く、
非常にコントローラブルなペダルですね。

…で、音に関してですが、
手持ちの「Colorsound Overdriver」があるので、
それと比較してみました。

90年代リイシュー版と比較して

僕の「Overdriver」は、
90年代にリイシューされた物ですが、

Colorsound Overdriver Reissue
Colorsound Overdriver Reissue

違いは以下のように感じました。

まず歪みのキャラクターですが、通ずるものはありました。

Lizzy Backdo Overfuzz Driver vs ColorSound Overdriver 90's

ただ比べるとゲインMAX時は
「Overfuzz Driver」のほうがやや低め。

ここはペダルコンセプト通り、
ローゲインでブースター的に使える仕様といえますね。

またマスターボリュームをゼロにすると、
音量がゼロになるのはリイシューと異なり、
使いやすくなっている(※)なぁと。

※リイシューはゼロにしても音がでます

あと出音の印象として、
やや中域をカットしていると感じました。

これは特にギターボリュームを絞った時に顕著で、
少し腰高な音に感じましたね。

Lizzy Backdo Overfuzz Driver vs ColorSound Overdriver 90's – Guitat Volume Down

この少しカリっとした感じは、
スピーカーでいうとジェンセンのような、
紙っぽい音がするなと。

この中域の弱さが僕的には、
やや立体感に欠ける気もしましたが、
中域に癖がないともいえるので、
様々なアンプとのマッチングはとりやすいかもですね。

あとEQの効きについて。

まず「Treble」は、
特に12時の位置で問題なく、
リイシューに比べると扱いやすく、
カット・ブースト双方によく効きますね。

ただ「Bass」は12時の位置ですと、
低域は控えめに設定されているように感じました。

大体3時ぐらいまで上げれば、
ある程度解消されますが中域の出方も相まって、
同じような感じにはなりませんでした。

個人的に気になった点…

それはドライブのツマミを上げていった時に、
ワウペダルと組み合わせる(※)と、
ピーキーなノイズが出るポイントです。

※踵側にペダルを戻した時

これはリイシューも4時以降だと、
同じようなノイズがでてしまうのですが、
もう少し早いポイントで発生するな…と。

なのでノイズが発生しないポイントで使うとなると…
ゲイン不足を感じられる人もいるかも、、

ペダルコンセプトからすると、
これは無視しても良い部分かもしれませんけどね。

ヴィンテージと比べてどうか?

「Lizzy Backdo」さんも、
ヴィンテージサウンドを完全再現!
といったコンセプトではないとのことなので、
比較すべきところではないかもですが、
70年代のものと比べてどうか?

オリジナルのものは、
ぼくもかなり前に弾いただけなので、
どう違うか…は明言できません。

ただヴィンテージ特有の扱いにくい暴れ方、
ノイズ、コントロール性は改善されているかなと。

あとリイシューも同様ですが、
マスターボリュームがあるのは圧倒的に使いやすいですね。

まとめ

単体使用も可能ですが、
比較的ローゲイン、もしくは、
ブースター用途で使いた人向けでしょうか。

あと「Overdriver」自体、
ヴィンテージも個体差がありますし、
なかなかサンプルになる市販品もないので、
結局のところ好みに合うかどうか?

サンプル動画が参考になれば幸いです。

ちなみにぼくが所有する、
「Colorsound Overdriver」よりも、
アクや癖がない分、扱いやすさを感じる人はいるかもですね。

サウンドハウス

管理・運営者
この記事を書いた人
efmania

今まで試したエフェクターは500台以上。「魔法の箱研究所」所長である「efmania」が実際に試した楽器機材(エフェクター・ギター・アンプetc)のみ紹介、レビュー。Effector Bookへの寄稿、ペダルブランド、メーカーからの機材レビューも担当。

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